臨海実習2023
熊西の2年理数科は、毎年夏休みの大潮の時期に、千葉方面へ臨海実習に行きます。
今年もまずまず天気に恵まれ、予定通りの行程で実施することができました。
朝早くから夜遅くまで、スケジュール盛りだくさんの内容を、写真たっぷりでご報告いたします。
主な行程は以下の通り。
【8/1 1日目 熊谷→銚子ジオパークで巡検】
【8/2 2日目 AM銚子にて船上からスナメリ観察、PM茂原にて天然ガス・ヨウ素施設見学】
【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】
【8/1 1日目 熊谷→銚子ジオパークで巡検】
朝7:00、学校に集合し、いざ、東京湾へ!
しかし、特に千葉県に入ってから、激しい暴風雨と渋滞に見舞われてしまいました。
運転手さん、安全運転本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m
無事に銚子ジオパークに到着し、雨の中ではありましたが班ごとに巡検。
特に屛風ヶ浦は、過去の地層を直接陸上から観察できる、全国的にも貴重な地域です。
今日も灼熱の熊谷に比べるとはるかに涼しく(たぶん30℃以下!)、3時間ほど海岸沿いを歩きました。
夜はホテルの屋上で天体観察、の予定でしたが残念ながら曇空。中止としました。
↓東関東道。バス内より撮影。雹も降りました。
↓海浜植物ハマゴウの観察。海浜植物はどれも、強烈な潮風に耐えるため葉が厚いです。
↓国の天然記念物、犬岩。
↓こちらも国の天然記念物、屛風ヶ浦の観察。過去の地層を丸ごと見ることのできる、貴重な場。
↓夕食
【8/2 2日目 AM銚子にて船上からスナメリ観察、PM茂原にて天然ガス・ヨウ素施設見学】
前日、一度は出航中止の連絡が入りましたが…波が収まり、乗船することができました!
このイベントを最も楽しみにしていた生徒も多いのでは?
大きく体調を崩す生徒もおらず、全員がスナメリを見ることができました。
スナメリは、ベルーガを小さくしたようなイルカで、東アジアに生息しています。
洋上には巨大な風力発電も。将来的に20~30基ほどが立ち並ぶそうです。
午後は、茂原に移動して天然ガス・ヨウ素施設の見学を行いました。
天然ガスが川底からポコポコ出てきている様子も観察できました。
ヨウ素はなんと、日本が世界シェア第2位なのだそうです!日本が誇る貴重な輸出天然資源です。
そして今夜は、海岸で天体観察を行うことができました。
↓乗船するフリッパー号にて集合写真。
↓船上にて。多少波があり、楽しい波乗りでした!右は洋上風力発電施設。
↓川底から天然ガスがポコポコ出ている様子を観察。
↓天体観察。満月のため天の川ははっきりと見られませんでしたが…(写真は明るく処理しています)
【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】
最終日は実習のメインイベント、磯での生物採集と地学巡検です。
↓地学巡検。人もスケールになります!
↓磯での生物採集&同定作業
最後に、コロナ禍の影響がまだ残る中、生徒自身はもちろん、ご家庭や研修先、旅行会社様の御尽力で、
今年も無事に実習を終えることができました。
この場を借りて感謝申し上げます。