主な進路関係の行事・取り組み等

        CAREER GUIDANCE EVENTS

本校ではほぼ全員が大学進学を目指しています。国公立大学や難関私立大学に毎年合格者を出し、高い現役進学率を誇っています。第一志望の大学への現役合格を後押しするために、本校では以下のような取り組みを行っています。本校には、豊かで質の高い知的財産があります。

 

 

「授業第一主義」

  教科指導・進学指導ともに高い指導力とノウハウやスキルを持つ本校教員は、高大接続改革および入試問題に精通し、一丸となって日々の授業改善に取り組み、「授業で勝負」しています。生徒と教師は、授業を通じて、より高次で認め合っていきます。
 本校では55分授業、週34単位時間の確保で学習活動を展開しており、講義形式の「知識伝達型授業」とともに、ICTも活用し、「自立探究型授業」であるアクティブ・ラーニングを行っています。ディベート、グループワーク、グループディスカッションなどをとおして、質の高い、中身の濃い授業と論理的思考力・判断力・表現力を鍛える授業を行います。こうした日々の授業の繰り返しによって、課題解決能力を高め、「主体性」や「協働性」の育成にも努めています。
 また、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」(全高校の約4%)の指定を受けています。全国でわずか200校あまり、県北で唯一の指定校です。SSHに指定された高校では、本来の理数系科目における学習指導要領の範囲に留まらず、大学との共同研究や、より実践的な授業を展開します。 また、従来の予算とは別枠でJST(科学技術振興機構)から予算が出るため、SSHの生徒はより充実した環境下で学習でき、高校から大学レベルの学習を行えることも珍しくありません。

 

 「自学自習」

 熊谷西高校では「自学自習」の文化があります。課題や問題に対し考え抜く姿勢は、論理的思考力を伸ばし、表現力につながります。早朝や放課後の教室や自習室、渡り廊下の長机で年間をとおして主体的に学習に取り組む姿があります。生徒間で励まし合い、切磋琢磨する教室の雰囲気づくりに努めています。落ち着いた環境で学習できます。そこでは、「互いに支え合い、刺激し合える生徒集団」が育ちます。

 

「教え合い・学び合い」

 熊谷西高校では、「教え合い・学び合い」の文化が根付いています。活発な探究の成果でもあります。疑問点や新たな視点を教え合い、学び合う。各科目の学習のリーダーが仲間に講義する姿も見られます。アウトプットの能力を最大限に伸ばします。教え合いや学び合いを生かした自学自習の文化も醸成され、支え、刺激し合う仲間意識の向上にも寄与しています。

 

「熊谷西高の考査」

 考査問題の作問に関しては、本校の教員が力を入れているところです。出題の質を評価する生徒や保護者の信頼担保のためでもあります。作問検討会等を経て実施するため、難易度が調整された適正な良問しか考査問題として採用されません。したがって、各教師とも作問力を磨き、出題にかなりの時間と労力を裂いています。本校の生徒の学力を十分に配慮し、入試問題をも想定した質の高い良問を考査問題として出題します。考査の振り返りだけでなく、本校では、中身の濃い授業と、知識および論理的思考力・判断力・表現力を鍛える考査の繰り返しによって、課題解決能力を高める指導を行っています。

 

「朝学習」 

 毎日、始業前の30分を活用した「朝学習」をおこなっています。毎朝授業前の30分間、集中して、各種小テストをはじめ、朝課題や早朝学習に取り組んでいます。

 

 「充実した自習室」

 自習室は進路指導室に隣接し、土曜日も開室しています。セパレート型の机が設置され、多数の生徒が利用しています。進路指導室には進路指導部の先生方が常駐しており、進路に対する相談ができます。また、職員室前の廊下には長机もあり、自習や相談ができるようになっています。
 赤本は、旧帝大、国公立大、早慶上理、GMARCHなどを中心に充実しており、冊数は、過去10年分、1000冊を超え圧巻です。また、進学のための資料、受験レポート、大学案内や募集要項、小論文、面接などの資料も多く揃えています。赤本は生徒への貸し出しも行っています。
 また、自習室にはカラーコピー機(有料)があり、必要な資料はコピーすることができます。熊谷西高校では、こうしたさまざまな環境を提供し、実力向上を目指す生徒の自学自習を支援しています。 

 

「校内補習」

 熊谷西高校では、補習も全力投球です。現役での大学進学率を高めるため、長期休業中や放課後、早朝を中心に各種補習を実施しています。
 夏季休業中は、補習開講方針に則り、精選され、計画的で組織的かつ実効性のある補習を行います。3年生対象の進学補習を90分単位で各教科が開講し、ほぼ毎日実施します。1・2年生対象の夏期補習は夏休みの前半を中心におこなわれ、毎年多くの生徒が参加し、大学受験を見据えて学力向上に役立てています。オンラインを用いた補習なども展開し、どこからでもアクセスできる便宜性を図った講座もあります。校長自ら生徒の実力向上を図る「国立二次対策講座(物理)」も開講されました。こうして全スタッフ体制で補習が行われています。2023年度の3年生は1000名を超え、学校を拠点とし補習をペースメーカーとして自学自習に繋げる非常に多くの参加者となっています。

 

「国公立大学二次対策・私大対策」

 国公立大学の二次対策や私大対策も充実しています。職員室や教科準備室、進路指導室には、多くの3年生が国公立大学二次試験や私大の対策指導を求めて訪れます。先生方も、国公立二次試験の模範答案の作成や、答案添削指導、個別指導など、全国大学入試問題正解などの書籍も分析しながら、高度な入試問題に対してベストな解答に向けたきめ細やかな指導を行っています。高度な大学入試問題や変化する大学入試制度に精通し、研鑽を積んだ熊西の教師陣は、生徒の深い質問にもしっかりと対応します。熊谷西高校は、「進学の熊西」のキャッチフレーズのもと、「高校生活3年間のすべてが進路指導である」という認識を全職員が共有し、第一志望での現役合格と自己実現に向けた高い志を貫徹させるため、組織的・計画的・継続的な進路指導を教職員が一丸となって展開しています。まさに「学校完結型」の指導を行っています。

 

 「新入生スタートアップ講座」

 入学直後に、高校での学び方、授業に対する心構え、自学自習を柱とする学習スタイルを身に付けるための「新入生スタートアップ講座」を実施しています。その中で、「熊西スタンダード」を定着化させます。西高独自に綿密に練られた手引きを使用して、3日間の日程の中で、学習面だけでなく、各種オリエンテーションを行い、高校生活が円滑に始まるよう、しっかりとサポートします。

 

「充実した面談」

  各学年とも新年度早々に担任との二者面談をおこない、新年度に向けての抱負や目標設定などについて話し合います。6月には保護者の方も交えた三者面談を実施します。さらにこうした時期以外も必要に応じ、随時面談を行います。早朝、始業前や昼休み、放課後などには、多くの担任や教科担任がクラスの生徒と面談しているという光景が日常的に見られます。「高い志」を維持するためのフォローと励ましを常に行っています。
 特に、本校では、入学と同時に綿密な個別面談が開始され、学習相談や進学相談、心の相談などに至るまできめ細かく対応しています。 

 

「進路の道標」

  西高生が進路を達成する指針となる冊子です。主にⅠ「進路の設計」Ⅱ「合格体験記」Ⅲ「資料編」Ⅳ「努力のあしあと」の4部構成となっており、大学合格、進学状況のほか、大学に合格した先輩たちの学習方法や使用した参考書、授業の受け方や部活動との両立の工夫など貴重なアドバイスが詰まっています。冊子に掲載された3年間を見通した進路指導方針と進路指導計画で、西高の進路指導の全体像を示します。また、毎年、冊子を手にした生徒に対し、読み合わせの機会が持たれます。大学に合格し、ここに原稿を載せるのが西高生の夢です。

 

「進路だより・進路主事だより・学年通信の発行」

 熊西では、生徒へのメッセージを頻繁に行っています。定期的にタイムリーな進路関連情報を提供するほか、生徒を鼓舞し、進路実現に向けた普段の学習の指針となる情報を提供します。進路指導主事からも進路指導主事だより「West」が発行されます。また、各学年からも、学年だよりが定期的に発行され、生き方在り方や進路に関する情報も掲載されます。一方、Google Classroomを使い、オンラインで様々な情報やメッセージ、有益な情報サイトへのリンクを掲載するなど手厚い指導を行っています。

  

「模擬試験」

    全国規模の学力を測定する目的で実施しています。
 全員受験模試は、1年生は年3回・2年生は年4回、3年生は年5回を行っています。その他、オープン系模試の受験を推奨しています。特に、難関大志望者には難関大模試、志望校別模試を含めての受験を推奨しています。模試の過去問は、自習室および進路指導室前に常備され、活用することができます。

 

「小論文・面接指導」

  小論文や面接については、学年・教科を超えて学校全体が一丸となって組織的に指導に当たっています。

 

「ICTによるツールの日常的活用」

 ICTに関しては、ツールとして日常的に活用しています。日々の授業において教師、生徒双方の多様な活用を図り、思考力や表現力を高めるほか、授業ごとにGoogle Classsroomにて連絡事項、課題提出、情報共有などを行っています。進路情報も多く発信しています。

 

「私の第一志望宣言」

 2年時の前期と後期に「私の第一志望宣言」を書かせています。用紙に自分の第1志望を記入します。ここまではよくあることですが、その後、その用紙を親に見せ、サインをもらいます。つまり、自分の第1志望を、親に公表し、目標として正式に宣言するのです。この目的は、誘惑に流されず高い志を維持し、第一志望を貫徹することです。周囲に自分の目標を宣言します。周囲に自分の目標を公言することは、自分の意識を変え、最初の一歩を踏み出すきっかけとなります。同時に、緊張感や使命感が高まりプライドも刺激されます。効果が上がることは、大いに期待できるのです。

 なお、この「私の第一志望宣言」に至るまでには、1年時より学年でのきめ細やかな大学・学部・学科研究を行い、統一進路の時間を有効活用した継続的で組織的な指導を行っています。

 

「進路に関する学年集会・学年統一LHR(統一進路)」

  進路に対する生徒の意識を高め、高い志を醸成し、進路実現を図るため、統一進路として進路指導の時間を確実に確保し、学年ごとに定期的に進路ガイダンスを行っています。予備校や進学に関わる企業担当者からの講演会や進路指導主事による各学年の進路集会、講話もこの一貫です。

 

「進路に関する大学進路講演会」

 ベネッセや予備校等の講師をお招きして、「国公立難関大学進路説明会」や「進路講演会」を定期的に実施しています。また、大学説明会も実施します。

 

「進路講演会」

  毎年、6月に全校生徒を対象として、「進路意識の高揚・職業・将来像の確立」を目標に、大学の先生や様々な分野の第一線の講師による講演を実施しています。可能性に挑戦し、自我を確立させ、人格を完成させていく高校3年間の中で、専門的な講話や物の考え方・捉え方、および、そのお人柄に触れることは、貴重な経験として将来に何らかの示唆を与えるものと考えます。
 また、保護者対象に学年保護者会として、学年PTA主催の進路講演会および学年からの情報提供を行い、進路情報等の共有を図っています。

 【直近の講演】 

    令和3年度 「なぜ学ぶか、そしていかに学ぶか」(木村 達哉先生 元灘中学校・高等学校 英語教師)

    令和4年度 「何のために進学するのか? ~将来の選択肢を増やすには~」

               (株式会社 ラーンウェル 代表取締役 関根 雅泰 氏 <本校卒業生>)

 令和5年度 「生き方って多様だ。~選択肢を知る・つくるヒント~」(本校第44期生卒業生 髙橋あすか 氏)

 令和6年度 「私の研究の軌跡とキャリア形成」

            (九州大学 生体防御医学研究所 教授 佐田亜衣子 氏<本校2002年3月卒業生>) 

   令和7年度 「法曹というキャリア選択」

            (GIT法律事務所 弁護士 知念竜之介 氏<本校2010年3月卒業生>)

 

「学年PTA主催 保護者向け進路講演会  ~学年保護者会~」

  各学年 年1回、学年PTA主催で、保護者向け進路講演会を実施しています。これは学年保護者会にあたるものです。予備校等の進学業者の講師による講演のほか、学年主任からの学年概要を説明する場となります。生徒・教師・保護者がまさに「三位一体」となって進学の情報や指針を共有します。

    令和5年度は、1年生 10月14日(土) 

           2年生 9月24日(土) 

                          3年生 7月30日(日)   に実施されます。

   

「大学見学会(オープンキャンパス)への参加」

  各大学が行う「大学見学会」や「オープンキャンパス」への参加の奨励を行い、生徒の進学目標の設定に役立てています。また、渉外部が企画する保護者対象の「大学見学会」も実施しています。

  

「卒業生を囲む会」

  大学現役合格を果たした卒業生を招待し、大学受験に関する様々な体験談やアドバイスを聞く企画です。先輩の影響力で後輩を育てます。

 

「学年経営方針」

 学年は、年度当初に独自の学年目標・経営方針を掲げて、一体感と共通認識を持って学年指導に当たっています。学年団の教師全員で学年生徒全員を責任を持って指導するという態勢ができあがっています。1年・2年・3年の縦の連携も図られ、確実な引き継ぎが行われています。また、 進路指導部との連携をしっかりと図ります。さらに、各生徒の学業成績、模試結果、面談の様子、課外活動の取組等、教員間で生徒情報や各教科の学習状況を共有します。

 職員室の各学年には、学年目標が書かれた大きな額が飾られており、常に意識・共有できる状況となっています。こうした組織運営、学年経営に関わる環境は、県内でも熊西ならではのものです。

 

「模試検討会」

  本校作成の資料に加え、模試結果やスタディサポート(ベネッセ)等の資料も有効活用し、学年団および進路指導部と情報を共有・交換・検討し、方針を定め、個々の生徒の学力向上、上位層の更なる伸長を図ります。年間の定点を設定し、成績の推移と経年比較をもとに現状分析を行っています。また、志望校のドッキング判定を含めた研修会も複数回行っています。

 

「出願検討会」

  国公立大学を中心とした第一志望合格に向け、3学年団と進路指導部、進路指導主事が一体となり、3年中盤期にきめ細やかな出願指導を行います。大学入学共通テスト後は、3学年団および進路指導部、進路指導主事と各種予備校のデータベースを利用して、個々の生徒の個別学力試験(二次試験)等の出願について緻密な検討を行います。サポート体制は万全です。

 

「新旧3年学年団進路研修会」

  4月に実施し、新旧3学年団で、前年度の3年担任団の各種データの提供と分析、指導資料や指導方法の共有、進路指導に関するノウハウの継承・発展を図ります。また、今後の進路指導・教科指導・HR指導の「目線合わせ」の礎となります。

 

「職員進路研修会  ~先進校に学ぶ~」 

 進路指導において先進的な他校の進路講話を実施します。先進校の指導ノウハウを取り入れ、本校の進路指導の一層の充実を図ります。また、継続的な情報交換により、様々な課題に柔軟に対応する資質を養います。

   直近の令和3年度は、

    ・広島県立尾道北高等学校 ~スタサポを活用した教科面談を基点とする初期指導~

    ・茨城県立水海道第一高等学校 ~3年間の進路ストーリーから逆算した各時期における目標設定~

                                      の2校の研修を実施しました。

 

    令和4年度は、講演題は「進学の熊西 ~高き志望実現へ向けて~」として、

    講師に、駿台予備学校 大宮校 校舎責任者 斎藤 昌一先生をお迎えしました。駿台お茶の水校、東大専門    

    校舎3号館校舎長等数々の校舎長や教務本部長(東日本担当)を歴任し、全国を行脚されている先生をお迎え  

    しました。

 

    令和5年度は、埼玉県立大宮高等学校 進路指導主事 田中淳一先生をお迎えし、進学校の進路指導・進学指  

    導・面談・教科指導等、先進的な取り組みをご講演して頂きました。活発な情報交換や質疑応答がなされまし

    た。

     

 これら様々な、組織的で継続的な進路指導の取り組みを通して、生徒は自己の進路に対する意識を高め、進路希望をより明確にして、進路実現に向けた努力を重ねながら骨太で重厚な高校生活を過ごしています。