今日の熊西

寒い日の春の花

 今季最後の寒波、と天気予報では言っていましたが、風がひときわ冷たく感じます。そんな日ですが、本校の玄関には一足早く春が来たような雰囲気です。黄色いチューリップや菜の花が暖かな印象です。コデマリの白も素敵です。

 チューリップは、17世紀のオランダで起きた、珍しい品種のチューリップを高額で取引した「チューリップバブル」が有名ですね。昔話になりますが、30年ほど前の日本のバブル期にも、変わり種のチューリップが結構な値段でお花屋さんの店頭に並んでいました。あの八重咲きのチューリップや、花びらの先が槍のように細くとがってツンツンしていたチューリップは、どこに行ってしまったのか、最近は見かけません。世の中の好みは、本来の典型的な姿のチューリップに移ったのでしょうか?

 菜の花は、千利休が愛したそうです。旧暦の2月28日に亡くなったので、現在では3月末に利休忌の行事を行います。菜の花忌という呼び方もありますが、小説家の司馬遼太郎、詩人の伊東静雄の命日も、菜の花忌と呼ばれます。

 与謝蕪村の句に「菜の花や月は東に日は西に」とありますが、西洋の代表的な花であるチューリップと、東洋(日本)の農村風景の代表である菜の花が、同じ花器の中でニコニコしているようで、嬉しくなりました。

 学校の報告にはなりませんでしたが、花を生けてくれた人に敬意を表して、「全力 さわやか 西高生!」