【図書委員会】新着図書紹介 1学期まとめ
『大学1年生の歩き方 文庫版』 トミヤマユキコ, 清田隆之 著 集英社
この本は、大学に入学して最も不安な1年生の12か月に特化して書かれた本です。著者の体験談を交えながら、語り口調で書かれているので、説得力があり読みやすいです。ルールに縛られた今までの生活から自由になるので、楽しいイメージしかないように感じますが、自由だからこそ自分を見失いやすいと思います。大学1年生の時期に限らず、人生を通じて役に立つ柔軟な考え方を知ることができるので、ぜひ読んでみてください。(3年・T)
『江戸の衣装と暮らし解剖図鑑』 菊地ひと美 著 エクスナレッジ
みなさんは江戸時代の人がどのような服装だったのか、どのような髪形だったのか気になったことはありませんか? この本を読めば、江戸時代の様々な装いや暮らしが詳しく分かるので、日本史が好きな方や江戸時代についてもっと知りたい方にはぴったりな一冊です。特に、絵で図解されているため、イメージが湧きやすいところがポイントです。ぜひこの本で江戸時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。(3年・K)
『地球環境問題がよくわかる本 改訂版』 浦野紘平, 浦野真弥 共著 オーム社
この本は、環境問題についてとてもわかりやすく解説されているのでおすすめです。さまざまな環境問題に対して、原因を学ぶことでどう行動すべきなのかを考えさせてくれます。この本を読んで、これから私たちが住み続けていく地球の環境について、自分の身近なものからふだん関わりのないことまでじっくり考えるよい機会にしてみてはいかがですか。(1年・H)
『新しいお菓子の作り方』 江口和明 著 KADOKAWA
この本には、これまでのお菓子作りのなかの「しなくていいこと」と、その理由が分かりやすく書かれており、新しいお菓子の作り方についてよく学ぶことができます。お菓子のレシピもたくさん紹介されていて、レイアウトも綺麗でとても読みやすいと思うので、今までお菓子作りに興味がなかった人も一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。(3年・M)
『つくると食べるをつなぐサイエンス』 三本木至宏 監修 恒星社厚生閣
この本は、生物生産学研究について紹介している本です。「鳥類」「哺乳類」「農業と昆虫」「海洋」「食品と微生物」の五つに分かれていて、その中でも第一章の「鳥類のサイエンス」を取り上げたいと思います。鳥類といっても、ニワトリについて書かれており、日本鶏の成り立ちやニワトリの起源などが解説されています。また、ニワトリの受精卵は凍結保存できないなど、知っていて損はないようなことがたくさん載っているので、生物生産学に興味がある人はぜひ手に取ってみてください。(3年・N)
『言語沼』 堀元見, 水野太貴 著 あさ出版
「私は最近ヘリコプターで山を登りました」
なんとなく違和感のある文ですが、どこがヘンなのか論理的に説明しなさいと言われると難しく感じます。当書では、そんな言語の面白さや魅力を、言語オタクである水野さんと聞き手の堀元さんが語り倒していきます。母語話者なのに知らなかったことや正解は分かるのに説明できない日本語の事例が多く、題名のとおり、言語の沼にハマってしまう一冊です!(1年・O)