臨海実習2022
熊西の2年理数科は、毎年夏の大潮の時期に、千葉方面へ臨海実習に行きます。
今年は例年になく天気に恵まれ、ほぼ予定通りの行程で終えることができました。
朝早くから夜遅くまで、スケジュール盛りだくさんの内容を、写真たっぷりでご報告いたします。
主な行程は以下の通り。
【7/27 1日目 熊谷~日本科学未来館~勝浦】
【7/28 2日目 勝浦 海の博物館~銚子】
【7/29 3日目 銚子海洋研究所/銚子ジオパーク~熊谷】
【7/27 1日目 熊谷~日本科学未来館~勝浦】
朝7:00、学校に集合し、いざ、東京湾へ!
日本科学未来館では体験型アトラクションやガイドツアーで質問等に答えながら、
最先端の技術や未来の科学の方向性について学び、考えました。
夕方、ホテルに入る前に勝浦・海の博物館前の海岸で、地層等を観察。
夜はホテルのビーチで天体観察。
南の低い空にさそり座がくっきり!(写真で伝わらないのが悔しいです…)
土星の輪や天の川も観察することができました。
↓未来館にて、ツアーを受講中。最後は、名物の動く地球、「ジオ・コスモス」
↓海岸にて。このときはほぼ満潮だったので右側が海に浸かっていますが、明日の干潮時には一面磯になります。
↓天体観察。右写真の全体に、右上隅を頭(鋏)にしてさそり座が映っているのですが、わかりますか!?
【7/28 2日目 勝浦 海の博物館~銚子】
午前は、実習のメインイベント、磯での生物採集と地学巡検です。
午後は実習初の新企画、バスに乗ってNPOの方に解説していただきながら、
天然ガスを引いて実際に利用しているお宅を回りました。
恥ずかしながら、教員の私自身が、日本でも天然ガスを採掘でき、
しかも利用していることを初めて知りました。発見の多い、新鮮なツアーでした。
↓地学巡検。露頭の観察。
↓きれいなハロも見れました。
↓大潮の干潮。一帯が磯となりました。採集作業の様子。
↓同定作業中。カニ班と貝班。
↓死滅回遊魚を中心に、魚もたくさん。捕まえるのに本当に苦労しました!
↓NPOの方のガイドを聞きながら、バスツアー。個人宅に天然ガスを溜めるタンクがあります。現役の設備です。
【7/29 3日目 銚子海洋研究所/銚子ジオパーク~熊谷】
2グループに分かれて活動しました。
一方は、ガイドの方の案内のもと、屏風岩の上を歩きました。
過去の地層を直接陸上から観察できる、全国的にも貴重な地域です。
写真でもわかる通り、本当にいい天気でした!
↓名物、「犬岩」
乗船企画3年目…ようやく乗船することができました!
(過去2年は台風接近等で出航できませんでした)
このイベントを最も楽しみにしていた生徒も多いのでは!?
スナメリという、ベルーガを小さくしたようなイルカを、全員が観察することができました。
洋上には巨大な風力発電も。
数年後には、20~30基ほどが立ち並ぶそうです。
↓友情出演、ヘラヤガラ
最後に、コロナ禍、生徒自身はもちろん、ご家庭や研修先、旅行会社様の御尽力で、
今年も無事に実習を終えることができました。
この場を借りて感謝申し上げます。
【探究後記】
熊谷にいていいことは…
どこに行っても涼しく感じること!(笑)
勝浦では昼の12時でもヒグラシが鳴いていました。