【野球部】今年も行ってきました新潟遠征!!
関東甲信越地方が梅雨入りしたと気象庁からの発表があったばかりの6月14日(土)と15日(日)の1泊2日で新潟遠征を行ってきました。
まずこの遠征に際しましてご協力いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。
新潟遠征が復活して3年目の今年、過去2年間は天候にも恵まれ最高の環境で新潟遠征を実施することができました。しかし、今年の新潟遠征は一筋縄ではいきませんでした。
まずは1日目、早朝6時に学校を出発し、関越自動車道で新潟へ。
小雨が降る中ではありましたが、新潟に入っても荒天とはいかず予定通り新潟県立小出高校さんとの練習試合がスタート。試合開始直後は曇っていた空も次第に暗さを増し3回途中には豪雨となり無念の3回途中で試合中止となりました。
その後小出高校さんのご厚意で体育館などの室内練習ができる施設を使わせていただき、夏の選手権大会に向けた濃密な練習を行うことができました。
夕方に小出高校さんを出発し、毎年お世話になっている民宿治兵衛へ。
宿では美味しい新潟のお米を選手たちは嬉しそうに頬張り、普段なかなかできない「同じ釜の飯を食う」というかけがえのない経験もすることができました。
2日目の朝もあいにくの天気となり、相手校の監督さんから試合中止の連絡をいただきました。
しかし、この日試合を行う予定だった新潟県立十日町高校さんの室内練習場をお借りし、打撃練習や投内連携などの練習を行うことができました。その後相手校のご尽力により午後から1試合練習試合を実施しました。
2日間の遠征では雨に見舞われ、予定通りに練習試合を実施することは叶いませんでしたが、選手たちは色々な学びを得てこの新潟遠征を終えたと思います。
それは、「相手を思いやる人の優しさ」と「臨機応変に対応する中で自ら考えて行動することの大切さ」だと思います。
遥々埼玉から新潟へやってきた高校とは言え、小出高校の選手たちも、十日町高校の選手たちも自分たちが選手権大会を間近に控えた高校球児であることに変わりはないにも関わらず施設を貸してくださったり、おまけに何とか1試合をできるようにとグラウンド整備をしてくださったりするということは簡単なことではありません。
しかし、小出高校の選手からも十日町高校の選手からも「思いやりからくる優しさ」を感じずにはいられませんでした。この経験を西高野球部の選手として、自分たちならどのような行動がとれるのかと考えた時に同じような行動を当たり前のように出来るようになってもらいたいと顧問として思いました。
試合をすることが大きな目的であった新潟遠征でしたが、選手・マネージャー41名は野球以外のそして野球人としての成長に大きく関わる学びを得られたと思います。
この学びを感謝の思いに変え来たる107回の選手権大会において最高の成果を上げられるよう頑張ってもらいたいと思います。
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