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【探究の熊西】臨海実習 報告

熊西の理数科2年生は、毎年夏休みの大潮の時期に千葉方面へ臨海実習に行きます。この臨海実習に行きたくて、熊西理数科に入学する生徒もいます。今年もその期待に応える、大変充実した実習を行うことができましたので報告いたします。

なお、今年は初の試みとして3日間の様子を動画にまとめてみました。以下のリンクからどうぞ↓↓

https://youtu.be/ccqmoU912go?si=J5ZXZbjXiFmPfZ_B

今年はここ数年でもないほど天気に恵まれ、予定通りの行程で実施することができました。

朝早くから夜遅くまで、スケジュール盛りだくさんの主な行程は以下の通り。

【8/4 1日目】 学校→JAXA 筑波宇宙センターにて見学→銚子海洋研究所にて乗船し、海上から生物(スナメリ)・屛風ヶ浦・風車の観察→ホテル屋上にて天体観察

【8/5 2日目】 ホテル→犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦周辺にて銚子ジオパーク巡検→いすみ市周辺にて天然ガス・ヨウ素関連施設の見学(→曇天により天体観察は中止)

【8/6 3日目】 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察→学校

 

【8/4 1日目】(学校→JAXA 筑波宇宙センターにて見学→銚子海洋研究所にて乗船し、海上から生物(スナメリ)・屛風ヶ浦・風車の観察→ホテル屋上にて天体観察)

朝7:00学校に集合し、いざ太平洋へ!さよなら灼熱熊谷!!

まずはJAXAにて、宇宙探査に関する臨時展示室の見学。

ところで、展示してある衛星って、文化祭レベルの出来だと思いませんか?大変失礼な表現ですが、実際表面はかなりしわくちゃなのです(写真参照)。でもそれにはちゃんと訳がありました!展示してあるものは基本的にすべて試験用機で、実際に使われた機体とのこと。

バス車内で昼食を済ませ、いよいよフリッパー号に乗船!海上へ繰り出します。

スナメリは午前中のうちに群れで食事を済ませて、散ってしまった後だったようで、数は多くありませんでしたが、親子を見ることもでき、全員が観察できました。スナメリは、ベルーガを小さくしたようなイルカで、東アジアに生息しています。

また、将来的にはこの海域に31基の風車が建つとのこと。大きく風景が変わることでしょう。

友情出演、クシクラゲ(カブトクラゲ)。船の定員により陸上で留守番していた教員が、クシクラゲ(カブトクラゲ)を岸壁でスカウト(捕獲!)しました。発生や進化の分野で出てくる重要生物の一つ。みんなにジロジロ見られた観察した後、野生へリリースしました。以下、うっすら写っているのが見えるでしょうか…?

夜はホテルの屋上で天体観察を行いました。ここ数年で一番の星空で、雲一つなく全天観察を行うことができました。ずっと屋上にいると肌寒くなるほど涼しかったです。

 

【8/5 2日目】(ホテル→犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦周辺にて銚子ジオパーク巡検→いすみ市周辺にて天然ガス・ヨウ素関連施設の見学)

午前中3時間、たっぷり銚子ジオパーク内を歩き回りました。犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦の地帯一帯がジオパークとして指定されています。(ちなみに埼玉県長瀞もジオパークに指定されています!)

↓犬吠埼にて。生痕化石を探したり、海浜植物を観察したり。ちなみに犬吠埼の「さき」は埼玉の「埼」です。

↓君ヶ浜と防風林。海浜植物は、潮風に耐えるため多肉植物も多いです。

 

↓犬岩にて

↓屛風ヶ浦にて

午後はいすみ市に移動して、天然ガス・ヨウ素施設の見学を行いました。

↓天然ガスが池底からポコポコ出てきている様子も観察できました。見た目は地下水が噴出しているかの様。動画でないと伝わりにくいですね…

バス内からは、ご家庭で利用している様子も観察しました。

この地域の天然ガスに含まれる元素であるヨウ素は、なんと千葉県産が世界シェア4分の1だそうです!日本が誇る貴重な輸出天然資源です。

  

【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】

最終日は実習のメインイベント、生物班は磯での採集調査、地学班は巡検です。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。3日間の様子は、生徒が社会科新聞形式にまとめ、文化祭で展示します。ぜひご覧にお越しください!今年も無事に実習を終えることができました。この場を借りて感謝申し上げます。