第Ⅲ期SSHの取組
【SSH】つくばScience Edge 2026に参加しました!
3月27日・28日、茨城県つくば市で開催された「つくばScience Edge 2026(つくばサイエンスエッジ)」に参加してきました!
本校からは計12名の生徒が、これまで進めてきた6つの研究テーマを携えて挑戦しました。
会場はこれまで生徒たちが参加してきたどの発表会よりも大規模で、まさに全国レベルの熱気に包まれていました。
ポスター発表では、全国から集まった他校の生徒や先生方から鋭い質問や温かいアドバイスをいただくことができました。
自分たちの研究がどのように受け止められるのかを客観的に知ることができ、今の立ち位置を見つめ直す非常に貴重な機会となりました。
来場者ごとに説明のレベルを調整し、実験方法や研究背景について議論を深める姿も多く見られました。
相手の反応を的確に読み取りながら柔軟に対応する生徒たちの発表スキルは非常に高く、これまで積み重ねてきた研究活動の成果がよく表れていました。
ブースプレゼンテーションに選ばれた2班は、ポスターだけでなく口頭でも研究内容を発信する場を得て、より高度な質疑応答にも堂々と向き合っていました。
最初は会場の規模と雰囲気に圧倒されていた生徒たちも、次第に自信を取り戻し、研究への思いや工夫した点を熱意をもって語る姿がとても頼もしく映りました。
生徒たちが来場者と真剣に向き合い、時には議論が白熱する場面もあり、研究を通して得た成長を強く実感する2日間となりました。
また、サイエンスワークショップでは、最先端技術を持つ企業や大学の体験ブースを訪問し、普段の授業では触れることのできないリアルな「科学の最前線」を体感しました。
実際の研究者から直接話を聞いたり、専門機器に触れたりすることで、知識だけでなく視野そのものが大きく広がったように感じます。
全国規模の研究発表会に参加し、ハイレベルな研究に直接触れた経験は、生徒だけでなく教員にとっても大きな刺激となりました。
論理の組み立て方、データの見せ方、研究の魅せ方など、次年度の課題研究指導に活かせる多くのヒントを持ち帰ることができました。
この経験を糧に、さらに研究をブラッシュアップさせていきたいと思います。
応援ありがとうございました!
【SSH】台湾の高校とのオンライン交流会を実施しました!
3月17日、本校にて台湾の臺北市立松山高級中學とのオンライン交流会を実施しました。SSHの国際交流の取組の一環として行ったもので、本校の普通科および理数科の2・3年生8名が参加し、相手校の生徒8名と約2時間にわたり英語で交流しました。
活動は小グループで実施し、最初に自己紹介やShow and Tellを行った後、「普段の学校生活」「身の回りの自然や天候」などをテーマにトピックディスカッションを行いました。後半には、互いの探究・研究活動の紹介も行いました。
最初は緊張した様子も見られましたが、活動が進むにつれて会話が盛り上がっていきました。交流後には、生徒から「楽しかった」「良い経験になった」という声が多く聞かれました。
【理数科】1・2学年 理数科交流会を実施しました!
3月12日の3・4時間目に理数科交流会を実施しました!
本校理数科の伝統行事である「理数科交流会」を開催しました。
この行事は、研究の第一線に立つ2年生と、次年度から本格的に探究活動を始動させる1年生が対話を通じ、知の継承を行う貴重な機会となっています。
会場では、2年生が現在取り組んでいる「課題研究」の成果をポスター形式で発表しました。
物理、化学、生物、地学、数学の各専門分野に分かれ、自ら設定した仮説、実験手法、そして現在直面している課題について、論理的なプレゼンテーションが行われました。
1年生は各ブースを意欲的に巡り、先輩たちの研究内容を精査しながら、自身の研究分野やテーマ選定に向けた情報収集を行いました。研究テーマの決定プロセスや、実験における失敗の乗り越え方など、実践的な質問が相次ぎました。
2年生は、これまでの試行錯誤を振り返りながら、「先行研究の重要性」や「客観的なデータ分析の難しさ」について、自身の経験に基づいた的確なアドバイスを送っていました。
1年生が抱いていた未知の研究に対する不安が、先輩との対話を通じて、具体的な挑戦への意欲へと変わっていく様子が印象的でした。
今回の交流会は、1年生にとってはこれから始まる自分たちの研究を具体的にイメージする大きなきっかけとなりました。先輩たちの発表からヒントを得て、熱心にメモを取る1年生の姿がとても印象的でした。
また、2年生にとっても、後輩へ説明することで自分の研究を客観的に見つめ直し、論理構成を改めて整理する貴重な時間となりました。
理数科ならではのこうした「縦のつながり」を大切にしながら、これからも先輩・後輩が刺激し合って、面白い研究をたくさん生み出していければと思います。
次年度の活動も、ぜひ楽しみにしていてください!
【SSH】令和7年度 SSH生徒研究発表会 実施報告
令和7年度 SSH生徒研究発表会 実施報告
令和8年2月7日(金)、本校体育館にて令和7年度SSH生徒研究発表会を実施しました。
本発表会は、午前の部(全校スクランブル発表)と午後の部(代表生徒による全体発表)の二部構成で実施しました。
午前の部:全校スクランブル発表(普通科・理数科混成)
午前の部では、普通科・理数科の生徒が混成となり、スクランブル形式で互いの発表を聞き合いました。発表テーマは全168テーマにのぼり、自然科学・数学・情報に加え、身近な疑問から社会課題まで多様な探究成果が出揃いました。
生徒は研究の背景・目的、方法、結果、考察を端的に整理して伝えることに取り組み、聴き手側も質問やコメントを通して内容を吟味しました。発表者と聴き手が入れ替わりながら対話を重ねることで、一年間の探究の成果を相互に評価し合う場となり、研究内容の理解だけでなく、根拠に基づいて説明し、他者の視点を取り入れて改善する姿勢を育む機会となりました。
午後の部:代表生徒による全体発表会
午後の部では、学年・分野を代表する生徒による全体発表会を実施しました。英語スピーチ、探究活動、理数科ミニ研究、SSH課題研究など、SSHの取組を象徴する多様な発表が行われ、質疑応答を通して研究の妥当性や発展性について検討を深めました。
当日の主な発表タイトルは以下のとおりです。
代表発表タイトル(午後の部)
ビブリオバトル:「プロボーズ」
英語スピーチコンテスト:“Defamation on the Internet”
普通科1年:探究活動
「友達100人できるかなぁ」
「高校生が声の高さと言葉遣いから受ける印象の関係性は」
「ある食べ合わせで異なる風味になることは災害食に生かせるのか」
「卵0で感動100 〜広がる食卓の可能性〜」
普通科2年:探究活動
「地産地消を進めながら、残さない給食にするにはどうすればよいか?」
「Re:Earth『子育て世代が孤立せずに繋がれる仕組みは整っているだろうか?』」
「外国人が働きやすい労働条件とは?」
「鱗粉はチョウにとってどれほど重要か?」
全国探究コンテスト2025 最終審査進出テーマ:「香りを利用して日常生活に役立てる方法とは」
理数科1年:ユニット型研究 科学プレゼン
【生物】「シリンジ法による酵母発酵の試料液種別比較」
【地学】「過冷却とその破壊」
理数科2年:課題研究(SSH課題研究代表発表)
【地学】「逃げ水の再現と発生要因」
第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞 受賞作品
【生物】「炭素粒子(竹炭)付着の有無によるクモ糸の力学特性(応力・ひずみ)の比較」
第76回埼玉県科学教育振興展覧会 出展作品
【物理】「シャボン膜の干渉による厚さの測定」
第69回日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞 受賞作品
【化学】「安定電圧下での持続発電を可能とする微生物燃料電池の開発」
第69回日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞 受賞作品
発表後の講評では、埼玉県立総合教育センター 指導主事兼所員 竹内公彦様より、プレゼンテーションと好奇心の観点から主に次の点について御指導いただきました。
まず、2年生は1年生に比べて発表の構成や表現がより整理されており、内容を相手に伝える工夫が見られたことが評価されました。そのうえで今後の課題として、研究内容を説明するだけでなく、「聴衆にどう届けるか」を意識し、熱量や訴求力が発表に表れることの重要性が示されました。
また、発表者にとってのメリットとして、聴衆から意見を得られること、質問によって研究を深められることが挙げられ、質疑応答では積極的に問いを受け止める姿勢が促されました。加えて、聴き手に求められる力として、傾聴力(相手の内容を正確に捉える力)と批評力(根拠を踏まえて検討する力)が示され、発表会はそれらを鍛える機会でもあることが確認されました。
さらに、聴衆が疑問を持ち質問することは、研究への関心を示す姿勢であり、発表会における基本的なマナーであるということを御教示いただきました。最後に、探究の出発点は「なぜこのテーマを選んだのか」という好奇心であり、研究が行き詰まったときこそ原点に立ち返ることが前進の原動力になる、というメッセージをいただきました。
最後に、本発表会の実施にあたり、御来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
また、御多忙の中、講評を賜りました埼玉県立総合教育センター 指導主事兼所員 竹内公彦様には、探究活動や発表の在り方について多くの示唆をいただき、生徒にとって今後の学びにつながる貴重な機会となりました。
本校では、関係機関の皆様の御助言をいただきながら、SSHの取組を通して探究活動の質の向上を図り、生徒一人ひとりの学びをさらに深化させてまいります。
今後もSSHの取組として、探究活動の質の向上と校内外への発信を継続していきます。
【SSH】放射線セミナーを実施しました【1年生理数科】
理数科の1年生を対象に「放射線セミナー」を実施しました!
12月26日、本校にて放射線セミナーを実施しました。
本セミナーは、一般財団法人日本原子力文化財団の協力のもと、順天堂大学保健医療学部 准教授の 津田啓介 先生、および同財団の 宇井直人 先生を講師としてお招きし、講義と実験の二本立てで行われました。
放射線の基礎から応用まで
講義では、放射線の正しい知識をテーマに、身近な放射線の存在やリスクの考え方について分かりやすく解説していただきました。
放射線という言葉には「危険」「怖い」といったイメージが先行しがちですが、講義を通して、放射線は性質や量、利用のされ方を正しく理解することで、決して一律に危険なものではないことを学びました。
例えば、私たちは日常生活の中でも自然放射線を受けながら生活しており、医療分野では検査や治療などに放射線が欠かせない形で活用されています。一方で、過剰に浴びた場合には健康への影響が生じる可能性があるため、「知らずに怖がる」のでも「過小評価する」のでもなく、科学的根拠に基づいて判断することが重要であるという点が強調されました。
このように、放射線を「正しく恐れる」とは、危険性を理解した上で適切に向き合い、必要以上に不安を抱かず、社会の中でどのように活用されているかを冷静に捉える姿勢であることを、生徒たちは具体例を通して学ぶことができました。
ユーモアを交えた語り口で、生徒たちも終始引き込まれており、医療分野における放射線の活用など、幅広い視点からの内容は大変印象的でした。
校内での測定実験に挑戦
後半の実験では、校内の放射線量の測定と評価を行いました。
特に、放射点からの距離によって放射線量がどのように変化するか、また金属など遮蔽物を入れることでどの程度減衰が起こるかを、実際に条件を変えながら検証しました。予想と結果が一致する場面もあれば、思ったほど変化が出ない条件もあり、測定値のばらつきや誤差の扱いなど、データを「評価する」難しさも実感できる活動となりました。
得られた結果は表やグラフに整理し、班内で考察を共有しました。グラフ化や数値処理など一年生には少し発展的な内容も含まれていましたが、互いに相談しながら一つずつ確認し、「測って終わり」ではなく、根拠をもって説明するところまで粘り強く取り組む姿が見られました。
進路や探究につながる学び
セミナーを通して、生徒たちは放射線を「怖いもの」として捉えるだけでなく、科学的な見方で理解し、根拠に基づいて判断する姿勢の大切さを学びました。講義で扱った医療分野での活用例は、教科書の知識が社会の中でどのように生かされているかを実感できる内容であり、理科と将来の職業がつながる具体的なイメージを持つきっかけになりました。
また、放射線技師という職業について初めて知った生徒も多く、医療・理工・情報などが関わる分野横断的な話題から、「理科の学びがどんな進路につながるのか」を考える機会にもなりました。さらに、実験で行った「測定→整理→評価→説明」という流れは、今後の探究活動や課題研究においても重要となる基本プロセスであり、テーマ設定や研究計画を考える際の視野を広げる学びになったと感じます。
本セミナーは、2005年(平成17年)より継続して実施している行事です。今後も、専門家の方々の知見に触れながら、科学を多角的に捉える機会を大切にしていきたいと思います。
改めまして、本セミナーの実施にあたり、ご多忙の中にもかかわらず、丁寧で分かりやすいご講義と実験指導をしていただいた津田啓介先生、ならびに宇井直人先生に、心より感謝申し上げます。
【SSH】探究活動生徒発表会に参加しました【2年生(普通科・理数科)&自然科学部】
探究活動生徒発表会に参加しました(普通科・理数科・自然科学部)
12月25日(木)、日本薬科大学で開催された「令和7年度 探究活動生徒発表会」に参加しました。
本発表会は、「学際的な学び推進事業」指定校やSSH指定校、DX加速化推進事業採択校などを中心に、生徒・教員が情報交換を行うとともに、学習成果を発表する場として実施されています。
当日は午後の発表に向け、午前中は最終準備を進めつつ、他校の発表を聴講して過ごしました。
特に普通科の生徒にとっては、学校外の方へ向けて発表する初めての機会でもあり、緊張した様子で入念に準備を重ねていました。
普通科2班:スライド発表
普通科代表の2班は、スライドを用いた口頭発表に臨みました。
本番は堂々と、落ち着いて発表することができました。
質疑応答では、他校の先生方や企業の方から質問をいただき、自分たちが調査しきれていなかった観点にも触れることができました。
新しい視点を得られたことは、今後の探究活動を深める上で大きなヒントになったようです。
理数科・自然科学部(生物班)4班:ポスター発表
理数科および自然科学部(生物班)から参加した4班は、ポスターセッション形式で発表を行いました。
来場者との双方向のやり取りを通して、説明の仕方や根拠の示し方をその場で見直す機会となり、発表の客観性を高めることにつながりました。
また、他校のレベルの高い発表に触れたことで、生徒たちは良い刺激を受けていました。
「次はこうしたい」「ここを改善したい」といった前向きな声も多く聞かれ、探究活動を次の段階へ進めるうえで大切な一日になったと感じます。
今回の発表で得た気づきや質問は、次の探究につながる大切なヒントになりました。特に普通科は、理数科と比べて校外で発表する機会が限られているため、代表として参加した生徒にとっては、外部の方に成果を伝え、質問を受けて視点を広げる貴重な経験になったと感じます。
今後は、こうした経験を各班の探究活動に還元しながら、調査・実験・分析を一段階進め、より説得力のある成果発信につなげていきます。
本発表会の運営に携わってくださった関係者の皆様、貴重なご助言・ご質問をくださった先生方ならびに企業の皆様に、心より感謝申し上げます。
【SSH】サイエンスツアーinつくばを実施しました!
12月20日(土)、SSHの取組の一環として「サイエンスツアー」を実施しました!
参加したのは、普通科・理数科の1・2年生の希望者です。
バス1台でつくば市内の研究・展示施設を巡り、実物や一次資料、専門家の解説に触れながら、学校で学ぶ内容と最先端の科学・技術を結びつけて考えることを目的とし、企画しました。
施設ごとに扱う分野や見せ方が異なるため、同じ“科学”でも多様な視点から捉え直すことができた一日となりました。また、今回は学年もクラスも異なる生徒が一緒に行動するツアーだったため、集合時刻の厳守や、指示をよく聞いて動くことなど、集団行動の基本も大切にしました。
解説してくださる方々への挨拶や感謝の言葉を忘れずに行動する姿も印象的でした。ご協力いただいた各施設の皆様に、心より御礼申し上げます。
まだ夜が明ける前の薄暗い早朝に学校集合ということで遅刻等ないか心配でしたが、生徒はしっかり時間に集合し、予定時刻通りに出発できました。
つくば方面に向かう途中で朝日が見えてきて、ワクワクした雰囲気の中でツアーがスタートしました。
JAXA筑波宇宙センター
午前中はJAXA筑波宇宙センターを見学しました。宇宙開発の最前線を支える設備や展示に触れ、教科書で学ぶ科学が実社会の技術としてどのように活用されているのかを実感する機会となりました。
解説してくださった方の話を最後まで集中して聞き、メモを取りながら学ぶ姿が印象的でした。
身分証明書を提示しないと入ることのできないエリアの見学もさせていただきました。
リストバンドの着用が必須で、スマートフォンや電子機器は一時的に回収されるなど、厳重な体制の中での見学だったため、生徒たちは少しそわそわした様子でしたが、いざ施設に入ってみると、その緊張も一気に「わくわく」に変わったようでした。
今まさに仕事中の管制室や、「宇宙兄弟」の映画撮影でも実際に使用された施設など、個人で訪れてもなかなか見ることのできない場所まで案内していただき、貴重な体験となりました。
宇宙飛行士になるための直近の選抜試験には、4,000名以上の応募があったそうです。体力や英語力に加え、高いコミュニケーション力も求められ、多くの試練を乗り越えたごく一部の人だけが宇宙飛行士として選ばれるというお話に、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。
筑波実験植物園
午後の1つ目の施設として植物園を訪問し、多様な植物を観察しました。形態や環境への適応、分類の視点など、理科の学びに直結する話題が多く、観察の仕方や着眼点を学ぶ時間になりました。生徒は写真撮影やメモを活用しながら、自分の興味関心に沿って情報を整理していました。
植物というと、春〜夏の花や青々とした葉を思い浮かべがちですが、今回は「冬ならではの見どころ」を研究員の方に指南していただきました。
3Dプリンターで作成された冬芽の拡大模型(内部の葉や花のもとが、うろこ状の芽鱗に守られている様子がわかるモデル)を使って細かい特徴を確認した後、実際に園内に生えている木々の冬芽を一つひとつ観察しました。
自由時間には、温室や植物園の広い敷地内を巡りながら、さまざまな植物を熱心に観察する姿が見られました。博物館に並んでいる標本と違い、「今、このタイミングで生きている植物」を目の前で見ることができるのが植物園の良さです。実際に自分の目で見て、触れて、においを感じることで、教科書の写真だけでは得られない発見や疑問が次々と生まれているようでした。
地図と測量の科学館
続いて、地図と測量の科学館を見学しました。地図がどのように作られ、社会の中でどのように活用されているのかを体験的に学び、自然科学だけでなく工学・情報・社会とのつながりを実感できる内容でした。
最初は全員で紹介動画を視聴し、施設の概要や地図の測り方・作り方について学びました。衛星を用いた測量の話の中では、午前中に見学したJAXAの名前も登場し、その日の学びどうしがさっそくつながる場面もありました。
その後、床一面に広がった日本地図の上に立ち、日本の地形の特徴的な部分を実際に歩きながら確認しました。最南端・最北端・最西端・最東端の位置まで、みんなでぞろぞろと移動してみることで、関東からの距離感や日本列島の広がりを、体感を伴って捉えることができました。
理科や科学への興味・関心は、難しいことをしなくても、日常のなかにいくらでもきっかけが転がっています。今回のツアーも、なんとなく「行ってみたいかも」という気持ちで参加した生徒から、もともと関心が高く展示を一つ一つじっくり見たい生徒まで、それぞれのペースで楽しめる機会になったと思います。
今回の経験が、進路選択を考える際の一つの要素となり、豊かな経験や知識の土台になってくれれば幸いです。今後も本校では、校内での学習に加え、校外での体験を通して「学びを深め、広げ、言語化して発信する」機会を継続していきます。
【探究】理数科1年生 ユニット型課題研究(生物分野) 「酵母アルコール発酵の比較実験」について報告【SSH】
今年度の「ユニット型研究生物」では、酵母(イースト)のアルコール発酵を題材に、実験→データ整理→考察→アウトプットまでを一気通貫で体験する授業を行いました。
“教科書で知っている反応”を、自分の手で確かめ、数字で語れるようにするのがねらいです。
ねらい
①酵母の発酵(糖→CO₂+エタノール)の仕組みを、現象として理解する
②「比較」「対照」「仮説」「誤差」を意識した実験計画の基礎を身につける
③表・グラフを使って、結果を第三者に伝える力を育てる
実験の概要:シリンジ法でCO₂量を測る
今回の実験では、発酵により発生する気体(CO₂)をシリンジの目盛りで測定し、時間変化として記録しました。
・条件(温度・時間・操作)はクラスで共通
・ただし、試験液(イーストを溶かす液)だけは生徒が自由に選択。
ジュース類、炭酸飲料、乳飲料、糖濃度を変えた溶液など、発想が多彩でした。
“自由に選ぶ”からこそ、仮説が立つ
試験液が自由だと、実験前から自然にこんな会話が出てきます。
「甘いほど発酵が進む?」
「果汁100%と20%って差が出る?」
「炭酸は…最初からCO₂が入ってない?」
「乳飲料は酵母に影響ある?」
「糖の“量”だけじゃなく“種類”も大事では?」
この段階で、すでに探究が始まっています。
“なんとなく”を、「比較可能な仮説」に言い換える練習です。
結果:同じ“甘そう”でも、反応は同じではない!
測定してみると、発生量が大きい試験液もあれば、ほとんど変化がないものもあり、結果はさまざま。
また、多くの班で
- 途中から増加が加速する(立ち上がり)
- 増え方が鈍る(停滞・飽和)
といった“グラフの形”が見られ、発酵を「反応の進み方」として捉えるきっかけになりました。
考察のポイント:結果を「糖」だけで片づけない
考察では、単に「糖が多いから」で終わらせず、次の観点について考えてみることがポイント。
・糖の量だけでなく、糖の種類(発酵に使いやすいか)
・添加物や酸性度など、酵母にとっての環境
・炭酸飲料の場合は、もともとの溶存CO₂(混入の可能性)
・測定の誤差(気泡、温度管理、混ぜ方、読み取りなど)と、低減策
「結果→理由」をつなぐには、複数の可能性を出し、どれが妥当かを説明する力が必要です。ここが、まさに研究の入口でした。
個人レポート作成へ:データで語る練習
実験後は、各自が個人レポートを作成しました。
今回のレポートでは特に、データ提示(表・グラフ)と図表の作法を重視し、“レポートの型”に沿って書くことを意識してもらいました。
小さな実験でも、探究の型は身につきます。今回のユニット型研究では、身近な材料を使いながらも①仮説を立てる、②条件をそろえて比較する、③数値で示す、④考察する、⑤次の実験を提案する…という、研究の基本プロセスを体験できました。
“やって終わり”ではなく、結果を「伝わる形」に整えるところまでが学びです。
最後に、残るユニット型研究もいよいよ「地学」が最後となりました。
今回の生物で経験した 仮説の立て方、条件のそろえ方、データの見せ方(表・グラフ)、考察の組み立て方 といったポイントやコツを、ぜひ次のレポート作成にも生かしてほしいと思います。学びの積み重ねが伝わるレポートにつながるはずです。次のユニットでも、皆さんの工夫と挑戦を期待しています。
【探究】リアース校内発表会
10月20日(月),12月1日(月)に熊谷市都市計画課の方々とユーカリヤ社の方々をお招きし、リアース探究(3D都市モデルを活用した熊谷市の都市計画に係る探究活動)の発表会を行いました。
準備期間の短い中でしたが、どの班も独自の視点で熊谷市の都市開発について探究し、3D都市モデルを活用した将来構想を発表しました。駐車場を立体駐車場に変えることで空いた土地を活用する方法や、子育て支援の施設を建てるために必要な予算とその支援金の集め方を計算している班もあり、それぞれが設定したテーマに沿って深く探究することができていました。また、今回の発表会で選出された2班が、2月に行われる立正大学での発表会に臨むことになりました。
熊谷市都市計画課の方々からは発表のフィードバックもいただきました。今後の探究活動に活かしていきます。
準備風景↓
【SSH】科学実験体験イベント『楽しもうサイエンス!』を開催しました
11月22日の土曜日に、本校の体験型イベント「楽しもうサイエンス」を開催しました!
当日はたくさんの小学生・中学生とその保護者の方にご来場いただき、会場はとてもにぎやかで、笑顔の多い一日になりました。来てくださった皆さま、本当にありがとうございました!
また、感染症が流行している時期でもありましたが、手指消毒や体調確認など、感染対策にもご協力いただき、無事に実施することができました。ご理解・ご協力、ありがとうございました。
今年度は申込者数が昨年度よりも多く、想定以上に早い段階で定員に達してしまいました。参加をご検討いただいていたにもかかわらず、お申し込みいただけなかった皆さまには申し訳ありませんでした。
来年もさらにパワーアップして開催できるよう、生徒と一緒に準備していきます。
今年度も、生徒たちがブースの準備から当日の運営までを担当しました。
「どうしたらわかりやすく伝わるかな?」「ここは実際にやってもらった方が楽しいかも!」と、直前まで試行錯誤しながら本番を迎えました。実験や観察に目をキラキラさせる来場者の様子に、生徒たちも自然と声が弾んでいたのが印象的でした。
↓↓↓当日の様子↓↓↓
<書道>
<家庭>
<数学>
<情報>
<物理>
<化学>
<生物>
<地学>
【授業】よみうり進学メディア埼玉版11月号への記事掲載について
よみうり進学メディア埼玉版11月号に、
本校理数科2年生の「SS物理Ⅰ」の授業の記事が掲載されました。
本授業は、本校理数科2年生の担任でもある澁谷教諭が担当していて、
グループワークで生徒同士で教え合ったり、理解を深めるために実験を取り入れたりする様子が紹介されています。
本校理数科では、学習内容の本質的な理解を追求し、
今後、社会でこれまで以上に必要とされる優秀な理系人材を育成するため、
様々な実践的・体験的な学習活動に取り組んでいます。
11/22(土)には小・中学生向け科学体験教室「楽しもうサイエンス」を本校で実施いたします。
本校理数科1、2年生の生徒が科学の楽しさを御来場の皆様にお伝えしますので、
多くの方にお越しいただけることをお待ちしています。
【SSH】第76回 埼玉県科学教育振興展覧会〈中央展〉/第69回 日本学生科学賞〈埼玉地区〉表彰式 参列報告
第76回 埼玉県科学教育振興展覧会〈中央展〉/第69回 日本学生科学賞〈埼玉地区〉表彰式 参列報告
10月29日に開催された「第76回埼玉県科学教育振興展覧会〈中央展〉・第69回日本学生科学賞〈埼玉地区〉表彰式」に参列しました。
会場では、県内各校の受賞者が一堂に会し、日頃の探究の積み重ねが称えられました。
<本校から埼玉県科学教育振興展覧会に出展した9テーマ>
1 シャボン膜の干渉による膜の厚さの測定
2 一様金属板の振動数とクラドニ図形
3 安定電圧下での持続発電を可能とする微生物燃料電池の開発
4 サポニンを用いた天然の洗剤の機能性について
5 雑草から生分解性プラスチックの作成
6 炭素粒子(竹炭)付着の有無によるクモ糸の力学特性(応力・ひずみ)の比較
7 逃げ水の再現と発生要因
8 ブロッケン現象の再現と発生の要因について
9 赤城山の再現とハザードマップの作成
このうち1・2・3・7・8番が中央展へ出展されました。
このうち2テーマが優秀賞をいただき、表彰式にて賞状を授与されました。
今年度は18の研究テーマの中から9テーマを出展しました。4月にテーマを決め、夏を経て9月中旬までに得たデータを整理するまで、計画的に実験を重ね、その結果を科学的にまとめ上げる作業は決して容易ではありません。出展までたどり着いた9テーマの頑張りにまず拍手を送りたいと思います。
その中から5テーマが中央展に選ばれ、選出された30本中5本が熊谷西高校の研究という結果になりました。理数科生徒の努力が、確かな形で評価されたと言えます。
さらにその中の2テーマは優秀賞をいただき、高校生の課題研究としても完成度の高い内容であると評価されました。
運営・審査に携わった皆さま、日頃から生徒の探究活動を支えてくださる保護者・地域の皆さまに、心より感謝申し上げます。
また次に向けて追加実験を重ねて、研究の深度をさらに高めていってほしいと思います。
理数科全体としても、熱心に取り組む仲間の姿勢に学びながら、各自が課題研究への温度を上げ、自分の中での達成感とより良い成果につなげていって欲しいです。
【SSH】第2回課題研究発表会を実施しました!【理数科・自然科学部】
10月20日月曜日の5~7時間目に、第2回課題研究発表会を実施しました。
今回の発表会は、中間報告会。
6月に行われた第1回からの進捗について理数科2年生を中心に発表を行いました。
理数科2年生発表テーマ一覧
<数学>
複数の基数で回文になる数へのリクレル操作
<情報>
文字認識を利用した手書き文字のデジタル化
路面状況や勾配を加味した交通シミュレーション
<物理>
一様な金属板の振動数とクラドニ図形
シャボン膜の干渉による厚さの測定
リコーダーの秘密に迫る
ライズボールの解析
<化学>
安定電圧下での持続発電を可能とする微生物燃料電池の開発
化学染料にかわる草木染めをつくる
サポニンを用いた天然の洗剤の機能性について
酸化チタン光触媒による退色現象の再現
雑草から生分解性プラスチックを作る
<地学>
逃げ水の再現と発生要因
ブロッケン現象の再現と発生の要因について
赤城山の再現とハザードマップの作成
<生物>
炭素粒子(竹炭)付着の有無によるクモ糸の力学特性(応力・ひずみ)の比較
アルテミアを指標としたイブプロフェン製剤の短期影響比較
カレーとスパイス・ハーブの育成
1年生はユニット型研究の物理(英語ver.)と化学について、代表者発表がありました。
先輩たちを前に緊張もあったと思いますが、内容を簡潔に、堂々と伝えられていました。
今回の発表会からは理数科1年生が運営側に回り、受付・誘導・タイムキープ・機材補助などを担当。舞台裏を支える経験は、来年の自分たちの発表にも必ず生きてくるはずです。
理数科2年生の課題研究では、6月の段階であいまいだった研究目的や前提知識が、この間のブラッシュアップによって明確になり、自信をもって発表する班が多く見られました。
夏休みの取り組み、科学展のレポート作成、自然科学交流会でのポスターセッションを経て、各テーマが着実に固まりつつあり、日々の努力が確かな形で表れています。
一方で、サンプルサイズの不足や測定基準の不明確さは、早急に改めたいですね。
今回までの結果から生まれた反省点や新しい疑問には、追加実験で応えることが必要です。
実験のアイディアがうまく出てこない場合は、参考文献を探して読み込んでみて、手を動かす前の知識・背景の不足をまず補うことを意識してほしいと思います。
<総括>
今回の発表会で感じた課題は、「質問する力」です。
全体の前で手を挙げるのは、たしかに少し気恥ずかしいかもしれません。でも、良い質問は“発表者のため”だけではなく、その場にいる全員の理解を押し上げます。興味を持ったら、わからないところは素直に尋ねてください。「なぜその条件なのか」「他の条件ではどうなるのか」等、簡単な一言が、次の測定計画や図の改善へとつながります。質問する勇気は、研究の質を一段引き上げる力です。
発表する側も、問いを歓迎し、簡潔に「結論→根拠→次の対応」の順で応答しましょう。「検討します」で終わらせず、「反復数を増やして再測定する」「対照条件を追加する」など、具体策を添えて前進の道筋を示すことが、研究を確実に強くします。
今日の中間発表会は通過点です。小さな「なぜ?」を飲み込まずに声に出す。その積み重ねが、班の議論を動かし、データの信頼性を高め、次の外部発表での説得力につながっていきます。
次回は、もっと多くの手が挙がる熱い質疑で、発表会そのものをみんなで育てていきましょう。
発表者・司会・運営スタッフ・助言の先生方・参加した生徒の皆さん、ありがとうございました。
【SSH】自然科学交流会でポスター発表を行いました【理数科2年生・自然科学部】
自然科学交流会にてポスター発表を行いました!
10月4日(土)に熊谷高校で開催された自然科学交流会に、本校の理数科2年生と自然科学部の生徒が参加しました。
例年は熊谷西高校で実施していましたが、今年度は会場が変わり、熊谷高校での実施でした。
動物・植物・化学・物理・地学・一般の6系統にわたって30を超えるテーマが並び、会場は活気にあふれていました。
本校からは19テーマのポスターを出展し、生徒たちは自分たちで作り上げた研究の背景・方法・結果・考察を来場者にわかりやすく説明していました。
質疑応答では、他校の生徒や教員から鋭い質問や温かい助言をもらい、発表者がその場で図やデータを指し示しながら「なぜその条件設定なのか」「次はどこを検証するのか」を言語化する姿が印象的でした。
説明を重ねるごとに伝え方の精度が上がっていくのも、まさに交流会ならではの学びです。
研究そのものだけでなく、課題研究の成果と発表を通じたキャリア形成という観点でも、他者との対話が自己成長につながる貴重な機会になりました。
交流会でいただいた質問やコメントをふりかえり、各班で改善計画を立てていきます。
これからの発表の機会に向け、今回得た学びを研究デザインとプレゼンテーションに反映していきます。
最後になりましたが、会場を御準備くださった熊谷高校の先生方、審査・助言をくださった皆さま、そして発表や運営に携わってくださった全ての皆さまに心より感謝申し上げます。
今後とも本校の探究活動への御指導御支援をよろしくお願いいたします。
【SSH】現役大学院生によるキャリア講演会
10月17日(金)、本校視聴覚室にて「大学院生によるキャリア講演会」を実施しました。
講師は北海道大学 環境科学院 修士課程2年の新井さん。
海底堆積物に残された古いDNA――sedaDNA を手がかりに、西部北極海の過去の環境変動や生物群集の移り変わりを解析する研究に取り組んでいます。
新井さんは、調査船「みらい」MR-2406C航海に約40日間乗船し、北極海での本格的な調査を経験。厳しい現場でのサンプリングと膨大なデータ解析を通じて、北極の姿を“分子の証拠”から明らかにしようと挑んでいるそうです。
研究以外でも、カレー同好会を立ち上げ、大学祭では3日間で約4,000杯を販売する企画力と実行力も備えた頼もしい方です。
今回は、この回のために北海道からはるばる籠原まで来ていただきました。
大学院生として学会発表の経験も豊富で、構成の分かりやすい語り口により、時間の経過とともに生徒の姿勢もいっそう前のめりに。
高校時代の具体的な勉強法やおすすめ参考書、受験期の失敗談もユーモアを交えて紹介され、教室にはたびたび笑いが起きました。
新井さんが「難しいと感じた授業の教科書」ということで持参した、大学レベルの数学書の中身を見て目を丸くする生徒の姿も。
年の近い先輩のリアルな体験談に触れたことで、「受験勉強のモチベーションが上がった」「大学進学後の自分を具体的に想像できた」といった声が多く聞こえました。
聴講したのは理数科2年生が中心。課題研究・部活・学習に追われ、秋以降は発表会も増える忙しい時期です。
このタイミングで受験を見据えた“現実的な指針”をもらえたことは、明日からの行動を確かに変えてくれそうです。
専門性は高い。けれど伝え方はシンプルでフランク——そのわかりやすさが「自分にもできる」という手応えを生みました。生徒一人ひとりが“次にやること”を持ち帰れたことこそ、大きな収穫です。
改めまして新井さん、ありがとうございました。
【探究の熊西】理数科1年 埼玉工業大学情報研修(自動運転バス試乗)
10/18(土) 9:45~12:10 に埼玉工業大学情報研修(自動運転バス試乗)を実施しました。対象は理数科1年生です。
埼玉工業大学の渡部教授(副学長・自動運転技術開発センター長)の御指導の下、自動運転について理解を深めました。
開会行事 オリエンテーション
渡部教授(副学長・自動運転技術開発センター長)による講義
施設見学
自動運転モニタリング
自動運転バス試乗
発進時は運転手さんが手動で。すぐに自動運転に切り替え。
とても自然で、スムーズな運転でした。
バス外観 センサー類は意外と目立たないです
自動運転の技術的背景、AI やセンサーの役割、交通社会の中での
自動運転の意義について学ぶことができました。
また、実証実験の現場で直面する法規制や地域住民との協力関係
の構築、技術的課題など、御苦労の一端にも触れることができました。
自動運転技術がどのように地域社会や地方交通に役立ち、
将来的な社会インフラの一部となるか考えるきっかけになりました。
【探究】理数科1年生 ユニット型課題研究(化学分野) 「ろ過と蒸留」について報告【SSH】
本校理数科1年生が「SS理数探究基礎」の授業において、ユニット型課題研究(化学分野)「ろ過と蒸留」を行いました。
<日程>
9月8日(月) オリエンテーション・仮説設定
9月13日(土) 実験 ※土曜の公開授業日でした
9月22日(月) 考察・まとめ
9月29日(月) 発表
赤ワインの製法と蒸留の原理を題材に、混合物の分離を実験的に学びました。
赤ワインを「赤色色素・水・エタノール」からなる混合物と位置づけ、活性炭への吸着を用いたろ過で色素を除去し、その後の蒸留で水とエタノールの分離を試みました。
あわせて、エタノールは水と共沸混合物をつくるため、通常の蒸留だけでは100%にはならないことを確認し、分子ふるいや共沸蒸留など実用上の高濃度化手法についても調査しました。
さらに、冷却器に名を残すユストゥス・フォン・リービッヒ(ドイツ)の生涯と業績を調べ、現代化学への貢献を学びました。
初めて扱う装置に最初は緊張していましたが、役割分担が進むにつれて声かけも増え、各工程の確認がテンポよく回り始めました。「もう少し待てば…」と粘り強く観察する班も。
物理に続き、今回は2回目のユニット型研究・発表会でした。
前回よりスライド構成が洗練され、要点の絞り込みも上手になってきた班が増えました。
いっぽうで、図の提示タイミングや話し方(聞き手に届く声・アイコンタクト・話速)にはまだまだ改善の余地があり、次回の成長が楽しみです。
次のユニット型研究は生物分野。観察・実験計画の立て方やデータ可視化にも挑戦し、「伝わる発表」をさらに磨いていきます。
1年理数科 長瀞巡検
報告が遅れましたが、7/15(火)に標記巡検を実施いたしました。当日は自然の博物館の学芸員の方に案内していただき、岩畳、赤壁、小滝の瀬(断層)などを見た後、博物館で調べたり確認したりして、虎岩、紅簾片岩など長瀞でしかなかなか見られない片岩を見学しました。当日はこの時期の中ではまだそれほど酷い暑さではなかったのが幸いでした。
<長瀞駅集合 本日の日程などを確認する>
<岩畳で日本列島の形成史、片岩の出来方などを聞き、実際の片岩を観察する>
<赤壁と甌穴の見学を行う>
<博物館で地質や生物の調べ学習と確認>
<鉄道と地質の関係、日本最大級の紅簾石片岩とポットホール>
【探究】リアース操作開始!
9月8日(月)7限の探究の授業では、熊谷市都市計画課の方々に加えてユーカリヤ社の方々にも御来校いただき、リアースの操作方法等の説明をしていただきました。
今回は3D都市モデル表示・用途地域の確認や、3Dモデル配置などを教えていただきました。はじめての操作に戸惑いながらも、実際に3Dモデルを動かしながら楽しそうに今後の都市計画を考えていました
【探究】理数科2年・臨海実習に行ってきました【SSH】
7月22日(火)から24日(木)にかけて、理数科2年8組の生徒40名で、千葉県銚子市・勝浦市方面へ臨海実習に行ってきました!
★実習の様子をまとめた動画
Day1
実習初日は、思いがけないハプニングからのスタート。
朝の出発直後に高速道路上で事故渋滞に巻き込まれてしまい、予定していた筑波にある施設には残念ながら立ち寄れず、行程を変更してそのまま銚子へと向かいました。
銚子では、銚子海洋研究所さんのご協力のもと、イルカウォッチング体験。
ただ、前日から「沖の風が強い」との情報があり、当日出航できるかどうかは現地判断に。到着してみると、やや風は残っていたものの、無事に出港できることとなり、生徒たちは期待に胸をふくらませて船に乗り込みました。
残念ながら、風の影響でイルカの餌となる魚群が沖合へ移動してしまっており、スナメリの姿を見ることはできませんでしたが、普段なかなか乗ることのない小型船での体験は、生徒にとって貴重な経験となりました。
一方で、蒸し暑さと揺れの大きい船に酔ってしまった生徒もおり、「酔い止め飲んでおけばよかった…」と少し反省の声も。それもまた、実習でしか得られない体験からの学びの一つだったようです。
夜には、宿泊先のホテル屋上で天体観測会を実施しました。
雲の少ない好条件に恵まれ、北斗七星や夏の大三角形、さそり座、いて座など、多くの星座を肉眼で確認することができました。さらに、学校から持参した大型の天体望遠鏡を使って、アルビレオやM22(いて座にある球状星団)も観察。
日夜問わず、壮大なスケールの自然の授業を体いっぱいに感じる一日となりました。
Day2
臨海実習2日目は、銚子ジオパーク巡検からスタートしました。
まず訪れたのは、海岸沿いに広がる国有林。ここでは、塩害や風に耐える浜辺特有の植物、そしてその周辺に広がる極相林の様子を観察しました。
人の手が加えられていない自然の中で、植物の生態や遷移の過程を肌で感じることができ、普段の教科書では得られないリアルな学びがあったと思います。
その後は、犬吠埼灯台周辺に移動し、生痕化石の観察。
かつて生き物が残した“動きの痕跡”が、長い時間を経て岩の中に刻まれている様子を、ガイドの方の解説を聞きながらじっくり観察しました。
続いて訪れた屏風ヶ浦では、海沿いにずっと続く地層が圧巻。
地球の長い歴史と、そこに刻まれた時間の痕跡に、理科や地学が好きな生徒たちは特に興味をそそられていました。
午後は、JAXA勝浦宇宙通信所を訪問。
人工衛星の通信や、宇宙ステーションとのつながりについて解説を受けました。
中でも、直径25mもの巨大なパラボラアンテナを間近で見た時の生徒たちの驚きはひとしおで、宇宙という遥か遠い存在が、すこしだけ身近に感じられたようでした。
本来は、千葉県茂原市にあるガス関連施設の見学を予定していました。
茂原は都市ガスに関連する技術拠点が多く、昨年度は実際にその見学が行われましたが、今年度は施設の都合により訪問が叶いませんでした。
その代わりに訪れたJAXAでの見学は、テーマこそ異なるものの、生徒たちの好奇心を大いに刺激してくれました。予定外の学びもまた、実習の魅力の一つだと感じさせてくれる時間でした。
展示だけではなくシュミレーションもあり、生徒だけではなく担任の先生も楽しんでいました。
小型探査機の「着地」だけでもかなりの技術が必要であり、宇宙探査の難しさが伺えます。
夜には、前日と同様に天体観測を実施。
前夜に銚子で見た星座が、勝浦の海辺ではまた違った角度から観察できることに、生徒たちは感動していました。
「首が痛くなるくらい見上げてた」という声が出るほど、星空の美しさと奥深さに心を奪われたひとときでした。
地球の足もとにある化石や植物から、はるか上空の宇宙まで。まさに「自然と科学のスケールの広がり」を体験した、理数科らしい一日となりました。
Day3
臨海実習3日目は、宿泊先を出発後、すぐ近くの勝浦にある海の博物館へ向かいました。
博物館の前には自然の磯が広がっており、ここで理数科恒例の磯採集実習を行いました。
生徒たちは「生物班」と「地学班」に分かれて、それぞれの視点から海の自然に向き合いました。
生物班は、岩場や潮だまりに分け入って、海藻や貝、カニ、魚などを採集。
集めた生物はグループごとに分類し、特徴をもとに種の同定を行いました。
「さっきのとは違う!」「魚、網で捕まえられた!」といった声が飛び交いながら、生徒たちは夢中で観察に取り組んでいました。
一方の地学班は、磯周辺に広がる露出した地層をじっくり観察。
積み重なる層の厚さや色、傾きなどから、そこに刻まれた時間の流れや地形の変化を考察しました。
昨日見た屏風ヶ浦のダイナミックな地層とはまた違った、ローカルな地質の個性に触れることで、観察眼もより深まったようです。
午前中いっぱいをかけた磯での実習を終えた後は、名残を惜しみながらバスで熊谷へと出発。
途中の海ほたるパーキングエリアに立ち寄り、お土産を購入したり、東京湾の景色を楽しんだりと、最後の自由時間を満喫しました。
ということで、3日間にわたる臨海実習は、天候にも恵まれ、大きな事故もなく無事に終了しました。
海・地層・宇宙・星・生き物と、五感を通して「理科の世界」に触れた今回の研修は、生徒たちにとってきっと忘れられない経験になったことと思います。
Studying Nature Firsthand ー 百聞は一見にしかず。
この体験が、生徒たち一人ひとりの今後の課題研究や進路選択のきっかけとなることを願っています。
【探究】総文祭報告(自然科学部)
第49回全国高等学校総合文化祭、かがわ総文祭2025 に参加しました。
自然科学部門物理分野で『グリーンフラッシュの再現と発生条件の明確化』の口頭発表を行いました。
3年生の中島、北内、針谷が取り組んできた研究の集大成です。
残念ながら受賞には至りませんでしたが、堂々と発表し、質問にも的確に回答することができました。
研究発表のほか、香川大学博物館の特別展の見学、巡検研修(株式会社MITOYO-MORINGA、父母ヶ浜)、生徒交流会など、7月26日(土)の開会式から28日(月)の閉会式までの全日程を存分に堪能しました。
【探究】理数科1年・英語プレゼンテーション研修を実施しました【SSH】
理数科1年生は、「SS理数探究基礎」の授業の一環として物理分野のユニット型課題研究に取り組んできましたが、今回はその発表内容をもとに、英語を使ったプレゼンテーションにも挑戦しました。
生徒たちは、卵を高所から落としても割れないように守るプロテクターを自作し、素材や形状の工夫をこらしながら試行錯誤を重ねてきました。
↓↓詳細は過去記事よりどうぞ!
設計の工夫や実験結果について、英語科の先生とALTのアイリーン先生のサポートのもと、スライドや原稿を英語で準備し、クラスメイトの前でプレゼンテーションを行いました。
英語での発表ということで、発音や文法の正確さを気にしてしまう生徒も多く、原稿を見ながら発表する姿も見られました。
その中でも、原稿にあまり頼らず、身振りや視線を使って自分の言葉で堂々と話す生徒もおり、聞き手の印象に残る発表となっていました。
英語の流暢さ以上に、「伝えたい」という意欲や工夫が伝わってくるような発表ができることが、まずは何より大切だと感じています。全体としては、まだまだその「伝える力」を高めていく必要があります。
わかりやすいスライドの工夫、聞き取りやすい話し方や声の大きさ、そして視線やジェスチャーといった表現の工夫など、プレゼン全体を通して「どう伝えるか」を意識していくことが、今後の課題です。
今回の経験をふり返りながら、それぞれの課題を見つけ、次につなげていってくれることを期待しています。
【探究】リアース探究(2年普通科)
3Dソフトを活用し熊谷市と協働して新たな都市開発を提案する活動、リアース探究では、熊谷市の職員の方々からの御講義を受講し終え、ついに今後約8か月間かけて探究していく課題の設定に取りかかりました!
班ごとに探究課題を考えている様子
熊谷市の職員の方々が御来校くださり、どの班も都市政策の疑問や熊谷市について気になる部分があるとすぐに質問していました
職員の方からアドバイスをいただいています
熊谷市の地図を調べながら、どの辺りの開発が必要なのか検討していました。
熊谷市付近の星川通りについて探究を進めていく様子の班。今後どう探究活動を行っていくのか、現地調査の話まで具体的に進められていました
どの班も一人一人が自分の意見や疑問を積極的に発言し、自然と話し合いが進行されており、皆とても生き生きとしていました。今後リアース探究に取り組む班がどのような探究をしていくのか、とても楽しみです
【SSH】第1回課題研究発表会を実施しました!【理数科・自然科学部】
6月16日月曜日の5~7時間目に、第1回課題研究発表会を実施しました。
今回の発表会は、探究活動のスタートを飾る「所信表明」の場として、理数科の2年生全員が、これから取り組む課題研究のテーマや背景、仮説、今後の計画について、スライド発表を行いました。
生徒たちは、自身の興味関心をもとに設定した問いについて、事前の文献調査や仮説の検討を行いながら研究計画を立ててきました。
すでに予備実験を行い、実際にデータを取り始めているグループもあり、研究への高い意欲がうかがえました。
「硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング」というテーマで、3年生による英語での口頭発表も行われました。
専門的な内容を英語で説明するだけでも大変ですが、原稿を手に持たず、日本語での発表と同じように自分の言葉で伝える姿勢に、多くの後輩たちが刺激を受けたようです。
SSHで培った力がしっかりと形になっていることを感じさせる発表でした。
1年生にとっても、先輩たちの発表を間近で見聞きすることで、来年度の自分自身の課題研究をイメージする良い機会となりました。
質疑応答では後輩からの質問も飛び出し、学年間の学び合いが自然と生まれていたのが印象的でした。
<指導・講評>
また、本校のSSH活動を支援してくださっているJST(科学技術振興機構)の奥谷様にも御参加いただき、各班の発表に対して丁寧な御講評をいただきました。
①先行研究に関する情報をより深めること:特に、参考文献には著者名や所属などの情報も記載すると、信頼性や文脈が明確になること。
②研究の目的や方向性が、今後変わっていく可能性があるということ:実験や観察を進めていく中で、当初の仮説や興味と異なる発見をすることもある。それは自然なことであり、目的を修正してもよいし、元の関心にこだわってもよい。
③実験条件の理解と再現性への配慮:たとえば温度や湿度といった条件を正確に把握し、再現性のある実験を心がけてほしい。
④よい質問ができるようになること:よい質問をするには、発表を聞く側の視点や研究の「見方」を育てる必要がある。
また、3年生に向けては大学受験・進学後について「SSH校として取り組んできた経験の中で、着実にさまざまなスキルが身についている。そのことにぜひ自信を持ってほしい」とのエールもいただきました。
さらに、自然科学部の活動にも触れていただき、「地道に蓄積している生き物のデータは非常に貴重なものであり、今後もコツコツと続けていってほしい」との励ましの言葉をいただきました。
校長先生からも講評をいただきました。
「自分自身や他の人の発表をしっかりと振り返り、そこから学んで、次の発表に臨んでもらいたい」というより良い発表に向けての宿題が全員に出されました。
一つひとつの発表の場を経験として積み重ねていくことが、探究力の向上につながっていきます。
今回の発表会は、研究の第一歩として、これからの探究活動を方向づける大切な機会となりました。
次回の校内発表会は10月を予定しています。その際には、各班がデータや実験結果をもとに、より論理的・科学的な視点で研究を深めた発表ができるよう、今後の活動にしっかりと取り組んでいってほしいと思います。
【探究】理数科1年生 ユニット型課題研究(物理分野) 「卵落としプロテクターの工夫」について報告【SSH】
本校理数科1年生が「SS理数探究基礎」1学期の授業として、ユニット型課題研究(物理分野)「卵落としプロテクターの工夫」を下記のような日程で行いました。
第0回 4 / 14(月) ガイダンス、調査、設計図
第1回 4 / 21(月) 設計、制作、実験
第2回 4 / 28(月) 制作、実験、考察
第3回 5 / 10(土) 実験、考察、まとめ、発表についてのガイダンス
第4回 5 / 26(月) 発表準備 、PowerPointデータ提出
第5回 6 / 2(月) クラス内発表会、評価
第6回 6 / 16(月) 代表の校内発表会
第7回 6 / 23(月) 英語によるプレゼンテーション研修(予定)
第8回 6 / 30(月) 英語によるクラス内発表会(予定)
課題研究「卵落としプロテクターの工夫」とは、本校の渡り廊下3階から落下させても卵が割れないような卵プロテクターを班ごとに工夫し、ケント紙で作製するというものです。
大阪電気通信大学基礎理工学科でも同様の「卵落としコンテスト」が行われており、先日その様子がTBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」で紹介されていました。
ケント紙とセロハンテープのみを材料として、どんな構造・形状にすれば3階の高さから落としても卵が割れないようなプロテクターになるのか、インターネット上の情報を調べたり文献などを参考にして各班工夫を凝らしたものを作っていました。
プロテクターができたら卵を内部に装着して実験です。渡り廊下の3階から落下させ、卵が割れてしまった班は原因を考察し、プロテクターを改良して再実験、再々実験を行います。卵が割れなかった班はどこがよかったのかを考察し、さらにプロテクターの軽量化を図ります。
実際にプロテクターに入れた卵を落としている様子もチェック!
その後研究成果をプレゼンテーションアプリで作成し、クラス内で発表しました。各班の発表を生徒自身が評価し、教員の評価も併せて代表班を決定しました。
代表班は6月16日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主任専門員の奥谷雅之先生をお迎えし、1~3年の理数科や自然科学部の生徒、校長はじめ多くの教員の前で発表を行いました。
今後は各班のプレゼンテーションを英語に直し、英語による発表会を行う予定です。
<プロテクター作品集>
【探究】リアース探究始動!(2年普通科)
普通科2年生の探究活動がスタートしました。各々の興味によって探究テーマを決めていく中で、熊谷市と連携して3D都市モデルを考えていくリアース探究の有志が28名集まり、4人×7班で始動しました!
リアース(Re:earth)とは・・・簡単に3D都市モデルが作成できるウェブアプリケーション。リアース探究ではこの機能を活用して熊谷市に政策提言を行うことを目標に、市内の都市政策を考えていく。
第1回(5月26日)
昨年度リアース探究を行い、様々な場所で発表を重ねてきた3年生たちが説明に来てくれました。生徒たちも先輩方の説明を熱心に聞いていました
第2回(6月2日)
熊谷市職員の方々に御来校いただき、リアース探究のガイダンスを実施しました。都市から「なくなると困るもの、なくなってほしくないもの」を話し合い、班ごとに次のような意見が出ました。
各自タブレットでガイダンス資料を開きながら、都市政策の進め方や熊谷市の現状、熊谷市で行われている都市開発の取り組みなどを説明していただきました。普段なかなか知り得ない情報に、生徒たちも興味津々でした
どの班もやる気に満ちた表情をしていました
【探究の熊西】理数科交流会
3/12(水)3・4限に1・2年生理数科で交流会を行いました。
2年生が1年間かけて行ってきた課題研究の様子を1年生に紹介し、1年生は研究発表などをもとに
次年度の自分たちの課題研究のテーマを決める参考にするのが主目的です。
自分たちの課題研究についての説明を、ポスターセッションと同じようにまずは説明していきます。
物理分野「グリーンフラッシュ」 化学分野「スーパーボール」
生物分野「野菜」 地学分野「水琴窟」
自分たちの研究内容だけでなく、どのように研究テーマを選んだのか、その祭どのような点に気をつけたか
などのアドバイスも1年生は2年生に聞いていました。
2年生は来年度、今年の2月に理科教育研究発表会で提出した論旨等を元に日本語の論文をまずは作り、
それを英語にする研究論文の授業が1学期にあります。
1年生は今年各科目で行ってきたユニット型課題研究の手法を生かし、今度は自分自身でテーマを決めて
課題研究に取り組んでいきます。それが先輩たちの継続研究になるのか、自分自身で考えたテーマになるのか
はわかりませんが、今回の交流会で得た知識などを生かしてほしいと思います。
【探究の熊西】校内SSH生徒研究発表会(午後の部)
2月7日(金)今日は1年間取り組んできた探究活動・課題研究におけるまとめの全校発表会になります。
午前の部は、1・2学年や普通科・理数科関係なく、全員で楽しく発表を行いました。
午後の部は、体育館での代表による発表です。
前半はビブリオバトル(本の案内)と英語スピーチコンテストの学校代表者が発表し、普通科1・2年の各学年代表の発表が行われました。
〈校長先生から激励です〉
〈発表会 全体の様子〉
(1)ビブリオバトル・・・学校代表
『 十角館の殺人 』2年5組 鈴木
(2)英語スピーチコンテスト・・・学校代表
“ The Super Power of a Smile ” 1-7 WATANABE
(3)普通科1年:探究活動・・・学年代表
①「中高生の体力低下に対してどのような対策があるか」4組 内田、菊池、小板橋、中里
②「子育てしやすい環境を作るためにはどうすればいいか。」5組 柏原、木部、藤井、山田
③「食料廃棄を減らすには?」7組 門倉、小久保、髙橋、二瓶
④「音楽と記憶力の関係」6組 新井、石田、中島、與板
(4)普通科2年:探究活動・・・学年代表
①Re:Earth 「熊谷市をベッドタウンとして住みやすい街にするにはどうしたら良いか」本田、門井、柴、吉田
②「なぜ墓じまいをする人が増え続けているのか」清
③Re:Earth 「熊谷市の健康を促進するために求められる施設はなんだろう」福田、下山、反町、大坪
④全国探究コンテスト2024 最終審査 進出作品
Re:Earth 「籠原に若者から子育て世代を増やすためには?」 竹内、鈴木、新井、嶋村
後半は理数科1年のユニット型研究(化学・地学)の発表と、理数科2年生の各分野(物理・化学・生物・地学)の発表が行われました。科学展で優秀な賞を取った作品の発表も行われました。
(5)理数科1年:ミニ研究 科学プレゼン・・・テーマ代表
① 【化学】「硫化亜鉛電池の作成」疋田、平井、三浦、三上
② 【地学】「エタノールの過冷却とその破綻」石田、岡田、河内、高橋
(6)理数科2年:課題研究・・・SSH課題研究代表
①第75回 埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞
【地学】「岩石天体の光条の形成要因」 松﨑、飯塚、大野
② 【生物】「野菜と水ストレス」柳澤、小島
③ 令和7年度全国高等学校総合文化祭 埼玉県推薦作品、
第75回 埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞
【物理】「グリーンフラッシュ(GF)の再現と条件の明確化」北内、中島、針谷
④ 第75回 埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞
【化学】「キハダの産地と含有成分の量の関係」根岸、小曽根、鈴木
⑤第68回 日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、
第75回 埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞
【化学】「硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング」神田、片野
各発表に多くの質問があり活発な質疑応答が行われました。難しい発表も多くあったと思いますが、質問によって理解が深まったり、新たな視点を得られたことと思います。また保護者の方からも温かく的確な質問がありました。本校の発表会を通して地域の科学教育を深めていく土台となれれば幸いです。
みんな1年間よくがんばりました。素晴らしい発表会でした。
【探究の熊西】自然科学部 チームアライグマ、彩の国環境大賞 優秀賞 受賞!
チームアライグマの長年の活動が認められ、今年度の彩の国環境大賞 優秀賞を受賞することができました。
2月7日、チーム代表を務める川越女子高校と越ケ谷北高校の生徒が授賞式に参加してきてくれました。
野生生物の経年調査は地味な作業ではありますが、地道なデータの積み重ねが大切です。
今後もチームの活動を、後輩たちに引き継いでいきたいと思います。
↓詳細記事はこちらです↓
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0501/r6kannkyou.html
【探究の熊西】自然科学部 センサーカメラ回収
先日、アライグマ用に設置しているセンサーカメラ5台を1か月振りに回収してきました。
設置させていただいている寺社の皆様には心より感謝申し上げます。
センサーカメラに映る動物は非繁殖期の行動を知る貴重な資料となります。
今後も継続して観察を続けたいと思います。
↓その場で写真を確認する様子
【探究の熊西】自然科学部 伊佐沼探鳥会
先日、北風の吹く中、伊佐沼探鳥会を行いました。他校の生徒、教員も含め34名が参加しました。
探鳥初心者が多い中、双眼鏡の使い方を確認した後、カモ類を中心に31種を観察しました。
集合前の下見でトモエガモ♂1羽がいましたが、全員が見ることはできず。
ハシビロガモの特徴的な嘴は全員が観察することができました。
参加者は、カモ類のオスの羽の光沢は、見る角度や日の当たり方によって全く異なった色に見えることを実感したようでした。
冬の定番、ツグミを見ることはできませんでした。今冬はツグミが異常に少ないです。どうしたのでしょうか。
最後は、絶滅危惧Ⅱ類のキタミソウを観察して解散しました。
これからも「フィールド」「現場」を大切にしながら活動をしていきます。
(なお、野鳥写真の無断使用はご遠慮ください。撮影者:自然科学部顧問)
↓タシギ
↓セイタカシギ
↓ハシビロガモ♂
↓カワウ生殖羽
【探究の熊西】文部科学副大臣の視察訪問!!
令和7年1月20日(月)文部科学副大臣 野中厚様、埼玉県教育委員会教育長 日吉亨様、熊谷市副市長 大島英司様が、熊谷西高校 第Ⅲ期SSHにおける理数科の課題研究、普通科の探究活動について視察訪問されました。
本校理数科では、生徒の興味・関心をもとに専門性を深め、大学と連携して課題研究を進めていきます。今年度は化学において日本学生科学賞の埼玉県代表となり、物理において全国総合文化祭の埼玉県代表となっています。そして、理数科の生徒は野中様、日吉様へ課題研究の成果を披露し、実験への熱意を語り、様々な意見交換をさせていただきました。
また、本校では生徒の興味・関心を伸ばし、普通科2年生は班や個人で1年間探究活動を行います。特に今年は熊谷市様・(株)ユーカリヤ様と連携し、「10年後、20年後も住みたいと思える籠原駅南口の再開発」について取り組みました。普通科の生徒は野中様、大島様へ探究活動の成果を披露し、探究活動の面白さや工夫した点を語り、様々な意見交換をさせていただきました。
最後は代表生徒と意見交換を行いました。生徒は探究活動や課題研究の楽しさに気付いたこと、成長したことについて語り、野中様、日吉様、大島様は力強く挑戦する大切さを生徒へ伝えてくださいました。
今後とも生徒第一に探究活動と課題研究を通して、熊谷西高校の生徒も教員もみんなで成長していきたいと思います。
【探究の熊西】企業連携:電子顕微鏡(日立ハイテク)
今年度も株式会社日立ハイテク様から電子顕微鏡をお借りしました。
地域における科学教育の振興を目的とした理科教育支援活動として、株式会社日立ハイテク様より日立卓上顕微鏡TM4000PlusⅡをお借りしています。大変ありがとうございます。
電子顕微鏡とはどんなものでしょうか?
世の中で最も小さい電子を対象にぶつけて、その形状を見ていきます。そのため、光学顕微鏡よりも小さいもの、ミクロの世界をのぞくことが出来ます。ただし、電子をぶつけるため真空が必要であり、観察する対象は金属など導電性があるほうが有利です。
しかし、日立卓上顕微鏡TM4000PlusⅡは真空度を制御して、導電性のない対象も観察できます。さらに、電子を対象にぶつけてその跳ね返りを見ているので、観察対象の材質の違いを見ることも出来ます。
理数科や自然科学部の生徒たちが電子顕微鏡観察を行いました。
【目的】
電子顕微鏡を用い、価格の異なるコピー用紙で繊維や構造を観察、比較することを目的としました。
【仮説】
コピー用紙の値段により、実際に見たときも、表面の粗さや用紙の厚さなどに違いがある。そのため電子顕微鏡で観察するとき、価格の低いコピー用紙では、繊維の密度が低く、太さや長さがばらけているような画像が見られると考えた。反対に、価格の高いコピー用紙では、紙の繊維の密度が高く、繊維が均一な画像が見られると予想した。
【結果】
観察モードは5kV|Mode 3、真空モードは帯電軽減(L)に設定した。高いコピー用紙と安いコピー用紙でそれぞれ検出器を反射電子と二次電子、倍率を500倍と1000倍にして観察した。
【考察】
画像からコピー用紙の価格が高い方が、表面が滑らかで、紙の繊維の密度が大きいことが確認できた。表面の繊維の方向がそろっていて、二次電子の1000倍の画像で比較したときには、価格の安い用紙よりも、繊維の太さや長さが均一に見える。また、価格の低いコピー用紙は、紙の繊維の密度は低く、500倍の二次電子の画像からは特に細くさけていることが確認できた。繊維はコピー用紙の高い方が太く、これには用紙の厚さも関係しているのではないかと考えた。これらから、コピー用紙の価格と紙の品質の相関関係は強いと判断できる。
〈追加でこんなものも電子顕微鏡でみてみました!〉
牛乳パックの表面は水分がしみ込みづらいようコーティングされている様子やカーボン紙の表面に炭素が付着している様子がわかります。切手についても特に裏面に糊がコーティングされているのがわかります。目視やさわり心地では大差がないように感じますが、電子顕微鏡でミクロの世界を観察するとその小さな差がはっきりと違いとして見ることができますね。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ高校生生物多様性フォーラム
昨年12月、埼玉県環境科学国際センターにて高校生生物多様性フォーラムに参加してきました。
午前中はセンターの施設や研究室の見学、午後は埼玉大学 荒木祐二准教授による田島ヶ原のサクラソウに関する講演の聴講とポスターセッションを行ってきました。
特にサクラソウの講演については、県花でありながら北部ではあまりなじみのない花ですので、非常に興味深く聞くことができました。
チームアライグマでは今後も広く交流を持ちながら、調査・研究活動を行っていきたいと思います。
↑研究室見学。鳥の標本についての解説を受ける。
↑施設見学。野外で解説を受ける。
↑研究室見学。県内大気汚染の様子について、実際の計測で使用したフィルターを見せてもらう。
↑無響室。室外と比較しました。
↑サクラソウに関する講演会
↑ポスターセッションの様子
↑総勢6校が集まりました!
【探究の熊西】SSH国際研修
12月19日(木)3・4限に理数科2年生を対象として、SSH国際研修を行いました。生徒の国際感覚を磨くため、企業法律の専門家である神林様にご講演をお願いいたしました。今回はZoomでマレーシア・東京・熊谷をつないで実施しました。
神林様はマレーシアにてLikearisingsun Sdn. Bhd.、CEOを務められています。法律家の視点から、理系企業の研究・商品開発・品質管理等における知的財産・特許関係・海外進出等に触れていただきます。また、ご自身の海外で働くことを目指した理由、決断の過程、現状の仕事の面白さを講演いただきました。
人と人とのつながりを大切にし、相手とフェアに仕事をする姿勢は生徒に大きな影響を与えたと思います。生徒には自分の将来を考えるきっかけにしてもらい、海外へ挑戦する選択肢もあるということに気付いてもらえればと思います。各自が自分の夢を目指し、叶えられるよう指導していきたいと思っています。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ中谷医工成果発表会
22日、自然科学部生物班が参加しているチームアライグマが活動助成を受けている中谷医工財団主催の成果発表会に、チームを代表して川越女子高校、越谷北高校とともに出席してきました。
助成先は小中学校、高校、大学と多岐にわたり、異校種による大変有意義で興味深い発表会でした。
初心を思い出させてくれる研究や本校と似た手法を用いた研究もあり、ポスターセッションの質疑は大いに盛り上がりました。
今後もチームアライグマは、複数校連携研究として続けていきたいと思います。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 楽しもうサイエンス!!
11月24日(日)9:30~12:30に本校で小中学生に向けて科学体験教室「楽しもうサイエンス!」を行いました。小中学生・保護者の方合わせて多数の参加をいただき、ありがとうございました。20ブースを回って楽しんでいただいたようです。
物理分野
・水中エレベーター、ビリビリコップ、ストロー吹き矢、ペットボトルロケット
今年からペットボトルロケットが加わりました。勢いよく飛んでいきます!!
化学
・スライム、夜光バッジ、入浴剤、電池を作ろう
みんな目を輝かせて取り組んでくれました。ありがとう!
美術
・回転コマの不思議
コマが回ると、補色で色が変化します!きれい!!
家庭
・オクタゴン手裏剣
折り紙で作って、変形します。かっこいい!!
生物
・ファージストラップ、バードセイバー、ミクロな生物観察、マーブリング、葉脈標本
生物の多様性に驚き!!カブトムシの幼虫も盛況でした。大きく育ててあげよう!!
地学
・木の葉化石、液状化現象
発掘が楽しそう!液状化はこわい!!
情報
・プログラミング
思い通りに音が鳴ったり、光ったり!すごい!!
数学
・スピログラフ
定規を使って幾何学デザイン!かっこいい!!
本校生徒にも小中学生に教えることを通して、実験の楽しさ・理数を教える面白さ等に気付いてもらえたらと思っています。
来年度も多くのご参加をお待ちしております。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 科学の甲子園に出場しました!
11月16日(土)科学の甲子園埼玉県大会が開催されました。科学好きの生徒が集い、科学好きな生徒の裾野を広げることが目的です。23校37チームが出場しました。
本校からは理数科2先生6名Aチームと理数科1年生6名Bチームが代表として参加しました。
午前に筆記試験と午後に実技試験を行いました。
残念ながら、筆記試験は撮影禁止です。
午後は実技試験『指定された材料を用いて、発射物と発射装置を作り、目標に近い位置に落とす』です。ただし、発射装置と目標の間に壁があるため、越える必要があります。
Aチームは投擲型の発射装置です!微調整が大切です。
Bチームはスリングショット型です。安定しています。
両チームともあらかじめ試作を繰り返し、努力してきました。目標に向かって努力できる君たちは素晴らしいと思います。この悔しさを次の機会に活かしてください。お疲れ様でした。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 ハイスクール 科学・探究発表会
11月17日(日)高校生を対象とした「ハイスクール 科学・探究発表会」に参加してきました。発表会は生物、化学、物理、数学、情報、環境、医療、健康、栄養に関するものが対象です。自然科学系部活動や探究の時間などで行われている各種の調査・研究の活動成果を発表する機会です。本校の理数科・自然科学部の生徒が参加してきました。
発表形式は10分間の口頭発表と3分間の質疑応答です。
本校以外には、茗渓学園高等学校・順天高等学校・大東文化大学第一高等学校・山村国際高等学校・高輪中学校等が参加し、各発表の質疑は非常に活発に行われました。他校の高校生や大学の教授先生から注目されるので、生徒は緊張したことでしょう。しかし、みんな自分の実験について立派に発表できていました。
有望な研究ということで『プロミッシング賞』を受賞しました。生徒は毎日楽しく真剣に実験に取り組んでいますので、努力が報われてうれしいかぎりです。そして、また明日から地道に研究活動に励みましょう。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 微生物燃料電池 with 日本科学未来館・東京薬科大学
日本科学未来館・東京薬科大学を中心とした「スーパー発電菌を探そうプロジェクト」に参加し、オンライン発表会へ参加してきました。
「スーパー発電菌を探そうプロジェクト」は、泥の中に含まれる微生物である発電菌を探します。田んぼ等から泥を採取し、泥電池を作り、電圧測定を通して発電菌の活性化をはかり、微生物燃料電池としての電池特性の変化を観察していきます。
今年度、理数科からは3名の女子が参加しました。東京薬科大学のメンターさんと実験計画を立て、測定データから考察を行うことで研究者としての基本を学びました。11月10日(日)のオンラインによる最終発表会では、全国の高校生と意見交換やディスカッションを通して切磋琢磨し、堂々と自分達の実験成果を発表していました。
【探究の熊西】理数科 日本科学未来館『探検』研修!!
11月1日理数科1年8組41名は、日本科学未来館において「探検」の講義・実習を行ってきました。これに伴い、事前・事後学習も実施しました。
事前学習『学校を探検しよう』
生徒の興味関心、疑問点、違和感と直接結びつく課題を見つけることが、探究学習には必要です。まず、生徒自身が「何に興味関心を持っているのか」を理解します。そのため、興味関心は身のまわりに存在する些細なことへの好奇心から生まれることを実感するのが「探検」です。
実際に学校内を歩いて気になるものを何となく集め、他者と共有し対話するなかで、自分の気づきに気づき、小さな発見に価値を見出せるようになります。
『探検』について説明します。生徒も何をするのか、ドキドキです。
撮影した写真を見せ合いながら、お互いの意見を交換します。楽しそうですね。
ふりかえりを発表してくれました。わかりやすくてよかったです。
事前学習『科学技術って何だろう』
「科学技術」は、「科学」と「技術」に分けて考えることができます。「科学」とは何でしょうか?「技術」とは何でしょうか?科学がさまざまな仕組みを解き明かし、技術が人間の生活を豊かにしている例を具体的に挙げます。
例.机、照明、シャープペン、スマートフォン、服・・・etc.
さらに科学技術がもたらすメリット・デメリットに対して話し合います。立場や時間などの視点から議論することで、科学技術が過去に課題を克服したことや新たな課題を生み出したこと、意見を出し合い、共有します。今後も発展し続ける科学技術が、私たちの未来にどのような影響を与えるでしょうか?
11月1日(金)日本科学未来館へ
日本科学未来館でも「なんとなく」気になるものを集め、「探検」を実施します。「もっと知りたい」「面白い」と感じるものに出会うことが目的です。日本科学未来館を探検するにあたり、3つのコースから1つ選びます。
A.人生100年時代をどう生きる?
B.テクノロジーで未来はどう変わる?
C.この地球で豊かに暮らし続けるには?
事後指導『探検記録を作成しよう』
同じコースを体験しても、個人が得る気づきや発見は異なります。これらを互いに共有し、違いを楽しみます。独自の視点に気づくと同時に、自分にはない他者の視点を吸収する機会となります。気づきや発見を自分なりの方法で整理する過程から、自身の疑問や興味に自分で意図的に気づく力を得ます。
情報収集や調査を行うと問題意識が明確になります。これは自分の興味関心に合った問題を課題へつなぐ手がかりとして役立ちます。『探検』から生徒の興味・関心、疑問点、違和感による「問題」を発見し、その問題を解決するための「課題」へと具体的に落とし込んでいきましょう。
二年生のSS理数探究へと続いていきます。みんな頑張れ!!
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ公開シンポジウム
11月10日㈰、川越女子高校にてチームアライグマ主催のシンポジウムを開催しました。
次第は以下のポスターのとおりです。
基調講演の後、午後はポスターセッションと、テーマに基づいて討論を行いました。
参加校の生徒だけでなく、小中学生や年配の方の参加もあり、幅広い年齢層を交えた討論とすることができたと思います。
最後に一人一人が「未来への宣言」をして、終会となりました。
環境問題に対する取り組みに正解はなく、一人一人が模索しながら一歩ずつ進まなければならないことを再認識する機会となりました。
事前の準備も含め、生徒には学びの多い機会になったと思います。
講演↓
質疑応答も活発に行われました↓
ポスターセッション↓
討論会↓
各班からの発表↓
未来への宣言↓
【探究の熊西】理数科・自然科学部 科学振興展覧会から日本学生科学賞へ!!
10/2(月)に科学展一次審査の結果が発表され、本校から9作品(物理1、化学3、生物2、地学3)を出展しました。県で約100作品が出展し、各分野に分かれて専門の先生方が審査し30作品が中央展に進めます。
1 グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現
中島、北内、針谷
2 キハダの産地による成分含有量の違い
根岸、鈴木、小曽根
3 BR反応におけるH2O2による反応挙動の変化
野坂、新徳
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
5 微生物燃料電池の性能の向上について
細谷、三浦、津久井
6 光合成細菌の培養について
津久井、細谷、三浦
7 熊谷西高校を中心とする風の関係性
加賀谷、嶋、門田、小林
8 岩石天体の光条の形成要因
松﨑、大野、飯塚
9 氷天体の光条の形成要因
岡戸、久保、高野
中央展に進んだ作品は次の6つです。県内の高校では多くて同一校から3作品が中央展に選ばれていますが、熊谷西高校は6作品、物理・化学・生物・地学がバランス良く選出されています。これは生徒が日頃から課題研究へ一生懸命に取り組んでいる成果です。
1 グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現
中島、北内、針谷
2 キハダの産地による成分含有量の違い
根岸、鈴木、小曽根
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
5 微生物燃料電池の性能の向上について
細谷、三浦、津久井
8 岩石天体の光条の形成要因
松﨑、大野、飯塚
9 氷天体の光条の形成要因
岡戸、久保、高野
10/21(金)に中央展が行われ、30作品のうち上位6作品が日本学生科学賞の全国審査に行くことになります。また、各分野の上位が来年度の全国高等学校総合文化祭の候補になります。
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
上記生徒達は優秀賞を受賞し、
日本学生科学賞へ選出されました。毎日の研究活動の励みとし、今後もがんばってほしいと思います。
【探究の熊西】第2回SSH 理数科 課題研究発表会
10月21日(月)5・6・7限 視聴覚室で標記発表会が行われました。
1年生2グループ、2年生15テーマの発表が行われ、3年生をはじめ活発な質疑が行われました。
校長先生から課題研究の意義についてお話がありました。
発表テーマは以下の表のとおりです。
1年生は、1学期に行った物理のユニット型研究を英語にしました。建物の3階から卵を落としてわれないように様々な工夫を凝らしました。クラスで選抜された班が発表しました。
次に、2学期の生物のユニット型研究「コドラート法による学校内の植物の分布」でも最も優秀な班が発表をしました。
<物理「エッグドロップ」英語発表>英語の発表が上手!
<生物「コドラート法」発表>数値で比較できてますね。
続いて、2年生が上記の15テーマの発表を行いました。先日科学展に出品し良い結果を得たものから、この研究発表会に向けて実験・まとめを頑張ったもの、数学・情報・物理・化学・生物・地学と多くの分野で研究中間発表が行われました。
「数学・情報分野」だんだん法則が明らかになってきました。
「地学分野」だんだん相関関係が見えてきた!!
「物理分野」再現実験で緑色が見えた!!
「生物分野」甘いトマトができました!!
「化学分野」化学反応の進む方向はどっちだ?!
3年生をはじめ、2年生や先生方からも多くの質疑がありました。
1つの発表に対してほとんど質疑応答があり、研究発表会としてふさわしい雰囲気でした。
最後に講評のお言葉をいただきました。
次回は、2月の校内SSH生徒研究発表会です。さらに、埼玉県理科研究発表会、つくばサイエンスエッジなど外部の発表も続きます。今回の中間発表の経験を生かして、さらに自分たちの工夫を加えて実験を進め、発表会に臨んでもらいたいと思います。
【探究の熊西】自然科学交流会+社会科学講座
10月5日(土)熊谷西高校を会場として自然科学交流会+社会科学講座を開催しました。
自然科学交流会は、日頃の理科(物理・化学・生物・地学)における部活動等の交流を行い、親睦を深めるとともに、互いの研究手法や知見を意見交換によって深め、今後の研究活動に活かし、生徒の活動意欲を高揚することを第一の狙いとしています。 また地域における科学教育活動促進を目指しています。
社会科学講座は、熊谷西高校における探究活動のお披露目です。今回ははじめてということもあり、自然科学に近い数学・情報の課題研究とともに、普通科の地域における探究活動により全国歴史学フォーラムへ出場した作品も 発表を行いました。
当日は110名以上の生徒、教職員が集まり、主に熊谷西高校・熊谷高校・熊谷女子高校・本庄東高校から33テーマのポスター発表がありました。熊谷工業高校・杉戸高校・寄居城北高校からアドバイザーとして意見交換や助言をいただきました。
・自然科学交流会 作品一覧
1 熊谷高校 物理部 ゴムの伸びと弾性力の関係 物理
2 熊谷高校 物理部 コンデンサーの電気容量の測定 物理
3 熊谷西高校 SSH 位置エネルギーを利用した三足歩行ロボットの改良と分析 物理
4 熊谷西高校 SSH リニアモーターカーの仕組みを利用した簡易エレベーターを作る 物理
5 熊谷西高校 SSH グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現 物理
6 熊谷西高校 自然科学部 虹の原理を解き明かそう! 物理
7 熊谷西高校 自然科学部 ボルマトリクスと光が織り成す像 物理
8 熊谷高校 化学部 ライデンフロスト効果 化学
9 熊谷高校 化学部 ビスマスの電解酸化における色と電圧の関係 化学
10 熊谷高校 化学部 時計反応の反応速度について 化学
11 熊谷女子高校 自然科学部 マグネシウムイオンのリーゼガング現象 化学
12 熊谷西高校 自然科学部 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング 化学
13 熊谷西高校 自然科学部 キハダの産地による成分含有量の違い 化学
14 熊谷西高校 自然科学部 BR反応における過酸化水素による反応挙動の変化 化学
15 熊谷西高校 SSH 自作スーパーボールの温度による跳ね方の違い 化学
16 本庄東高校 科学部 過飽和溶液における結晶の広がり方 化学
17 熊谷高校 生物部 微生物の分解機能について 動物
18 熊谷高校 生物部 熊谷市成田用水における水生動物と環境の調査 動物
19 熊谷女子高校 自然科学部 ムサシトミヨの色別選好性 動物
20 熊谷西高校 自然科学部 チームアライグマ活動報告 動物
21 熊谷西高校 自然科学部 チームアライグマ他校との交流活動 動物
22 熊谷西高校 自然科学部 微生物燃料電池の性能の向上について 動物
23 熊谷西高校 自然科学部 光合成細菌の培養について 動物
24 熊谷高校 生物部 EMぼかしとEM発酵液使用におけるサツマイモの収穫量の関係 植物
25 熊谷西高校 SSH 野菜とストレス 植物
26 熊谷西高校 SSH 丈の短いアサガオを作ろう 植物
27 熊谷西高校 自然科学部 岩石天体の光条の形成要因 地学
28 熊谷西高校 自然科学部 熊谷西高校を中心とする風の特性 地学
29 熊谷西高校 SSH 氷天体の光条の形成要因 地学
30 熊谷西高校 SSH 水と音の関係について〜水琴窟を用いた研究〜 地学
・社会科学講座
31 熊谷西高校 SSH もうひとつのカプレカ数について 情報
32 熊谷西高校 SSH カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類 数学
33 熊谷西高校 SSH 伝統産業と近代化~埼玉県行田の足袋産業の発展・衰退・復活~ 探究
開会式にて校長先生から激励を受けています。生徒達も真剣に聞いています。やる気十分です。
生徒達の発表の様子です。
3会場でポスター発表となりましたが、どこも活発な意見交換が行われました。
生徒達は「いいねカード」をポスターに貼って、互いの発表について感想、良い点、改善点を指摘していました。
どのポスター発表からも実験への熱意が伝わってきました。
今回の発表で多くの助言をもらい、新たに実験の進む道を切り拓いていきましょう。
みんなで埼玉県北部地区の科学リテラシーを担っていこう!ファイト!!
【探究の熊西】2年探究活動「3D都市モデルを活用したまちづくり」フィールドワーク
9/25(水)月曜日課の6・7限を使って、お世話になっており連携している熊谷市
都市計画課の方にご指導を受けながら、表記フィールドワークを行いました。
「3D都市モデルを活用したまちづくり」班、通称:Re:Earth班)が、
籠原南エリアを実際に歩いて、自分たちの探究テーマに沿ってどのように
なっているか実地調査することを行いました。
<フィールドワークの範囲 <籠原駅南口の建ぺい率と容積率>
左上が籠原駅・右がさくら運動公園通り線>
<街作りに関係する場所で撮影> <歩きながら公園の様子を実地調査>
実際に街を歩いてみて、新しい住宅が建っており区画整理が難しい場所であったり、商業地
として活用されているエリアであったり、空き地として取り残されている場所があったりなど、
改めて通学時にはわからなかった街の姿が理解できました。
果たして現在のこの状況の中で、自分たちが描こうとしている街作りが、どこまで現実に即した
ものなのかを考えることができました。
公園を街作りのメインにしていた班では公園の利用について確かめたり、道路や植樹などの
関係を、随行していただいた熊谷市の都市計画課の方に実地で質問したりなどしていました。
<遊具の状況を調べる> <都市計画課の方に質問>
フィールドワークが終わった後、各自のテーマとどのように関係してたのかのまとめを、各班1分ずつ
発表しました。
<フィールドワークのまとめ1> <フィールドワークのまとめ2>
次回の9/30(月)は3D都市モデルのソフトである「Re:Earth」の使い方を教わり、自分たちが
考える都市モデルを視覚的に表現していくことを中心に学んでいきます。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマミーティング
9月22日、川越女子高校にてチームアライグマのミーティングが行われました。
11月10日に開催予定のチームアライグマ主催シンポジウムの内容について話し合いました。
自らイベントを主催するのは大変なことですが、ぜひネイチャーポジティブの精神で取り組んでいきたいと思います。
シンポジウムでは討論も行う予定です。
詳細が決まり次第お知らせしますので、皆様の参加をお待ちしております。
【探究の熊西】臨海実習 報告
熊西の理数科2年生は、毎年夏休みの大潮の時期に千葉方面へ臨海実習に行きます。この臨海実習に行きたくて、熊西理数科に入学する生徒もいます。今年もその期待に応える、大変充実した実習を行うことができましたので報告いたします。
なお、今年は初の試みとして3日間の様子を動画にまとめてみました。以下のリンクからどうぞ↓↓
https://youtu.be/ccqmoU912go?si=J5ZXZbjXiFmPfZ_B
今年はここ数年でもないほど天気に恵まれ、予定通りの行程で実施することができました。
朝早くから夜遅くまで、スケジュール盛りだくさんの主な行程は以下の通り。
【8/4 1日目】 学校→JAXA 筑波宇宙センターにて見学→銚子海洋研究所にて乗船し、海上から生物(スナメリ)・屛風ヶ浦・風車の観察→ホテル屋上にて天体観察
【8/5 2日目】 ホテル→犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦周辺にて銚子ジオパーク巡検→いすみ市周辺にて天然ガス・ヨウ素関連施設の見学(→曇天により天体観察は中止)
【8/6 3日目】 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察→学校
【8/4 1日目】(学校→JAXA 筑波宇宙センターにて見学→銚子海洋研究所にて乗船し、海上から生物(スナメリ)・屛風ヶ浦・風車の観察→ホテル屋上にて天体観察)
朝7:00学校に集合し、いざ太平洋へ!さよなら灼熱熊谷!!
まずはJAXAにて、宇宙探査に関する臨時展示室の見学。
ところで、展示してある衛星って、文化祭レベルの出来だと思いませんか?大変失礼な表現ですが、実際表面はかなりしわくちゃなのです(写真参照)。でもそれにはちゃんと訳がありました!展示してあるものは基本的にすべて試験用機で、実際に使われた機体とのこと。
バス車内で昼食を済ませ、いよいよフリッパー号に乗船!海上へ繰り出します。
スナメリは午前中のうちに群れで食事を済ませて、散ってしまった後だったようで、数は多くありませんでしたが、親子を見ることもでき、全員が観察できました。スナメリは、ベルーガを小さくしたようなイルカで、東アジアに生息しています。
また、将来的にはこの海域に31基の風車が建つとのこと。大きく風景が変わることでしょう。
友情出演、クシクラゲ(カブトクラゲ)。船の定員により陸上で留守番していた教員が、クシクラゲ(カブトクラゲ)を岸壁でスカウト(捕獲!)しました。発生や進化の分野で出てくる重要生物の一つ。みんなにジロジロ見られた観察した後、野生へリリースしました。以下、うっすら写っているのが見えるでしょうか…?
夜はホテルの屋上で天体観察を行いました。ここ数年で一番の星空で、雲一つなく全天観察を行うことができました。ずっと屋上にいると肌寒くなるほど涼しかったです。
【8/5 2日目】(ホテル→犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦周辺にて銚子ジオパーク巡検→いすみ市周辺にて天然ガス・ヨウ素関連施設の見学)
午前中3時間、たっぷり銚子ジオパーク内を歩き回りました。犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦の地帯一帯がジオパークとして指定されています。(ちなみに埼玉県長瀞もジオパークに指定されています!)
↓犬吠埼にて。生痕化石を探したり、海浜植物を観察したり。ちなみに犬吠埼の「さき」は埼玉の「埼」です。
↓君ヶ浜と防風林。海浜植物は、潮風に耐えるため多肉植物も多いです。
↓犬岩にて
↓屛風ヶ浦にて
午後はいすみ市に移動して、天然ガス・ヨウ素施設の見学を行いました。
↓天然ガスが池底からポコポコ出てきている様子も観察できました。見た目は地下水が噴出しているかの様。動画でないと伝わりにくいですね…
バス内からは、ご家庭で利用している様子も観察しました。
この地域の天然ガスに含まれる元素であるヨウ素は、なんと千葉県産が世界シェア4分の1だそうです!日本が誇る貴重な輸出天然資源です。
【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】
最終日は実習のメインイベント、生物班は磯での採集調査、地学班は巡検です。
最後までお読みいただきありがとうございました。3日間の様子は、生徒が社会科新聞形式にまとめ、文化祭で展示します。ぜひご覧にお越しください!今年も無事に実習を終えることができました。この場を借りて感謝申し上げます。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ合同合宿in大滝
県内5校より36名の生徒が集まり、チームアライグマ初の合同合宿を2泊3日、大滝げんきプラザにて行いました。熊西からは1年7名が参加しました。その様子を報告いたします。
主な内容は以下のとおり。
【8/6 1日目】 午後:森林観察、夜:ピットフォールトラップ・ライトトラップ・アカネズミトラップの設置、樹木の葉の同定作業
【8/7 2日目】 朝:各種トラップの回収・種同定作業 午前:上流渓流域の水生生物調査 午後:毎木調査 夜:ピットフォールトラップ・ライトトラップ・アカネズミトラップの設置、樹木の葉の同定作業
【8/8 3日目】 朝:各種トラップの回収・種同定作業 午前:中流渓流域の水生生物調査、県立自然の博物館見学
今回の合宿を通して、生徒はかなり樹木&水生生物の判別に強くなったのではないでしょうか。生物の種同定、判別は生物学の基本です。自分で識別できるようになりましょう!
↑採集してきた葉の同定作業
↑捕獲したアカネズミ、と
↑クマネズミ幼体?
↑上流域での水生生物調査
↑ピットフォールトラップの設置
↑中流域での水生生物調査。オイカワもいました
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ小学生体験活動
7月27㈯、28㈰、総合教育センター江南支所にて、小学生を招いて水生生物等の採集・同定活動を行いました。(熊西は27日に参加しました。)普段は教わる側の高校生が、この日は小学生に教える側となりました。
暑い中でしたが、タイコウチを採集した班もありました。また、かなり生き物に詳しい小学生もいました。事前の下見やパネルを準備した甲斐がありました。
チームアライグマでは今後も積極的に、野外での活動を行っていきます。百聞は一見に如かず!文化祭も多くの生き物を用意してお待ちしております。ぜひお越しください!
↑何か入っていないかな?一緒に網の中を覗き込んで確認!
↑クビアカツヤカミキリ探し
↑図鑑を使って一緒に同定していく
↑外来生物に関するレクチャーやクイズを通して、知識を深める!
【探究の熊西】数学班がポスター発表賞を受賞!!
8月7日(水)、8日(木)神戸国際展示場において、全国SSH生徒研究発表会が開催されました。
この発表会は全国のSSH校代表が集まるため、非常に高度で専門性の高い研究テーマが集まる大会です。
本校からは理数科のSS理数探究の成果として、数学班(理数科3-8本領、本田)が代表して出場してきました。
研究テーマ:「カプレカ操作中に現れる自然数の特徴と分類」
厳正な審査の結果、ポスター発表賞を受賞しました。生徒の努力が認められ、うれしいかぎりです。
【探究の熊西】長瀞・自然の博物館巡検
7/19(金)標記巡検を理数科1年生が行ってきました。9:00に長瀞駅に集合し自然の博物館の学芸員の方に案内していただき巡検が始まりました。最初の目的地は岩畳です。
<長瀞駅> <駅前での説明>
<岩畳に行く前に概略の説明> <岩畳で埼玉の地質と岩畳の説明>
特別天然記念物である岩畳がなぜそこまで大事なのか、埼玉の地質・関東の地質、そして日本の地質と
絡めて説明がありました。岩畳を作っている石墨片岩についてのレクチャーもありました。
<石墨片岩の観察> <片理の観察>
岩畳を離れ、荒川上流沿いに赤壁の方に歩いて行きました。
<植生とダムの関係> <節理に沿って崩落する崖>
断層と節理の関係などのレクチャーを受け、自然の博物館でおさらいとこれから見る虎岩・紅簾石片岩
や生物などの学習です。
<自然科学部の研究が特別展に!> <自然の博物館を後にする>
自然の博物館を出て最初に言ったのは虎岩とよばれる、スティルプノペレン片岩と呼ばれる大変貴重な
結晶片岩です。そして最後に親鼻橋近くのやはり珍しい紅簾石片岩に向かいました。
<スティルプノペレン片岩の虎岩> <紅簾石片岩とポットホール>
紅簾片岩の観察場所で解散となりました。すぐに帰る人、昼食をとって帰る人と様々でしたが
上長瀞の駅から秩父線に乗って帰りました。
前半は曇りで風もあり比較的過ごしやすかったですが、後半は強い日差しの猛暑で大変でした。
野外観察(フィールドワーク)とはどういうものか、その一端がわかってくれたらと思います。
【探究の熊西】データサイエンス入門「データの収集と見方」
7/17(火)2時間目の時間に、2年生普通科・理数科すべての生徒を対象に、標記講義を本校SSH運営指導委員で埼玉工業大学名誉教授の井門俊治先生に講義してもらいました。
この時期は猛暑の可能性もあるため、体育館ではなくオンラインで各教室で講義をしていただきました。
ビッグデータの中でも信頼性の高い国勢調査を使い、人口についてのデータや、所得に関するデータなど
様々な切り口でデータの見方を提示していただきました。またデータを収集するのにあたっての気を
付けるべき点、データの処理としてのエクセルの優れている点なども示して頂きました。
普通科も、理数科も探究や課題研究を行うのにあたって、まずはデータの収集です。それが適切に
行われなければ誤った仮設・考察を導いてしまいます。また適切なデータを収集しても、適切な切り口で
解析・分析しなければいけないことも同様です。
今回の講義をきっかけに適切なデータの収集と見方を獲得できればと思います。
【探究の熊西】全国高等学校歴史学フォーラムへ出場決定!!
8月3日(土)九州国立博物館において、全国高等学校歴史学フォーラムが開催されます。
本校から普通科のSS探究の成果として出展し、みごと選出されました。4年連続の選出となります!
発表テーマ『伝統産業と近代化~埼玉県行田の足袋産業の発展・衰退・復活~』
埼玉県北部に位置する行田市は、テレビドラマにもなった足袋産業が伝統産業として地域の社会や経済を支えてきました。江戸時代に発展し、明治になるとナイロン靴下やライフスタイルの洋式化により衰退し、また現在地域社会の活性化に向けて見直されています。
本校生徒達は地域の伝統産業が近代化の中でどのように受け入れられ、現代において伝統産業から脱皮し、文化財として復活し、まちづくりの視点からどのように地域社会の活性化に役立っていけるのか、提案します!!
普通科SS探究の代表として、がんばってください!
【探究の熊西】第1回SSH課題研究発表会
6月17日(月)5~7限において、第1回SSH課題研究発表会が行われました。
研究発表のテーマと発表者は以下の通りです。
〈3年生〉英語発表
1.Characteristics and Classification of Natural Numbers Appearing in the Kaprekar's operation
HONRYO Yuma, HONDA Yuiri
2.The Investigation of Compositional Ratio And Capping Effects of ZnS Nanopaticles
YANAGI Hiroki, KOBAYASHI Daisuke, TAMURA Jin
3.The Realization of Pesticides Derived from the Amur Cork tree
SHIMADA Kazuki, TABATA Tomonari
〈2年生〉日本語発表
1.カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類 栗林、大畑、髙橋宥、山桝
2.もう1つのカプレカ数について 吉田、堀内、小林佑
3.グリーンフラッシュ(GF)の条件の明確化と再現 北内、中島、針谷
4.位置エネルギーを利用した三足歩行ロボットの改良と分析 中原、佐藤、湯澤
5.リニアモーターカーの仕組みを利用した簡易エレベーターを作る 浅賀、江森、久、松﨑志
6.小さいアサガオを咲かそう! 渋澤、竹内
7.野菜のキモチ 柳澤、小島
8.チームアライグマの活動報告~特定外来種アライグマとクビアカツヤカミキリの痕跡調査 髙橋毎、牧野、飯塚
9.硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と光化学反応 神田、片野
10.キハダの産地と含有成分の量の関係 根岸、小曽根、鈴木
11.よく跳ねるスーパーボールを作る 難波、塚本
12.熊谷西高校を中心とする風の関係性 加賀谷、門田、小林蒼、嶋
13.岩石天体の光条の形成要因 松﨑光、飯塚、大野
14.氷天体の光条の形成要因 岡戸、久保、高野
15.水と音の関係について~水琴窟を用いた研究~ 佐々木、村上、平野
〈1年生〉日本語発表
エッグドロップ 細谷、堀田、前田、三浦
まずは3年生の英語発表の様子です。先輩は英語を用いて堂々と発表しています。内容も難しく理解するのは大変ですが、1・2年生は先輩のかっこいい姿を見られてよかったです。
〈3年生 数学分野〉
〈3年生 化学分野〉
次は、2年生による実験におけるRQ・仮説・計画の発表です。
先輩から引き継いだ実験や新規の実験とあります。どの発表も生徒達の考えがよく伝わってきました。
〈2年生 物理分野〉
〈2年生 化学分野〉
〈2年生 生物分野〉
〈2年生 地学分野〉
〈2年生 数学分野〉
〈2年生 情報分野〉
多くの質問が生徒同士で行われました。こちらも驚くような質問も出て感心しました。
みんなで質問力を磨いて、研究内容を深めていきましょう。
最後は1年生です。入学して2ヶ月ですが、ユニット型課題研究(物理分野)について発表しました。
代表班による発表です。構造を上手に利用しています、素晴らしい!
3年生の英語による発表は、本当に内容を理解したうえでの英語発表となっており、有終の美を飾りました。後輩は先輩の堂々とした発表を目に焼き付けたと思います。3年生はご苦労様でした。
2年生の発表では質疑応答が活発に行われました。特に継続研究をしているグループに元々研究していた3年生から質問が相次ぎました。2年生はこれらの指摘事項に的確に答えていました。
1年の発表はクラス代表ということもあり、よく工夫された実験とプレゼンでした。今後、他のユニット型課題研究でも頑張ってほしいと思います。
1・2年生は一歩づつ研究活動に取り組んでいきましょう。
みんなの研究活動が君たち自身を成長させてくれます。
「研究は違いを生む」
研究する意思と行動は、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
英姿颯爽!がんばれ、熊西!!
【探究の熊西】英語発表会
6月1日(土)国立女性教育会館(NWEC)において英語発表会へ、熊西からは普通科、理数科あわせて5名が参加しました。
まずは松山高校から英語による口頭発表が行われました。これに対して、本校生徒からも積極的に質問が出ていました。
そして、口頭発表終了後、物理・化学はステージで、生物・地学はフロアでポスター発表が行われ、発表者と質問者が直接話し合うことができました。
「キハダ由来農薬の実現に向けて」のポスター発表
発表側も聞く側も真剣です。研究への熱意が伝わってきます。
「硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と表面効果の検討」のポスター発表
さまざまな質問にも負けず、一生懸命に答えています。がんばれ!
以下は本校から参加した生徒の感想です。
「努力して研究してきたことを思いきり発表できて、楽しかった」
「発表と質疑を通して、考えを多くの人と共有できて、うれしかった」
「専門家の方々から様々な意見やアイディアをもらい本当に参考になりました。早速今後の実験に活かしていきたい。」
他校の様子もわかり、いい刺激を受けてきました。また、松山高校の方たちも本校の参加を大いに喜んでくださいました。ありがとうございました。
【探究の熊西】2年探究活動「3D都市モデルを活用したまちづくり」ガイダンス
2年生の探究活動では、各分野・テーマに分かれて探究・研究を行っています。
その一つに表記の探究・研究があり、6/3(月)SS探究の時間に熊谷市役所の方からガイダンスを受けました・。
<ガイダンス用リーフレット> <熊谷市都市計画課の皆さん方>
熊谷市の概要説明や人口動態の説明があり、人口が減るとまちはどう変わるのかの問いかけがありました。
その問いに対しグループワークを行い、それぞれのグループから意見が出されました。
自分たちのこととして県立高校の統廃合の件なども紹介され、本題の3D都市モデルについての説明と、
その活用事例およびソフトウエアの「Re:Earth」の話がありました。
9月から全8回行われる実施内容(最終的に行う発表会と、政策提言についても)など今後の流れについて
説明がありました。
最後にこのガイダンスのまとめとして、本校の近くの籠原駅南口周辺エリアに何があると嬉しいか、
グループワークと意見発表がありました。
まちづくりの課題を知り、実際の現場に行ってみて、解決策を考えます。その後Re:Earthの基本操作を学び、
3D都市モデルの作成を開始します。中間報告・発表準備を経て校内発表をして、代表グループ2つを決め
市内の熊谷商業・工業高校2校とともに、立正大学熊谷キャンパスで1月に発表と政策提言を行います。
【探究の熊西】探究交流会を実施しました!!
5月11日(土)は普通科1・2年生の1~7組において、SS探究基礎・SS探究において探究交流会を開催しました。
2年生が探究のプレゼンを通して、1年生にお手本を示します。
また公開授業となり、多くの保護者の方にも見学いただきました。ありがとうございました。
2年生が一生懸命発表してくれています。1年生も真剣です。
理解しやすいように、イラストに工夫が見られます。
インタビューと現地調査の結果を比較しています!!すごい。
発表生徒へ、先生から優しいフォローが入ります。
生徒からも積極的に質問が飛びます。良い質問ですね!
質問から新しい発見が生まれます。いいね!
みんなの個性輝くいい交流会でした。
特に2年生は緊張の中、よく一生懸命発表してくれました。
この経験を活かして、さらなる探究活動を期待しています。
1年生は先輩を手本に、一歩づつ探究活動に取り組んでいきましょう。
みんなの探究活動が君たち自身を成長させてくれます。
「研究は違いを生む」
探究・研究する意思と行動は、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
英姿颯爽!がんばれ、熊西!!
【探究の熊西】つくばサイエンスエッジ
3/28、29につくば国際会議場で行われた「つくばサイエンスエッジ」に参加してきました。
今回は1テーマがサテライトプレゼンテーションに、6テーマがポスターセッションとなりました。
数学:カプレカ操作中に現れる自然数の特徴と分類
化学:微生物燃料電池による発電の向上を目指して
化学:二酸化炭素還元生成物の確認
化学:硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と表面効果の検討
(↑サテライトプレゼンテーションに選出)
生物:キハダ由来農薬の実現に向けて
地学:太陽系天体の光条
地学:熊谷西高校と周辺地域の風の影響を調べる
まず、大ホールでオリエンテーションと講演会が行われました。
午後は13:00~15:10までが発表者が必ずポスター前にいて説明する、コアタイムのポスターセッションです。
参加番号の奇数と偶数で前半と後半に分かれ、各ポスター発表を行い説明を聞いて質疑応答を行いました。
また、15:20から中ホールにてサテライトプレゼンテーション(パワーポイントによる10分間の口頭発表)が行われました。全国の高校生に注目される中、自信を持った、実験の楽しさの伝わってくる素晴らしい発表でした。
本校から『硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と表面効果の検討』を発表しました。
15:10~16:50までがフリーディスカッションでした。各ポスターの前で活発な議論が繰り広げられました。
2日目はオーラルプレゼンテーションの聴講、ポスター発表(フリーディスカッション)、ワークショップ、表彰式がありました。
本校から『硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と表面効果の検討』が、ポスター発表日本語部門2位を受賞しました。
生徒たちは、他校の生徒との意見交換を通して、いい刺激を受けて帰ってきたようです。
お疲れ様でした。
【探究の熊西】SSH生徒研究発表会(午前の部)3月12日実施
2月6日(火)SSH生徒研究発表会は午前の全員発表、午後の代表者発表を予定していましたが、大雪のため、午前の発表が延期されました。高校入試や学年末考査を経て、3月12日(火)1・2限の時間を用いて午前発表を行いました。
1年1組~2年8組までの16教室を使って、文系・理系、1年生・2年生、普通科・理数科の枠をこえて、生徒が1年間をかけて取り組んできた探究活動・課題研究の成果を互いに発表し合います。
1年生普通科から70テーマ、1年生理数科から10テーマ、2年生普通科123テーマ、2年生理数科17テーマの計220テーマについて行います。1回の発表は、発表5分+質疑応答3分としています。全員が2回発表し、4回発表を聞く側にまわります。興味のある発表を聞きに行き、積極的な意見交換・質疑応答を通して、生徒の質疑力を磨きます。
〈教室での発表の様子〉
みんなが1年間の成果を楽しそうに発表し、様々な質問がとびかっていて、大変感心しました。
本当に1年間よくがんばりました。より良い明日の自分に向かって、ファイト!!
【速報】SSH第Ⅲ期に内定しました!!!
令和5年度、本校はSSH第Ⅱ期5年目となり、SSH第Ⅲ期の申請をしていました。
そして、本日午後、県教育委員会高校教育指導課より連絡があり、
令和6年度より SSH第Ⅲ期に内定 しました!!
【探究の熊西】SSH数学タブレット研修
3月11日(月)午前、愛知教育大教授の飯島康之先生によるタブレット研修を実施していただきました。
知識よりも体験を大切にされ、「観察・事実・仮説・問題の発見」からの学びを大切にされています。
生徒たちは4人の班になりタブレット上で先生の開発されたソフトGCを用いて点を動かしたときに対応する点がどのように動くのかを実験・観察・体験を通して学んでいきます。まずは三角形を動かしながら、三角形の五心を学んでいきます。
その他にも、四角形の内部に一点をとり各頂点と結んだとき向かい合う三角形の面積和が等しくなる点の見つけ方や、プログラミングを用いた分析方法などについてご講演いただきました。高度な内容のものもありましたが各班で協力して生徒たちは試行錯誤しながら様々な発見をし、気づいたことをまとめて発表しました。
生徒と先生のやりとりが豊富な講義で、時には笑いが起こるなど生徒たちは楽しみながら講義に参加していました。本日の講義を通して生徒たちは数学の奥深さを知り、ますます数学に興味・関心を抱いたのではないかと思います。
【探究の熊西】理数科1・2年交流会
3/4(月)3・4限に物理室と化学室を会場に表記交流会を行いました。
目的は来年度1年生が課題研究を進めるにあたって、まずはどんな研究を先輩がしてきたのかを
知ることと、自分自身がどんな研究をしたらいいかを、先輩たちのポスターセッションを通じて
知るためです。2年生にとっては自分研究を引き継ぐ生徒を見つけることと、自分の研究内容を
発表を通じて総括することです。
<会場の様子>
2年生は自分の研究を継続して行ってくれる1年生を獲得するために一生懸命説明し、1年生は
自分が研究するには何がいいのかを新規研究も視野に入れながら真剣に聞いていました。
<真剣に説明する2年生と、それに対して真剣に聞き入る1年生>
会場では活発な質疑応答も行われました。研究内容に関するものはもちろん、研究の実際の
進め方やテーマ決めに関わること、研究や実験の様子に関わるものなど多岐にわたりました。
この交流会を通して、2年生は後輩に自分たちの研究を引き継ぎながら総括を行えたことを、
1年生はあと1ケ月に迫った、自身の課題研究のテーマ設定・具体的な研究内容を少しでも決める
きっかけになったと思います。2時間にわたるポスターセッションでしたが、当初の目的は十分に
達成できたと思います。
【探究の熊西】中学校出前授業:熊谷市立大原中学校
2月9日(金)中学校出前授業のため、教員1名+TA生徒3名で熊谷市立大原中学校へ伺いました。50分授業の中で「発光の化学」と題して、講義と実習を行いました。
①炎色反応「なぜ光るのか」、「なぜ金属イオンにより発光色がちがうのか」
身のまわりの発光する物質を例 蛍光ペン等を出して興味を持ってもらい、炎色反応の演示実験を観察し、光る原理について講義を行いました。
②実験「発光する物質を作ってみよう」
本校の理数科2年生3名が亜鉛と硫黄の粉末に少量の金属塩化物を加え、酸化還元反応により硫化亜鉛を生成し、実際に光ることを確認しました。中学生の代表3名にもお手伝いいただきました。
中学生のみんなは集中して授業を受けてくれました。実験や講義を通して、少しでも自然現象に興味を持ってもらえたら、うれしいです。高校でさらに楽しく、専門的に学んでいきましょう。
【探究の熊西】理科教育研究発表会
埼玉大学にて2月3日(土)に開催された、理科教育研究発表会に参加しました。
埼玉県の高校生の課題研究や自然科学系部活動の研究発表の場となっている、規模の大きな発表会です。
本校からは物理・化学・生物・地学の各分野に合わせて14研究の発表をしました。
発表の中心は2年生理数科の生徒や自然科学部の生徒でしたが、1年生理数科の生徒もクラスとして発表会を見学し、間もなく始まる課題研究へのイメージを膨らませていました。
午前のポスター発表、午後の分科会に分かれての口頭発表と、どちらも活発な意見交換が行われ、刺激的な1日となりました。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマいきものフォーラム参加
2月10日㈯、埼玉県環境科学国際センターで行われた第10回いきものフォーラムに、チームアライグマメンバーを代表して本校自然科学部生物班の3人が参加してきました。生物多様性に関する基調講演、事例報告ののち、16団体によるポスターセッションが行われました。高校生による団体はチームアライグマのみで大変注目され、ポスターセッションでは列が途切れることなく、多くの方々に活動を知っていただきました。大人とたくさん話し、生徒にとってはよい刺激になったようです。どの団体も地道に活動しており、草の根の活動が大事なんだと再確認しました。
今後もこのような発信の機会を多く持ちたいと思います。
【探究の熊西】SSH生徒研究発表会(午後の部)
2月6日(火)今日は1年間取り組んできた探究活動・課題研究におけるまとめの全校発表会になります。
午前の部は、1・2学年や普通科・理数科関係なく、全員で楽しくポスター発表の予定でした。しかし、前日の雪の影響を受け、午前の部は延期となりました(3月12日(火)を予定しています)。
午後の部は、体育館での代表による発表です。
前半はビブリオバトル(本の案内)と英語スピーチコンテストの学校代表者が発表し、普通科1・2年の各学年代表の発表が行われました。
〈校長先生から激励です〉
〈発表会 全体の様子〉
(1)ビブリオバトル・・・学校代表
『 か「」く「」し「」ご「」と「 』 2年5組 山田
(2)英語スピーチコンテスト・・・学校代表
“Oil crisis!?” 2-6 HAMAOKA
(3)普通科1年:探究活動・・・学年代表
① 「熊谷市の川のゴミを減らす具体的な方法とは」 6組 田中、秋山、奥野、笹田
② 全国探究コンテスト2023 1次審査通過作品
「フクロウにとって住みやすい環境を作るには 熊谷の森に何をすればよいのだろうか」
6組 中西、小山、鈴木、吉田
③ 全国探究コンテスト2023 1次審査通過作品
「将来男性の育児参画を広めるために今の中高生には何ができるだろう」
5組 大坪、反町、坂本
④ 「ゴミをお金に変えよう!〜家庭で微生物の増殖と防臭は出来るのか?〜」
5組 下山、摺木、髙草木、冨岡
(4)普通科2年:探究活動・・・学年代表
① 「AIは仕事を奪うのか」 6組 荒川、大澤、三村
② 「アクアポニックスの認知度を上げるには」 7組 松谷、吉田
③ 「安価なのに利益が上がる飲食店の秘訣とは」 4組 前田、久保、佐久間
④ 「売れるコンビニスイーツの作り方」 5 組 山田
後半は理数科1年のユニット型研究(化学・地学)の発表と、2年生の各分野(情報・数学・物理・生物・地学・化学)の発表が行われました。科学展で優秀な賞を取った作品の発表も行われました。
(5)理数科1年:ミニ研究 科学プレゼン・・・テーマ代表
① 【化学】「水溶液中で生成した硫化亜鉛の発光」 小曽根、岡戸、髙野、栗林
② 【地学】「過冷却」 加賀谷、髙野、佐々木、松﨑
(6)理数科2年:課題研究・・・SSH課題研究代表
① 第74回 埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞
【地学】「太陽系天体の光条の形成要因~PartⅢ~」 野村、小鹿、横矢
② 【物理】「じゃんけんが出来るロボットをつくる」 松村
③ 【数学】「カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類」 本領、本田
④ 【化学】「キハダ由来農薬の実現に向けて」 嶋田、田幡
各発表に多くの質問があり活発な質疑応答が行われました。難しい発表も多くあったと思いますが、質問によって理解が深まったり、新たな視点を得られたことと思います。みんな1年間よくがんばりました。素晴らしい発表会でした。
【探究の熊西】冬の天体観察会
1/29(月)~2/2(金)の期間、冬の天体観察会を行いました。
木星をはじめオリオン大星雲やすばるなどの星雲や星団を望遠鏡で観察しました。
<望遠鏡と空を見上げる生徒たち>
月曜日と水曜日にはI国際宇宙ステーション(ISS)が肉眼で見られ、3分ほどの間でしたが
追ってみることができました。
<ISSを追っていく>
オリオン座をはじめ、冬の星座もきれいに見えて冬の大三角、ダイヤモンドなどの
一等星をたどりながら星座の観察もしました。
<星座を辿りながら、神話などに耳を傾ける>
寒い中でしたが、少ない時でも15人くらい、多いときは50人くらいの生徒が参加してくれました。
【探究の熊西】ユニット型課題研究 地学 「過冷却とその破綻」
1.目標・目的
雲の中など、本来氷点下を過ぎて氷になるのに氷にならない状態を「過冷却」と言います。この課題では様々な試料(飲み物など)を用いて再現実験をまず行い、試料や条件を自身で変化させて考えまず仮説を立てます。それをもとに検証実験を行い、仮説の検証を行い必要があれば条件を変えて要因をさらに考えていきます。これら一連の流れを繰り返し研究の方法を体験させるのが目的です。チームで考察を繰り返すことや、全体での発表と質疑でより多くの発見・考え方が得られることに気づかせるのも目標の一つです。
2.研究内容・方法
(1)対象・単位数
令和5年度入学生 理数科 第1学年
1単位(全4回)にて実施。
(2)実施内容
SS理数探究基礎では物理・生物・化学・地学の各分野にて観察、実験を行い、各分野に対する興味・知識・経験値を養いつつ実験技能を高め、2年生で実施される個人や班でのSS理数探求の基本をつくることが目的です。地学分野では過冷却とその破綻について取り上げました。
(3)実践報告
・第1回 講義・再現実験
過冷却についての講義と再現実験についての説明を行いました。過冷却が起こりやすい試料や、条件などの簡単なレクチャーを行った後、講義後に再現実験をし、班内で大まかな仮説と実験方針・計画を立ててもらいました。
・第2・3回 実験①② 発表準備
2回目では、第1回の実験や話し合ったことを元に、各自で
用意した試料を元に実際に実験し、条件をどのように変えていくか話し合いながら、実験と仮説の検証、考察を繰り返しました。発表はGoogleスライドで行いますが、実験の目的や仮説・検証実験の結果などを発表して、実験ノートを共有するような形で進めました。発表スライドを作るに当たって、コンセプトを明確にすること(自分たちの仮説と検証がわかるように)の他に、見やすさ、発表のわかりやすさ(表現力)にも重点を置いて準備するように指導しました。
・第4回 校内発表会
各班がGoogleスライドを用いて、まず各班5分ずつ口頭発表を行いました。発表後簡単な質疑応答を行いましたが、各発表ともに少なくても2~3本の活発な質問と応答が行われました。
3.評価・課題
来年度に自分自身が何らかの課題研究のテーマを決めて研究することから、意識も高く様々な要因の探究を定量的に行っていました。リサーチして実験に臨むなど、研究に対してしっかりと取り組んでいる姿がみられました。2年生に向けてのエチュードとして、血肉になったことが感じられました。
まだ答えのない課題に対するアプローチの仕方に、戸惑いを持っているようでした。来年度課題研究のテーマを決め、自分で課題を見つけ出し仮説と検証を繰り返すことになりますが、各科目で行ってきた研究の手法や考え方を生かしてほしいです。大きな問題はテーマ決めで、いかに自分が行いたいテーマを決めるのか、そのテーマが何かの現象を解明したり、世の中の役にたつものなのかを期待したいです。独りよがりのテーマやすでにわかっていたり、少し調べればわかるようなものにならないよう、行ってきたユニット型課題研究を生かしてもらいたいと思います。
【探究の熊西】第1・2学年大会を開催しました!!
1月22日(月)6・7限において、普通科第1・2学年それぞれで探究の学年大会を開催しました。この学年大会で第1学年は上位8班を、第2学年は上位7班を選出します。さらに1月29日(月)にそれぞれの学年における探究テーマ上位4班を選出します。そして、2月6日に開催される『SSH生徒研究発表会』における発表代表班(普通科各学年4班です)を決定します。そのための第一歩となる発表会です。生徒は1年間をかけて探究活動を実践してきました。その成果を発表します。
まずは普通科1年生です。
発表形式はスライド資料を用いた口頭発表です、発表5分+質疑応答3分となります。発表資料(スライド)の枚数制限はありません。SS探究基礎において「私たちの町をよりよくするためには?」をテーマに掲げ、取り組んできました。
そして普通科2年生です。
全123班を14クラスに均等配分し発表(発表5分+質疑3分)を行いました。生徒と教員がそれぞれル-ブリックを用いて評価します。
1年生も2年生も本当に熊谷西高校の生徒は素晴らしい。みんなの気迫が伝わってきます。それでも課題の設定、情報の収集・整理、分析の結果と考察、独創性・新規性、主張をつくる力、課題更新力など定量的に評価し、上位が決定されます。昨日の自分を乗り越えて、より良い自分を作っていこう!!どの発表もよくがんばりました!2月6日SSH生徒研究発表会が楽しみです。ぜひ保護者の方のご参加をお待ちしております。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマミーティング
1月21日㈰、川越女子高校にてチームアライグマのミーティングが持たれ、生物班の1年生3人が参加しました。この1年の活動の総括と、チームOBで野生動物保護管理事務所に勤める方の講演を聞いてきました。
チーアラ発足10年目で、調査がマンネリ化したり、行き詰ってきた学校もあります。そのような研究のための打開策をご講演いただきました。熊西チーアラも今回の講演内容を参考に、調査方針を整理したいと思いました。
【探究の熊西】探究活動生徒発表会へ参加してきました。
昨年12月26日に日本薬科大学にて埼玉県内の生徒が集まり、日頃の探究活動について発表会が行われました。生徒、教員、保護者あわせて650名の大きな発表会です。
熊谷西高校からは、普通科の探究活動(2年生)から口頭発表3テーマ、理数科の課題研究(2年生)からポスター発表5テーマを代表として出場しました。
・口頭発表
「今の学生が英語を学ぶのはナゼ?」 加藤ひな美 小西由悟
「売れるコンビニスイーツの作り方」 山田咲良
「速い車を作るためには」 川合翼 濱岡悠斗
・ポスター発表
「キハダ由来農薬の実現に向けて」 嶋田和貴 田幡和晴
「カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類」 本領佑馬 本田惟莉
「じゃんけんができるロボットをつくる」 松村朋香
「太陽系天体の光条」 野村美智 小鹿ひかり 横矢翔子
「Unityを用いた生態系シミュレーション」 長内大河 小澤航 齊藤龍太
みんな1年間頑張ってきた探究活動・課題研究です。
様々な工夫や努力がよくわかります。
みんな熊西代表として、よくがんばりました。
たくさん意見交換している姿を見て、素晴らしいと思いました。
2月は校内研究発表会があります。今から楽しみです。
【探究の熊西】高大連携③埼玉大学『硫化亜鉛ナノ粒子』
理数科2年生は年間を通して、課題研究を行っています。その中には大学と連携して課題研究を進めていく場合もあり、その一部を紹介させていただきます。
この硫化亜鉛ナノ粒子は先輩から引き継がれている研究です。先輩達の実験結果から安定して硫化亜鉛ナノ粒子を作成できるようになり、これからは作成した硫化亜鉛ナノ粒子の分析が主な研究対象となってきます。そこで自分達の研究を埼玉大学 藤原隆司准教授にプレゼンを行い、その内容について質疑を行いました。固体物理学の分野なので生徒にとって非常に難しい内容ですが、一生懸命考え、絞り出すように自分の言葉で質問をしていきます。藤原先生と様々な可能性を検討しつつ、徐々に研究の方向性が定まっていきます。
また、高校生へ特別講義も行っていただきました。
藤原先生には丁寧にご対応いただきまして、ありがとうございました。生徒達は今日のことを忘れず、一層研究に励もうと話していました。やはり研究は楽しいですね。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ野外研修 探鳥会in伊佐沼
先日、チームアライグマ総勢30名超で伊佐沼探鳥会を行いました。真冬とは思えないほどの暖かさの中、湖面は凍結しておらず、30種近くの鳥類を確認しました。
期待したクロツラヘラサギは残念ながらいなかったですが、セイタカシギやオオハシシギ、最後には遠目でしたがオオタカが現れてくれました。カワウの追い込み漁、カラスにモビングされるトビ、狩りを繰り返すモズ、ヒドリガモを全員でじっくり観察することができました。コサギとアオサギはすでに夏羽になっており、暖冬(異常気象?)の影響を強く感じました。
解散後、希望者で絶滅危惧種キタミソウ(植物)の観察を行いました。ツンドラ地帯原産の希少種です。花が咲いていました。
チームアライグマでは今後も積極的に、野外研修を開催していきたいと思います。百聞は一見に如かず!
セイタカシギ
すでに夏羽のアオサギ(左)、コサギ(右)
キタミソウ
アライグマ足跡
【探究の熊西】高大連携②群馬大学『二酸化炭素の還元』
理数科2年生は年間を通して、課題研究を行っています。その中には大学と連携して課題研究を進めていく場合もあり、その一部を紹介させていただきます。
地球温暖化から地球沸騰化へ!!最近は気候変動により魚の分布など様々な場面にその影響が見られるようになりました。そこで理数科二年生のなかには『二酸化炭素の還元』を研究テーマに掲げるグループがあります。
二酸化炭素ガスを炭酸水素ナトリウム水溶液に通して、電気化学的に還元することを目指しています。様々な研究論文を読み、ネルンストの式から還元物質を予測したり、電気分解後の水溶液に臭素水を添加して色が薄くなることから12ジブロモエチレンの存在を予想しました。
群馬大学へ進学した理数科卒業生の助けもあり、群馬大学 林史夫准教授に分析方法について相談し、この機会に生徒から自分達の課題研究について林先生にプレゼンを行い、助言をいただきました。
林先生の説明は理路整然としており、非常にわかりやすく、生徒は集中して話しを聞き、一生懸命に自分達の疑問をぶつけていました。相談後は、群馬大学の機器分析センターをめぐり、分析機器の仕組みや応用範囲を丁寧に説明していただきました。
本校卒業生も後輩に優しく説明してくれました。3時間半という長さでしたが、林先生には最後まで丁寧にご説明いただきまして、大変ありがとうございました。生徒達は刺激を受け、実験へのモチベーションも上がりました。高大連携を通して研究テーマを深めると共に、大学を知り、自分の将来を考える良い機会となりました。本当にありがとうございました。
【探究の熊西】放射線セミナー
理数科1年生に放射線セミナーを実施しました。東京大学工学系 特任専門員 飯塚裕幸先生に講義、実習指導をいただきました。先生には毎年理数科生徒へご指導いただきまして、ありがとうございます。また、日本原子力文化財団 参事 近野俊治氏に実習補助を行っていただきました。ありがとうございます。
講義:「放射線の基礎知識」放射線の基礎的知識・取り扱いに関する講義
実習は、霧箱による放射線の観察、自然放射線(バックグラウンド)の測定、距離の逆二乗則、ガンマ線の物質による吸収、自然放射線の測定を行いました。
今回は放射線の正確な知識を得るとともに、放射線を見える化し、目に見えない現象を定量的に理解する学習プログラムでした。基礎知識に関する講義と実習から構成し,データを客観的に測定・比較し,検討する体験となりました。生徒達は最初から最後まで一生懸命取り組んでくれました。今後の課題研究に活かしていきましょう。
【探究の熊西】高大連携①日本薬科大『キハダから自然農薬』
理数科2年生は年間を通して、課題研究を行っています。その中には大学と連携して課題研究を進めていく場合もあり、その一部を紹介させていただきます。
まずは秩父地方における植生の観察を行い、消炎鎮痛剤として用いられるサリチル酸メチルを含むミズメ、芳香を発するアブラヤシ、薬木の代表としてキハダの観察を、NPO法人秩父百年の森の理事である島崎武重郎氏から体験を通してご説明いただきました。植生観察を通して自然を理解すると共に、地域の課題についても議論しました。
課題研究では『キハダから自然農薬』を研究テーマに掲げ、まずはキハダという植物(漢方におけるオウバク)からその有効成分であるベルベリンなどを取り出していきます。大学の研究室にて、カラムクロマトグラフィーを用いて有効成分を少しずつ分離しました。夏休みに生徒が何度もお邪魔して、実験させてもらいました。ありがとうございます。SSHによって本校でも同様の抽出実験ができるようになります。年始から生徒と組み立てていく予定です。
そして、有効成分が単離できているか、NMRの測定結果から考察を行いました。さらにこれらの有効成分が大腸菌へ増殖抑制作用を示すこと、防虫作用をどの程度示すか、まだまだ研究は続いていきます!
【探究の熊西】企業連携:電子顕微鏡観察②(日立ハイテク)
今年度も株式会社日立ハイテク様から電子顕微鏡をお借りしました。
地域における科学教育の振興を目的とした理科教育支援活動として、株式会社日立ハイテク様より日立卓上顕微鏡TM4000PlusⅡをお借りしています。大変ありがとうございます。
電子顕微鏡とはどんなものでしょうか?
世の中で最も小さい電子を対象にぶつけて、その形状を見ていきます。そのため、光学顕微鏡よりも小さいもの、ミクロの世界をのぞくことが出来ます。ただし、電子をぶつけるため真空が必要であり、観察する対象は金属など導電性があるほうが有利です。
しかし、日立卓上顕微鏡TM4000PlusⅡは真空度を制御して、導電性のない対象も観察できます。さらに、電子を対象にぶつけてその跳ね返りを見ているので、観察対象の材質の違いを見ることも出来ます。
授業SS化学・自然科学部の中で、生徒と電子顕微鏡観察について話しあい、観察しました。
今回はその第2弾です!!
①カレンダーを触ったときに、触ったときの感触が異なるのはなぜだろう?
紙の種類がちがうと思われるカレンダーを比較してみました。
<上質紙と思われるカレンダー 600倍>
<コート紙と思われるカレンダー 600倍>
コート紙と思われるカレンダーは表面の凸凹が少なく、まさしくコーティングが形成されているのに対し、上質紙と思われるカレンダーは大きさや太さが異なる繊維が複雑に絡みつき、表面が凸凹していた。コート紙は紙表面にレジンコートやインク受容層があり、非常に平らになっていることがわかりました。
②主に拭き掃除に用いられるマイクロファイバータオル。普通の布と比べて汚れがよく落ちることから、繊維の構造にどのような違いがあるのか気になり、比較を行った。
<マイクロファイバー 400倍>
<綿タオル 400倍>
マイクロファイバータオルは繊維が細く、太さが均一であるが、綿生地のタオルは繊維の太さも形状もばらばらでした。マイクロファイバータオルと綿生地のタオルで繊維の形状が異なるのは、前者はポリエステルやナイロンからなる合成繊維で、後者は綿花からなるは天然繊維であるからだと考えられます。また汚れの落ちやすさが異なるのは、マイクロファイバータオルの高分子自体が汚れを除去・吸着しやすいように設計、合成されているからです。残念ながら、写真では高分子の構造までは見ることができません。
③市販のマスクのフィルターの1枚目、2枚目、3枚目を切り取り比較した。
1・3枚目よりも2枚目の不織布が非常に細かく、密度よくつまっていて、ここで飛沫などの侵入を防いでいると考えられます。1・3枚目は肉眼では見えないけれど、強度を保つために四角いシールがついていることがわかりました。
電子顕微鏡を用いて観察を行いました。肉眼ではよくわからなくても、電子顕微鏡が本来の姿を正確に教えてくれます。やはり正確な観察が大切だと改めて気付かせてもらいました。
【探究の熊西】「科学技術と社会」in 日本科学未来館
12月14日理数科1年8組39名は、日本科学未来館において「科学技術と社会」について講義・実習を行ってきました。
科学技術は、社会の抱える問題を解決し、生活を便利にしてきた一方で、新しい科学技術を使うことによって、思わぬ形で新たな問題も生み出してきました。科学技術を使って、望ましい未来を実現させるためには、同時に起こりうる危険やリスクについても予測して、対処の方法も考えておくことが重要です。科学技術に対する選択は、一部の専門家にまかせるのではなく、あらゆる市民が参加する中で社会として決めていく必要があります。
今回の講義・実習を通して、2年生からはじまる課題研究に向けて科学技術との向き合い方を学びながら、『問題点を見つけ、具体的な疑問を作り、仮説を立てる』機会としました。
講師の先生は本校から長期研修で日本科学未来館で研修を行っている竹内公彦先生です。先生のお話は理路整然としており、何度も「なるほど」と感じました。
<講師の竹内先生のお話は説得力がありました>
午前は日本科学未来館の展示について班ごとに調査を行い、その科学技術におけるメリット・デメリットを話し合いました。
午後はメリット・デメリットで出てきた視点ごとにグルーピングを行います。そして、現実と理想のずれから疑問を見つけ、共通点を探し出し、これらを解決するための課題を設定します。
日本科学未来館の展示物の前で、来場者の方へ説明を行いました。
最後の発表では、各班の考えがよく整理されており、彼らの能力の高さ、頑張りがよく伝わってきました。これから課題研究がはじまります。今回の経験を活かして、充実した課題研究と一歩を踏み出せることを願っています。
【探究の熊西】理数科1年生ユニット型課題研究(化学分野)『発光の化学』
10月27日から11月27日にかけて、理数科1年生を対象にユニット型課題研究の化学分野を行いました。
生徒には実験を全力で楽しんでほしい。しかし、大半の生徒は自ら実験を行ったことがありません。そこで生徒が主体的に実験に取り組めるよう、実験の目標に対して仮説を立てること、その仮説を具体的な実験条件に反映する力を身につけることを目的として、化学分野の実験をはじめました。
化学分野では「発光の化学」と題して、様々な発光現象に触れつつ、硫化亜鉛に添加された金属イオンからの発光現象について取り組みました。
①10月27日 講義
炎色反応や化学発光、フォトルミネッセンスについて取り上げ、発光についての基本的な講義を行いました。
②10月31日 基本実験
実際に酸化還元反応を用いて硫化亜鉛を合成し、各班ごとに異なる金属イオンを取り込みました。合成した硫化亜鉛は白色の結晶ですが、紫外線を当てると発光します。取り込んだ金属によって色が変化します。
③11月1~10日 班ごとに実験条件の検討会
発光現象を改善するために、発光の仕組みや反応のどこに問題があるのか仮説を立て、改善するための実験条件を考えます。みんな朝学習や休み時間、放課後を使って、熱心に議論を繰り返していました。
④11月20日 改善実験
各班が自分たちの仮説に基づいて、実験条件を変更しました。生徒は一生懸命実験に向き合っています。
仮説通りにできたかな?
⑤11月27・28日 発表会
仮説を立て、実験条件を変更し、どんな結果になるか想像しながら、改善実験に至る過程を重視して、発表会を行いました。各班4分+質疑4分の発表となります。
発表資料は、グーグルスライドで作りました。互いの意見に耳を傾けながら、考えが少しづつ形となっていきました。発表についても、各班が工夫を凝らし、相手に伝えようとする意思が伝わってきました。
「発光」は非常に難しい分野であり、高校生のレベルを大きく超える内容です。それにもかかわらず、理数科1年生は自主的に学習し、自分で必要と思われる知識を積極的に吸収していました。彼らの成長が感じられる活動となりました。
【探究の熊西】物理基礎 音速の測定実験
2年生の物理基礎では、「音」の学習をしています。
期末考査が近づくよく晴れた日、教室の外に出て音速の測定実験を行いました。
スマートフォンのアプリを用いて、2つのイベント間(実験では、1人の生徒が手拍手をしてから、向かい合った生徒が手拍手をするまで)の時間差を計測し、その結果をもとに音速を測定しました。
空気中の音速は気温によっても変わりますが、およそ340m/s。
向かい合う2人の距離が離れるほど計測が難しくなる実験でしたが、各班上手に工夫しながら測定をしていました。
実験では誤差5%以内の精度で求められた班が多くあり、音の伝わる速さを実感することができました。
【探究の熊西】企業連携:電子顕微鏡観察(日立ハイテク)
今年度も株式会社日立ハイテク様から電子顕微鏡をお借りしました。
地域における科学教育の振興を目的とした理科教育支援活動として、株式会社日立ハイテク様より日立卓上顕微鏡TM4000PlusⅡをお借りしています。大変ありがとうございます。
電子顕微鏡とはどんなものでしょうか?
世の中で最も小さい電子を対象にぶつけて、その形状を見ていきます。そのため、光学顕微鏡よりも小さいもの、ミクロの世界をのぞくことが出来ます。ただし、電子をぶつけるため真空が必要であり、観察する対象は金属など導電性があるほうが有利です。
しかし、日立卓上顕微鏡TM4000PlusⅡは真空度を制御して、導電性のない対象も観察できます。さらに、電子を対象にぶつけてその跳ね返りを見ているので、観察対象の材質の違いを見ることも出来ます。
授業SS化学・自然科学部の中で、生徒と電子顕微鏡観察について話し合ったところ、下記の案が出ました。
①銅粉末と銅樹を比較してみよう。
②半紙の表はサラサラ、裏はザラザラその違いは何?
③冬の必需品、高機能な防寒インナー
④トイレットペーパーとティッシュペーパー
生徒の観察結果を見ていきましょう。
実験1:銅粉末と銅樹を比較
銅粉末は見た目サラサラです。
しかし、拡大してみると小さな薄片の集まりであることがわかりました。
銅樹は植物の枝のように生えています。
拡大してみると、銅の結晶がかくばって成長している様子がわかります。
実験2:半紙の表はサラサラ、裏はザラザラその違いは何?
半紙の表と裏を観察しました。
・半紙の表
・半紙の裏
表面の繊維は最大値が30㎛、最小値が6㎛以上となっています。裏面の繊維は最大値は同じく30㎛ほどですが、最小値が2㎛以下となっています。基本的に繊維の太さは同じですが、裏面は細い繊維が混合しています。これは半紙をすくうときに表面が下になり、重い繊維から重なっていくため、上(裏面)は細い繊維が混合してくると考えられます。
実験3:冬の必需品、高機能な防寒インナー
寒い冬の必需品、高機能な防寒インナーを綿と比較してみました。
・高機能な防寒インナー
・綿の服
綿は繊維が乱れており、ほどけています。これと比較して、高機能インナーは繊維が整っており、きれいに織り込まれています。これにより暖かい空気を逃がさず閉じ込めて保温していると考えられます。また観察からはわからないですが、繊維自体が水を吸着して発熱しているため暖かいのです。
実験4:ティッシュペーパーとトイレットペーパー
水にとけないティッシュペーパーと水にとけるトイレットペーパーの形状に違いはあるのか?
・ティッシュペーパー(180倍と800倍)
・トイレットペーパー(180倍と800倍)
ティッシュペーパーは密度が高く、トイレットペーパーはスカスカでした。
繊維は同じようですが、その密度の違いが水へのなじみやすさの違いにつながるのでしょう。
あと、観察結果からはわかりませんが、接着剤の影響もあるのでしょう。
今回は電子顕微鏡を用いて観察を行いました。肉眼ではよくわからなくても、電子顕微鏡が本来の姿を正確に教えてくます。やはり正確な観察が大切だと改めて気付かせてもらいました。
【探究の熊西】楽しもうサイエンス!!
11/25(土)9:30~12:30に本校で小中学生に向けて科学体験教室「楽しもうサイエンス!」を行いました。小中学生・保護者の方合わせて多数の参加をいただき、ありがとうございました。20ブースを回って楽しんでいただいたようです。
本校生徒にも小中学生に教えることを通して、実験の楽しさ・理数を教える面白さ等に気付いてもらえたらと思っています。
来年度も多くのご参加をお待ちしております。
【探究の熊西】科学の甲子園に出場しました!
11月18日(土)科学の甲子園埼玉県大会が開催されました。科学好きの生徒が集い、科学好きな生徒の裾野を広げることが目的です。23校37チームが出場しました。
本校からは理数科の生徒6名が代表として参加しました。
午前に筆記試験と午後に実技試験を行いました。
残念ながら、筆記試験は撮影禁止です。
午後は実技試験です。A4の紙7枚を使ってペーパータワーを作ります。
80cmを超え、ビー玉9個に耐えるペーパータワーを作りました。すごい!
しかし、何よりうれしかったのは、
理数科のクラスメイトが代表6名のために、みんなでペーパータワーを作ってどんな構造がいいか、一緒に検討してくれたことです!!!
みんなのそういう気持ちが最高にうれしいです。
これからもみんなで乗り越えて、頑張っていこう!!
【探究の熊西】秋の天体観察会
11/13(月)~17(金)の一週間、秋の天体観察会を行いました。前回の春の観察会とは違って、
今回は月のない新月の時期に行いました。日の入りも早く天気も安定し、星を見るにはいい時期です。
<屋上から見る夕焼けのグラウンド> <天体観察に使う望遠鏡とさくらめいとと・浅間山>
木星や土星の見頃の時期でもあります。13日(月)は風が強く透明度はよかったものの、シーングは
あまりよくなく、惑星の細かな模様などまではなかなか見られませんでした。
<薄明中の木星(鏡筒の先)と望遠鏡> <木星を肉眼と望遠鏡で見る>
月曜日は多くの生徒が来て総勢70名くらい観察に来ました。透明度がよかったため熊西のような
市街地では普段あまり見にくい、星雲・星団やアンドロメダ銀河なども観察しました。
<土星の観察中> <アンドロメダ銀河の観察>
人気があったのはやはり土星で、「輪っかが見える!」「写真やイラストみたい!」と大好評でした。
14日(火)の県民の日と天気の悪かった17日(金)を除いた3日間、観察会を行い1日平均30~40名
の生徒の皆さんが来てくれました。月曜日以外は風も弱く惑星を見るにはいい条件でした。
次回はオリオン座をはじめとする冬の星座が見頃となる、1月下旬から2月上旬にかけて実施する予定です。
【探究の熊西】チームアライグマシンポジウム
11月12日㈰、川越女子高校にてチームアライグマ主催のシンポジウムが開かれ、熊西からは6人の生徒が参加しました。チームアライグマに参加する9校のほか、一般参加の高校生や社会人の方も含め60名ほどの参加となり、大変有意義な時間となりました。午前はクビアカツヤカミキリに関する講義、午後は10班に分かれて3テーマについて討論を行いました。
クビアカツヤカミキリについては、残念ながら現在有効な手立てがなく、非常に深刻な問題であることを再認識しました。午後の討論は、生物多様性や外来種に対する考えを改めるよい機会となりました。
チームアライグマでは今後も外来種問題に積極的に取り組んでいきます。
小中学生科学体験教室 楽しもうサイエンス! 開催準備をしました。
11月10日(金)放課後に楽しもうサイエンス!の事前打ち合わせ、予備実験等の準備を行いました。開催当日に小中学生に適切にサポートできるように本校生徒が準備をしています。
顕微鏡で微生物を観察しています。
ビーズでファージストラップ作っています。
マーブリングで素敵なしおりができました。
バードセーバーを作っています。
【探究の熊西】自然科学部 チームアライグマ オンライン研修
11月1日(水)放課後に国立研究開発法人 森林総合研究所 加賀谷 悦子先生の「日本の樹木への脅威 外来カミキリムシ」のオンライン講演会に参加しました。クビアカツヤカミキリ、ツヤハダゴマダラカミキリ、サビイロクワカミキリの三種の外来種について、それぞれの特徴、被害状況と対策、駆除方法などについて学びました。
講演の後に質問タイムがあり、参加した各校から盛んに質問が出されました。回答をいただき理解が深まったとともに、全国に被害が拡大するのも時間の問題であるという緊迫した状況であることを改めて実感しました。
【探究の熊西】1年生中間発表会
11/1(水)3・4時間目の授業で、普通科の中間発表会と理数科のユニット型研究発表会を同時展開で行いました。
ポスターセッションのPCを使う形式で発表で行いました。1年普通科の全体での発表会はこれが初めてで、1年理数科と合同で行うということも今回が初めてでした。全校で取り組んできた一つの成果かと思います。
<発表の前に>
タブレットを紙芝居代わりにしてプレゼンを行い、質疑応答を行って評価をフォームにつけ送信するということ
を10分休憩を途中にはさみながら90分間行いました。
<発表会場の様子 8クラスにブースを分散(1クラス5×2グループ)させて行いました>
<普通科の中間発表の様子>
<理数科ユニット型課題研究「物理」の発表の様子>
<質疑応答の様子>
<評価をつける>
まだ発表に慣れていないせいもあって、なかなか質疑応答が成り立つところまで行けないグループも
多くありました。評価の方は概ね妥当な評価をしており、これからの発表会でプレゼンする能力とともに
適切な質疑応答ができて、対話を通じて理解を深められるようにしてほしいと思いました。
初めての学年全体発表でしたが、全体的にスムーズにできたと思います。
【探究の熊西】第2回SSH課題研究発表会
10月23日(月)5・6・7限 視聴覚室で表記発表会が行われました。
1年生2グループ、2年生17テーマの発表が行われ、3年生をはじめ活発な質疑が行われました。
校長先生から課題研究の意義についてお話がありました。
発表テーマは以下の表のとおりです。
1年生は、1学期に行った物理のユニット型研究を英語にしました。建物の3階から卵を落としてわれないように様々な工夫を凝らしました。クラスで10班の中から選抜された、1つの班が発表しました。
次に、2学期の生物のユニット型研究「コドラート法による学校内の植物の分布」でも最も優秀な1つの班が発表をしました。
<物理「エッグドロップ」英語発表>英語の発表が上手!
<生物「コドラート法」発表>数値で比較できてますね。
続いて、2年生が上記の17テーマの発表を行いました。先日科学展に出品し良い結果を得たものから、この研究発表会に向けて実験・まとめを頑張ったもの、数学・情報・物理・化学・生物・地学と多くの分野で研究中間発表が行われました。
「数学・情報分野」
<数学分野>だんだん法則が明らかになってきました。
<情報分野>条件について質問が飛びます。
「物理分野」じゃんけんロボットはチョキなら勝率100%!!
「化学分野」結晶の形が見えるほど、きれいなんですね。
「生物分野」新種を探せ!!!
「地学分野」だんだん相関関係が見えてきた!!
3年生をはじめ、2年生や先生方からも多くの質疑がありました。
1つの発表に対してほとんど質疑応答があり、研究発表会としてふさわしい雰囲気でした。
最後に教頭先生から定義の大切さについてお言葉をいただきました。
次回は、2月の校内SSH生徒研究発表会です。さらに、埼玉県理科研究発表会、つくばサイエンスエッジなど外部の発表も続きます。今回の中間発表の経験を生かして、さらに自分の工夫を加えて実験を進め、発表会に臨んでもらいたいと思います。
【探究の熊西】理数科1年 埼玉工業大学情報研修 (プログラミング基礎)
10/21(土) 8:45~13:00に埼玉工業大学情報研修(プログラミング基礎)を実施しました。対象は理数科1年生です。
埼玉工業大学の長井先生のご指導の下、様々な講義・実習に取り組みました。
<講義内容と本日の予定>
<講義の様子> <ファイルのダウンロード>
<プログラムを動かしてみる> <プログラムを作り図形を描かせてみる>
<巡回指導する長井先生> <より難しいプログラムを打って確かめる>
<プログラムの打ち込み・少しのミスが命取り> <プログラムの動作を確認する・円のバウンド>
<プログラムで動かすロボット> <プログラムを移行する>
<プログラミングして迷路を走らせ、検証しうまくいくまで試す>
プログラミングを中心に講義や実習を行ってきましたが、プログラミングした結果を実際に映像で確認する、
実際に走らせてみて検証し、プログラミングのパラメータを変えて再検証するなどメカトロニクスの実際を
体験することができました。情報の授業やこれから行われる課題研究などに生かしてほしいと思います。
【探究の熊西】自然科学交流会(埼玉県北部地区)
10月7日(土)熊谷西高校を会場として自然科学交流会を開催しました。
今回の発表会は、日頃の理科における部活動等の交流を行い、親睦を深めるとともに、互いの研究手法や知見を意見交換によって深め、今後の研究活動に活かす。生徒の活動意欲を高揚することを第一の狙いとしています。 また地域における科学教育活動促進を目指しています。
当日は90名以上の生徒、教職員が集まり、主に熊谷高校・熊谷女子高校・熊谷西高校から約30テーマのポスター発表がありました。杉戸高校や大宮南高校から意見交換や助言をいただきました。
開会式にて校長先生から激励を受けています。
生徒達も真剣に聞いています。やる気十分です。
生徒達の発表の様子です。
3会場でポスター発表となりましたが、どこも活発な意見交換が行われました。
生徒達は「いいねカード」をポスターに貼って、互いの発表について良い点、改善点を指摘していました。
どのポスター発表からも実験への熱意が伝わってきました。
今回の発表で多くの助言をもらい、新たに実験の進む道を切り拓いていきましょう。
みんなで埼玉県北部地区の科学リテラシーを担っていこう!ファイト!!
【探究の熊西】放線菌チーム自主研修 with 山梨大学
8月の平日、課題研究の放線菌チームが自主研修として山梨大学より山村先生をお招きし、研究のアドバイスをいただきました。(講義と実習に集中していて、写真を撮ることをすっかり忘れたため、文章のみでの報告です)
これまで校内の土から放線菌を見つけるため、数えきれないほどのシャーレで培養を行ってきましたが培養できず…と思い込んでいたら、ちゃんと培養できていました!!しかも数種類はいそうとのこと。コンタミネーションもしておらず、いいサンプルとのことでした!やはり、専門の方に見ていただくことは大事だと痛感しました。
今後は、急ピッチで放線菌コロニーのシングルコロニー化を進め、抗菌物質を産生するか確認していきます。放線菌の新種が見つかるかもとのことで、また一つ、夢が膨らみました。今後の研究に期待です!
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ野外実習 in 都幾川
8月の平日、県内6校より50名近くの生徒が集まり、水生生物班、昆虫班、植物班の3班に分かれて実習を行いました。熊西からは1,2年5名が参加しました。
今回の実習では、野外での採集活動を通して、その後の同定の仕方や、標本としての保存の仕方を学び、実践しました。昼休みには雨が上がるのを待ちつつ、生徒考案の昆虫ジェスチャーゲームも行い、盛り上がりました!他校とのつながりをより深めることのできた1日となりました。
<水生生物班>
↓都幾川での採集
↓分類・同定作業
↓ハグロトンボ
↓カジカ
↓まとめ&発表
<昆虫班>
↓都幾川河川敷で陸上昆虫の採集
↓まとめ&発表
<植物班>
↓都幾川河川敷で陸上植物の採集
↓植物標本作り
↓まとめ&発表
全体会の解散後、熊西は文化祭に向けた標本作成のため、残って昆虫採集を行いました。
【探究の熊西】【自然科学部】遺伝子解析実習in日本薬科大学
8月上旬、県内6校より24名の生徒が集まり、6班に分かれて実習を行いました。熊西からは1,2年6名が参加しました。
今回の実習では、気道粘膜組織を用い、病原体のセンサー分子として知られるToll 様受容体( TLR Toll Like Receptor )の遺伝子発現をPCR法、アガロースゲル電気泳動法を用いて確認しました。
実習中に待ち時間があり、その時間を使って実習内容にかかわる講義も行われ、充実した1日となりました。特に1年生にとっては未学習の内容であったため、講義によって理解が深まったと思います。また、各班にTAがつき、実習をスムーズに行うことができました。
①気道粘膜組織からDNA(total RNA)の抽出
本物のサンプルを使用する前に、マイクロピペットの操作法を確認しました。
確認後、ヒト由来の培養気道上皮細胞から、核酸のひとつであるRNAを効率よく抽出・精製する手法や定量方法を学び、実際にtotal RNA抽出を抽出しました。実習過程から、RNAとDNAの共通点と相違点、核酸の性質について理解を深めました。
②PCR法を用いて目的領域の増幅
RNAサンプルをPCRで増幅する前に、きちんとRNAが抽出できたかどうか、total RNA濃度を分光光度計で測り、RNAの存在を可視化し、検出しました。同時に、ヒトの細胞や体液中に豊富に存在するRNase (リボヌクレアーゼ)について、total RNAへの影響を検証しました。
確認後、RT-PCR法によりウイルス応答遺伝子(TLR)の発現解析を行いました。
↓分光光度計でRNA濃度が十分かどうか確認します。
↓サーマルサイクラー
③電気泳動法にてバンドの確認
最後に、PCR産物をアガロース電気泳動法により分子量の大きさに応じて分離し、可視化することで定性・定量を行いました。
今回の実習では、特にウイルスと細菌の認識受容体であるTLR3とTLR4の2つの遺伝子について、気道上皮細胞での発現を確認しました。さらに、気道上皮細胞へウイルスや細菌感染がおこった状況を培養環境中で再現したサンプルを用いて、それらの影響を確認しました。
↓アガロースゲルのウェルにサンプルを入れていきます。
↓最後に、ブラックライトを当ててバンドを確認しました。
遺伝子解析では高校生の研究活動でも一般的に扱うようになったバイオテクノロジー。その基本的な操作、および、天然物からDNA(RNA)を抽出し、濃度を測り、PCR法でDNAを増幅し、電気泳動法でバンドを確認する。その流れを経験することができました。薬学部では3年で行う実習とのことでした。生徒が丁寧に操作する姿が印象的でした。
臨海実習2023
熊西の2年理数科は、毎年夏休みの大潮の時期に、千葉方面へ臨海実習に行きます。
今年もまずまず天気に恵まれ、予定通りの行程で実施することができました。
朝早くから夜遅くまで、スケジュール盛りだくさんの内容を、写真たっぷりでご報告いたします。
主な行程は以下の通り。
【8/1 1日目 熊谷→銚子ジオパークで巡検】
【8/2 2日目 AM銚子にて船上からスナメリ観察、PM茂原にて天然ガス・ヨウ素施設見学】
【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】
【8/1 1日目 熊谷→銚子ジオパークで巡検】
朝7:00、学校に集合し、いざ、東京湾へ!
しかし、特に千葉県に入ってから、激しい暴風雨と渋滞に見舞われてしまいました。
運転手さん、安全運転本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m
無事に銚子ジオパークに到着し、雨の中ではありましたが班ごとに巡検。
特に屛風ヶ浦は、過去の地層を直接陸上から観察できる、全国的にも貴重な地域です。
今日も灼熱の熊谷に比べるとはるかに涼しく(たぶん30℃以下!)、3時間ほど海岸沿いを歩きました。
夜はホテルの屋上で天体観察、の予定でしたが残念ながら曇空。中止としました。
↓東関東道。バス内より撮影。雹も降りました。
↓海浜植物ハマゴウの観察。海浜植物はどれも、強烈な潮風に耐えるため葉が厚いです。
↓国の天然記念物、犬岩。
↓こちらも国の天然記念物、屛風ヶ浦の観察。過去の地層を丸ごと見ることのできる、貴重な場。
↓夕食
【8/2 2日目 AM銚子にて船上からスナメリ観察、PM茂原にて天然ガス・ヨウ素施設見学】
前日、一度は出航中止の連絡が入りましたが…波が収まり、乗船することができました!
このイベントを最も楽しみにしていた生徒も多いのでは?
大きく体調を崩す生徒もおらず、全員がスナメリを見ることができました。
スナメリは、ベルーガを小さくしたようなイルカで、東アジアに生息しています。
洋上には巨大な風力発電も。将来的に20~30基ほどが立ち並ぶそうです。
午後は、茂原に移動して天然ガス・ヨウ素施設の見学を行いました。
天然ガスが川底からポコポコ出てきている様子も観察できました。
ヨウ素はなんと、日本が世界シェア第2位なのだそうです!日本が誇る貴重な輸出天然資源です。
そして今夜は、海岸で天体観察を行うことができました。
↓乗船するフリッパー号にて集合写真。
↓船上にて。多少波があり、楽しい波乗りでした!右は洋上風力発電施設。
↓川底から天然ガスがポコポコ出ている様子を観察。
↓天体観察。満月のため天の川ははっきりと見られませんでしたが…(写真は明るく処理しています)
【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】
最終日は実習のメインイベント、磯での生物採集と地学巡検です。
↓地学巡検。人もスケールになります!
↓磯での生物採集&同定作業
最後に、コロナ禍の影響がまだ残る中、生徒自身はもちろん、ご家庭や研修先、旅行会社様の御尽力で、
今年も無事に実習を終えることができました。
この場を借りて感謝申し上げます。
【探究の熊西】SSH研究発表会
8/8(火)~8/10(木)神戸国際展示場でSSH研究発表会が行われました。
(最寄りの駅で記念撮影) (会場手前で)
全国のSSH校約220校が集まり、ポスター発表が行われました。審査も行われ代表校が翌日口頭発表を行います。
(発表の様子)
(質問の様子)
(次々と発表を見に来て、質問が飛ぶ)
(審査の様子) (会場を見て廻る)
(他の発表も聞いてみる) (様々な分野の様々なブースが)
2日目は審査で選ばれた、作品の口頭発表が行われました。午後はフリーのポスター発表です。
(全体発表の様子) (ポートライナーで三宮・新神戸へ)
様々な発表を見たり、自分が発表し質問を受けたりして研究内容に対すする理解がより深まったと
思います。研究を継続した2年生も見学者として同行し、今行っている研究の過程や未解決の問題など
がよくわかったと思います。
【探究の熊西】かごしま総文2023
7月29日~31日、第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)自然科学部門、ポスター発表分野に埼玉代表として参加してきました。
ポスター発表部門ではポスター50作品の展示があり、発表を通して他県の学生と話し合い、意見交換を通して刺激を受け、研究の奥深さを実感していました。
三日目の半田利弘氏による記念講演では宇宙における天体の物質循環について学び、宇宙の神秘を垣間見ることができました。また、上野原縄文の森における火起こし体験や地層巡検から、鹿児島の自然と文化に触れ、その壮大さに感動しました。
受賞こそ逃しましたが、今までで最も素晴らしい発表でした。全国に出場した先輩を手本に後輩達もがんばってくれることでしょう。みんなよく頑張りました。
【探究の熊西】チームアライグマ標本づくり
先日、越谷北でチームミーティング、クビアカツヤカミキリの標本づくりを教わってきました。
ミーティングでは、8月22日予定のときがわ野外研修、
11月にチーム主催で行う予定の公開シンポジウムの内容を話し合いました。
公開シンポジウムでは、ぜひ多くの方の来場をお待ちしております。
標本づくりは、越谷北高校の生徒に教わりながら行いました。
標本というと、標本箱できれいに並べられて、
ピン止めされた物を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、
それはあくまで「展示用」であって、
写真のように半紙とコットンで包み、ラベルを付ければ標本になります。
(ただの「死体」ではなくなります!)
いつ、どこで、誰が採集したかを記すラベルが、とにかく大事です。
文化祭に向けて、熊西でも標本制作を始めたいと思います。
↑ミーティングの様子
↑標本づくりの様子①
↑標本づくりの様子②
【探究の熊西】長瀞・自然の博物館巡検
7/18(火)午前中の猛暑の中、長瀞の岩畳を中心に巡検に行ってきました。
巡検とは現地調査・フィールドワークのことで、現地に行って実際の自然のものを
観察・観測することです。暑い中ですが実際のものを見て、初めて解ることが多いため
理数科ではこのような巡検や実習を重視しています。
<岩畳での解説の様子> <岩畳を各自観察する>
岩畳の上で、結晶片岩のでき方やそれからわかることなどの説明を受け、片理や節理のでき方や
見え方などを教わって、実際の露頭の上で観察を行いました。
<ポットホールの説明と観察> <赤壁と断層の観察と説明>
さらに上流に進み、流れる石で削られてできた大きな穴である、ポットホール(甌穴)の観察や、
断層でできた流路を進む川の様子や、赤壁の様子を観察しました。ここで見たポットホールは川で
削られ小さく(それでも2mくらいの深さ)なってしまっていますが、長瀞には4.7mの深さの日本
最大級のポットホールがあります。
<自然の博物館の展示を見てより深める> <巡検の復習と新聞作成のネタ探し>
1時間ほど巡検を行って、猛暑対策も兼ねて早めに自然の博物館に入りました。
巡検で見てきたことの復習や、巡検ではあまり触れられなかった動植物のことなどを学びました。
巡検後に課せられている新聞づくりのネタも、この博物館の展示資料や解説から考えていきます。
<日本地質学発祥の地の石碑> <宮沢賢治の歌碑>
自然の博物館の前には、日本地質学発祥の碑があります。これも結晶片岩でポットホールがあること
から、かつては川がこのそばを流れていたことがわかります。また、宮沢賢治の歌碑などから古く
より長瀞の地が、多くの地質学を研究する人の聖地だったことがわかります。
<虎岩の説明を聞く> <虎岩の観察>
最後の巡検の場所は「虎岩」と呼ばれる、茶褐色のスティルプノメレンと白色の長石や石英などが
重なって縞模様をつくっている「スティルプノメレン片岩」です
スティルプノメレンという鉱物がこれだけ見られるところは、日本でほとんどなく宮沢賢治の歌碑
もこの岩を詠んだといわれています。近くには緑色をした緑泥片岩が混ざるようにあり、そのでき
方や形成年代もはっきりしていない岩です。
暑い中でしたが、熱中症にもならずしっかりと観察し巡検を行えたと思います。2年生では2泊3日の
臨海実習があります。その予行練習としても、ぜひ今回の経験を生かしてほしいと思います