おすすめの本を紹介します

【図書館】図書委員のおススメ本

○『ツバキ文具店』 小川 糸 / 著 幻冬舎


表向きは町の文具店、文字の代筆をする代書屋を継いだ主人公の元には、ラブレターや絶縁状、様々な依頼が舞い込んでくる。
この本で私が好きなところは、送る手紙に合わせて紙や筆記具、封筒や切手などを選ぶシーンです。手書きの手紙にしか無い魅力が伝わってきて、自分も手紙を書いてみたくなりました。
お客さんの雰囲気に合わせて勇ましい文字や柔らかい文字など個性のある文字を書いていたのも印象的で、ただ上手ければ良いというものではなく思いが伝わることが大切なのだなと感じました。
人と人とのつながりが丁寧に描かれた作品できっと温かい気持ちになれると思います。『キラキラ共和国』という続編もあります。ぜひ読んでみてください。               

                                                                                                                  (2年・Kさん)                                                       

○『ぼくがきみを殺すまで』 あさの あつこ / 著 朝日新聞出版

主人公エルシアが両親、兄、そして気が合う友人ファルドと共に送っていた平和な日常がある日、戦争が始まり一変する。そして兄が捕まり、ファルドとは敵同士となり別れが訪れてしまう。
この本は戦争に翻弄される少年たちの話で、戦場での描写などは生々しく、胸が痛みました。けれどもエルシアとファルドの絆は確かなものでとても眩しく感じました。
ファルドがエルシアの部屋の壁に絵を描き、ファルドと離れた後もその絵をずっと大切にしているのが、とても心に残りました。あさのあつこさんの描く戦争の物語を、戦争を経た少年たちの姿を、この本を読んで見届けてください。           

                                             (2年・Kさん)                          

○『涼宮ハルヒの○○シリーズ』 谷川 流 / 著 スニーカー文庫

ここでは一冊の本ではなく、一つのシリーズについて紹介したいと思います。それは「涼宮ハルヒシリーズ」です。この本は不思議な力(本人は自覚なし)をもったエキセントリック女子高生「涼宮ハルヒ」を中心に普通の男子高校生「キョン」と、それぞれ宇宙人、未来人、超能力者である「長門有希」「朝比奈みくる」「小泉一樹」の計五人が繰り広げる、非日常的(?)物語です。
語り手は「キョン」で彼の主観も交えながら、読みやすく、面白く、たまに知的でとても楽しく読めると思います。この不思議な世界観と魅力のあふれる物語の数々、ぜひ一度読んで味わってもらいたいです。  

                                           (2年・Nさん)                                 


○『文系人間のための「AⅠ」論』 高橋 透 / 著 小学館新書

2000年代初頭、ディープラーニングが登場し、第三次AIブームが巻き起こりました。今はまさにその真っ只中で、皆さんも様々な専門用語を聞く機会が多いのではないでしょうか?AIが身近になるにつれ、問題となってくるのは我々人類との共存についての問題です。この本では、そのような人とテクノロジーとの関係について、哲学的にアプローチし、その考えについて書かれています。
たとえも多く比較的わかりやすく、AIの基礎的な知識についても解説がなされているので、文系のみならず、AIについて知りたいという人にもおすすめです。ぜひ、自分とAIについてこの本を読んで考えてほしいです。   
                                                            (2年・Nさん)