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第Ⅲ期SSHの取組

【探究の熊西】SSH生徒研究発表会(午後の部)

2月6日(火)今日は1年間取り組んできた探究活動・課題研究におけるまとめの全校発表会になります。

 

午前の部は、1・2学年や普通科・理数科関係なく、全員で楽しくポスター発表の予定でした。しかし、前日の雪の影響を受け、午前の部は延期となりました(3月12日(火)を予定しています)。

 

午後の部は、体育館での代表による発表です。

 前半はビブリオバトル(本の案内)と英語スピーチコンテストの学校代表者が発表し、普通科1・2年の各学年代表の発表が行われました。

 

        〈校長先生から激励です〉

         〈発表会 全体の様子〉

 (1)ビブリオバトル・・・学校代表

  『 か「」く「」し「」ご「」と「 』 2年5組 山田

 

 (2)英語スピーチコンテスト・・・学校代表

  “Oil crisis!?” 2-6 HAMAOKA

 

 (3)普通科1年:探究活動・・・学年代表

① 「熊谷市の川のゴミを減らす具体的な方法とは」 6組 田中、秋山、奥野、笹田

 

② 全国探究コンテスト2023 1次審査通過作品

  「フクロウにとって住みやすい環境を作るには 熊谷の森に何をすればよいのだろうか」

  6組 中西、小山、鈴木、吉田

 

③ 全国探究コンテスト2023 1次審査通過作品

  「将来男性の育児参画を広めるために今の中高生には何ができるだろう」

  5組 大坪、反町、坂本

 

④ 「ゴミをお金に変えよう!〜家庭で微生物の増殖と防臭は出来るのか?〜」

  5組 下山、摺木、髙草木、冨岡

  

 (4)普通科2年:探究活動・・・学年代表

① 「AIは仕事を奪うのか」 6組 荒川、大澤、三村

  

② 「アクアポニックスの認知度を上げるには」 7組 松谷、吉田

 

③ 「安価なのに利益が上がる飲食店の秘訣とは」 4組 前田、久保、佐久間

 

④ 「売れるコンビニスイーツの作り方」 5 組 山田

  

 

 後半は理数科1年のユニット型研究(化学・地学)の発表と、2年生の各分野(情報・数学・物理・生物・地学・化学)の発表が行われました。科学展で優秀な賞を取った作品の発表も行われました。

(5)理数科1年:ミニ研究 科学プレゼン・・・テーマ代表

① 【化学】「水溶液中で生成した硫化亜鉛の発光」 小曽根、岡戸、髙野、栗林

  

② 【地学】「過冷却」 加賀谷、髙野、佐々木、松﨑

  

(6)理数科2年:課題研究・・・SSH課題研究代表

① 第74回 埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞

 【地学】「太陽系天体の光条の形成要因~PartⅢ~」 野村、小鹿、横矢

 

② 【物理】「じゃんけんが出来るロボットをつくる」 松村

 

③ 【数学】「カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類」 本領、本田

 

④ 【化学】「キハダ由来農薬の実現に向けて」 嶋田、田幡

 

  各発表に多くの質問があり活発な質疑応答が行われました。難しい発表も多くあったと思いますが、質問によって理解が深まったり、新たな視点を得られたことと思います。みんな1年間よくがんばりました。素晴らしい発表会でした。

 

 

【探究の熊西】冬の天体観察会

1/29(月)~2/2(金)の期間、冬の天体観察会を行いました。

木星をはじめオリオン大星雲やすばるなどの星雲や星団を望遠鏡で観察しました。

 

 

<望遠鏡と空を見上げる生徒たち>

 

 

月曜日と水曜日にはI国際宇宙ステーション(ISS)が肉眼で見られ、3分ほどの間でしたが

追ってみることができました。

      <ISSを追っていく>

 

オリオン座をはじめ、冬の星座もきれいに見えて冬の大三角、ダイヤモンドなどの

一等星をたどりながら星座の観察もしました。

 

  <星座を辿りながら、神話などに耳を傾ける>

寒い中でしたが、少ない時でも15人くらい、多いときは50人くらいの生徒が参加してくれました。

【探究の熊西】ユニット型課題研究 地学 「過冷却とその破綻」

1.目標・目的

雲の中など、本来氷点下を過ぎて氷になるのに氷にならない状態を「過冷却」と言います。この課題では様々な試料(飲み物など)を用いて再現実験をまず行い、試料や条件を自身で変化させて考えまず仮説を立てます。それをもとに検証実験を行い、仮説の検証を行い必要があれば条件を変えて要因をさらに考えていきます。これら一連の流れを繰り返し研究の方法を体験させるのが目的です。チームで考察を繰り返すことや、全体での発表と質疑でより多くの発見・考え方が得られることに気づかせるのも目標の一つです。

 

2.研究内容・方法

(1)対象・単位数

令和5年度入学生 理数科 第1学年 

1単位(全4回)にて実施。

(2)実施内容

SS理数探究基礎では物理・生物・化学・地学の各分野にて観察、実験を行い、各分野に対する興味・知識・経験値を養いつつ実験技能を高め、2年生で実施される個人や班でのSS理数探求の基本をつくることが目的です。地学分野では過冷却とその破綻について取り上げました。

(3)実践報告

・第1回 講義・再現実験

過冷却についての講義と再現実験についての説明を行いました。過冷却が起こりやすい試料や、条件などの簡単なレクチャーを行った後、講義後に再現実験をし、班内で大まかな仮説と実験方針・計画を立ててもらいました。

 

・第2・3回 実験①② 発表準備

2回目では、第1回の実験や話し合ったことを元に、各自で

用意した試料を元に実際に実験し、条件をどのように変えていくか話し合いながら、実験と仮説の検証、考察を繰り返しました。発表はGoogleスライドで行いますが、実験の目的や仮説・検証実験の結果などを発表して、実験ノートを共有するような形で進めました。発表スライドを作るに当たって、コンセプトを明確にすること(自分たちの仮説と検証がわかるように)の他に、見やすさ、発表のわかりやすさ(表現力)にも重点を置いて準備するように指導しました。

                               

   

・第4回 校内発表会

各班がGoogleスライドを用いて、まず各班5分ずつ口頭発表を行いました。発表後簡単な質疑応答を行いましたが、各発表ともに少なくても2~3本の活発な質問と応答が行われました。                              

  

   

 

3.評価・課題

来年度に自分自身が何らかの課題研究のテーマを決めて研究することから、意識も高く様々な要因の探究を定量的に行っていました。リサーチして実験に臨むなど、研究に対してしっかりと取り組んでいる姿がみられました。2年生に向けてのエチュードとして、血肉になったことが感じられました。

まだ答えのない課題に対するアプローチの仕方に、戸惑いを持っているようでした。来年度課題研究のテーマを決め、自分で課題を見つけ出し仮説と検証を繰り返すことになりますが、各科目で行ってきた研究の手法や考え方を生かしてほしいです。大きな問題はテーマ決めで、いかに自分が行いたいテーマを決めるのか、そのテーマが何かの現象を解明したり、世の中の役にたつものなのかを期待したいです。独りよがりのテーマやすでにわかっていたり、少し調べればわかるようなものにならないよう、行ってきたユニット型課題研究を生かしてもらいたいと思います。

【探究の熊西】第1・2学年大会を開催しました!!

 1月22日(月)6・7限において、普通科第1・2学年それぞれで探究の学年大会を開催しました。この学年大会で第1学年は上位8班を、第2学年は上位7班を選出します。さらに1月29日(月)にそれぞれの学年における探究テーマ上位4班を選出します。そして、2月6日に開催される『SSH生徒研究発表会』における発表代表班(普通科各学年4班です)を決定します。そのための第一歩となる発表会です。生徒は1年間をかけて探究活動を実践してきました。その成果を発表します。

 

まずは普通科1年生です。

発表形式はスライド資料を用いた口頭発表です、発表5分+質疑応答3分となります。発表資料(スライド)の枚数制限はありません。SS探究基礎において「私たちの町をよりよくするためには?」をテーマに掲げ、取り組んできました。

  

 

そして普通科2年生です。

全123班を14クラスに均等配分し発表(発表5分+質疑3分)を行いました。生徒と教員がそれぞれル-ブリックを用いて評価します。

 1年生も2年生も本当に熊谷西高校の生徒は素晴らしい。みんなの気迫が伝わってきます。それでも課題の設定、情報の収集・整理、分析の結果と考察、独創性・新規性、主張をつくる力、課題更新力など定量的に評価し、上位が決定されます。昨日の自分を乗り越えて、より良い自分を作っていこう!!どの発表もよくがんばりました!2月6日SSH生徒研究発表会が楽しみです。ぜひ保護者の方のご参加をお待ちしております。

【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマミーティング

1月21日㈰、川越女子高校にてチームアライグマのミーティングが持たれ、生物班の1年生3人が参加しました。この1年の活動の総括と、チームOBで野生動物保護管理事務所に勤める方の講演を聞いてきました。

チーアラ発足10年目で、調査がマンネリ化したり、行き詰ってきた学校もあります。そのような研究のための打開策をご講演いただきました。熊西チーアラも今回の講演内容を参考に、調査方針を整理したいと思いました。