図書館からのお知らせです
【図書委員会】新着図書紹介 3学期まとめ
『素朴な疑問VS東大』 東京大学広報室 編 KADOKAWA
「どうして疲れると眠たくなるの?」
「なぜ脳から心が生じるの?」
この本はこうした素朴な疑問に東京大学の先生41人が本気で回答したものがまとめられています。なかには私が実際に疑問を感じたことのあるテーマもあり、とても面白かったです。また、今まで感じていませんでしたが、振り返ってみればなぜなのか気になる質問もたくさんありました。少々難しい内容も含まれますが、夢中になってしまうような本なので、あなたもぜひ読んでみてください。(1年・T)
『図説オーストリアの歴史 増補改訂版』 増谷英樹, 古田善文 著 河出書房新社
この本は、オーストリアの歴史について神聖ローマ帝国の成立から最近の出来事まで詳しく理解することができます。また、写真や図版を用いてわかりやすく解説されており、歴史が苦手な方でも読みやすい本です。世界史を学んでいく上で少しでもオーストリアの歴史に興味を持ったなら、ぜひ読んでみてください。おすすめです。(1年・I)
『マンガでわかる社会学』 西田亮介 監修 池田書店
この本では「社会学」についてとても分かりやすく説明されています。例えば、皆さんは「差別はなぜなくならないのか」「自分らしさとはなにか」と考えたことはありませんか? 社会学はそういった差別やアイデンティティなど意外と身近な問題も研究の対象になっています。生きづらさを抱えている方はこの本を読んでその原因を探してみてはいかがでしょうか。(2年・K)
『色と光の科学』 小島憲道, 末元徹 著 講談社
「光とはなにか?」「なぜ色が見えるのか?」「空は青いのに、夕焼けはなぜ赤い?」など、こんな色や光についての疑問を感じたことはありませんか。この本には、色や光について「確かに気になる」と思えるような内容がたくさんつまっています。身の回りの色とか光に興味があるなど、少しでも気になった人は読んでみてください。雑学コラムもたくさん載っており、楽しんでもらえると思います。(1年・H)
『進化生物学者、身近な生きものの起源をたどる』 長谷川政美 著 ベレ出版
この本は、生きものの進化について興味がない人にとっては取っつきにくいかもしれません。ですが、タイトルどおりイヌやネコ等の身近な生きものに焦点を当てていて、読みやすく感じました。読みやすく感じた理由はそれだけではなく、「系統樹マンダラ」や写真が多く載っていたことです。例えばイヌの場合、イヌはハイイロオオカミから進化しているということが視覚的にわかりやすく表されています。生物や進化の話にハードルを高く感じている人におすすめの本です。(2年・K)
『ぼっち現代文』 小池陽慈 著 河出書房新社
【この時の登場人物の気持ちを答えなさい】
定期テストや模試で見かけるこんな問いに、誰しも一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。「他人の心なのに、本当にこの問いに正解はあるのだろうか?」と。当書では、そんな現代文の読み解き方について小説や童話など10作品から学び、読解力を深めることができます。国語の教科書に載っている文章をなんとなく読むのではなく、もっと楽しんで読めるようになる一冊です。(1年・O)
【図書館】展示
「知っていましたか? この物語、続編あります。」
小説の続きが出版されていても、気付かないことってありませんか?
もしかしたら好きな小説の続編が図書館に入っているかもしれませんよ。
【図書委員会】新着図書紹介 2学期まとめ
『「バイアス社会」を生き延びる』 中野信子 著 小学館
皆さんは「バイアス」という言葉を知っていますか。バイアスとは人が持つ偏見や先入観のことです。人は多かれ少なかれ無意識のうちにバイアスを持っています。そして社会や学校で、日々自分とは異なるバイアスを持つ人と関わらなくてはなりません。この本は、私たちに新たな視点を与え、バイアスだらけの「世間」とどう付き合っていけばいいか教えてくれます。ぜひ面白いので読んでみてください。(1年・I)
『世界がわかる資源の話』 鎌田浩毅 著 大和書房
みなさんは「資源」についてどのくらい知っていますか。おそらく多くの人は詳しく知らないと思います。私もその一人ですが、この本はとても分かりやすく解説されているので読み進めることができます。例えば、身の回りのものと環境とのあいだに意外なつながりがあったり、資源の未来について紹介されていたりなど、とてもおもしろいです。普段身近なことなのに目を向ける機会が少ないからこそ惹き付けられる内容だと思います。みなさんもぜひこの本を手に取って、読んでみてください。(1年・T)
『嫌な気持ちになったら、どうする?』 中村英代 著 筑摩書房
なぜか分からないけれどイライラしたり、不安になったり、そういう時ありませんか。この本は、そうした普段の生活で感じているネガティブな感情やその感情が制御できないときにどう対処すればいいかなどが書かれています。この本を読んで、ネガティブな感情の特徴や性質を知れば、今よりももっとそうした感情に対処できるようになると思います。ぜひ読んでみてください。(2年・T)
『10代のための疲れた体がラクになる本』 長沼睦雄 著 誠文堂新光社
この本は、10代が抱える様々な体調不良の原因と、その対処法について書かれています。例えば、みなさんは「朝、起きられなくて学校を休んだ」という経験をしたことはありませんか? 疲れからくるものだと思われがちですが、本当の原因はもっと深いところにあります。原因不明の体調不良で悩んでいる方、疲れがなかなかとれない方に読んでもらいたい一冊です。(2年・Y)
『フードリテラシーを高めよう!』 下野房子, 吉田幸子 著 大修館書店
この本には食に関する基本的な情報が書かれていて、食の知識を深めることができます。例えば「魚はなぜ体によいのか?」「おやつを食べるなら、何時がいいのか?」など、食と健康に関する疑問が分かりやすく解説されています。題名にも「フードリテラシー」とあるとおり、世の中にあふれている情報の中から正しい知識を身に付けることができるので、食に興味のある人はぜひ読んでみてください!(2年・Y)
『古典モノ語り』 山本淳子 著 笠間書院
この本は、私たちがつい読み飛ばしてしまう平安文学の「モノ」について焦点を当てています。たとえば、みなさんは平安文学において「牛車」で何を表現できるか知っていますか。牛車の走り方で乗る人の心持ちすらわかると言わんばかりの文が『枕草子』に載っていたり、『源氏物語』の車争いでは人の心の手に負えなさをよく表したりしていると著者の山本淳子さんは言います。普段の授業で気になった「モノ」があったときには、ぜひこの本を手に取ってみてください。(2年・K)
『リカバリー・カバヒコ』 青山美智子 著 光文社
この本は、カバの遊具「カバヒコ」をめぐる連作短編集で、第1話は私たちと同じ高校生が主人公です。第1話の主人公・奏斗は、中学生の時は成績が良かったのに、高校に入って下から数えたほうが早いような順位になってしまい、初めての挫折に心が折れてしまいます。そんなときに、自分の体の治したい部分を触ると治してくれるという「カバヒコ」の存在を知ります。彼はこの問題とどう向き合っていくのか。共感できるところも多いと思うので、ぜひ読んでみてください。ほかのお話もおすすめです。(2年・T)
『墨のゆらめき』 三浦しをん 著 新潮社
皆さんは書道が好きですか? 私はこの本を読んで書道に少し興味が湧きました。
三日月ホテルに勤務する主人公の続力は、このホテルの筆耕士のひとりである遠田薫の家に仕事で訪れます。どんな筆致も自由自在に書き分ける遠田と接するうちに、力は文字の魅力に惹きつけられていく、というようなお話です。実直な性格の力と自由奔放な性格の遠田の会話が面白く、読んでいてつい笑ってしまうことが多々ありました。書道が苦手な人もぜひこの本を読んでみてください。(2年・K)
【図書委員会】企画班展示
「実際に作ってみました!」
図書委員会の企画班と図書委員有志が本を見ながら実際に作成しました。
皆さんも冬休みなどを利用して、なにか作ってみませんか?
衣装は文化祭用に制作したものを貸していただきました。
【図書館】展示
「 夢十夜 ~第一夜~ 」
「現代の国語」で夏目漱石の『夢十夜』の授業を行い、
1年7・8組が「第一夜」のPOPを自由課題で作成したという
お話を伺ったので、図書館で展示させていただきました。
「第一夜」の雰囲気あふれる世界をご堪能ください。