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第Ⅲ期SSHの取組

【SSH】つくばScience Edge 2026に参加しました!

3月27日・28日、茨城県つくば市で開催された「つくばScience Edge 2026(つくばサイエンスエッジ)」に参加してきました!

 

R7熊谷西高校つくばサイエンスエッジ

本校からは計12名の生徒が、これまで進めてきた6つの研究テーマを携えて挑戦しました。

会場はこれまで生徒たちが参加してきたどの発表会よりも大規模で、まさに全国レベルの熱気に包まれていました。

 

R7熊谷西高校つくばサイエンスエッジ

ポスター発表では、全国から集まった他校の生徒や先生方から鋭い質問や温かいアドバイスをいただくことができました。

自分たちの研究がどのように受け止められるのかを客観的に知ることができ、今の立ち位置を見つめ直す非常に貴重な機会となりました。
来場者ごとに説明のレベルを調整し、実験方法や研究背景について議論を深める姿も多く見られました。

相手の反応を的確に読み取りながら柔軟に対応する生徒たちの発表スキルは非常に高く、これまで積み重ねてきた研究活動の成果がよく表れていました。

 

R7熊谷西高校つくばサイエンスエッジ

ブースプレゼンテーションに選ばれた2班は、ポスターだけでなく口頭でも研究内容を発信する場を得て、より高度な質疑応答にも堂々と向き合っていました。

最初は会場の規模と雰囲気に圧倒されていた生徒たちも、次第に自信を取り戻し、研究への思いや工夫した点を熱意をもって語る姿がとても頼もしく映りました。

生徒たちが来場者と真剣に向き合い、時には議論が白熱する場面もあり、研究を通して得た成長を強く実感する2日間となりました。

 

R7熊谷西高校つくばサイエンスエッジ

また、サイエンスワークショップでは、最先端技術を持つ企業や大学の体験ブースを訪問し、普段の授業では触れることのできないリアルな「科学の最前線」を体感しました。

実際の研究者から直接話を聞いたり、専門機器に触れたりすることで、知識だけでなく視野そのものが大きく広がったように感じます。

 

 

R7熊谷西高校つくばサイエンスエッジ

全国規模の研究発表会に参加し、ハイレベルな研究に直接触れた経験は、生徒だけでなく教員にとっても大きな刺激となりました。

論理の組み立て方、データの見せ方、研究の魅せ方など、次年度の課題研究指導に活かせる多くのヒントを持ち帰ることができました。

この経験を糧に、さらに研究をブラッシュアップさせていきたいと思います。

応援ありがとうございました!

 

 

【SSH】台湾の高校とのオンライン交流会を実施しました!

3月17日、本校にて台湾の臺北市立松山高級中學とのオンライン交流会を実施しました。SSHの国際交流の取組の一環として行ったもので、本校の普通科および理数科の2・3年生8名が参加し、相手校の生徒8名と約2時間にわたり英語で交流しました。

活動は小グループで実施し、最初に自己紹介やShow and Tellを行った後、「普段の学校生活」「身の回りの自然や天候」などをテーマにトピックディスカッションを行いました。後半には、互いの探究・研究活動の紹介も行いました。

最初は緊張した様子も見られましたが、活動が進むにつれて会話が盛り上がっていきました。交流後には、生徒から「楽しかった」「良い経験になった」という声が多く聞かれました。

【理数科】1・2学年 理数科交流会を実施しました!

3月12日の3・4時間目に理数科交流会を実施しました!

 R7理数科交流会

本校理数科の伝統行事である「理数科交流会」を開催しました。

この行事は、研究の第一線に立つ2年生と、次年度から本格的に探究活動を始動させる1年生が対話を通じ、知の継承を行う貴重な機会となっています。

 

R7理数科交流会
会場では、2年生が現在取り組んでいる「課題研究」の成果をポスター形式で発表しました。

物理、化学、生物、地学、数学の各専門分野に分かれ、自ら設定した仮説、実験手法、そして現在直面している課題について、論理的なプレゼンテーションが行われました。

 

 

R7理数科交流会

1年生は各ブースを意欲的に巡り、先輩たちの研究内容を精査しながら、自身の研究分野やテーマ選定に向けた情報収集を行いました。研究テーマの決定プロセスや、実験における失敗の乗り越え方など、実践的な質問が相次ぎました。

2年生は、これまでの試行錯誤を振り返りながら、「先行研究の重要性」や「客観的なデータ分析の難しさ」について、自身の経験に基づいた的確なアドバイスを送っていました。

1年生が抱いていた未知の研究に対する不安が、先輩との対話を通じて、具体的な挑戦への意欲へと変わっていく様子が印象的でした。

 

R7理数科交流会

今回の交流会は、1年生にとってはこれから始まる自分たちの研究を具体的にイメージする大きなきっかけとなりました。先輩たちの発表からヒントを得て、熱心にメモを取る1年生の姿がとても印象的でした。

また、2年生にとっても、後輩へ説明することで自分の研究を客観的に見つめ直し、論理構成を改めて整理する貴重な時間となりました。

 

理数科ならではのこうした「縦のつながり」を大切にしながら、これからも先輩・後輩が刺激し合って、面白い研究をたくさん生み出していければと思います。

次年度の活動も、ぜひ楽しみにしていてください!

 

 

【SSH】令和7年度 SSH生徒研究発表会 実施報告

令和7年度 SSH生徒研究発表会 実施報告

 

令和8年2月7日(金)、本校体育館にて令和7年度SSH生徒研究発表会を実施しました。

本発表会は、午前の部(全校スクランブル発表)と午後の部(代表生徒による全体発表)の二部構成で実施しました。

R7SSH生徒研究発表会

 

午前の部:全校スクランブル発表(普通科・理数科混成)

午前の部では、普通科・理数科の生徒が混成となり、スクランブル形式で互いの発表を聞き合いました。発表テーマは全168テーマにのぼり、自然科学・数学・情報に加え、身近な疑問から社会課題まで多様な探究成果が出揃いました。

R7SSH生徒研究発表会

生徒は研究の背景・目的、方法、結果、考察を端的に整理して伝えることに取り組み、聴き手側も質問やコメントを通して内容を吟味しました。発表者と聴き手が入れ替わりながら対話を重ねることで、一年間の探究の成果を相互に評価し合う場となり、研究内容の理解だけでなく、根拠に基づいて説明し、他者の視点を取り入れて改善する姿勢を育む機会となりました。

R7SSH生徒研究発表会

 

午後の部:代表生徒による全体発表会

午後の部では、学年・分野を代表する生徒による全体発表会を実施しました。英語スピーチ、探究活動、理数科ミニ研究、SSH課題研究など、SSHの取組を象徴する多様な発表が行われ、質疑応答を通して研究の妥当性や発展性について検討を深めました。

当日の主な発表タイトルは以下のとおりです。

 

代表発表タイトル(午後の部)

ビブリオバトル:「プロボーズ」

R7SSH生徒研究発表会

 

英語スピーチコンテスト:“Defamation on the Internet”

R7SSH生徒研究発表会

 

普通科1年:探究活動

「友達100人できるかなぁ」

 

R7SSH生徒研究発表会 

 

「高校生が声の高さと言葉遣いから受ける印象の関係性は」

R7SSH生徒研究発表会

 

「ある食べ合わせで異なる風味になることは災害食に生かせるのか」

R7SSH生徒研究発表会

 

「卵0で感動100 〜広がる食卓の可能性〜」

R7SSH生徒研究発表会

 

普通科2年:探究活動

「地産地消を進めながら、残さない給食にするにはどうすればよいか?」

R7SSH生徒研究発表会 

 

「Re:Earth『子育て世代が孤立せずに繋がれる仕組みは整っているだろうか?』」

R7SSH生徒研究発表会 

 

「外国人が働きやすい労働条件とは?」

R7SSH生徒研究発表会

 

「鱗粉はチョウにとってどれほど重要か?」

R7SSH生徒研究発表会 

 

全国探究コンテスト2025 最終審査進出テーマ:「香りを利用して日常生活に役立てる方法とは」

R7SSH生徒研究発表会

 

理数科1年:ユニット型研究 科学プレゼン

【生物】「シリンジ法による酵母発酵の試料液種別比較」

R7SSH生徒研究発表会

 

【地学】「過冷却とその破壊」

R7SSH生徒研究発表会

 

理数科2年:課題研究(SSH課題研究代表発表)

【地学】「逃げ水の再現と発生要因」

第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞 受賞作品

R7SSH生徒研究発表会

 

【生物】「炭素粒子(竹炭)付着の有無によるクモ糸の力学特性(応力・ひずみ)の比較」

第76回埼玉県科学教育振興展覧会 出展作品

R7SSH生徒研究発表会

 

【物理】「シャボン膜の干渉による厚さの測定」

第69回日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞 受賞作品

R7SSH生徒研究発表会

 

【化学】「安定電圧下での持続発電を可能とする微生物燃料電池の開発」

第69回日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞 受賞作品

R7SSH生徒研究発表会

  

発表後の講評では、埼玉県立総合教育センター 指導主事兼所員 竹内公彦様より、プレゼンテーションと好奇心の観点から主に次の点について御指導いただきました。

まず、2年生は1年生に比べて発表の構成や表現がより整理されており、内容を相手に伝える工夫が見られたことが評価されました。そのうえで今後の課題として、研究内容を説明するだけでなく、「聴衆にどう届けるか」を意識し、熱量や訴求力が発表に表れることの重要性が示されました。

また、発表者にとってのメリットとして、聴衆から意見を得られること、質問によって研究を深められることが挙げられ、質疑応答では積極的に問いを受け止める姿勢が促されました。加えて、聴き手に求められる力として、傾聴力(相手の内容を正確に捉える力)と批評力(根拠を踏まえて検討する力)が示され、発表会はそれらを鍛える機会でもあることが確認されました。

さらに、聴衆が疑問を持ち質問することは、研究への関心を示す姿勢であり、発表会における基本的なマナーであるということを御教示いただきました。最後に、探究の出発点は「なぜこのテーマを選んだのか」という好奇心であり、研究が行き詰まったときこそ原点に立ち返ることが前進の原動力になる、というメッセージをいただきました。

 

最後に、本発表会の実施にあたり、御来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
また、御多忙の中、講評を賜りました埼玉県立総合教育センター 指導主事兼所員 竹内公彦様には、探究活動や発表の在り方について多くの示唆をいただき、生徒にとって今後の学びにつながる貴重な機会となりました。

本校では、関係機関の皆様の御助言をいただきながら、SSHの取組を通して探究活動の質の向上を図り、生徒一人ひとりの学びをさらに深化させてまいります。

今後もSSHの取組として、探究活動の質の向上と校内外への発信を継続していきます。

 

 

 

【SSH】放射線セミナーを実施しました【1年生理数科】

理数科の1年生を対象に「放射線セミナー」を実施しました!

 

12月26日、本校にて放射線セミナーを実施しました。

本セミナーは、一般財団法人日本原子力文化財団の協力のもと、順天堂大学保健医療学部 准教授の 津田啓介 先生、および同財団の 宇井直人 先生を講師としてお招きし、講義と実験の二本立てで行われました。

R7熊谷西高校放射線セミナー

 

放射線の基礎から応用まで
講義では、放射線の正しい知識をテーマに、身近な放射線の存在やリスクの考え方について分かりやすく解説していただきました。

放射線という言葉には「危険」「怖い」といったイメージが先行しがちですが、講義を通して、放射線は性質や量、利用のされ方を正しく理解することで、決して一律に危険なものではないことを学びました。

例えば、私たちは日常生活の中でも自然放射線を受けながら生活しており、医療分野では検査や治療などに放射線が欠かせない形で活用されています。一方で、過剰に浴びた場合には健康への影響が生じる可能性があるため、「知らずに怖がる」のでも「過小評価する」のでもなく、科学的根拠に基づいて判断することが重要であるという点が強調されました。

このように、放射線を「正しく恐れる」とは、危険性を理解した上で適切に向き合い、必要以上に不安を抱かず、社会の中でどのように活用されているかを冷静に捉える姿勢であることを、生徒たちは具体例を通して学ぶことができました。

ユーモアを交えた語り口で、生徒たちも終始引き込まれており、医療分野における放射線の活用など、幅広い視点からの内容は大変印象的でした。

R7熊谷西高校放射線セミナー

 

校内での測定実験に挑戦
後半の実験では、校内の放射線量の測定と評価を行いました。

特に、放射点からの距離によって放射線量がどのように変化するか、また金属など遮蔽物を入れることでどの程度減衰が起こるかを、実際に条件を変えながら検証しました。予想と結果が一致する場面もあれば、思ったほど変化が出ない条件もあり、測定値のばらつきや誤差の扱いなど、データを「評価する」難しさも実感できる活動となりました。

R7熊谷西高校放射線セミナー

得られた結果は表やグラフに整理し、班内で考察を共有しました。グラフ化や数値処理など一年生には少し発展的な内容も含まれていましたが、互いに相談しながら一つずつ確認し、「測って終わり」ではなく、根拠をもって説明するところまで粘り強く取り組む姿が見られました。

R7熊谷西高校放射線セミナー

 

進路や探究につながる学び
セミナーを通して、生徒たちは放射線を「怖いもの」として捉えるだけでなく、科学的な見方で理解し、根拠に基づいて判断する姿勢の大切さを学びました。講義で扱った医療分野での活用例は、教科書の知識が社会の中でどのように生かされているかを実感できる内容であり、理科と将来の職業がつながる具体的なイメージを持つきっかけになりました。

また、放射線技師という職業について初めて知った生徒も多く、医療・理工・情報などが関わる分野横断的な話題から、「理科の学びがどんな進路につながるのか」を考える機会にもなりました。さらに、実験で行った「測定→整理→評価→説明」という流れは、今後の探究活動や課題研究においても重要となる基本プロセスであり、テーマ設定や研究計画を考える際の視野を広げる学びになったと感じます。

本セミナーは、2005年(平成17年)より継続して実施している行事です。今後も、専門家の方々の知見に触れながら、科学を多角的に捉える機会を大切にしていきたいと思います。

 

改めまして、本セミナーの実施にあたり、ご多忙の中にもかかわらず、丁寧で分かりやすいご講義と実験指導をしていただいた津田啓介先生、ならびに宇井直人先生に、心より感謝申し上げます。