図書館からのお知らせです
【図書委員会】ビブリオバトル研修会
7月18日に図書委員会主催の「ビブリオバトル研修会」を実施し、その中でワークショップ型のミニビブリオバトルを行いました。各班で選ばれたチャンプ本と参加者の感想は以下のとおりです。
《各班で選ばれたチャンプ本》
1班『11番目の取引』アリッサ・ホリングスワース 作 2班『ハリー・ポッターと賢者の石』J.K.ローリング 作
3班『獣の奏者1』上橋菜穂子 作 4班『君の膵臓をたべたい』住野よる 著
5班『死神と天使の円舞曲』知念実希人 著 6班『観覧車は謎を乗せて』朝永理人 著
7班『か「」く「」し「」ご「」と「』住野よる 著 8班『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光 著
《ミニビブリオバトルの感想》
・いろいろな本の紹介を聞くことができてよかったです。ふだんは手に取らないような本の内容を知ることができて、「あ、この本読んでみたいかも」と思い、興味のはばがひろがったように感じました。今度のビブリオバトルではより多くの人の本の紹介を聞くことができるので楽しみです。
・本について話している3分間は、思っている以上に短く、上手くまとめられずに制限時間がきてしまいました。話の道筋を立てながら、時間内にまとめる難しさを実感しました。予選に向けて、頑張っていきたいです。
・発表自体苦手で本番でよくつまってしまうのですが、好きな読み込んだ本はおもしろいと思ったところやぜひ注目してほしいところが頭の中にスラスラと浮かび上がって言いたいことがいえました。また、紹介した後、もっとこう伝えたかったとその本をさらに深く読み取ることができました。紹介された本も読んでみたいです。
・ネタバレをしないで紹介すること、時間いっぱいまで紹介することが難しかった。紹介したいポイントをまとめておけばよかったなと思った。次回は3分ではなく、5分なのでしっかり練習をして、本の魅力を伝えられるようにしたい。
【図書委員会】新着図書紹介 1学期まとめ
『大学1年生の歩き方 文庫版』 トミヤマユキコ, 清田隆之 著 集英社
この本は、大学に入学して最も不安な1年生の12か月に特化して書かれた本です。著者の体験談を交えながら、語り口調で書かれているので、説得力があり読みやすいです。ルールに縛られた今までの生活から自由になるので、楽しいイメージしかないように感じますが、自由だからこそ自分を見失いやすいと思います。大学1年生の時期に限らず、人生を通じて役に立つ柔軟な考え方を知ることができるので、ぜひ読んでみてください。(3年・T)
『江戸の衣装と暮らし解剖図鑑』 菊地ひと美 著 エクスナレッジ
みなさんは江戸時代の人がどのような服装だったのか、どのような髪形だったのか気になったことはありませんか? この本を読めば、江戸時代の様々な装いや暮らしが詳しく分かるので、日本史が好きな方や江戸時代についてもっと知りたい方にはぴったりな一冊です。特に、絵で図解されているため、イメージが湧きやすいところがポイントです。ぜひこの本で江戸時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。(3年・K)
『地球環境問題がよくわかる本 改訂版』 浦野紘平, 浦野真弥 共著 オーム社
この本は、環境問題についてとてもわかりやすく解説されているのでおすすめです。さまざまな環境問題に対して、原因を学ぶことでどう行動すべきなのかを考えさせてくれます。この本を読んで、これから私たちが住み続けていく地球の環境について、自分の身近なものからふだん関わりのないことまでじっくり考えるよい機会にしてみてはいかがですか。(1年・H)
『新しいお菓子の作り方』 江口和明 著 KADOKAWA
この本には、これまでのお菓子作りのなかの「しなくていいこと」と、その理由が分かりやすく書かれており、新しいお菓子の作り方についてよく学ぶことができます。お菓子のレシピもたくさん紹介されていて、レイアウトも綺麗でとても読みやすいと思うので、今までお菓子作りに興味がなかった人も一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。(3年・M)
『つくると食べるをつなぐサイエンス』 三本木至宏 監修 恒星社厚生閣
この本は、生物生産学研究について紹介している本です。「鳥類」「哺乳類」「農業と昆虫」「海洋」「食品と微生物」の五つに分かれていて、その中でも第一章の「鳥類のサイエンス」を取り上げたいと思います。鳥類といっても、ニワトリについて書かれており、日本鶏の成り立ちやニワトリの起源などが解説されています。また、ニワトリの受精卵は凍結保存できないなど、知っていて損はないようなことがたくさん載っているので、生物生産学に興味がある人はぜひ手に取ってみてください。(3年・N)
『言語沼』 堀元見, 水野太貴 著 あさ出版
「私は最近ヘリコプターで山を登りました」
なんとなく違和感のある文ですが、どこがヘンなのか論理的に説明しなさいと言われると難しく感じます。当書では、そんな言語の面白さや魅力を、言語オタクである水野さんと聞き手の堀元さんが語り倒していきます。母語話者なのに知らなかったことや正解は分かるのに説明できない日本語の事例が多く、題名のとおり、言語の沼にハマってしまう一冊です!(1年・O)
【図書館】展示
「本にまつわる物語」
書店や図書館、印刷所や出版社など、
本にかかわる人々が登場する小説を集めました。
このほかにも、本にまつわるいろいろな本を所蔵しているので、
興味のある人は司書に声をかけてください。
【図書委員会】新着図書紹介 3学期まとめ
『中高生の悩みが軽くなるヒント集めました。』 葉一 著 河出書房新社
皆さんは勉強や人間関係について不安になったり、悩んだりすることがありますか? 私はしょっちゅうあります。そんなときにオススメしたいのがこの本です。この本には、中高生がよく抱える悩み・不安を軽くするアドバイスが書かれており、メンタルケアに最適の一冊となっています。また、悩みや不安に対する気持ちの持ち方が端的にわかりやすくまとまっていて心に響くので、私も数々の言葉から勇気をもらえました。この本は心のケアに大切だと思うので、ぜひ読んでみてください。(2年・K)
『教えて南部先生!18歳成人Q&A』 南部義典 著 シーアンドアール研究所
18歳になると私たちは大人とみなされ、適用されるルール・法律が増えます。18歳になりたての3年生、あと少しでなる1、2年生は不安が多いと思います。そんな不安を解決してくれるのが、この本です。この本はQ&A形式でさまざまなルールについて書いてあります。基礎知識から政治参加等の難しい内容まで、一つ一つ詳しく解説されていて、高校生で成人する私たちにとって、興味深く、勉強にもなります。成人して生き生きと過ごしていくために、この本を読んでみてはいかがでしょうか。(2年・S)
『"私"が生きやすくなるための同意』 遠藤研一郎 著 WAVE出版
私たちは生活の様々な場面で「同意」を求められます。この「同意」は友達間から時には国家規模でも必要となります。しかしながら、日本人に多い謙虚な性格により、相手の調子や周りの空気に合わせて本心ではない“なんちゃって同意”をしてしまう人が多くいます。皆さんもそんな経験ありませんか? その時にはよくても、後からトラブルになってしまい後悔することも多々起こりうるのです。そんな身近なシチュエーションから社会的ルールに関することまで「同意」の仕方が記されています。非常に勉強になる本なので、ぜひ手に取って読んでみてください!!(2年・H)
『南極ではたらく』 渡貫淳子 [著] KADOKAWA
この本は、主婦であり調理師でもある渡貫淳子さんが南極地域観測隊の調理隊員となって南極で働いていた体験が書かれています。著者たちの南極での生活に読者は感動を覚えることでしょう。
また、評判になった「悪魔のおにぎり」や南極リメイクレシピも収録されているので、実際にその料理を作ってみてはいかがでしょうか。
南極で調理隊員として働いてきた著者の1年4か月の日々を、皆さんの目で確かめてみてください。(1年・Y)
『N』 道尾秀介 著 集英社
この小説の一番の魅力は本の構成だと思います。全六章で構成されているこの本は、六つの章の読む順番を定めておらず、読み方によって720通りもの物語になるので、読み始めると続きが気になり、一気に最後まで読んでしまいます。六つの章は話が繋がっている部分とそうでない部分が入り混じっていて、それもまた、この本の魅力だと思います。読み進めることで謎が解けていく爽快感や自分だけの物語を読むというワクワク感を体験したい方にはぜひ読んでほしい一冊です。(1年・S)
【図書委員会】本の福袋、実施中!
図書委員会の企画班1・2年生と有志が作成した「本の福袋」の貸出を行っています。
「本の福袋」の中身は借りてからのお楽しみ。
福袋に書いてあるキーワードやテーマが、中に入っている本の手がかりとなっています。