今日の熊西

受け継いでほしいもの

 体育館の横の通路に、中止になってしまったインターハイ(2020年度全国高等学校総合体育大会)のポスターと、今まで開催されたオリンピックのポスター(第1回のアテネ大会から2016年のリオデジャネイロ大会まで)が貼ってあります。未曽有の社会状況のためとはいえ、様々な種目で頑張る皆さんが目指していたものがなくなってしまったり、延期されたりしてしまったのは残念でなりません。

 下の写真の右端にある黒っぽいポスターは、1964年の東京オリンピックのものです。本校の先生の中には、今回の東京オリンピックで運営の一員となる予定だった方もいます。あちこちで、様々な影響が出ているのですね。

 また、下の写真にあるように、調理室の前には、中止となってしまった全国高等学校家庭クラブ研究発表大会、スイーツ甲子園、全国和菓子甲子園などの大会ポスターが貼ってあります。去年、チャレンジした先輩もいましたっけ。

 ほかには、吹奏楽のコンクールや合唱のコンクールなども中止になってしまいました。

 さて、ノンバーバルコミュニケーション(言葉によらないコミュニケーション)という言葉がありますが、一緒に過ごす中で、先輩の立ち居振る舞いやちょっとしたことから、何かに対する思いの深さや心の姿勢を汲み取ったり、教えられたり、迷っている自分へのヒントをもらったりすることは、あるものです。武道における「見取り稽古」や、職業における「OJT(On-The-Job Training)」にも、相通ずるものがあると思います。

 しかし、今の1年生の皆さんは、学校が4月から臨時休業であったため、部活動や生徒会活動等で先輩と生活を共にする時間が短くなってしまいました。また、部活動の大会も体育祭・文化祭等の学校行事も中止となったため、先輩が活躍する姿を見る機会の多くが失われてしまいました。無いものを愚痴っても仕方ありませんから、1年生の皆さんには、どうか、中学生の殻を破って高校生になるために、特に「西高生」になるために、様々な場面で自分を意識的に高めようとする「思い」を持つようにしてほしいのです。尊敬できる人を見つけたら、自分の成長後のモデルとして考えてみましょう。機会は激減したかもしれませんが、ゼロではありません。観察力を磨き、自分を成長させていってほしいと思います。どんな人たちが、どんな思いで、どう皆さんに成長してほしくて、上に紹介したような掲示をしたかを受け止めて、考えてもらえたなら、たいへん嬉しく思います。

 「全力 さわやか 西高生!」