【進路指導部】3学期始業式 進路指導主事講話【大学卒業後、社会に出る前に知っておいてほしいこと】
熊谷西高校では、始業式や終業式後・全校朝礼・学年集会・統一進路等で、進路指導主事講話を行い、適時に適切な進路に対する意識喚起を行っています。
言葉の力は大きな影響力を与えます。毎回の講話が、西高生に勇気を、そして、西高生の生涯に影響を与え、自らが世界の幸福のために蓄えた力を還元することを期待しています。
令和7年度1月始業式では、守屋校長による校長講話後に、平井進路指導主事から全校生徒へ、「大学卒業後、社会に出る前に知っておいてほしいこと」というテーマで話がありました。
全校生徒、教職員は耳を澄まして聴いていました。
1年生は「西高生になる」、2年生は「勝負の2年生」、3年生は「受験は団体戦」のキャッチフレーズの下、「英姿颯爽」の校風の中で、高い志を持ち、自己実現のために日々ベストを尽くしましょう。
【1月始業式後 進路指導主事講話】
おはようございます。
3学年が揃っての講話も最後となりました。正直寂しい。今後、早い人で4年後には社会に出る3年生を中心に全校生徒にもキャリア形成ということで通じる、少しだけ役に立つ話、つまり、「学校」と「社会」の評価のギャップをいかに巧く接続させて生きていくかもテーマにして話したいと思います。
社会に出ると学校とは逆に、「強みや個性が大事」と言われはじめます。「個性」の定義は「生きる術」です。言葉に出さなくとも薄々と感じる人は多いと思います。学校では全体的に良しとされてきた「総合点」が、社会に出ると評価されないことが往々にしてあります。総合的に評価が高くても、他の人より抜きん出た強みがないと並みの評価にとどまってしまう場合もあります。語弊を恐れずいうならば、並みの仕事で結果を出すのは「あたりまえ」であり、この激動の時代に求められるのは「想像を超える」仕事ができるかです。
生きていると様々な出来事が起こります。
いつ、どこで、だれに、どのような能力が役立つかなんて想像もつかない。
これまで学校で学んだが、特に役に立たないと思っていた知識や経験が、ある時、急に役に立ったり、実は今後の仕事の活かされていくということはあります。だからこそ、学校で学ぶことはとてもありがたいことであり、勉強=学問のベビーフードは、卒業後の社会で生き抜く為の土台を間違いなく育んでくれることだと思います。人間誰しも急に成功することなんてありません。
学校では「100点満点」と上限が決められていますが、社会に出ると「100点満点」ではなく、「1,000点」「10,000点」・・・と際限なく評価されることもあります。
社会において、自分の個性を知った上であれば、自分の得意な分野で力を思う存分発揮することに繋がります。自分の才能を活かせている時は充実感が高いということ。それだけ、自分の才能を活かせている時は幸せを感じている、他者の役に立っているということでもあります。
ただ、単純なようで、実はわかっていない人がとても多いし、逆に見つけることが難しいのも現状です。
勉強とは生きるための目的ではなく「手段」です。出会いも、見たもの、感じたもの全てが勉強です。
「勉強したことを自分の強みとして、いかに人生を豊かにしていくか、楽しくて幸福なものにしていくか」。そのために使ってこそ価値があるのです。無駄はありません。いつか「これだ!」と気づく時を期待して、将来につながるワクワクを心に抱いて勉強することです。「study」はラテン語の「studium」が由来で「パッション」という意味でした。
勉強することで多様なものの見方、考え方があることを知る。そしてまた、自らもさまざま可能性を幅広く考えられるようになっていく。
これが勉強の意義であり、勉強することによって得られる最大の果実と言っていいでしょう。
多くの勉強によって得られたフレキシブルな姿勢は、昨年もお話ししたと思いますが、「発想の原点」「精神の自由」「知性の解放」につながるのだと私は思います。
さて、最後に、3年生は1週間後の共通テストに向け、コンディションを調整しましょう。共テ前に3年限定㊙進路主事だよりを発行します。もう、勝負できるところまで来たな、積み立てたノートや参考書を見て、これだけやったのだからという境地で挑みましょう。基礎を確認し、伸びしろのある科目、分野を尖らせて、リターンの大きいものを選別し、確認する。A・B・Cの問題があったら、Aはいつでも満点取れるようにする。戦略こそが大事。前を向くだけ。堂々と振り切って進め。今まで選択と決断の連続でここまで過ごしてきました。正念場です。
勝負事は厳しくなればなるほど、本質的な力がものを言います。地金の強さがものを言います。
喜怒哀楽ひっくるめて、どれほどの壁と対面してきたか。今は、どんな声かけをしたらよいか本当に悩むが、「後で後悔することがないようにやり抜け」「1点をもぎとる意識を」と声をかけるしかない。
今後は、フィジカルが大事(健康・食事・睡眠)で、平常心。最後は受かる練習をする。教室では友人とクイズを出し合う、そこから1コ出たらラッキーだ。とにかく点を取るだけ。世の中、壮大なものはいっぱいあります。受験はまずは点だけの世界。
でも、これだけは言っておきます。受験(卒業)とは、あなたが参加した「授業」と「自学自習」や「課外活動等」の成果です。それは、学んだ知識や活動への「意欲や関心」の「表れ」です。物事をやり遂げたあなたの「意志と勇気」の「反映」です。毎日の勉学等に必要な食事や睡眠に関わる「健康管理と生活習慣」の「結果」です。あなたを支える家族とのやり取りと刺激となる仲間の頑張りも見える「君の人生」そのものなのです
自分を褒め、周りの人に感謝もしましょう。
私は第49期生皆さんの大ファンでした。良き生徒に恵まれ幸せでした。
野原の文殊様にも行って参りました。
2年生は3年0学期、1年生は2年0学期です。よい走り出しをしましょう。
そして、西高生全員が「全力を尽くしたか」を全ての判断基準とできるように行動しましょう。
最後に合い言葉です。
「今を精一杯過ごす」
「ベターではいけない。ベストを尽くす。」
「チャンス チャレンジ マジカルチェンジ」
「フィジカル パッション 演習量」
そして、3年生は、
「幸福であってください」
頑張ってください。
進路指導主事
平井 利久