平成30・29年度校長室だより

H30校長室だより

[校長室だより] 平成30年度第3学期終業式校長講話

平成30年度第3学期終業式校長講話       
                                                   平成31年3月22日(金)
                                                     体育館9時15分
 皆さん、おはようございます。
 はじめに、14日木曜日に第42回卒業証書授与式が終了しました。皆さんにお礼を言います。ありがとうございました。
 今日は今年度の締めくくりに当たり、話します。大きく3点です。
 1点目は今年度を振り返り一つ触れます。
今年度も様々な成果を得たと思います。特に、1年生普通科の皆さんが探究活動「課題探究」に取り組み、理数科生徒の「課題研究」とともに、全校で生徒研究発表会が開催できたことがあります。加えて英語弁論大会やビブリオバトルで成果を得た生徒の発表もあり、とても良かったと思っています。大きな成果でした。来年度は、4月に入学してくる新1年生を加えて、生徒研究発表会が実施できるとよいと思います。
2点目は、次年度に向けて話します。
 2年生、2年生は、来年度は最上級生として、最終学年1年を残すのみとなります。卒業後の進路が目の前に迫っています。最終学年、最上級生としての自覚と考えに立ち、行動し、一人ひとりの目標達成、進路実現に向けて、目標を下げることなく、初志貫徹の精神で取り組んで下さい。 
 次に、1年生、皆さんは、来年度4月からは「先輩」と呼ばれる立場になります。そう呼ばれるにふさわしい自分をつくることが求められます。そして、熊谷西高校で、2年目の大きな飛躍へと取り組むことになります。新年度の2年生が、これから入学してくる1年生の模範となり、中堅の学年として、学校全体をリードして下さい。皆さんの取組に期待します。
 3点目は元プロ野球選手の話をします。高校からドラフトで入団し、怪我のため4年でプロ野球を退団した人です。その後は、難関の公認会計士の試験に合格しました。その元プロ野球選手の言葉を紹介します。「人生、越えられない壁は一つしかない。無理だ、できない、と考えてしまう壁だ。それさえ作らなければ、人生を変えていくことができる。」と述べています。
 最後になります。
 皆さん一人ひとりは、誰でも、可能性という種を持っています。来年度はその種に少しずつ水やりをして、それぞれの花を咲かせて下さい。
 明日から学年末休業、そして、春季休業になります。4月に向けた学習に取り組むとともに、健康で元気に過ごし、新年度を迎えて下さい。
                 おわります。
平成28年度、27年度 校長室だより

校長室だより

校長室だより 「三太郎人生/お世話になりました」

 明日から4月です。最後の校長室だよりをお届けします。(生徒会誌「まほろば」に掲載したものです。)
 
 CM総合研究所が発表した企業別CM好感度ランキングでは、2年連続で「三太郎」シリーズの携帯電話会社が首位でした。白犬が出てくる「白戸家」(別の携帯電話会社CM)が2年連続2位ですからコミカルなシリーズもののCMが視聴者の印象に残りやすいようです。

 「三太郎」では桃太郎、浦島太郎、金太郎に加え、かぐや姫・乙姫や鬼、花咲爺さんなどが登場して昔話でお馴染みのキャラクターが勢ぞろいです。同シリーズを手掛けた電通のクリエーティブディレクターは「最初に『新しい自由を』という依頼のコンセプトを聞き、既成概念を壊すという意味だと思った。昔話で、誰もが知っている3人の太郎が友達だったらと考えた。」と述べていました。さすがクリエーティブです。

 かつて、JAXAの宇宙飛行士選抜試験で「あなたは桃太郎と浦島太郎のどちらが好きですか?」という質問が出たそうです。桃太郎には、鬼退治という明確なミッションがあります。それを実現するために、自分の力を補うイヌ・サル・キジとチームを組みます。目標に向かってしっかりと突き進み、合理的です。桃太郎は自分を客観視する能力と、リーダーシップとを兼ね備えています。

 一方、浦島太郎は深く考えずに亀の誘いで海の中に向かい、接待を受けて竜宮城で楽しみますが、急に帰ると言い出します。そして、開けてはならない玉手箱をもらってきて(楽観的ですね)、しかも開けてしまう無邪気さがあります。考えてみれば行き当たりばったりです。

 宇宙飛行士にはどちらが向いているのでしょうか。浦島太郎タイプだそうです。浦島太郎は好奇心旺盛、かつ、予期できない変化を柔軟に受け入れる所があるからだといいます。宇宙では、想定外のトラブルが次々と起こります。それらに柔軟に、かつ、適正に対応していく能力が問われるのです。宇宙飛行士には責任感と同時に、何が起きるか予測できない状況でもそれを楽しめる浦島太郎的要素をもった人が向いているということです。 

 ところで金太郎は実在説があります。足柄山で熊と相撲をとり、斧を持ち一生懸命働き、母に孝行する元気で優しい子です。成長したのち、足柄峠にさしかかった源頼光(清和源氏3代目)と出会い、その力量を認められて家来となり、坂田金時と名のって、頼光四天王の一人となったといいます。金太郎には他にいくつも伝説が存在しますが、父亡き後母を助けたまじめな青年が出世した成功物語です。

 明確な目的を掲げて、果敢に挑戦し、それを実現した桃太郎は、受験生にはあやかりたいヒーローです。金太郎も尊敬できる成功人生です。しかし、私ぐらいの年齢になると、海を眺めつつ人生を終える老浦島太郎の穏やかさも捨てがたいものがあります。学生時代は桃太郎、社会人になったら金太郎、引退後は浦島太郎という人生もいいですね。
 
 今日で定年退職です。お世話になりました。熊谷西高校をこれからもよろしくお願いします。

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