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第Ⅲ期SSHの取組

【探究の熊西】探究活動生徒発表会へ参加してきました。

 昨年12月26日に日本薬科大学にて埼玉県内の生徒が集まり、日頃の探究活動について発表会が行われました。生徒、教員、保護者あわせて650名の大きな発表会です。

 

 熊谷西高校からは、普通科の探究活動(2年生)から口頭発表3テーマ、理数科の課題研究(2年生)からポスター発表5テーマを代表として出場しました。

・口頭発表

「今の学生が英語を学ぶのはナゼ?」 加藤ひな美 小西由悟

「売れるコンビニスイーツの作り方」 山田咲良

「速い車を作るためには」 川合翼 濱岡悠斗

・ポスター発表

「キハダ由来農薬の実現に向けて」 嶋田和貴 田幡和晴

「カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類」 本領佑馬 本田惟莉

「じゃんけんができるロボットをつくる」 松村朋香

「太陽系天体の光条」 野村美智 小鹿ひかり 横矢翔子

「Unityを用いた生態系シミュレーション」 長内大河 小澤航 齊藤龍太

 

みんな1年間頑張ってきた探究活動・課題研究です。

様々な工夫や努力がよくわかります。

 

 

みんな熊西代表として、よくがんばりました。

たくさん意見交換している姿を見て、素晴らしいと思いました。

2月は校内研究発表会があります。今から楽しみです。

 

 

【探究の熊西】高大連携③埼玉大学『硫化亜鉛ナノ粒子』

 理数科2年生は年間を通して、課題研究を行っています。その中には大学と連携して課題研究を進めていく場合もあり、その一部を紹介させていただきます。

 

 この硫化亜鉛ナノ粒子は先輩から引き継がれている研究です。先輩達の実験結果から安定して硫化亜鉛ナノ粒子を作成できるようになり、これからは作成した硫化亜鉛ナノ粒子の分析が主な研究対象となってきます。そこで自分達の研究を埼玉大学 藤原隆司准教授にプレゼンを行い、その内容について質疑を行いました。固体物理学の分野なので生徒にとって非常に難しい内容ですが、一生懸命考え、絞り出すように自分の言葉で質問をしていきます。藤原先生と様々な可能性を検討しつつ、徐々に研究の方向性が定まっていきます。

 

 また、高校生へ特別講義も行っていただきました。

 藤原先生には丁寧にご対応いただきまして、ありがとうございました。生徒達は今日のことを忘れず、一層研究に励もうと話していました。やはり研究は楽しいですね。

【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ野外研修 探鳥会in伊佐沼

 先日、チームアライグマ総勢30名超で伊佐沼探鳥会を行いました。真冬とは思えないほどの暖かさの中、湖面は凍結しておらず、30種近くの鳥類を確認しました。

 期待したクロツラヘラサギは残念ながらいなかったですが、セイタカシギやオオハシシギ、最後には遠目でしたがオオタカが現れてくれました。カワウの追い込み漁、カラスにモビングされるトビ、狩りを繰り返すモズ、ヒドリガモを全員でじっくり観察することができました。コサギとアオサギはすでに夏羽になっており、暖冬(異常気象?)の影響を強く感じました。

解散後、希望者で絶滅危惧種キタミソウ(植物)の観察を行いました。ツンドラ地帯原産の希少種です。花が咲いていました。

チームアライグマでは今後も積極的に、野外研修を開催していきたいと思います。百聞は一見に如かず!

セイタカシギ

すでに夏羽のアオサギ(左)、コサギ(右)

キタミソウ

アライグマ足跡

【探究の熊西】高大連携②群馬大学『二酸化炭素の還元』

 理数科2年生は年間を通して、課題研究を行っています。その中には大学と連携して課題研究を進めていく場合もあり、その一部を紹介させていただきます。

 

 地球温暖化から地球沸騰化へ!!最近は気候変動により魚の分布など様々な場面にその影響が見られるようになりました。そこで理数科二年生のなかには『二酸化炭素の還元』を研究テーマに掲げるグループがあります。

 二酸化炭素ガスを炭酸水素ナトリウム水溶液に通して、電気化学的に還元することを目指しています。様々な研究論文を読み、ネルンストの式から還元物質を予測したり、電気分解後の水溶液に臭素水を添加して色が薄くなることから12ジブロモエチレンの存在を予想しました。

 群馬大学へ進学した理数科卒業生の助けもあり、群馬大学 林史夫准教授に分析方法について相談し、この機会に生徒から自分達の課題研究について林先生にプレゼンを行い、助言をいただきました。

 林先生の説明は理路整然としており、非常にわかりやすく、生徒は集中して話しを聞き、一生懸命に自分達の疑問をぶつけていました。相談後は、群馬大学の機器分析センターをめぐり、分析機器の仕組みや応用範囲を丁寧に説明していただきました。

 本校卒業生も後輩に優しく説明してくれました。3時間半という長さでしたが、林先生には最後まで丁寧にご説明いただきまして、大変ありがとうございました。生徒達は刺激を受け、実験へのモチベーションも上がりました。高大連携を通して研究テーマを深めると共に、大学を知り、自分の将来を考える良い機会となりました。本当にありがとうございました。

【探究の熊西】放射線セミナー

理数科1年生に放射線セミナーを実施しました。東京大学工学系 特任専門員 飯塚裕幸先生に講義、実習指導をいただきました。先生には毎年理数科生徒へご指導いただきまして、ありがとうございます。また、日本原子力文化財団 参事 近野俊治氏に実習補助を行っていただきました。ありがとうございます。

 

講義:「放射線の基礎知識」放射線の基礎的知識・取り扱いに関する講義

 

実習は、霧箱による放射線の観察、自然放射線(バックグラウンド)の測定、距離の逆二乗則、ガンマ線の物質による吸収、自然放射線の測定を行いました。

 今回は放射線の正確な知識を得るとともに、放射線を見える化し、目に見えない現象を定量的に理解する学習プログラムでした。基礎知識に関する講義と実習から構成し,データを客観的に測定・比較し,検討する体験となりました。生徒達は最初から最後まで一生懸命取り組んでくれました。今後の課題研究に活かしていきましょう。