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【SSH】令和7年度 SSH生徒研究発表会 実施報告

令和7年度 SSH生徒研究発表会 実施報告

 

令和8年2月7日(金)、本校体育館にて令和7年度SSH生徒研究発表会を実施しました。

本発表会は、午前の部(全校スクランブル発表)と午後の部(代表生徒による全体発表)の二部構成で実施しました。

R7SSH生徒研究発表会

 

午前の部:全校スクランブル発表(普通科・理数科混成)

午前の部では、普通科・理数科の生徒が混成となり、スクランブル形式で互いの発表を聞き合いました。発表テーマは全168テーマにのぼり、自然科学・数学・情報に加え、身近な疑問から社会課題まで多様な探究成果が出揃いました。

R7SSH生徒研究発表会

生徒は研究の背景・目的、方法、結果、考察を端的に整理して伝えることに取り組み、聴き手側も質問やコメントを通して内容を吟味しました。発表者と聴き手が入れ替わりながら対話を重ねることで、一年間の探究の成果を相互に評価し合う場となり、研究内容の理解だけでなく、根拠に基づいて説明し、他者の視点を取り入れて改善する姿勢を育む機会となりました。

R7SSH生徒研究発表会

 

午後の部:代表生徒による全体発表会

午後の部では、学年・分野を代表する生徒による全体発表会を実施しました。英語スピーチ、探究活動、理数科ミニ研究、SSH課題研究など、SSHの取組を象徴する多様な発表が行われ、質疑応答を通して研究の妥当性や発展性について検討を深めました。

当日の主な発表タイトルは以下のとおりです。

 

代表発表タイトル(午後の部)

ビブリオバトル:「プロボーズ」

R7SSH生徒研究発表会

 

英語スピーチコンテスト:“Defamation on the Internet”

R7SSH生徒研究発表会

 

普通科1年:探究活動

「友達100人できるかなぁ」

 

R7SSH生徒研究発表会 

 

「高校生が声の高さと言葉遣いから受ける印象の関係性は」

R7SSH生徒研究発表会

 

「ある食べ合わせで異なる風味になることは災害食に生かせるのか」

R7SSH生徒研究発表会

 

「卵0で感動100 〜広がる食卓の可能性〜」

R7SSH生徒研究発表会

 

普通科2年:探究活動

「地産地消を進めながら、残さない給食にするにはどうすればよいか?」

R7SSH生徒研究発表会 

 

「Re:Earth『子育て世代が孤立せずに繋がれる仕組みは整っているだろうか?』」

R7SSH生徒研究発表会 

 

「外国人が働きやすい労働条件とは?」

R7SSH生徒研究発表会

 

「鱗粉はチョウにとってどれほど重要か?」

R7SSH生徒研究発表会 

 

全国探究コンテスト2025 最終審査進出テーマ:「香りを利用して日常生活に役立てる方法とは」

R7SSH生徒研究発表会

 

理数科1年:ユニット型研究 科学プレゼン

【生物】「シリンジ法による酵母発酵の試料液種別比較」

R7SSH生徒研究発表会

 

【地学】「過冷却とその破壊」

R7SSH生徒研究発表会

 

理数科2年:課題研究(SSH課題研究代表発表)

【地学】「逃げ水の再現と発生要因」

第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優良賞 受賞作品

R7SSH生徒研究発表会

 

【生物】「炭素粒子(竹炭)付着の有無によるクモ糸の力学特性(応力・ひずみ)の比較」

第76回埼玉県科学教育振興展覧会 出展作品

R7SSH生徒研究発表会

 

【物理】「シャボン膜の干渉による厚さの測定」

第69回日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞 受賞作品

R7SSH生徒研究発表会

 

【化学】「安定電圧下での持続発電を可能とする微生物燃料電池の開発」

第69回日本学生科学賞 埼玉県推薦作品、第76回埼玉県科学教育振興展覧会 中央展 優秀賞 受賞作品

R7SSH生徒研究発表会

  

発表後の講評では、埼玉県立総合教育センター 指導主事兼所員 竹内公彦様より、プレゼンテーションと好奇心の観点から主に次の点について御指導いただきました。

まず、2年生は1年生に比べて発表の構成や表現がより整理されており、内容を相手に伝える工夫が見られたことが評価されました。そのうえで今後の課題として、研究内容を説明するだけでなく、「聴衆にどう届けるか」を意識し、熱量や訴求力が発表に表れることの重要性が示されました。

また、発表者にとってのメリットとして、聴衆から意見を得られること、質問によって研究を深められることが挙げられ、質疑応答では積極的に問いを受け止める姿勢が促されました。加えて、聴き手に求められる力として、傾聴力(相手の内容を正確に捉える力)と批評力(根拠を踏まえて検討する力)が示され、発表会はそれらを鍛える機会でもあることが確認されました。

さらに、聴衆が疑問を持ち質問することは、研究への関心を示す姿勢であり、発表会における基本的なマナーであるということを御教示いただきました。最後に、探究の出発点は「なぜこのテーマを選んだのか」という好奇心であり、研究が行き詰まったときこそ原点に立ち返ることが前進の原動力になる、というメッセージをいただきました。

 

最後に、本発表会の実施にあたり、御来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
また、御多忙の中、講評を賜りました埼玉県立総合教育センター 指導主事兼所員 竹内公彦様には、探究活動や発表の在り方について多くの示唆をいただき、生徒にとって今後の学びにつながる貴重な機会となりました。

本校では、関係機関の皆様の御助言をいただきながら、SSHの取組を通して探究活動の質の向上を図り、生徒一人ひとりの学びをさらに深化させてまいります。

今後もSSHの取組として、探究活動の質の向上と校内外への発信を継続していきます。