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第2期SSHの取組

【探究の熊西】生物実験!原形質分離

3年理系の生物の授業にて、オオカナダモやムラサキゴテンという植物細胞で用いて

原形質分離を起こす実験を行いました。

細胞は、外液の濃度によって自身の細胞内の水分量を調節します。

外液濃度が細胞内より高い(高張液)と、細胞内の水分が細胞外へ出ていき、

その結果、細胞膜が細胞壁からはがれます。

この現象を「原形質分離」と言います。

 

↓ 顕微鏡は一人一台。じっくり観察できます。

 

↓ 青線で囲った部分が一つの細胞。

  ムラサキゴテンにはアントシアン系の色素が含まれるため、細胞全体が赤く見えます。

↓ 原形質分離を起こした細胞。青く囲ったのが細胞壁。

  細胞壁から細胞膜がはがれているのがはっきりわかります。

↓ 実験には葉の裏側の細胞を用いたため、気孔もはっきり観察できました。

【理数科】つくばサイエンスエッジ・オーラルプレゼンテーション

3/26(金)-27(土)にかけてつくばサイエンスエッジのメイン会場となる、つくば国際会議場に行ってきました。

    <エキスポセンター前にて>

26日はオンラインでポスターセッションが行われ、それと同時平行の形で会議場ではリハーサルが行われました。

   <舞台側から見た会議場の様子>

    <リハーサル前の打ち合わせ>

      <リハーサルの様子>

27日は、全国から選ばれた8グループによるプレゼンテーションが行われました。

 <口頭発表に選ばれた8グループと研究テーマ>

私たちは7番目、最後から2番目の発表でした。

     <本番での発表の様子>

発表自体は何度も行っているので、リハーサルの時よりもうまく発表出来ました。

   <審査員からのコメントと質疑応答>

質疑応答で思わぬ質問が出たために、うまく答えられない場面もありました。

午後は審査の時間の間、ワークショップで原子核の核図表と宇宙エレベーター、火星のテラフォーミングの話を国際会議場中ホールで聞きました。

<オンラインで大学の研究者から最先端の研究を聞く>

夕方に表彰式が行われました。最初は全国出場者全員に金賞の賞状授与です。

    <8グループの代表者が登壇>

     <表彰の後、記念撮影>

上位3賞はアジアでの世界大会出場権が得られます。今回は特別に審査員特別賞が出るほどの激戦でした。残念ながら私たちは選ばれませんでしたが、全国様々な各校の研究を聞くことにより大きな刺激を受けました。

     <閉式後みんなで記念撮影>

今年度のSSH活動もこれで終了となります。このメンバーは、来年度の夏に和歌山県で行われる「全国高校総合文化祭(総文祭)」の県代表にも選ばれています。今回の経験をもとに頑張っていきたいと思います。

【自然科学部・SSH】つくばサイエンスエッジ 日本語ポスター発表

今年度はリモート開催となったつくばサイエンスエッジ、

26日、27日の2日間にわたって開催されます。

本校からは地学1点、化学2点、生物2点がエントリーしました。

まずは先陣をきって、26日に日本語ポスターセッションを行いました。

3分という短い発表時間や、質問のやりとり等、苦戦する部分もありましたが、

多くの研究に触れることができました。

 

明日は、80点以上の選考を潜り抜けた地学チームによるオーラルプレゼンテーションが行われます!

 

理数科1年【数学探究】「分数の割り算はなぜひっくり返してかけるのか」

題目:「分数の割り算はなぜひっくり返してかけるのか」

課題:『 3/4 ÷ 2/3 = 3/4 × 3/2 :紙芝居を作成して、説明しなさい 』 

 目的は、身近な課題に対して、自ら原理や考え方を学ぶ自主性とグループで検討、協議できる協調性を養うこと。紙芝居を作成し、仲間に発表することにより正しく相手に伝える表現力を磨きます。

 3月10日(水)から朝学習の時間を使って、グループごとに検討を始めました。

 

 最初はどこから手をつければ良いのか、グループごとに活発な議論がはじまりました。

 

まず、割り算とは何なのか?分数とは?本質的な意見交換が行われ、徐々に話題は発表対象をどう設定するのかなど発表に向けて議論が収束していきます。

 

 3月19日(金)発表会!!

 さて発表会当日を迎えました。数学的な内容をどこまで理解し、発表内容をどう構成するのか、基本的な内容であるが故に難しく、心配はつきません・・・。

 

 

 予想していた以上に、発表の内容は素晴らしいものでした。

 聴衆の興味を引くユーモアや、数学的な内容を十分に理解し、相手にわかりやすく伝えようとする表現力、完成度の高さに驚かされました。

 彼らの一年間の成長を見せつけられました。本当に素晴らしい発表会でした。君たちは最高です!!

 

理数科1年|放射線実習セミナー

3月10日(水)本校理数科1年生を対象に「高校生のための放射線実習セミナー」が実施されました。講師に、東京大学から特任専門員の飯塚裕幸先生(医学博士)においでいただき、大変有意義な学びとなりました。

はじめに「放射線の基礎と放射線の人体影響」についての講義を受けました。本校OBでもある飯塚先生は、ユーモアと母校愛あふれる語り口調で生徒を魅了しました。

講義に続いて、さまざまな実験に取り組みます。最初の実験は、暗幕で実験室を暗くしての「霧箱による放射線の観察」でした。雲のように見えるのは、放射線(α線)の軌跡です。
>動画を見ることができます!

次に、下の写真のような測定器「はかるくん」を使って「自然放射線(バックグラウンド)の測定を行います。日本原子力文化財団の近野俊治先生に機器の操作と実験の説明を頂きました。このほかにも「距離の逆二乗則」や「ガンマ線の物質による吸収」の実験を行い、データを集計・整理してグラフを作成し、法則を検証しました。

室内での測定を終えた後は、校内の思い思いの場所に行って「校内での自然放射線の測定」に取り組みます。樹木はどうか、土の上と石やコンクリートの上での違いはどうか、ゴミ箱は、トイレは・・・など、生徒たちの自由な発想のまま、あちこちで測定が行われます。

最後にまとめの時間となりました。黒板を使って「距離の逆二乗則」を説明した有志の生徒に続き、各班代表者が測定結果や考察について発表しました。即興とはいえ、堂々たるプレゼンでした。

この実習を通し「放射線」を「正しく・深く」学ぶとともに、日本のエネルギー問題についても問題意識を新たにする機会となりました。また飯塚先生は、放射線が暮らしや産業・医療へ有効利用されていることを強調していました。「実験・数値測定・データ解析・結果の考察」など研究の基本が実習でき、来年度から本格的な課題研究が始まるにあたり、大変なモチベーションをいただけたと感じました。

【参加した生徒の感想】

◆放射線はレントゲンなどに使用されていることから決して悪い物でないことを知っていたが、どう区別があるのか分からなかった。しかし、今回の講義を終えて、距離と遮へい物によって遮断できることが理解できた。小さい頃、東日本大震災のニュースで「セシウム」や「シーベルト」などの言葉をよく聞いて何を言っているのか分からなかったけど、改めて知ることができ「3.11」についてより深く理解することができた。
◆放射線に対する見方が変わるいい授業でした。今までは、放射線は悪影響を及ぼすものとしてみていたけれど、自分の健康を守ったりするためにも使われていることを知ったので、よい面も悪い面も両方あることがわかりました。
◆放射線について今までどうしても原子力発電所の事故であったり、広島・長崎に落とされた原子爆弾のことで「危険で怖い」という意識があった。でもそれは私の知識が足りていなかったからであり、今日の講義で、少量ならそこまで危なくないし、むしろ常に身の回りの様々なものから放射線は出ていると知り、なんだかとても身近に感じてイメージが変わった。チェルノブイリ発電所の事故の際、多くの女性が人工的に中絶したという話と同じで、無知というのは恐ろしいと思った。この講義は今まで受けてきたものの中で正直一番楽しかったし、興味を持つことができた。これからは自分自身でもう少し日本の原子力発電について調べてみたいと思った。
◆放射線について今までは漠然と「危ない物」としか認識しておらず、自分たちにどのような影響があるのかさえも詳しく知らなかったけれど、身近な場所で使われていたり性質なども知ることができ、その思いが薄れた。今日学んだことを家族などにも話して放射線がもっと身近に感じられるようになると良いのかなと思った。
◆放射線のように、身近にあるにもかかわらず、その正体や特徴を知らないまま生活している物は多く存在していると思う。そのような物が社会に注目される時、人々は無知故に一方的かつ恣意的な情報に流されやすく、誤った情報に簡単に踊らされてしまっている。少し調べればわかる情報でさえも、誰かの流言を無批判に取り入れて行動し大きな問題となることが多い。誤った行動で不利益を被らないためにも、正しい意識を知り、それを基にした行動を心がけることが大切だと感じた。社会のデマに惑わされず正しい認識を広めていくことが、よりよい社会を創り上げていくために重要であると思った。