進路なう ~進路指導室から進路指導の今を伝える~
【進学の熊西】第1回3学年難関大志望者集会を行いました【受験は団体戦~仲間と共に~】
5月13日(火)放課後、第1回3学年難関大志望者集会を実施しました。
この企画は、今年度、年間をとおして継続実施される3学年進路指導部主催の新企画です。
今後も、生徒が高い志を貫き、その進路実現を援助するために多くのシカケを提供し、鍛えていきます。
【目的】
1. 成績上位者および難関大学を第一志望とする者に対し、高い目標を掲げ、意識の向上を図るための講話を行う。
2. 成績上位者および難関大学を第一志望とする者同士を、高め合う同志として認識させる。
3. この集会を継続し、成績基準による入れ替えも含め、競争意識を育む。
4. 進路指導主事や各予備校担当者からの講話も計画する。
第1回は、3月スタディーサポートの3教科の成績が「A3」以上の者、及び難関大学(GMARCH以上)を第一志望とする者を対象とする希望者に行われました。
非常に多くの参加があり、まず最初に顔合わせをしました。荒井3学年進路指導担当教諭から、この集会の意義に関する説明があり、平井進路指導主事からは、「高い志と、学年を牽引する影響力を持ち、他者に良い影響を与え、受験勉強を充実したものにするために、仲間=同志と切磋琢磨しながら、やり抜き、結果を実証する存在になろう」と励ましの言葉の他、103枚に及ぶスライドで、大学入試の現状と残りの西高生活の中での受験勉強の進め方の具体的指導がありました。
参加者は英姿颯爽の如く凛とした表情で真剣に聞いていました。
最後には「第一志望宣言」および「今後の見通し」を提出させ、今後、進路指導主事面談をはじめ、学年全体で上位層を育てていくこととなります。
「第一志望宣言」には、高い頂に到達するための多くの頼もしい決意が読み取れました。
生徒の皆さんは、今後も主体的に参加し、成長を実感してほしいと思います。
「誰からも 愛される 受験生であれ」
「フィジカル パッション 演習量」
集会スライド①
集会スライド②
心のスイッチが入る ~受験は団体戦~
第一志望宣言
【進学の熊西】新旧3学年進路研修会が行われました
4月23日水曜日に新旧3学年進路研修会が開催されました。
新旧3年進路研修会では、管理職・進路指導主事・ 旧3年学年団と新3年学年団が一堂に会し、 ノウハウの継承や課題の共有等を行い、 各指導の目線合わせを行います。
第48期生(中澤学年)の進路実績の躍進に向けた学年運営や、 進路指導主事や進路指導部との連携、 各担任から打ち込まれた詳細な指導過程や進路指導方針等が掲載された研修資料を用いながら、 きめ細やかで熱心な指導を通じて見えた課題や今後の指導項目の継承について活発な情報交換が行われました。
熊谷西高校は、学校が一丸となって、 組織的で計画的で継続的な進路指導を実施しています。
【進学の熊西】3年統一進路が行われました【受験は団体戦】
4月17日木曜日6限に3学年統一進路として学年集会が行われました。
受験生としての意識付けを再確認する重要な集会です。
熊谷西高校はこのように「初期指導」を大切にし、しっかりと指導します。
年々、先輩が高次元で進学目標を達成、実現している状況が、後輩のモチベーションアップに繋がり、「私にもできる」と高い志と自信、勇気を醸成しています。これが、西高文化となり、大変良い循環となっています。第49期生も、先輩を超え、3月に大きな成果を残してくれることを期待しています。
平井進路指導主事からは、第48期生の進路実績を振り返ってという考察から、「受験は団体戦」であること、高い志を持ち、第一志望校を貫く意志の強さを持つこと、日々の授業を大切にし、学問のベビーフードを学び、得意を伸ばし苦手を減らすこと、最終的には学問を我々の幸福のために還元するのが西高生の使命であるといいことなど受験だけに留まらない人間の在り方や生き方として大切なお話がありました。
また、「進路主事だより WEST」を用いて、大学入試に関わる全体像と熊谷西高校進路指導の取組についてお話がありました。
「英姿颯爽」、「フィジカル パッション 演習量」を合い言葉に、高い目標達成に向け頑張ってほしいと思います。
【平井進路指導主事講話 主旨】
こんにちは。
今日の講話の目的は、
「皆さんの進路希望の実現へ向けた意欲喚起とエール」です。
いよいよ受験生。そして成人です。
まずは、3月に卒業した「第48期生、最新の合格実績について」です。
国公立大学は62名(現役58名)でした。私大では、早慶上理・GMARCH・関関同立、合計86名(現役73名)でした。
GMARCHは80名(現役69名)、現役合格率は90.4%、現役進学率は86.3%と高水準でした。
西高生の努力が成果となって現れています。西高生やればできるということを実証する成果です。
卒業生を囲む会でも学びが沢山ありました。進路の道標にも情報が掲載されます。先輩の頑張りがモデルになります。先輩を是非超えて、自己実現を果たしてください。
真剣に話を聞く第48期生3年生
「学びの理念について」皆さんにはよく話をしてきました。
「熊西の学びは、皆さんが、どう生きたいか、どうしたいのかを第一に考え、地域のみならず、日本や世界を支え、最終的には『人類の幸福のため』となる、さらには自らの『命を大切にし、生きる、生き抜く』ものとなるように『高次元でスケールの大きなもの』となるというもの」です。受験も大学も通過点ですが、そうした次元を獲得するために、高い志を持ち、自己実現でき、自己を高めることのできる納得の場を求めてください。
世の中は知性化が加速しています。だからこそ、高校では、将来の学問のベビーフード、教科の核、基本をしっかりと学びます。「熊西3年間の全てが進路指導」です。熊西の全活動をとおして「タフで優しく賢い」人材に育っていくのです。
特に、大学については、大学へ行く意味は3つあると述べました。
その中身を要約すれば、「自由を得て、他者と出会い、学問に向き合うこと」です。さらに付け加えれば、「世界に対して意思表示する練習、鍛錬の場」でもあります。それらを還元し、誰かの役に立ち、地域や日本、世界のどこかを支える人になってほしいと思います。
これからの1年は志が進路を左右します。
国公立大学を目指す者は、中期、後期の3月までの長期戦の構えで頑張り抜いてほしい。
西高生は、英姿颯爽、素直で上品、伸びしろの沢山ある生徒の集団であるゆえ、志を高く、大いにチャレンジしてほしい。建設的な失敗をする。知恵とか質は、そうした時間や量の過程でもがく中で生まれる。
本格的に受験勉強の態勢に入るのに2ヶ月かかるともいわれています。ですから、昨年からの2年ゼロ学期の重要性は大きかったということです。どうか、朝学の時間を有効活用して、隙間時間を使い、授業に徹して、自学自習を行い、それを継続する。そうした愚直な姿勢を貫いてほしいのです。待ったなしです。得意を伸ばし、苦手を減らしましょう。要はバランスです。
「情報」が加わる変化もありますが、どう変化しようとも、全国の全受験生が同じ条件ですから、コツコツやることです。
さて、皆さんには、明確な目標があるか、目的があるか、聞いてみたいのです。目的地無くして、戦術や戦略は立てられない。結果も得られない。第一志望を公言してほしいと思います。さらに、皆さんには、何のために大学に行き、そこで何を学ぶのか、何をやりたいのかといった動機も重要です。目的のない受験はあり得ないのです。その上で、自分の目標と現実の差をしっかり意識し、覚悟を決めることです。優柔不断ではいけません。決断しなければなりません。現実から逃げない。受験から逃げない。第一志望から逃げない。愚直にやりましょう。
いつまでに何をするのか、逆算して、短期、中期、長期のプランニングを立てて「段取り力」も高めていきます。
世の中に出れば、経験と仕事で得た力と学問の3つをフルに活用して人財となっていくのです。学習は皆さんの使命です。
「高い志」を維持することは非常に大変で、精神的なタフさを要求されます。孤独でもあります。しかし、「環境」が大事です。受験は団体戦と言われるところは、互いに教え合い、学び合い、助け合い、自学自習を確実に遂行できる力を相互作用の中で高めていくところにあります。仲間を信じ、学校を信じよう。学力は受験当日まで伸びます。国公立大早期志望者は、長期戦、最後まで粘ろう。4教科以上の武器は、共通テストを用いて様々な私大へ、低倍率で出願できることです。学力は3月、受験当日まで伸びるのです。
熊西は、授業第一主義で、熊西進路指導方針に則り、組織力で進路指導をしていきます。
あとは、皆さんの努力次第です。
受験は学校の授業の延長線上にあります。進学校においては、ほとんど同じ教科書を使い、同じ問題集を使います。焦らず、じっくり考えることを通して理解をし、演習を繰り返すことです。これだと思う問題集を使い潰すことです。これは非常に大事で、流行に流され、新たな問題集や参考書を購入し、持った気になり、結局中途半端だったという話をよく聞きます。一つの問題集を使い倒すことを意識してもらいたいのです。とにかく時間を作りましょう。隙間時間です。世で言われる学年+2時間は全国基準の最低時間と言われます。優先順位を決め、やりたいだけやってみることです。やがて、量が質へ転化します。教科書(問題集)を極め、教科書(問題集)から飛び出そう。大学に行くと、何も与えてはくれません。自分で取りに行く分は大概何でも得ることはできると思います。二者面談もやっていると思いますが、受け身のままではいけません。自分から攻めていかねばなりません。負けん気も必要です。この1年間は、受験というハードルを通じて人間力を高めていきます。
大学入学共通テストは、平均点が50点となるように作成された、名の通り全国共通の試験です。これほど明快な試験はないのです。しかもこれからの時代で必要とされる問題解決能力、資料を読み解き、分析する、自己会話する能力が問われます。
まずは、共通テストをしっかりクリアできるように、まずは過去3年分解いてみよう。そしてまずは、6月のマーク模試で、本番と相関関係があります。計画をしっかり立てましょう。6月模試は本番まで偏差値を維持・向上させて最低100点伸びるように作成されている。6月模試に最低100点を加算した得点が本番の予想得点と考えなさいということです。しかし、それはデータに過ぎないので、できるところまで伸ばし、頑張るのも西高生。自己ベストを目指してほしい。そして確実に模試の振り返りをして、弱点を補強してほしい。
ある卒業生の声です。
受験勉強は毎日大変でした。自分は数学が苦手でしたが何故苦手なのか、どう勉強すれば理解しやすくなるのかをよく分析して積極的に勉強していました。それでも結局数学が苦手なままで共通テストではあまり点数が伸びず、合格可能性は低かったのですが、第一志望校は下げませんでした。絶対に第一志望校に合格するぞ!という強い意志を持って本気で努力した結果合格を勝ち取ることができました。
大学に入学すると、全国から学生がやってきます。様々な環境で、多くの努力をした学生。その中でも悠々と頭一つ抜きん出て、インフルエンサーとなり、やがて、世の中で役に立つ、日本やその地域、さらには世界のどこかを支える人材になってもらいたい。とてつもない早さで変化する社会の解のない世界で活躍する土台を作ります。そのためには、今「現在」が大切なのです。
「私は、西高で変わった。だから西高、それが西高だった。」と胸を張って言える変化を、この1年で体感してほしい。
そして最後に、周囲に対する感謝を忘れないようにしよう。
さて、配布した進路主事だよりを見てほしい。
(以下 中略)
基本的な生活スケジュールの確保、明確な目標、学習習慣の確立、最後まで粘る。
もし、行き詰まった時は、担任の先生、教科担任の先生、進路指導部の先生に相談してください。
最後に、
「今を精一杯生きる」
「ベターよりベストを尽くす」
「チャンス チャレンジ マジカルチェンジ」
「フィジカル パッション 演習量」
健闘を祈ります。
【進学の熊西】早朝の二者面談と自学自習【日常の風景】
早朝より二者面談が行われています。
早朝、昼休み、放課後と各学年で二者面談の風景が、校内の至る所で見られます。朝は8時から面談、特に3年生は、志望校や現在の課題を含めて緻密な面談が行われています。
このきめ細かい面倒見の良い指導が生徒の力を最大限に伸ばしていきます。
一方で、自習室や渡り廊下の長机では、朝学の時間を含め、早朝から受験勉強を行っている3年生が多数見られます。
熊西の質の高い授業で「力」を付け、自学自習の習慣を確立し、学力を定着させていきます。
こうした風景は、「進学の熊西」を象徴する風景です。
先生と生徒との二者面談 ~廊下の長机にて~
ICTを利用した進路相談
早朝の自学自習
【進学の熊西】1年生スタートアップ講座が行われました【西高生になる】
4月9日(水)から4月11日(金)までの3日間、1年生の入学オリエンテーションにあたる「スタートアップ講座」が実施されました。
熊谷西高校の学習の礎「熊西スタンダード」を習得します。
Ⅰ スタートアップ講座の目的
1 予習→授業→復習(→テスト→振り返り)サイクルの確立
2 熊西名物「朝学習」<8時登校>と家庭学習<最低2時間>の習慣化
3 文武両道 ~授業と部活の両立を~
4 総合的探究の時間への意識付けとその導入
Ⅱ 期間・日程・内容
1 期間 4月9日(水)~4月11日(金)
2 日程・内容
★4月9日(水) ①②③④<図書・保健オリ、写真撮影、LHR①、LHR②>
★4月10日(木)
⓪朝学習開始
①集合訓練・開講式・課題研究<SSH>・校歌練習
②教務・生指・情報
③総探に関わるアイスブレイク
④総探に関わるアイスブレイク
⑤数学課題テスト
⑥国語課題テスト
SHR<明日:スタサポ英/数/国、学習状況リサーチとスタサポ活用Book提出指示、クラス役員決め>
SHR後<清掃、部活動見学or放課>
★4月11日(金)
⓪朝学習
①スタサポ英語(70分)
②スタサポ数学(60分)
③スタサポ国語(60分)
④学習状況リサーチ配布
⑤クラス役員・係決め
⑥閉講式(進路指導主事講話・学年主任総括)・校歌斉唱
進路指導部からは、「進路主事だより『西高生になる』」を生徒に配布し、進路指導主事講話を行いました。
保護者の方も是非お読みください。
【スタートアップ講座 進路指導主事講話】
皆さん、こんにちは。進路指導主事の平井利久です。
今日は、皆さんに進路指導部から進路に関わるメッセージとお願いをお話しします。
今日は進路主事だより「西高生になる」を用いて、具体的に話をしていこうと思います。
令和6年度3月卒業生の進路状況ですが、国公立大に現役58名、既卒生含め62名、早慶上理GMARCHに現役73名、浪人含め86名が合格し、大変大きな成果を上げました。大きな伸びしろがあることを実証し、中期、後期で多数合格し、最後まで粘り、「西高生やればできる」という希望を一層感じさせる成果となりました。
また、現役合格率も90.4%、現役進学率も86.3%となりました。
授業第一主義、授業を通じて近い将来の共テ、及び難関私大や二次力も保障し、生徒自身も授業に積極的に参加し、自学自習の時間をしっかり確保する、考える力の向上(思考力)等、相互作用の中で生徒の力を、教職員全体で伸ばしていければと思います。
すでに入学候補者許可者説明会で、保護者の方には、西高の進路指導方針について資料を配布し、お話ししました。皆さんの進路主事だより「西高生になる」の中にも記載されていますので読みたいと思います。また、HPの進路指導には、かなり沢山の情報も入っています。
さて、新入生を中学生から高校生にいかに早く変えることができるかが、新1年生に向けての進路指導部としてのテーマです。
入学時の皆さんは「真っ白な状態です」。一度定着した基準はなかなか変えられません。
本校は県北が誇る進学校として皆さんの進路実現に向けた指導を行っています。
皆さんの学力を、本校で更に伸ばし、高い志や目標を持って3年後の進路実現を果たしてください。
新入生を迎えるにあたって新1学年の先生方は入学後のオリエンテーション、つまりスタートアップ講座での指導内容の検討、入学後の面談計画など、生徒を高校生に素早く変えるための手立てを考えてきました。この時点で、学校としての指導目標の達成状況が十分であればその後3年間の指導が効果的なものになります。
入学直後と高校1年生の前半で生徒にどのような働きかけをするか。それによって中学生から真の高校生にどう変えていくことができるか。これは何でもないことのようですが、生徒の進路実現のためには極めて重要です。進路実現は低学年指導で7割が決定すると言われています。それほど皆さんの「現在」は重要です。進学校として、早期から(国公立大学や難関大学などへの挑戦へ)の意識付けができている生徒はそう簡単に最後まで目標がぶれないものです。初志貫徹しましょう。
入学式直後からしっかりと計画的に指導している学校とそうでない学校では、最初から差が付いていきます。本校は、生徒の力を最大限に伸ばす県北が誇る進学校です。「本校の進路指導はこのようにやります」と外部に情報提供し、熊西の進路指導を「見える化」することはもとより、学年団が初期指導をしっかり行い、熊谷西高校進路指導方針に則り、進路指導部を中心に、全校で連携しながら進路指導を進めてまいります。安心してください。
進路に限らずどんな行事でも、皆さんにとっては一回だけのものであり決してやり直しのきかないものです。したがって一つひとつの進路行事が効果的なものになるよう、3年間を見通した進路指導方針や計画の中で、定期考査、模擬試験、進路ガイダンス、面談など様々な行事や取組が単独で終わるものではなく、線となるよう、生徒の進路実現に向けて組織的、継続的、計画的に実施しています。そして、進路だよりや進路ブログ等で情報発信を積極的に行っていく予定です。
さて、これから皆さんに、3点のお願いを、自覚を持って実行して欲しいと思います。
まず、第一に、基本的生活習慣を確立してください。
これは言うまでもないことかもしれませんが、学習は生活からです。生活習慣がしっかりしている生徒ほど最後は伸びていく傾向にあります。生活習慣がしっかりしていない生徒はどこかで限界が来ます。 心の健康、身体の健康にも影響を及ぼしてしまいます。
起きる時間、学習を開始する時間、寝る時間の3点固定をしてください。
基本的生活習慣の確立は、高校生活すべての土台です。いい準備をして、日々の自己管理をしっかりして高校生活を送ってください。スマホやゲームはしっかりとした自己管理をしてください。
第二に、全員が高い目標を持ち、学力向上に励んでください。
西高は、大学進学指導推進校です。国公立大学等への現役合格率の高い進学実績を目指している県立高校です。1年時からしっかりと目標を立て、準備しなければ実現はありません。
学校の授業を100%大切にしてください。積極的にそして謙虚に学んでください。
「熊西の学びは、皆さんが、どう生きたいか、どうしたいのかを第一に考え、地域のみならず、日本や世界を支え、最終的には『人類の幸福のため』となる、さらには自らの『命を大切にし、生きる、生き抜く』ものとなるように『高次元でスケールの大きなもの』となるというもの」です。受験も大学も通過点ですが、そうした次元を獲得するために、高い志を持ち、自己実現でき、自己を高めることのできる納得の場を求めてください。
だからこそ、高校では、将来の学問のベビーフード、教科の核、基本をしっかりと学びます。「熊西3年間の全てが進路指導」です。熊西の全活動をとおして「タフで優しく賢い」人材に育っていくのです。
本校は「授業第一主義」を唱っています。様々な形態の授業で学力を向上させていきます。大学入試も授業の延長線上にあります。バランスよく学問のベビーフードとしての学習を継続し、学力を高めていかなればなりません。しかし、皆さんの学力が向上しているかどうかは簡単に検証できるものではありません。仮に皆さんの学力が本当に向上しても、実績として数字があがらない場合もありますし、その逆もあります。学力そのものがつかなくても、学習に対する姿勢がつけばおのずと学力が向上したように見える場合もあります。「真の学力」「見えない学力」「確かな学力」などの意義は必要にしても、まず「見える学力」を重視するのは仕方ないことです。諦めずに定期考査の得点や模擬試験の偏差値を指標にしてゴールを目指す、つまり、客観的なデータを用いて、先生方も皆さんと並走、指導するということです。
第三に、学習に対する体制作りをしてください。
皆さんの学校での学びの授業時間は、1週間1690分(34単位時間)もあります。しっかり自分の学力として定着させるには毎日の授業外での学習習慣を確立する必要があります。学力を向上させるために、自学自習の重要性は言うまでもありません。自学自習の習慣が当たり前の雰囲気を学校全体で作っていくことが必要です。「自学自習、教え合い、学び合い」の風土を醸成し、基礎基本の確立を図ってください。努力の途中で「迷子」になったら、仲間に助けを求めてください。学び合い・教え合いの効果は非常に大きいのです。
学校行事や部活動をやりながらも、まず優先すべきことを間違えず、授業はしっかり集中して取り組み、家庭でも最低限の勉強をしていた生徒は、最終的に進路実現、自己実現を果たしています。平日学年+1時間、休日学年+2時間は全国の進学校での最低学習時間と言われています。しかし時間的な余裕がない時もあるでしょう。それでも、少しでもいいですから毎日継続して学習してください。予習・復習はもちろん、朝学含め、隙間時間の有効活用、速やかな切り替えで学習時間の確保をお願いします。この裏付けなしに、高い目標の実現はあり得ません。簡単に手が届くことがわかっているのは目標とは言いません。目標は成長のツールです。背伸びしたり、ジャンプしたり、時にはもがいてください。悩んでください。1週間で消化できる分量は中学校とは違います。確かな学力を身に付けるには、人に何時間教わったかではなく、時間をかけていかに自分で考え、学習したかにかかっています。「知る」はお金で買えますが、「わかる」はお金で買えないのです。「わかる」にファストパスは存在しません。高校の学習の進度は早く、中学校で身に付けた基礎学力を前提に進みます。予習→授業→復習の黄金サイクルを確立させましょう。是非、もう一度基礎の確認をしてください。
西高生は英姿颯爽、人柄もよく、素直で、真面目です。
西高には豊富な知的財産があります。
学校行事や部活動を含む、西高教育活動全体を通じて、タフで骨太の人間力もつけていきます。
1年のスローガンである、「西高生になる」中で、良き友に恵まれ、西高生活を心底楽しみ、それぞれの高い志を貫くためにも、この4月、そして1年生前半を特に大切に過ごしてください。
皆さんには、世の中で役に立つ、日本やその地域、さらには世界のどこかを支える人材になっていただきたい。とてつもない早さで変化する社会の解のない世界で活躍する土台を作る。そのためには、今「現在」が大切です。
人は「環境」で変わります。熊西にはそれぞれの境遇を超えて、切磋琢磨する環境が存在します。高い志を持ち、仲間との多様な経験をとおして、強く優しい共感力や人間力を育み、頼れる自分を作ります。熊谷西高校生は、3年間で「立派な18歳成人」に成長します。いつも自分自身を脱皮し固定しないことです。
「私は、西高で変わった、だから西高、それが西高だった」、と胸を張って言える変化を、この3年間で体感してほしいと思います。
学習や進路に関する悩みがあったら、遠慮無く、担任の先生、教科担任の先生、進路の先生等に相談してください。
熊西で間違いなかったと確信できる、有意義な自己ベストの3年間を期待します。
「今を精一杯生きる」
「ベターよりベストを尽くす」
「チャンス チャレンジ マジカルチェンジ」
「フィジカル パッション 演習量」
進路指導主事 平井 利久
【進学の熊西】始業式・進路指導主事より【伝えたい3つのこと】
1学期始業式に、平井進路指導主事から全校生徒へ「伝えたい3つのこと」をテーマにお話がありました。
2年生は「勝負の2年生」に、3年生は「受験は団体戦」に向けて良い準備をしましょう。
【進路指導主事講話】
おはようございます。
寒さの中で力を蓄えた草木が、パワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて、景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。
私も、今年度は、皆さんと「フィジカル パッション 演習量」で繋がることができたエネルギーを糧として、パワーアップします。
最初に、3月に卒業した第48期生、特に大学の最新の合格実績についてお話しします。
国公立大学は62名(現役58名)でした。東京農工大学、電気通信大学、千葉大学、埼玉大学をはじめ、岩手大の獣医学部や静岡県立大の薬学部への合格もありました。
私大では、早慶上理・GMARCH・関関同立、合計87(現74)名でした。ここ5年で2番目に高い実績となりました。
早慶上理は6(現4)名でした。現役合格率は3年連続90%以上となっています。
西高生の努力が成果となって現れています。西高生やればできる。
皆さんには、旧帝大を含む難関国公立大へ5名、早慶に5名、早慶上理には10名受かる目標値、期待値を掲げています。その壁を突破するポテンシャルがあります。第49期生に大いに期待します。先輩の頑張りがモデルになります。先輩を是非超えて、自己実現して下さい。
新年度が始まりました。
終業式には、勉強は目に見えないものを見る、聞こえないものを聞く、見えたり聞いたりしながら形にしていく。そしてその勉強は人間形成に繋がっていきます。その過程は辛いし、時間がかかるし忍耐が必要となる。しかし、それを乗り越えて、形にし、喜びや楽しみを見い出し、人類の幸福のために還元するためにするものだとお話しました。
何事もはじめが肝心です。特に今日は、今まで述べてきたポイントも踏まえながら、新年度に相応しい目標となるべきメッセージを3つ伝えたいと思います。
1つめは、「学び」です。
いつも言っていることですが、熊西の学びは、皆さんが、どう生きたいか、どうしたいのかを第一に考え、地域のみならず、日本や世界を支え、最終的には「人類の幸福のため」となる、さらには自らの「命を大切にし、生きる、生き抜く」ものとなるように「高次元でスケールの大きなもの」となるというものです。受験も大学も通過点ですが、そうした次元を獲得するために、志を高く、深く、強く持ち、自己実現できる納得の場を求めてください。
世の中は知性化が加速しています。高校では、将来の学問のベビーフード、教科の核、基本をしっかりと学びます。高校3年間の全てが進路指導です。易きに流されることなく、全活動をとおして「タフで優しく賢い」人材を育てていきます。
2つめは「仲間」を作るということです。
「友達」と「仲間」は全く違います。「仕事友達」とは言いませんし、「勉強友達」とも「自習室の友達」とも言いません。また「友情」と「仲間」も違います。
「仕事仲間」「勉強仲間」「自習室の仲間」とは言います。「仲間」とは同じ目的や志を共有して利害関係があり、人生を共に旅する人が集うところに成立します。その「仲間」と切磋琢磨し、「こいつ、賢いわー」と感心するような知的な瞬間を沢山体験してください。友達は逆です。友情も互いに信じ合い、大切に思いあう関係です。ですから、極論、仲間との関係が終わった時、いつでも友達に戻れます。そうした仲間と助け合って自己肯定感を高める。「これでいいんだと」。仲間といる時はライバル同士楽しいはずです。一方、孤独に自分と向き合うときも自由に伸び伸びと楽しいはずです。両方あれば最強じゃないか。
皆さんはほとんどが大学に進学していきます。大学へ行く意味は「自由を得て、他者と出会い、学問に向き合うこと」です。それを還元し、誰かの役に立ち、世界のどこかを支える人になりましょう。
3つめは、「各学年、進路指導と学習について熱く、厳しい姿勢を持つ」ということです。
熊谷西高校では「高校生活3年間のすべてが進路指導である」という認識を全職員が共有し、「授業第一主義」で、「自学自習」「教え合い」「学び合い」「振り返り」の風土を醸成することを方針としています。
学年では、1年生は「西高生になる~基礎・基本の確立~」、2年生は「勝負の2年生~大学入学共通テストレベルの完成~」、3年生は「受験は団体戦~第一志望の貫徹~」というキャッチフレーズがあります。
皆さんがしっかりと授業に真剣に臨むこと、自学自習を確実に行うことを前提にお話をします。「授業」は命です。生徒と教師の信頼関係の基盤です。教師は、生徒の心に火をつける授業や指導を行います。生徒の皆さんは得意を伸ばし、苦手を減らします。もっと知的格闘することを求めます。無駄な自習もなく、授業がわかりやすいは最低ラインで、皆さんはそれに決して甘んじてはいけません。熊西では、話し合いもありますが、凄いな、深いな、本質が見えるな、痒いところに手が届く学問への入口を示唆する授業、実技教科では、生活力、体力や耐性、瞬発力、感性や表現力、創造力を育み、トータルとして、予備校や塾に行かなくても共通テストはもとより難関私大や二次力を授業完結で保証することができます。皆さんはいつでも見ることの出来るYouTubeをはじめとする映像授業で、目が肥えて、授業品質の鋭い判断、観察眼も持っています。「授業で勝負」してください。質問を沢山してください。
また、努力の途中で「迷子」になったら是非「教え合い・学び合い」で助けを求めて下さい。
予習・復習はもちろん、朝学含め、学習時間の確保をお願いします。皆さんの学校での学びの授業時間は、1週間1690分(34単位時間)もあります。しっかり自分の学力として定着させるには毎日の授業外での学習習慣を確立する必要があります。この裏付けなしに、高い目標の実現はありえません。授業が終わり、部活が終わり、疲れていても、少しでも良いから自宅に帰ってから毎日行ってください。素直で、謙虚、しかし、周りに流されない、ひたむきに努力できる生徒は伸びます。
確かな学力を身につけるには「人に何時間教わったか」ではなく「時間をかけて、いかに自分で 考え、学習したか」が大切です。知るはお金で買えますが、わかるは買えません。勉強は役に立つまで勉強しないと役に立ちません。
人は「環境」で変わります。熊西にはそれぞれの境遇を超えて、切磋琢磨する環境が存在します。仲間との多様な経験をとおして、強く優しい共感力や人間力を育み、頼れる自分を作ります。熊谷西高校生は、3年間で「立派な成人」に成長します。
「ここが勝負」という時にいかに頑張れるか。心が震えるような「真剣勝負」、目の前が真っ暗になるよう「挫折」を繰り返し、もがいて、もがいて一歩ずつ進んでいきます。後退続きの時もあるかも知れません。でもその一歩を踏み出していきます。その蓄えたマグマが将来のいつかきっと活きるのです。
「志」を高く、深く、強く持ち、将来は自分の力でお金を1円単位で稼いでいく重みを知るのです。
さぁ、次の世界が眼前に迫っています。
時は待ってくれません。
この世はでっかいアドベンチャーなのだ。
まずは行動、そして、熱く、時に冷静に、仲間と共に支え合い、やり切り、やり抜く。
「to be nice, to be cool and support」
応援しています。
それでは、最後に合言葉です、
「今を精一杯生きる」
「ベターではいけない、ベストを尽くす」
「チャンス チャレンジ マジカルチェンジ」
「フィジカル パッション 演習量」
また、統一進路等でお話しすることと思います。
皆さんもよき1学期を。
進路指導主事
平井 利久
講話を真剣に聞く生徒
有益な講話を話す
【進学の熊西・続報】大学合格実績【国公立大・難関私大】
2025年3月卒業生(第48期生)も大きな成果を上げました。
熊谷西高校では、志を「高く、強く、深く」持つ3年生に、一般受験を最後まで「やり切らせる」指導をしてきました。
また、熊谷西高校は、「進学の熊西」のキャッチフレーズのもと、「高校生活3年間のすべてが進路指導である」という認識を全職員が共有し、第一志望での現役合格と自己実現に向けた高い志を貫徹させるため、組織的・計画的・継続的な進路指導を教職員が一丸となって展開してきました。「学校完結型」の進路指導です。
生徒の向学心をくすぐり、目標を実現し、着実に進学実績を伸ばす熊谷西高校です。
【進学の熊西】終業式・進路指導主事より【見えないものを見る・聞こえないものを聞く】
3学期終業式に、平井進路指導主事から全校生徒へ「見えないものを見る」「聞こえないものを聞く」ということをテーマにお話がありました。
進路指導は「生き方指導」です。今後も有益な講話を行います。
また、1、2年生にとっては「春休みは夏休み以上に大切な時期」です。
1年生は「勝負の2年生」に、3年生は「受験は団体戦」に向けて良い準備をしましょう。
【進路指導主事講話】
遠くシベリアのアムール川から1000キロもの旅をしながら、海を大地に模様替えした流氷も、崩れ、太平洋へと流れ去り、『海開け』がオホーツクにやってくる季節になりました。
おはようございます。平井です。
この1年間、いや3年間「志」、「勉強の偉大さ」、「学問を耕す」こと、「努力」と「実力」、「人生は微分・積分」「貫く」ということについてお話をしてきました。
今日は、あえて「勉強」は苦しいものであるというテーマでお話をします。確かに勉強は苦しいのです。勉強はなぜ苦しいのかわかりますか。
これは、私がいつも3年生の授業で話していることです。20代から勤務した全ての学校で全ての関わる生徒に一貫して言ってきたことです。
例を挙げましょう。物心ついた頃から父親とキャッチボールをしていたらいつの間にか野球部で活躍していたという生徒も多いと思います。他のスポーツでもそうでしょう。苦しくても楽しいでしょう。楽しいから、興味があるから続いているのでしょう。上達するのでしょう。上が見えるのでしょう。先が見えるのでしょう。テレビにも登場するのでしょう。大谷翔平さんもそうでしょう。
なぜ「楽しい」のでしょう。それは「見えるから」です。解像度100%だからです。常に見えるものを体験して「触れる」ことができたからです。「見える」と技も盗めます。
昔、インターハイ(島根・千葉・長崎の3回)に行った時、出場生徒が他者や自己の見える化をよくやって競技に臨んでいました。見えると戦術の解像度も上がるのでしょう。
逆に皆さんに問いを投げかけてみます。
「勉強」は見えますか?「国語」は見えますか?「数学」は?「理科」は・・・?
学問は見えません。解像度ゼロです。テレビでも学問は見えません。本質が見えません。見ようと凝らす術すらありません。ましてや「学問のベビーフード」は、赤ん坊が離乳食として食べ、肉類、穀類、野菜、果物、無機質などをペースト状、液体状にした物を学問に例えたものですから、ますます見えません。
「見えないもの」を見るのには非常に大きなエネルギーと時間が必要です。見えるために接するための量も必要です。まさに演習量、観察量です。見えないからわからない、わからないから不安になるんです。見る、聞くための材料も揃わないから嫌いになるんです。
声や文字、画像から情報を得て、選択し、知識を繋ぎ、理解し、形にし、解像度を高くするのにどの位、時間と忍耐が必要なのでしょう。「見えないものを見る」「聞こえないものを聞く」ゴールさえ見えません。だから、「勉強」は苦しいのです。忍耐が必要なのです。先の見えないもの、未知なるものも同じです。しかし、見えない、聞こえない恐怖や不快感を乗り越えて「進歩」していきます。それが自身を逞しくしていきます。教科の問題を解く過程もその一貫です。
そうした苦難を乗り越え、何でも見えたり聞こえたりしてくると、わかるようになり、上手くなり、面白くなってきて、一生懸命やろうと思えてきます。そうやって人は「一人前」になっていくのだと思います。「継続は力なり」なのです。
つまり「学問」を学ぶとは「人間形成」でもあるのです。
さて、この話のくだりで質問の方向を変えてみます。
皆さんは、なぜ「勉強」するのですか。
そうです。「見えないものを見る」ためです。「聞こえないものを聞く」ためです。
数字と読書も代表的なものです。人の心も見えませんし、聞こえません。それは「想像力」を鍛えます。そうしたことがわかっている指導者は、苦労を重ねてきたから、きっと教え方も上手いはずです。生徒の見えない心が見えるからです。物事の本質がわかっているからです。
見えたもの、聞こえたものを再合成し、世界、社会に還元して「人類の幸福」のために貢献していきます。
如何に貢献していくか。
特に「理系」は世の中の現象の原点を解明しないと、物づくりができません。物づくりは見えない原点を「見える化」していくことに意義があります。あったらいいな、できたらいいなと。それにより観察力が養われ、洞察力も、段取り力も身についていくのです。
国策は理系です。理系の学生が大学院まで進んでいくのは、問いを立てた原点から更に更に解像度を高く極めて見える作品を仕上げたいからなのです。ドバイでは巨大な人工都市が出来上がり、建築は高層ビルと化し、近い未来の超電導リニアは東京と名古屋をわずか40分で(熊谷と大宮の時間)で結びます。理系の専門的な技術の先には、それを利用する「人」がいます。いかに高度な技術を駆使したものであっても、それを使う人への思いやりや配慮、気遣いがなければ受け入れられることはありません。人への優しさが求められます。
もう一度言います。
「勉強」とは「人間形成」に通じます。
師匠から弟子へと受け継がれてきたカン(勘・感)やおもてなしの心なども、「目に見えないもの」「聞こえないもの」です。それらも現代の若い世代にどう伝え、受け継いでいくのでしょうか?
師匠が教えてくれなかったとかそんな屁理屈ですぐ離職するといいます。これも「勉強」です。見えないものを見えるように、聞こえないものを聞こえるようにするためには、忍耐と努力こそが貴方自身の勤めとなるのです。
皆さんも、スケールを大きく、「世界の熊西」、「宇宙の熊西」に生き、「勉強」をとおして、是非、「見えないものを見る」「聞こえないものを聞く」ことができるように、人間を鍛えて進歩してください。
そして苦しいことが、発見、愉快なことにつながり、自身の幸福、世界人類の幸福に貢献できるように努めてください。そして、「タフで優しく賢く」なってください。
想像を膨らまし、今はカタチになっていないものを頭の中でカタチにする。そして、頭の中のカタチを現実のカタチにしてみるのです。夢が広がります。
その結果、さらに、感性や情念が育ち、人との違いも生まれ、貴方の個性が際立ってきます。
その個性が生きる術となるのです。
もう一度言います。
「勉強」は「人間形成」に通じます。
そう意識して「勉強」を行ってください。
「もうだめだ」を「これからだ」
「なりたいな」を「なってやる」
「もういいや」を「まだやるぞ」に。
希望を持って頑張ろう。
この1年間の学習内容をしっかり復習し、新学期に備える良き春休みを。
そして、始めたことは、やり切る、やり抜くこと。
この1年間は「フィジカル パッション 演習量」が体育祭や文化祭のテーマになったり、バッジ化され、販売されたりと流行語となりました。
貴方方の心の中に一生残る言葉となり光栄です。
最後に合い言葉です。
「今を精一杯過ごす」
「ベターではいけない。ベストを尽くす。」
「チャンス チャレンジ マジカルチェンジ」
「フィジカル パッション 演習量」
頑張ってください。
期待しています。
進路指導主事 平井利久
講話を集中して聞く西高生
この熊西で学び、タフで優しく賢い生徒に育っていく。
そして、また新学期が始まる・・・。
英姿颯爽 ~教室の窓から~
英姿颯爽 ~渡り廊下で~
英姿颯爽 ~恩師と生徒~
【進学の熊西】卒業生を囲む会が行われました
3月19日(水)3・4限に卒業生を囲む会が行われました。
熊谷西高校では、進路指導の一環として、毎年3月に、大学現役合格を果たした卒業生を招待し、大学受験に関する様々な体験談やアドバイスを話してもらい、在校生の進路実現に役立てる企画を実施しています。
文系(体育館)・理系(格技場)に分かれ、令和7年度大学入試に合格した卒業生計20名(文系・理系それぞれ、学校推薦型選抜(指定校推薦)各1名、学校推薦型選抜(公募制推薦)文系1名、理系3名、総合型選抜文系2名、理系1名、その他一般受験)から、効果的な勉強法・共通テスト対策・個別試験(2次試験)対策・一般受験に向けた勉強法・学校推薦型入試対策・学校利用のメリット・朝学習で実践していたこと・総合探究の効果・受験勉強時間・時期等の計画性・第1志望校決定時期とモチベーション・自身の経験で学んだことや後悔していること・後輩に伝えたいこと等、多岐にわたる具体的なメッセージがありました。
1、2年生からも積極的な質問があり、卒業生は質問に真摯に回答していました。
〔卒業生発表者大学〕
・文系:埼玉大学(経済学部、教育学部)・高崎経済大学(経済学部)・群馬県立女子大学(文学部)・早稲田大学(法学部)・立教大学(法学部)・中央大学(経済学部)・学習院大学(文学部)・文教大学(文学部)
・理系:電気通信大学(情報理工学域Ⅱ類融合系)・埼玉大学(理学部)・群馬大学(情報学部)・東京都立大学(都市環境学部)・前橋工科大学(工学部)・東京理科大学(創域理工学部)・芝浦工業大学(デザイン工学部)・明治薬科大学(薬学部)・順天堂大学(保健医療学部)
卒業生を囲む会終了後は、卒業生への個別相談と質問対応を行いました。
新2年生は、「勝負の2年生 ~大学入学共通テストレベルの完成~」
新3年生は、「受験は団体戦 ~第一志望を貫徹する~」
というスローガンの下、今後は更に密度の濃い学習をしていくことになります。
1、2年生は、高い志を持ち、第一志望を勝ち取るためにも、先輩の貴重なメッセージを聞き、今後の受験勉強に役立ててほしいと思います。
文系の卒業生
理系の卒業生
先輩の受験体験談
真剣に聞く在校生①
真剣に聞く在校生②
真剣に聞く在校生③
後輩からの質疑応答①
後輩からの質問が続く
先生方も真剣に聞く
個別相談①
個別相談②
個別相談③
【進学の熊西】入学許可候補者説明会・進路指導部より
3月17日(月)に入学許可候補者説明会が行われました。
入学生保護者が初めて一堂に会する機会に熊西の進路指導の方針をお伝えすることは、学校が家庭と連携する上で極めて大切です。それが、入学前に西高生となる自覚を促す契機にもなります。熊谷西高校は入学前にもしっかりと初期指導を行います。進路指導主事からの話を添付掲載します。
配付された資料とともに、お子様と、今日お話しした内容を共有していただければ幸いです。
西高生は英姿颯爽、人柄もよく、素直で、真面目です。一方で、失敗をしても、立ち上がり、成長し続ける者が、自分を成長させるだけでなく、仲間にも影響を与えます。高校3年間、どんなことがあろうと諦めてはいけません。時を守り、場を清め、礼を正すことは学習の基本になります。常に良い準備をし、良い環境を整え、チャレンジをして、タフで優しく賢い西高生に成長してほしいと思います。
西高には豊富な知的財産があります。
1年のスローガンである、「西高生になる」中で、良き友に恵まれ、西高生活を心底楽しみ、それぞれの高い志を貫くためにも、この4月、そして1年生前半を特に大切に過ごしていただきたいと考えております。
学習や進路に関する悩みがあったら、遠慮無く、担任の先生、教科担任の先生、進路の先生等に相談してください。