第Ⅲ期SSHの取組
【探究の熊西】SSH数学タブレット研修
3月11日(月)午前、愛知教育大教授の飯島康之先生によるタブレット研修を実施していただきました。
知識よりも体験を大切にされ、「観察・事実・仮説・問題の発見」からの学びを大切にされています。
生徒たちは4人の班になりタブレット上で先生の開発されたソフトGCを用いて点を動かしたときに対応する点がどのように動くのかを実験・観察・体験を通して学んでいきます。まずは三角形を動かしながら、三角形の五心を学んでいきます。
その他にも、四角形の内部に一点をとり各頂点と結んだとき向かい合う三角形の面積和が等しくなる点の見つけ方や、プログラミングを用いた分析方法などについてご講演いただきました。高度な内容のものもありましたが各班で協力して生徒たちは試行錯誤しながら様々な発見をし、気づいたことをまとめて発表しました。
生徒と先生のやりとりが豊富な講義で、時には笑いが起こるなど生徒たちは楽しみながら講義に参加していました。本日の講義を通して生徒たちは数学の奥深さを知り、ますます数学に興味・関心を抱いたのではないかと思います。
【探究の熊西】理数科1・2年交流会
3/4(月)3・4限に物理室と化学室を会場に表記交流会を行いました。
目的は来年度1年生が課題研究を進めるにあたって、まずはどんな研究を先輩がしてきたのかを
知ることと、自分自身がどんな研究をしたらいいかを、先輩たちのポスターセッションを通じて
知るためです。2年生にとっては自分研究を引き継ぐ生徒を見つけることと、自分の研究内容を
発表を通じて総括することです。
<会場の様子>
2年生は自分の研究を継続して行ってくれる1年生を獲得するために一生懸命説明し、1年生は
自分が研究するには何がいいのかを新規研究も視野に入れながら真剣に聞いていました。
<真剣に説明する2年生と、それに対して真剣に聞き入る1年生>
会場では活発な質疑応答も行われました。研究内容に関するものはもちろん、研究の実際の
進め方やテーマ決めに関わること、研究や実験の様子に関わるものなど多岐にわたりました。
この交流会を通して、2年生は後輩に自分たちの研究を引き継ぎながら総括を行えたことを、
1年生はあと1ケ月に迫った、自身の課題研究のテーマ設定・具体的な研究内容を少しでも決める
きっかけになったと思います。2時間にわたるポスターセッションでしたが、当初の目的は十分に
達成できたと思います。
【探究の熊西】中学校出前授業:熊谷市立大原中学校
2月9日(金)中学校出前授業のため、教員1名+TA生徒3名で熊谷市立大原中学校へ伺いました。50分授業の中で「発光の化学」と題して、講義と実習を行いました。
①炎色反応「なぜ光るのか」、「なぜ金属イオンにより発光色がちがうのか」
身のまわりの発光する物質を例 蛍光ペン等を出して興味を持ってもらい、炎色反応の演示実験を観察し、光る原理について講義を行いました。
②実験「発光する物質を作ってみよう」
本校の理数科2年生3名が亜鉛と硫黄の粉末に少量の金属塩化物を加え、酸化還元反応により硫化亜鉛を生成し、実際に光ることを確認しました。中学生の代表3名にもお手伝いいただきました。
中学生のみんなは集中して授業を受けてくれました。実験や講義を通して、少しでも自然現象に興味を持ってもらえたら、うれしいです。高校でさらに楽しく、専門的に学んでいきましょう。
【探究の熊西】理科教育研究発表会
埼玉大学にて2月3日(土)に開催された、理科教育研究発表会に参加しました。
埼玉県の高校生の課題研究や自然科学系部活動の研究発表の場となっている、規模の大きな発表会です。
本校からは物理・化学・生物・地学の各分野に合わせて14研究の発表をしました。
発表の中心は2年生理数科の生徒や自然科学部の生徒でしたが、1年生理数科の生徒もクラスとして発表会を見学し、間もなく始まる課題研究へのイメージを膨らませていました。
午前のポスター発表、午後の分科会に分かれての口頭発表と、どちらも活発な意見交換が行われ、刺激的な1日となりました。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマいきものフォーラム参加
2月10日㈯、埼玉県環境科学国際センターで行われた第10回いきものフォーラムに、チームアライグマメンバーを代表して本校自然科学部生物班の3人が参加してきました。生物多様性に関する基調講演、事例報告ののち、16団体によるポスターセッションが行われました。高校生による団体はチームアライグマのみで大変注目され、ポスターセッションでは列が途切れることなく、多くの方々に活動を知っていただきました。大人とたくさん話し、生徒にとってはよい刺激になったようです。どの団体も地道に活動しており、草の根の活動が大事なんだと再確認しました。
今後もこのような発信の機会を多く持ちたいと思います。