最近の熊西

2年生の廊下から

 2年生は今年、SDGsをテーマに探究的活動に取り組んでいます。そのつながりからか、今、2年生の廊下を歩くと、マイクロプラスチックによる海洋汚染などの問題について書かれたレポートが掲示されているのを、たくさん見ることができます。

 現在、生徒の皆さんが学校で学んでいることは、かつて言われていたような知識の蓄積としてのインプットの側面だけではありません。わかることだけでなく、何かができること、つまり、アウトプットの側面が重要になっています。

 知行合一とまでは言いませんが、自分が得た知識を自分の中で再構築し、考えたことを誰かに伝える、発表する、というところまでが「学び」になっています。このレポートは、そんな「誰かに何かを伝えるための学び」を感じさせるものだと思います。

 こうしたテーマに取り組むことで、私たちの住む世界のどこかで、どんな問題が起きているのかがわかります。レポートを発表することで、何かが表現できるようになります。そうして培った問題意識を、問題の解決につなげることは、世界のどこかと、あるいは世界の誰かと、自分自身がつながることです。

 西高生の皆さんが、こうした「わかる、できる、つながる」のサイクルを作る学びを通して成長してくれることを、切に願っています。

 「全力 さわやか 西高生!」