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本校は、「英姿颯爽(えいしさっそう)」を校風とし、社会の様々な分野で活躍する数多のリーダーを輩出してきました。英姿颯爽とは、態度が立派で爽やかな様子を表します。生徒の皆さんには、高校生活をとおしてこれらを体得、体現し、大きく飛躍されることを期待しています。
We offer two courses dependent on students’ career designs.
埼玉県立熊谷西高等学校は、昭和50年に設立された県北でただ一つの理数科と普通科を持つ男女共学の進学校です。
開校以来、「知識と良識を兼ね備え、自他を愛し、調和のとれた社会人を育成する」との教育目標を掲げ、地域の熱い期待の中で着実に発展してきました。
本校の最大の使命は、「高い志を持つ生徒の確実な進路実現」です。
「進学の熊西」「探究の熊西」のキャッチフレーズのもと、自ら学ぶ力を身に付けさせ、毎日の授業に集中させる中で「全員、現役での進路決定」を達成すべく、教職員一丸となって取り組んでいます。
熊谷西高校では、日々の授業を大切にし、基礎・基本を確実に習得し、高度で確かな学力の定着の上に、大学や社会での専門的研究につながる能力を最大限に伸ばすことを目指しています。解のない課題に立ち向かい、これからの社会に対応していくためには、問いを立て、筋道を立てて考え、まとめて表現する力である「論理的思考力」が必要です。3年間を見通した系統的学習指導で、生徒と教師が高次元で切磋琢磨していくことにより、思考力・判断力・表現力を伸ばしていきます。活発な探究活動では、探究の基礎を学び、自ら課題を見つけ、先行研究を調査し、仮説を立てて実験や検証を行い、その結果を考察する過程の中で課題設定能力、課題解決能力を育成します。そして、その成果をディベート大会や、パワーポイントやポスターでの発表をとおしてプレゼンテーション・ディスカッション能力を養います。課題研究では、科学的論述力を身につけるために日本語と英語による論文を作成します。また、文部科学省からSSHの指定を受けているため、熊谷西高校独自の教育課程の開発が可能となっています。
さらに、高大連携に関する協定に基づき、国内大学との特別授業に参加することにより、理系・文系を問わず、高度な学問との出会いの場、最先端の本物の研究に触れる場となり、学問への興味関心、意欲の向上が図られています。高校での学習の延長上で獲得されたこうした高度な探究力は、学びの価値を高め、大学入試においても、質の高い研究成果と大学での研究の接続を生かした学校推薦型選抜や総合型選抜型選抜の戦略的選択肢ともなっており、進路実現にも役立っています。
平成31年度から5年間、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されています(第2期)。この文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的な探究能力等を培うことで、将来、社会を牽引する科学技術人材を育成するための取組です。同期では県内唯一の指定を成し遂げました。平成24年度からの第1期の成果を一層発展させ、今後は第3期への準備を着実に進めてまいります。「熊西からノーベル賞」を合い言葉に、世界で活躍する科学技術系人材の育成を進めています。また普通科文系を含むすべての生徒に科学的な思考力、素養を身に付けさせる、探究活動やSS科目を履修する教育課程を実施しています。
理数教育のトップランナーとしても、ますます注目されています。
一方、ニュージーランドのジェームズ・ハーゲスト・カレッジと姉妹校提携を結び、国際交流を行っています。ホームステイや現地での高校生活を経験し、実生活に結びついた英語や異文化の体験を通じて協調性や自主性などを身につけます。校内でもグローバルな視点や国際感覚を磨く機会に接することができます。
ホームルーム活動、体育祭・文化祭や修学旅行などの学校行事、生徒会活動、部活動等の課外活動では、まさに英姿颯爽を体現し、生徒達が主体となって取り組むことで感動を仲間と共有でき、一人ひとりを大きく逞しく成長させます。明朗な心情と強固な意志を育て、高い目標を掲げ、進んで困難に挑む不屈の実行力を養います。力の限りベストを尽くし、仲間や先輩後輩と切磋琢磨する多様な経験をとおして、タフで優しい共感力や人間力を育みます。そこに自主自律の精神が育ちます。
第三期申請中
スクール・ポリシー(活性化・特色化方針)
スクール・ミッション(目指す学校像)
生徒の力を最大限に伸ばす県北が誇る進学校
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)
・55分授業により平日5日間で34単位確保
・令和元年度から5年間文部科学省スーパーサイエンスハイスクール指定
・全生徒の科学的資質の向上と理数科を核とした高度な科学技術系人材の育成
・アクティブ・ラーニング、探究活動、論文作成による学力養成
・「課題研究」の全校実施により科学的思考力・問題解決力を育成
・毎日30分の朝学習による自主自律の学習習慣の確立
アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れに関する方針)
・何事にも好奇心・探究心を持ち真面目に取り組める生徒
・失敗を恐れずにチャレンジ精神を持てる生徒
グラデュエーション・ポリシー(育成を目指す資質・能力に関する方針)
数々の栄光の軌跡
ニュージーランド ジェームズ・ハーゲスト・カレッジ姉妹校との国際交流
生徒の居住地(過去5年間)
「進学の熊西」「探究の熊西」
~熊西から世界へ~
「進学の熊西」「探究の熊西」を標榜する多彩で高度な学習活動の中で、「高い志」を持ち、「高度で確かな学力」や「解のない課題に立ち向かう人間力」を身につけ、3年後の進路実現を見据えて、学びを深めていきます。文系・理系によらず、教科等で学んだ知識や技能、課題研究や探究活動を通して獲得した論理的思考力や表現力、探究力等を活用し、Society5.0 の社会で主体的・協働的に、 粘り強く探究し続け、これからの日本や世界に貢献できる生徒を育成します。
高い現役進学率
現役進学率が高いことが本校の特徴です。過年度卒を含めれば、ほとんどの卒業生が四年制大学へ進学しています。現役合格率94%、現役進学率92%(令和5年3月卒業生)。
34単位・55分授業
◎ 標準より5分だけ長い55分授業を実施しています(H23から)。
○ チャイムtoチャイムの徹底により、55分をフルに生かした授業が行われています。
○ 1日30分(5分×6コマ)、1週間で3時間(30分×5日÷50分)授業時間が増加します。
○ そこに30分の朝学習が加わり、学校での学習時間が毎日1時間は積み上がる仕組みです。
○ 学校行事や部活動と両立させながら進路を実現させていきます。
※55分授業の実施によって、50分授業で1日6時間を5日間行う30単位に比べ、同じ6時間授業でも33単位となります。また月曜日だけ7時間とし、3年間各34単位、合計102単位を履修します。
※現在、他の県立高等学校が行っている土曜授業は、隔週(年間17日程度)の公開授業を旨としています。土曜公開授業を1回4時間で実施する場合、これによる増加単位は2単位だけです。
授業第一主義の55分授業 ~本質もしっかり教える~
朝学習
毎朝8:05~8:35に全校一斉で朝学習、通称 朝学(あさがく)に取り組んでいます。特に、1年生ではスタートアップ講座(学習オリエンテーション)のモチベーションがそのまま維持され、大変スムーズに進学校らしい雰囲気が醸成されていきます。規律と品位ある高校生活はここから始まります。
朝学習 ~朝の30分 ちりも積もれば・・・~
熊西の名物 長机での二者面談(1年をとおして見られる風景)
長机での自学自習 ~自学自習、教え合い・学び合いの学校文化~