おすすめの本を紹介します

おすすめ本の紹介

【図書館】図書委員のおススメ本

今月は、二年生がおすすめ本を紹介致します。

・『オーバーロード』   丸山くがね/著 角川書店
この本は主人公がゲームの世界に入ってしまうという物語です。ゲームの世界に入ると聞くと主人公は、勇者などの正義のポジションになるイメージが強いかもしれませんが、この本では主人公は悪の帝王のような立場になっています。そのため、他の本にはない物語の構成となっており、いままで見たこともないようなキャラクターやストーリーを楽しむことが出来ます。
まだお話が完結していなく、長く楽しめる作品なので是非読んでみてください。

・『ヒックとドラゴン』  クレシッダ・コーウェル/著 小峰書店
この本はバイキングである主人公のヒックと相棒の小さなドラゴンであるトゥースレスによる冒険談です。ヒックの父は種族の長あり頭は悪いものの、誰にも負けない身体能力を持っています。しかし、ヒックは頭いいものの、身体能力が低く、剣の腕も悪いといった落ちこぼれのような存在になっています。そんな主人公のヒックが物語の中でトゥースレスと共に成長していく姿が描かれています。全11巻あり、長く楽しめる作品なので是非読んでみてください。  

・『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 上巻』     暁佳奈/著 KAエスマ文庫

この本のおおまかな内容は『自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)』という代筆をこなす職業をしている少女が愛を知っていく物語です。この本の主人公であるヴァイオレットは、戦争の兵器として育てられて感情がありませんでしたが、育ててくれた人に別れ際に「愛している」と言われたことによって愛とは何かを知りたくなったことにより物語が始まりました。
 また、物語に出てくる登場人物のほとんどに花の名前が付けられていて、その花言葉をテーマにして各場面ごとに話が変わり、悲しくなるような家族愛や遠くにいる恋人への愛などの話があり、とても心がゆさぶられます。この本は、各場面で登場人物が変わっていくので物語としてはつながっていますが短編小説
のような構成であるため、長い物語をあまり読まない人でも読める本です。アニメでは泣ける物語として紹介されているので是非読んでみてください。

 

・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』大森藤ノ/著 GA文庫SBクリエイティブ
 
この本は、主人公のベル・クラネルが『ダンジョン』と呼ばれる巨大な地下迷宮がある都市で、1柱の神様と出会うところから始まる物語です。主人公のベルは、田舎に住んでいましたが英雄になりたいと思って都市に来た少年であり、最初は弱くて戦いでも逃げているけれど、徐々に成長していくところが見どころの1つです。ベルは純粋であるため、裏切られたりもされますがめげず、どんどんと進んでいく性格も読んでいて面白いです。
また、物語が進んでいくにつれてこれまであった謎の伏線回収や衝撃的な出来事があるので是非読んでみてください。                                 

 

 

 

 

【図書館】教育実習生のおすすめ本&雑誌

前回に引き続いて、好評につき、教育実習生による「おススメ本」と雑誌を紹介致します。

★久保井 琴乃先生『5年3組リョウタ組』 石田衣良/著 角川文庫 
小学校の教師であるリョウタ先生と5年3組の児童のお話です。学校で起こる様々な問題に対し、真っ直ぐ向き合い、たまに突拍子もないことをするけど子供達想いの先生の姿が印象的なお話でした。現代の小学校で起きていそうな、少し考えさせられる感動の物語でオススメの1冊です。
                                                                         

★藁谷 泉月先生『13階段』高野和明/著 講談社文庫
犯行時刻の記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らすべく、刑務官の南郷と前科を背負った青年、三上と共に調査を始める。だが、手掛かりは「階段」の記憶のみ。わずかしかない残された時間の中、二人は救うことができるのか。
死刑執行の詳細がとてもリアルで、執行する人間の心理がよくわかって怖かったです。物語はサスペンス小説ですが、南郷と三上のことも詳しく書かれており、あっという間に引き込まれて、スイスイと読めてしまいました。是非読んでみてください.


★柴崎 晃輝先生『世界から猫が消えたなら』 川村 元気/ 著 小学館文庫
当たり前となってしまい、大切さに気付いていないものは、たくさんあるのだと考えさせられて、何気ない日常が自分に影響を与え、自分を形づくっているのだとこの本から感じました。


★亀村 直哉先生『旅猫リポ-ト』有川浩/ 著 講談社文庫
映画化されたことでも話題になった作品です。野良猫だったナナの視点から書かれています。だんだんと明らかになる秘密に泣ける作品でした。是非、秋の夜長に読んでみてください。

 

★峯川 優奈先生『せんせい。』 重松清/著 新潮文庫
この本は、6つの短編集が収録されています。
特にその中でも「ドロップスは神様の涙」は、学生でいる身としてとても考えさせられる心理が多いお話です。誹謗中傷やいじめなど様々なニュ-スがとびかう、今だからこそ主人公の心理にひきこまれ、読み終わると不思議と温かくなる本です。

 

★熊崎 広大先生 『任せる技術』 小倉広/著 日本経済新聞社
部活などで、リーダー的立場にある人や、後輩の育成に悩む人に是非一度読んでもらいたい一冊です。

 

★藤井 将貴先生『その日のまえに』 重松清/著 文藝春秋
妻の余命が1年足らずであることを知った夫の話です。誰しもに訪れる死が唐突に突きつれられた時、人はそこから逃げることはできない。死への立ち向かい方、向き合い方が繊細に書かれています。
今を有意義に過ごしてほしい、という思いを込めて読んでほしいオススメの1冊です。

 

★村田 海晴先生『変身』フランツ・カフカ/著 クルト・ヴォルフ社
私は東京喰種が好きで読み始めましたが、奇抜な設定とたしかな文章に驚かされました。翻訳された小説特有の読みづらさはありますが、「海外小説に挑戦したい」、「奇抜な設定の小説が読みたい」という人には大変オススメの本です。

 

★吉野 柊人先生  『君の膵臓を食べたい』 住野よる/著 双葉社
いわずと知れた大人気作で、人気になったのも頷けるストーリーです。はじめて読んだときは思わぬ展開にぐっときました。一度読んだ人も、まだ読んでいない人にも読んでほしいです。

 

★西 昂紀先生
『IRONMAN 月間ウェイイトレーニング』  IRONMANJAPAN/著 フィットネススポーツ
この雑誌は自重トレーニングではなく、様々な有名なボディビルダーのインタビューや、ここ最近のトレーニング新商品の紹介がありとても面白いと思います。このコロナ中で筋肉に目覚めた方は是非読んでください。

【図書館】図書委員のおススメ本

○『ツバキ文具店』 小川 糸 / 著 幻冬舎


表向きは町の文具店、文字の代筆をする代書屋を継いだ主人公の元には、ラブレターや絶縁状、様々な依頼が舞い込んでくる。
この本で私が好きなところは、送る手紙に合わせて紙や筆記具、封筒や切手などを選ぶシーンです。手書きの手紙にしか無い魅力が伝わってきて、自分も手紙を書いてみたくなりました。
お客さんの雰囲気に合わせて勇ましい文字や柔らかい文字など個性のある文字を書いていたのも印象的で、ただ上手ければ良いというものではなく思いが伝わることが大切なのだなと感じました。
人と人とのつながりが丁寧に描かれた作品できっと温かい気持ちになれると思います。『キラキラ共和国』という続編もあります。ぜひ読んでみてください。               

                                                                                                                  (2年・Kさん)                                                       

○『ぼくがきみを殺すまで』 あさの あつこ / 著 朝日新聞出版

主人公エルシアが両親、兄、そして気が合う友人ファルドと共に送っていた平和な日常がある日、戦争が始まり一変する。そして兄が捕まり、ファルドとは敵同士となり別れが訪れてしまう。
この本は戦争に翻弄される少年たちの話で、戦場での描写などは生々しく、胸が痛みました。けれどもエルシアとファルドの絆は確かなものでとても眩しく感じました。
ファルドがエルシアの部屋の壁に絵を描き、ファルドと離れた後もその絵をずっと大切にしているのが、とても心に残りました。あさのあつこさんの描く戦争の物語を、戦争を経た少年たちの姿を、この本を読んで見届けてください。           

                                             (2年・Kさん)                          

○『涼宮ハルヒの○○シリーズ』 谷川 流 / 著 スニーカー文庫

ここでは一冊の本ではなく、一つのシリーズについて紹介したいと思います。それは「涼宮ハルヒシリーズ」です。この本は不思議な力(本人は自覚なし)をもったエキセントリック女子高生「涼宮ハルヒ」を中心に普通の男子高校生「キョン」と、それぞれ宇宙人、未来人、超能力者である「長門有希」「朝比奈みくる」「小泉一樹」の計五人が繰り広げる、非日常的(?)物語です。
語り手は「キョン」で彼の主観も交えながら、読みやすく、面白く、たまに知的でとても楽しく読めると思います。この不思議な世界観と魅力のあふれる物語の数々、ぜひ一度読んで味わってもらいたいです。  

                                           (2年・Nさん)                                 


○『文系人間のための「AⅠ」論』 高橋 透 / 著 小学館新書

2000年代初頭、ディープラーニングが登場し、第三次AIブームが巻き起こりました。今はまさにその真っ只中で、皆さんも様々な専門用語を聞く機会が多いのではないでしょうか?AIが身近になるにつれ、問題となってくるのは我々人類との共存についての問題です。この本では、そのような人とテクノロジーとの関係について、哲学的にアプローチし、その考えについて書かれています。
たとえも多く比較的わかりやすく、AIの基礎的な知識についても解説がなされているので、文系のみならず、AIについて知りたいという人にもおすすめです。ぜひ、自分とAIについてこの本を読んで考えてほしいです。   
                                                            (2年・Nさん)

【図書館】教育実習生のおすすめ本

 先月、教育実習が行われ、9名の先生方におすすめ本を紹介して頂きましたので、ご紹介致します。

◎ 藁谷 泉月先生 『52ヘルツのクジラたち』  町田その子/著 中央公論新社

 両親に大きな傷を負わされて育った貴湖と、母親に虐待されて育った少年愛(いとし)。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな人生をスタートして行く物語です。

 この本のタイトルにもなっている52ヘルツのクジラとは、ほかのクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラのことを言います。このクジラのように、誰も聞こえない心の叫びを気付ける人になりたいと思わせてくる内容でした。もし自分が52ヘルツのクジラ側になったとしても、助けてくれる人は必ず現れると信じることが出来る作品だと感じました。

◎ 西 昂紀先生 『自重筋トレ 100の基本』  比嘉 一雄/著 エイ出版社

 自宅でできる自重トレーニングをまとめた本です。コロナ禍で運動不足になりがちな今に最適です。正しいフォームで楽しく学べるのでぜひ読んでみて下さい。

◎ 吉野 柊人先生  『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』 齋藤 学/著   誠文堂新光社

 「頭がよい」ということについて著者の考える人間性の視点から解説されています。読みやすい文章ですんなりと自分に入ってきました。自分に納得がいかない時、もう一度自分を見つめ直したい時におすすめです。

◎ 峯川 優奈先生 『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子/著 幻冬舎

 シスターである、渡辺和子さんが、キリスト教の教えを基にしたエッセイです。落ち込んだ時や悩んでいる時に、広い視野を持たせてくれるきっかけとなる本です。人と比べてしまいがちですが、自分は自分と勇気をもらえました。

◎ 柴﨑 晃輝先生 『永遠の0』 百田尚樹/著 講談社

 新聞記者の姉を持つ主人公が、戦争で飛行機乗りをしていた祖父の記事を書くための取材をする。初めは気が進まず、無理やり付き合わされていたが、取材を続けているうちに、祖父の様々な人物像について知ることとなる。どの人物像が正しいものなのかを調べ、祖父の生涯を知った主人公は何を思うのだろうか、という内容です。戦争は私たちにとって身近なものではないため、イメージしにくいものだと思いますが、この本を読むことで戦争の辛さや必死に生きようとする姿を知ることが出来ると思います。

◎ 亀村 直哉先生 『コンビニ人間』 村田紗耶香/著 文藝春秋

  第155回芥川賞受賞作で、「普通」とは何かと考えさせられる本です。薄い本なので、あっという間に読めますが、内容は、濃いものだと感じると思います。終わり方が読む人によって、ハッピーエンドとバッドエンドに分かれると思います。ぜひ、お時間がある時に読んでみて下さい。

◎ 村田 海晴先生 『残像に口紅を』筒井康隆/著 中央公論新社

 「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまう世界で、一人の小説家が飲食し、講演し、交情し、執筆する物語です。

 「幽遊白書」が好きな人はピンとくるかもしれませんが、使用できなくなった文字は、二度と小説内で使われることはありません。物語でありながら、作者の語彙や構成力が試される究極の実験的長篇小説です。是非、御一読ください。

◎ 藤井 将貴先生 『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー/著 FCEパブリッシング

  この本は自分が読んだ本の中で最も影響を与えてくれた本です!

 この本は人生を豊かにするには、素晴らしい人格を育てる必要があると言っています。我々の人格というのは、繰り返し行われることの集大成、日頃の習慣によって決まります。つまり、人格を磨きたければ、効果的な習慣を身につける必要があるということです。効果的な習慣が何かというのが、7つに分類されて紹介されています。どのビジネス書よりもこれを読むべきです。オススメです!

◎熊崎 広大先生 『野村克也からの手紙:野球と人生が変わる二十一通』 野村克也/著 ベースボール・マガジン社   

  この本は、故野村克也さんが、恩師や教え子、家族との交わりからかち得たことを手紙という形式で紹介しています。手紙の形をとることで、特別な存在に向けた選ばれた言葉が使われ、著者の本心、または愛情がより伝わってくる一冊になっています。

 二十一通の手紙の中でも野村克也さんのライバル、王貞治さんへの手紙は記憶に残っています。その中で野村さんは王さんに向け、「神様は、努力する人を見ている」と記しています。努力の天才野村克也さんがスター王貞治へ送ったこの言葉は野村さんしか出せない言葉の重さを感じました。是非読んでみてください。

【図書館】図書委員のおススメ本

(1) 『午後の恐竜』
           星新一/著 新潮文庫

 この本は11個の話が入っている、ショートショートというジャンルの本です。1つの話が約10~15分くらいで読み終わる、とても読みやすい本で私の好きな作者、「星新一」さんが書いた作品の一つです。現代社会に急に復活した恐竜たちや、未開の星を開拓しようとあの手この手でその星の住民に干渉しようとする役人、自分をサーカスの団長だと思い込んでいる男の話など、短いながらも読みごたえのある話が載っています。朝のちょっとした時間や寝る前に落ち着きたい人、本を読むのがあまり好きでないという人におすすめの一冊になっています。この他にも星新一さんのショートショートはたくさんあるので、気になる人は手に取ってみてはいかがでしょうか?
                                                                                    (3年生 Nさん)

(2)『銃とチョコレート』
            乙一/著 講談社文庫

 この本のジャンルは王道の探偵小説です。大富豪の家を狙って盗みを続ける怪盗ゴディバ。そしてゴディバを追い続ける探偵ロイズ。この二人の対決は国中の注目の的に。主人公の少年リンツも例にもれず、ロイズの大ファンでした。たまたまリンツが手に入れた地図は事件解決の鍵になるのか。ゴディバの正体とは?
ロイズの本当の狙いとは?王道と思いきや中盤から終盤にかけての逆転と盛り上がりがすごい作品です。王道の面白さとストーリーの仕掛けが上手に重なっていて、とても面白い作品となっています。話は、短いわけではありませんが、そんなに長いわけでもないので気になった人はぜひ読んでみてください。

                                                                                         (3年生 Nさん)

(3) 『少年と犬』
           馳星周/著 文藝春秋

 この作品は、主人公が犬の物語です。東日本大震災で飼い主を亡くした犬、「多聞」が出会う人達との六つのエピソードが描かれています。岩手の釜石から熊本までの旅の途中で、飢えたり傷付いてしまいますが、奇跡的な人間との出会いをします。出会った人達が、「多聞」を通じて自分の今や過去と向き合っていく姿は、読者の心を動かし、今までを振り返るきっかけにもなると思いました。六つの物語の犬の冒険から、その裏側の様々なストーリーを想像や考察したりするのも、この物語により入り込めて良いと思います。ちなみにこの本は、第163回直木賞受賞作品です。気になった方は読んでみて下さい。
                                                                             (3年生 Yさん)

(4)『アーモンド』
       ソン・ウォンピョン/著 祥伝社

 この本は、2020年に本屋大賞の翻訳小説部門で第1位に選ばれた作品です。感情をつかさどる偏桃体異常のため、喜怒哀楽を感じることが出来ない主人公の「ユンジュ」と、強い感情を持った「ゴン」という少年との正反対な二人の成長が描かれています。主人公の目線で淡々としながらも、独特なリズムで展開され、描写がリアルなので、感情移入できると思います。この本を読むと、人は自然と感性を複雑化してしまっていることに気がつくことができます。感情に振り回されながらも、素直に生きることの大切さを教えてくれる本だと感じました。気になった方は読んでみて下さい。

                                                                               (3年生 Yさん)   

【図書館】図書委員のおススメ本

○『変身』 東野圭吾/著  講談社


私は東野圭吾の本を読むことが好きです。数ある作品の中で特に印象に残った本がこの本です。
世界で初めて脳移植が成功した成瀬純一が、恋人とのささやかな日常を取り戻す。ある日、彼の性格や行動に異変が起き始める。日がたつにつれて狂暴化が激しくなり、ついには自分の心を自分でコントロールできなくなってしまう。まるで自分とは違う誰かが入っているかのように…。
幸せや愛とは何なのかを考えさせられるとても奥が深いお話です。是非読んでみてください!   (3年・Tさん)

 

○『杜子春』芥川龍之介/著 文藝春秋

 私は芥川龍之介の書いたお話の中でも『杜子春』が特に好きです。
ある春の夕暮れ時、唐の都洛陽に杜子春という若者がお金を使い果たして途方に暮れていた。そこにある一人の老人がやってくる。彼は杜子春に黄金のありかを指示した。だが杜子春は金を手に入れてもすぐに使い果たしてしまう。三度目に老人に会うと弟子入りを志願した。彼は老人に連れられ、山で修業を始めることになった。老人の正体は仙人だったのである。はたして杜子春は厳しい修行に耐えられるのか…?そして修行を通じて得られたものは何だったのか…?
芥川龍之介の本に興味がある人にオススメです!                       (3年・Tさん)

 

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎/著 集英社

この本は、冒頭の表題作以下、『スロウではない』『非オプティマス』『アンスポーツマンライク』『逆ワシントン』の全五編で構成された短編集です。この作品の特徴は、全編が小学生に焦点を当てているところです。作中では小学生らしさが滲み出ているところもあり、面白味に溢れています。そして、どの題名にもあるように、反対を表す言葉がついています。「自分は知らないことを知っている」という無知の知を説いたソクラテスの逆とは何か?また、小学校を舞台に描かれる不公正や偏見、いじめなどに立ち向かう子どもたちが何をするのか?この作品を読めば自分の中の先入観が覆ること請け合いです。
是非読んでみて下さい!                                  (3年・Sさん)

 

○『青の炎』貴志祐介/著  角川書店

この作品は、過去に二宮和也主演で映画化もされた小説です。主人公は櫛森秀一という人物で、母と妹と三人で暮らしていました。しかし、その家族に三人を脅かす曾根という人物が現れます。そして秀一は、家族を守るべく、ある作戦を計画します。秀一は青い炎のように燃え上がる怒りを抱き、実行の覚悟を決めるのです。感想を言うとすれば、やはり切ないところだと思います。家族への強い想いと曾根への怒りから、ほかのことが見えなくなり道を踏み外していく姿は切なく、悲しいです。同じ高校生と思えないほど多くの苦悩を抱える秀一がむかえる結末には、感動を禁じえません。
気になった方は手に取ってみて下さい。                           (3年・Sさん)

 

 

 

 

 

 

[図書館]先生おすすめ本

3年生担任の先生方がおすすめ本を紹介してくださいました。

あえて名前は伏せます。

卒業生・在校生のみなさんは、誰がどの本を紹介したのか予想してみましょう。

 

『鋼の女(ひと) 最後の瞽女・小林ハル』

下重暁子/著 集英社文庫

「いい人と歩けばまつり、悪い人と歩けば修行」

読後、小林ハルの言葉が胸に突き刺さる。

(A先生)

 

『「ビミョーな未来」をどう生きるか』

藤原和博/著 ちくまプリーマー新書

現代をどう生き抜くために必要な力は何かをわかりかりやすく書いています。

進路について考える時のヒントになるでしょう。

 (B先生)

 

『 思わず考えちゃう』

 ヨシタケシンスケ/著  新潮社

人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんのスケッチ解説エッセイです。 

その他の作品もおすすめです。

(C先生)

 

『 イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 数学のしくみ』

 加藤文元/監修 西東社

 身近の数学をイラストまじえてわかりやすく解説してあります!

(D先生)

 

『A TRAVERS』

TOM HAUGOMAT/作

太田市立図書館で出会ったフランスの絵本。

あまりに心を打たれたので紀伊國屋書店で即注文した。

間違いなくオールタイムベスト級。

(E先生)

 

『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常

二宮敦人/著 新潮社

未知の扉を開けるならこの1冊!

(F先生)

[図書館]図書委員おすすめ本

『世界魔法道具の大図鑑』

バッカラリオ、オリヴィエーリ/文,ソーマ/絵 西村書店

「魔法道具」というと、ほうきや杖のようなものを想像すると思います。

しかし、それだけではありません。

この本は、世界の204の物語に出てくる210もの魔法道具が載っています。

中には「組み分け帽子」や「ソロモンの杖」、「ほうき」などといった耳にしたことのあるものもありますが、「宇宙を飛ぶじゅうたん」など聞いたこともないようなものもあり、読んでいてとてもワクワクします。

イラストも綺麗なので、見るだけでも楽しむことができます。

本や物語が好きな人はもちろん、活字を追うのが苦手だ、という人も楽しめる一冊です。

(2年・T)

[図書館]図書委員おすすめ本

『マネマネサイコトロピック』

結来月ひろは/著 PHP研究所

この作品は、かいりきベアさんが作った『マネマネサイコトロピック』というボカロ曲を原案に作られています。

物語は、女子高生のマヤが、塾などで忙しくて「自分がもう一人いれば楽なのに」とつぶやくと不気味なアプリがスマホに表示されるところから始まります。

すると本当に自分が増やせて、マヤは分身した自分を学校に行かせるけど、そこから問題が発生したり、新たな真実が明かされたり……!?という、少し怖くてゾクゾクする内容です。

感動はしませんが、堅苦しくないし、絵もでてくるのですぐに読めちゃうと思います。

私は怖くて鳥肌が立ちました。ゾクゾクしたい人におすすめです。

曲自体も少し怖くてカッコイイので、曲も是非聴いてみてください。

(2年・O)

[図書館]図書委員おすすめ本

『君の膵臓をたべたい』

住野 よる/著 双葉社

人との関わりを出来るだけ持たずに生きている主人公の「僕」は、自分とは性格が正反対で明るくはつらつとした、一見何の悩みもないであろうクラスメイトの桜良の病気のこと、また余命がわずかなことも知ってしまいます。

しかし彼女のふるまいからそれを信じることができず、「僕」は桜良が残された生活でやりたいことを手伝い、その中で桜良の死への恐怖を感じることになります。

「僕」の名前が最後の最後まで明かされず、呼ぶ人の想像する人物像からつけられる呼び名や、「僕」と桜良の皮肉のまじった冗談の言い合いが面白く、映画では感じることの出来ない魅力があります。

一日一日を大切に生きるために、面白さあり、感動もあり、学ぶこともできる本なのでぜひ読んでみてください。

(2年・M)