第2期SSHの取組
SSH理数科|文化祭の展示発表です!
8月31日(土)~9月1日(日) に行われた文化祭で、理数科は展示ブースを設営し活動発表を行いました。
内容は、8/4(日)~6(火)の2泊3日で実施された臨海実習のレポート発表、SSH課題研究をまとめたポスター展示です。
今年度臨海実習の様子
理数科の展示会場となった地学室前の掲示物です。
臨海実習のレポート。各自でA4用紙1枚にまとめる形式です。個性的な着眼点・多様な表現力で作成されたレポート。現地で調査・観察した内容がよく伝わってきます。
SSH課題研究で取り組んだ内容をまとめたポスター。昨年の文化祭以降に賞をいただいた作品も展示しました。
今年度は、文部科学省から新たに第2期のSSHに指定された熊谷西高校。2学期は発表会・実験教室などのSSH理数科行事が盛りだくさんです。活動内容を更に充実させ、伝統ある熊西理数科を盛り上げたいと思います。
SSH高大連携|東京工業大学研究室見学
見学スタート!記念撮影の後、理工系大学および大学院における生活について講義をいただきました。続いて東京工業大学理学院化学系の紹介がありました。
さらに、小松先生から、最先端の触媒研究について講義いただきました。大変興味深い内容で、生徒は積極的に質問していました。
薬品庫を見学しました。厳重な管理で独特な雰囲気を感じます。
各研究室を見学させていただきました。
高校にはないダイナミックで個性的な実験装置に見入ってしまいます。
研究室見学では、丁寧で熱のこもった解説に身も心も引き込まれます。生徒たちの真剣なまなざし。
図書館も見学することができました。
SSH課題研究で人工光合成をテーマとするチームは、専門の先生の話を聞くことができました。今後もアドバイスをお願いいたします。
「実際にその場所に行く」ことの重要性を感じました。「五感に刻み込まれる」感覚です。
今回の見学は、今後のSSH課題研究をはじめ、理系進学、大学受験、研究室での研究、将来の生き方等、自身のキャリアを考えるきっかけになりました。
東京工業大学の先生方、ありがとうございました。
SSH課題研究|Raspberry Piを使った研究です!
今回はSSH課題研究<物理班>の『Raspberry Piで水やりを自動化』をテーマに取り組むチームを紹介します。
土壌水分センサで土の湿り具合を観測し、給水ポンプを作動させて水やりを自動で行う・・・。
これらをすべてRaspberry Piで制御する仕組みを構築することが目標です。
下の写真は土壌水分センサと小型水中ポンプです。
Raspberry Piにキーボード・マウス・モニタ、それとセンサ等をつなぎます。
Raspberry Piはインターネットに繋がるので、最終的には各自のスマホで監視できるようにしたいと考えています。
まだスタートしたばかり、目標達成までの道のりは長そうです。
各種センサー等で環境情報を収集し、インターネット通してコンピュータで動力源を制御する技術をInternet of Things(IoT)といいます。
このチームの研究は、今後、熊谷西高校SSH課題研究の様々な場面で取り入れられていくでしょう。
そういう意味で彼等の研究に注目していきたいと思います。
SSH課題研究|モデルロケット研究チーム
さて、2年理数科SSH課題研究物理班『モデルロケットの改良』をテーマとした研究チームが物理室で活動していました。
研究内容を紹介します!
※全長約30㎝、直径約2.5㎝のモデルロケット
ロケットのノーズコーン(先端)・フィン(翼)・ボディ(本体)の形状を変えて飛び方を観測します。「高く上がり・滞空時間が長くなる形状」を研究開発します。
ノーズコーン・フィン・ボディなどは手作りです。今後は3Dプリンタの活用も考えたいですね。
マーブルチョコレートの容器をボディに利用します。
モデルロケットは、エンジン(火薬)の推進力で打ち上げます。専門的内容を伴いライセンス取得が必要です。彼等は1学期にライセンスを取得しています。下の写真は発射スイッチ部分を作っているところです。
モデルロケットは日本および世界レベルの競技大会もあり、打ち上げ高度や滞空時間を競います。打ち上げ後、ロケットは内蔵のパラシュートで降りてきます。
打ち上げ高度を算出すときに必要な仰角を測るための分度器。高度測定技術も確立させる必要があります。
※パーツづくりが続いています。
熊谷西高校では前例が無い実験なので、すべてが手探り・試行錯誤の連続です。
しかし、「進むべき道を自分達の力で探る」ことこそが探究活動の原点。
チームの力を活かして研究を進めてほしいですね!
埼玉大学|サイエンススクールに参加しました!
自然科学部はSSH課題研究にも取り組んでおり、この体験が今後の研究活動に活かせたらと考えています。
当日は次のテーマで実験を体験することができました。
①蛍光センサーを使って環境・生体中のカルシウムイオンを測定しよう!
②ノーベル賞反応を利用して光る分子をつくろう!
③伸び続ける糸、光りだす液、変わる色彩…まるで手品?の「界面化学」を極めてみよう!
④香りの化学~香料の合成を体験してみよう~
⑤磁石につくセラミックスをつくろう!
⑥ジーンズの染料で知られるインディゴを合成して木綿布を染めてみよう!
学校に戻って体験した実験についてまとめを行い、レポートを作成しました。
そして、レポート内容をもとに資料をパワーポイントで作成し、プレゼン発表を行いました。
下の写真は発表の様子です。
積極的な質問で議論が白熱しました!
これらの経験をSSH課題研究の取組に活かしていきたいと思います。
SSH理数科臨海実習|事後レポート作成中!
◆今年度の臨海実習の様子
◆昨年度の文化祭の様子
※パソコンでを囲んで意見交換↓
※ウニ・ヒトデについてまとめているようです↓
このような活動を通し、探究力を養成していくのが「熊西SSH」です!
SSH課題研究|物理室に3Dプリンタ登場!
今後とも熊西らしい個性的でわくわくする実験ができそうです!
※物理室にやって来た3Dプリンタ↓
※セッティング後、確認印刷↓
※練習用にCADで校章をデザインしました↓
※CADとプリンタの扱いに慣れました。
ノウハウを後輩に伝授したいと思います↓
課題研究「人力ホバークラフト」研究チームは、ホバークラフトのブロア(送風装置)のファンの設計をアクリル板や工作用紙などを使って手作りで行ってきました↓
※試行錯誤で作製したファンの数々↓
今後はこのような複雑なパーツのCADによる設計や3Dプリンタによる作製を普及させていきたいと考えています。
SSH生徒研究発表会|ポスター発表賞受賞!
なお、出展した作品は現在熊谷西高校2階理科講義室前に展示中です。文化祭等でお越しの際はぜひご覧ください!
※神戸国際展示場前で記念撮影↓
※ポスター発表の準備・打合せ↓
※ポスター発表の会場↓
※ポスター前でプレゼンテーション↓
※生徒3人が分担して説明↓
※模型などを使って丁寧に説明しました↓
※熊西ブースにお越し頂きありがとうございました↓
※熊西校内に展示、文化祭中も展示しています!
臨海実習に行ってきました!
8月4日(日)~6日(火) まで、理数科2年生は銚子・勝浦方面に臨海実習に行ってきました。
理数科最大の行事であり、理数科の魅力の一つでもある臨海実習。普段学校では体験できない現地での調査・実習を通して、科学の手法を学び見識を広げることが目的です。こうして様々な経験を積み上げていくことが、SSH課題研究の活動に深みを与えるのです。銚子外川漁港付近で磯観察(生物)、黒生・畳磯で巡検(地学)を実施。地元のガイドさんから解説をいただきました↓
犬吠埼灯台です↓
灯台周辺の植生を調査しています↓
勝浦にある海の博物館周辺で臨海実習(生物)および巡検(地学)を行いました↓
様々な海の生物が採集できました。
カニですね↓ヒトデもいます↓
いろいろな種類の魚↓
別の種類のカニかな↓
海の博物館に持ち帰り、分類作業です↓
大まかに分類完了↓
博物館の方のアドバイスのもと、図鑑などを用いて同定作業。わずかな特徴の違いも見逃さない「確かな目」が要求される作業です。チームで協力して意見交換しながら作業を進めました↓
みんなで食べるごはんは最高。夕食の後、持参したPCでまとめ作業と、文化祭に向けた資料の作成を行いました↓
SSH課題研究の授業の一環とは言え、楽しい2泊3日でした。クラスの親睦も更に深まりました。
臨海実習の成果報告を文化祭で行います。ぜひ観に来て下さい!
英語による科学プレゼン研修②
※ユニークなスライドで印象に残るプレゼンができました
※英語によるエッグドロップの説明画面
※PCグラフィックスを用いて描いた装置
※英語での質問にしっかりと英語で答えていました!
※写真を効果的に利用していました
※原稿を読まず、自分の言葉で英語プレゼンができました
東京大学|知の協創実践学研修に参加!
※グループごとに資料を分析し仮説を立てる
※集中してエキスパート資料を読み込む
※ジグソー活動の説明後、グループワーク開始!
※他校生ともすぐに打ち解け合い、活発に議論!
※各グループの検討内容をポスターにまとめる
※完成したポスターが壁一面に掲示された!
※熊西生もグループ代表で積極的に発表!
※東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長の村山斉先生のビデオ講話の後、ドイツにいらっしゃる村山先生とSkypeで対話。グループで出された、質問に答えていただきました。ユニークな回答に会場内は盛り上がっていました。
※最後は東京大学駒場キャンパスを訪問、記念の1枚を撮りました。
ジグソー法で宇宙物理学の理解がどれほど深まったか?より、初めて会ったメンバーとコミュニケーションを取りながら積極的に議論し、堂々と発表できた熊西生の姿に感動しました。TAとして指導を担当していただいた大学生・大学院生との貴重な交流もありました。今後のSSH課題研究の取組の中で活かせるスキルが磨けたのではないかと感じています。また、「研究者の仕事、立場や心構え」等の話もあり、今後のキャリアを考える上でも大変参考になり、充実した研修となりました。
「西高生と自由研究!」2日目
7月25日(木)
今日は、中学生対象「西高生と自由研究!」の2日目です。
化学実験室では、前日同様「鏡を作ろう!」「紫外線で光る粉!」「金属の樹を育てよう!」「葉っぱや花で発電!」「小さいけれど、人工ルビー!」「ミクロの世界!」の6つの実験が行われました。
中学生の皆さんは1日目とは違うテーマの実験にチャレンジしてみました。
支援する西高生諸君も慣れてきて、今日も楽しい時間を過ごせているようでした。
「全力 さわやか 西高生!」
「西高生と自由研究!」1日目
化学実験室では、「鏡を作ろう!」「紫外線で光る粉!」「金属の樹を育てよう!」「葉っぱや花で発電!」「小さいけれど、人工ルビー!」「ミクロの世界!」
の6つの実験が行われました。
今日は、熊谷市の小中学生向けの冊子「くまがやキッズ」の取材の方もおいでくださいました。また、来てくださった熊谷市教育委員会の方も本校の卒業生ということで、本校が地域のあたたかな支えの中にあることを再認識させられました。
はじめの校長からの挨拶にもありましたが、「面白い」と思っていただけたなら、大成功です。好奇心はすべての学びのエネルギーになります。この企画は2日連続ですから、どうぞ明日も楽しんでくださいね。
「全力 さわやか 西高生!」
英語による科学プレゼン研修①
理数科のSSH課題研究では、研究内容を英語化し、様々な発表会でポスター発表や口頭発表を通じて発信していく予定です。英語でのコミュニケーション能力養成の第一歩となりました。
英語の先生方だけでなく、理科の先生も見守り、生徒をサポートしてくれます。
グローバル社会という言葉をよく聞きますが、科学や数学の研究では、もう英語による発表は一般的なものになっています。より良い形で自分たちの研究の成果を伝えられる喜びを味わえるように、楽しく力を身に付けていきます。次回の研修は8月6日の予定です。
埼玉工業大学情報研修(3DCG応用)
※3D作品の作成・ディスプレイによる体験↓
※Scratchによるプログラミング↓
高純度化学研究所の出張授業です!
ビスマス(原子番号83、元素記号Bi )は、「骸晶」という特殊な結晶構造を持ち、赤・青・黄・緑などの多彩な色彩に輝く金属です。今日は融解から凝固までの実験を体験しました。
親切に色々な実験の注意やコツを教えてくださいます。
結晶は美しいです。
生徒の皆さん、様々な体験から、感動と学びを得ていってくださいね。高純度化学研究所の皆様、本当にありがとうございました。
「全力 さわやか 西高生!」
課題研究の成果です!
今、管理棟2階の廊下では、生徒が参加した英語による課題研究発表会のときにポスターセッションで使われた資料が展示されています。
全部を紹介できませんが、世界に羽ばたくための基礎力を養っているのか、と思うと、生徒が頼もしくなります。期待でわくわくしてきます。
部活でも、運動でも、芸術でも、学問研究でも、いろいろなことに頑張る生徒の皆さんの成果が見られるのは、学校というところの楽しさ、面白さだと思います。本校にいらっしゃる機会がありましたら、どうぞご覧になってください。
「全力 さわやか 西高生!」
SSH|第1回課題研究発表会開催!
本日午後5~7時間目、視聴覚室において理数科SSH課題研究発表会が開催されました。
3年生1本、模範発表を皮切りに、2年23本、1年10本の口頭発表が行われました。
進行も含めて生徒が行い、3年生からの質問が次々と飛びます。
この発表会を通じて、課題研究はより深く、より説得力のあるものに進化します。
今回発表した2・3年生の研究テーマ一覧です。
はじめに校長先生のお話です。
3年生代表による英語での発表。さすがです!夏のSSH生徒研究発表会(全国大会)に出場予定の研究チームです。
2年生は1年を通じて実施する研究テーマについての実験計画等をプレゼンしました。
1年生は1学期前半に行った、ユニット型ミニ課題研究(物理分野)「エッグドロップ」の研究について、全グループが発表を行いました。卵を入れて落とす入れ物の模型を手に発表しています。
SSH運営指導委員会が開催されました!
本日午前10時から12時まで、SSH運営指導委員会が開催されました。
この委員会は、スーパーサイエンスハイスクールの運営に関し、専門的見地から指導、助言、評価に当たるものです。
今年度は、埼玉大学の山口宏樹学長を委員長として5名の大学、博物館等の先生方にお世話になっています。
会議の様子です。奥の左側が山口委員長です。
本校の取組について説明する北原先生。
英語による課題研究発表会②
先週の反省を活かし、今回はしっかりとプレゼンできたようです。ネイティブの先生方から貴重なアドバイスをたくさん頂き、有意義な発表会でした。来年もチャレンジしたいと思います。
※口頭発表の様子
※英語での質疑応答は大変でした
※ポスター発表の様子