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第2期SSHの取組

【探究の熊西】SS地学Ⅰ「断熱変化と雲の発生」実習

2年生理数科「SS地学Ⅰ」の授業で、断熱変化を実際に観察・観測し、雲の発生実験を行いました。

最初に真空調理機を使って、空気を抜いて気圧を下げると温度や体積はどうなるのかを観察・測定

しました。この実験の前の授業で、大気圧の測定実験も行っています(昨年度HP参照)

 

 <真空調理器とデジタル温度計・袋菓子>    <空気を抜いた時の様子・温度も低下>

次にシュポシュポくんを使って、雲の発生を定性的に観察しました。

 

<シュポシュポくんで雲を作る>         <少し大きめのフラスコで作った雲>

今度は雲発生器を使って、膨張した時の温度やフラスコの中の変化、収縮した時の変化を観察し温度を測定します。

 

   <雲発生器で観測している様子>     <ピストンを押したり(収縮)引いたり(膨張)>

最後は真空調理機で気圧を下げ80℃のお湯を沸騰させる、低圧沸騰の実験です。

 <ビーカーの中の80℃のお湯が沸騰する>

気圧と体積や温度の変化、そして雲がなぜ上空で発生するのかを、実験を通して理解してくれたと思います。

 

【探究の熊西】科学展二次審査(中央展)へ5作品出場決定!

 10/3(月)に科学展一次審査の結果が発表され、本校から出展したうちの5作品が二次審査である中央展に進むことになりました。全県で約100作品が出展し、各分野に分かれて専門の先生方が審査し30作品が中央展に進めます。同一校で5作品が中央展に進んだのは、本校と浦和第一女子高校の2校だけです。

 10/21(金)に中央展が行われ、30作品のうち上位6作品が日本学生科学賞の全国審査に行くことになります。また、各分野の上位が来年度の全国高等学校総合文化祭(鹿児島大会)の候補になります。

 中央展に進んだ作品は次の5つです。

 ・化学  自然科学部  電気化学的手法による二酸化炭素の還元

 ・化学  自然科学部  フッ化物イオン添加による硫化亜鉛ナノ粒子の発光

 ・植物  自然科学部  Hemerocallis 属における生息地の違いと種分化に関する系統解析

 ・地学  自然科学部  クレーターからの白い足跡を追え!~光条ができる要因~

 ・地学  自然科学部  風の学校~地域・学校の微気象を探る~

【探究の熊西】物理実験~オームの法則~

3年理数科のSS物理Ⅱの授業で、オームの法則の実験を行いました。

オームの法則は中学校でも学習しますが、今回はカーボン抵抗と豆電球の2つでオームの法則が成り立つかを調べました。調べる回路は自分たちで考えて1から組んでいきます。

久しぶりの電気回路、「これって直列?並列?」「リード線足りない!持ってくる!」など声を掛け合いながら活気あふれる実験となりました。

【探究の熊西】物理実験~メートルブリッジ~

3年物理の授業では、メートルブリッジという回路を組み、値の分からない未知抵抗の抵抗値を測定しました。

話し合いながら電気回路を組み、協力して実験を行っていました。

最後に測定値と理論値を比較し、誤差率を計算します。

最も近かった班の誤差率はなんと0.4%!

実験を通して、目に見えない電流の流れを実際にイメージできたようです。

 

【探究の熊西】SS地学Ⅰ「フズリナ剥片の作成と同定」実習

理数科2年の「SS地学Ⅰ」の授業で、古生代末(約3億年前)に生息していたフズリナの薄片を作成し、同定と年代の推定を行いました。フズリナ類は有孔虫の仲間で、石灰質の殻を持ち、アメーバのような単細胞生物だったと考えられています。(大きさ10mm位の米粒状のもの)

 

  (白く見えている米粒状のものがフズリナ)

 佐野市葛生の石灰岩(セメントの材料)をチップ状(縦30mm×横20mm×厚さ5mm)に切断したものを、研磨して薄片を作っていきました。

片面をカーボランダムとアランダム(研磨剤)で粗いものから、だんだんと細かいもので研磨し(#120~#3000)

厚さ0.5mm位にします。その後プレパラートに貼り付け、0.02mm(文字が透けて見えるくらい)まで裏面を同様に研磨します。ここまで大体5時間くらいかかります。

 

   <薄片の研磨の仕上げ #3000>                  <できあがった薄片>

その後、双眼実体顕微鏡で検鏡しスケッチをします。

 

     <全体の様子>               <スケッチをしている様子>

スケッチが済んだら、特徴からフズリナ類の同定作業を行います。

 

<スケッチと比べながら特徴から同定する>      <フズリナのスケッチ>

スケッチ・同定・年代判定まで行って大体7時間くらいの実習でした。石を削る経験などなく単純作業が長い実習ですが、剥片が出来上がるにつれ達成感も出てきて、同定作業も真剣に行っていました。

地道な作業と細かな観察が、自然を観察する上で基本となります。その一端を感じ取ってくれればと思います。