2023年2月の記事一覧
【進学の熊西・探究の熊西】高度な課題研究で探究を深める
熊谷西高校の廊下には、生徒の高度な課題研究の成果が掲示されています。
本校は、探究活動が大変活発です。本校では、学校全体で、探究心を持って考えを深めていく「自立探究型の学び」を実践しています。この「自立探究型の学び」をとおして、問題解決能力を身に付け、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学への進学を果たしています。熊西の探究は、国公立大学の総合型選抜方式の割合が増加している中において、国公立大学を含めた難関大学受験にもしっかりと応える戦略的選択肢ともなっています。熊西では、高い指導技量を持つ教師に学び、探究の手法や考え方を身に付け、自主的に研究を深めていく飽くなき挑戦が日々行われています。そして、その成果を、クラス、学年、そして全校で発表します。この学校で培われる学びの精神は、知識だけでなく、思考力や判断力、表現力を伸ばし、生涯にわたって役立つ重要なスキルとなるはずです。
歩行AIについての研究
高度な数学の知識を活用した研究
位置エネルギーで物理を極めていく
硫化亜鉛ナノ粒子に関わる研究
期待値を深める
ある雪の日、雪上サッカーが行われていました。
体育の授業もこうして主体的で生き生きとした風景を見ることができます。
【進学の熊西】自己表現を鍛える授業【音楽】
瀬田教諭の音楽の授業では、年間の集大成として「本音ソング」の発表会の真っ最中です。生徒達がグループで作詞や作曲をし、聴衆の前でオリジナルソングを披露し、聴衆の生徒からフィードバックをもらいます。オリジナルソングは完成度が高く、様々な楽器とボーカルに分かれ、身振りや手振り、演劇も交えて発表します。そこには豊かな情操を育み、自己表現を鍛え、生徒が奏でる生き生きとした音楽授業の一体感がありました。こうして実技教科においても、日々の仕込みの最終章に向けた、計画的で高度で確かな技能を高める工夫がなされています。歌声のある学校、それも「進学の熊西」の魅力です。
本音ソングの作品集。譜面と歌詞が掲載されています。
身振り手振りを交えての自己表現
振り返り
聴衆の生徒からのフィードバック
【進学の熊西】教員志望者説明会が開催されました
2月15日(水)16時から教員志望者説明会が開催されました。
当日は、埼玉県教育局市町村支援部 教職員採用課の採用試験担当の方を講師として、本校OBで教職を志望する埼玉大学在学中の卒業生も交え、ご説明をいただきました。主に、教職の魅力や教員になるための条件、教員採用試験問題の実際、そして質疑応答等、充実した1時間でした。「埼玉で学び、故郷埼玉の教員になってほしい」と講師の方の強いメッセージを頂きました。熊西で学んだ生徒が大学に進み、教員になる。「英姿颯爽」の校風で学んだ生徒は、「確かな学力と人間性、そして資質を十分備えた教員」となって埼玉教育を支える人材となると確信しています。
講師の方の説明
質疑応答の時間に質問をする2年生
【進学の熊西】統一進路が実施されました【1学年・2学年】
2月9日(木)6限に1学年と2学年で統一進路が実施されました。
【1学年】
目的:(1)進学意識向上(高みをめざそう!) (2)大学調べ(大学の所在地を知ろう!)
以上の2点で、進学意識の向上については平井進路指導主事からの講話と荒井教諭からご自身の受験体験談、大学調べについては中澤学年主任から各大学の所在地ならびに各大学の魅力について大学研究の基盤となるお話がありました。
【平井進路指導主事より】
皆さん、こんにちは。 皆さんにお会いするのは2回目でしょうか。
今日は1年生が「西高生になる」から2年生ゼロ学期を経て「勝負の2年生 ~大学入学共通テストレベルの完成~」を過ごしていくことになります。その点について具体的に話をしていこうと思います。
前置きとして、熊谷西高校は県北で一番勢いのある、伸びている進学校です。自習室を含め、周りがよく勉強しているという環境や、どれくらいの成績でどれくらいの大学に先輩が行っていたかといった、頑張れる人にとって有益な情報が身近に存在しています。環境は整っています。3年生は、今、強気の受験をしています。
4月のスタートアップ講座の中の講話で何を話したか覚えていますか。
中澤学年は、「土台を築こう、高みを目指そう」という学年経営のもと、担任の先生を始め学年の先生方と皆さんがタッグを組んで、節目、節目ごとに進路指導や学習指導での様々なシカケをしてきたと思います。入学時「真っ白な状態」な皆さんが少しずつ西高生活の軌道に乗り、もうすぐ中堅学年となります。進路実現は低学年指導で7割が決定すると言われています。それほど皆さんの「現在」は重要です。特に1、2年の2月から3月は力が一層蓄えられる時期です。基礎を確認して、1年の内に1年の内容を理解しておきましょう。入学式直後からしっかりと計画的に指導している西高で学んでいる皆さんは、そうした進路や学習環境に恵まれているわけです。進路に限らずどんな行事でも、皆さんにとっては一回だけのものであり決してやり直しのきかないものです。したがって一つひとつの進路行事が効果的なものになるよう、3年間を見通した進路指導方針や計画の中で、定期考査、模擬試験、進路ガイダンス、面談など様々な行事や取り組みが単独で終わるものではなく、線となるよう、生徒の進路実現に向けて組織的、継続的、計画的に実施しています。
さて、充実した高校2年生、「勝負の2年生」を迎えるための必要な点を確認しながら話を進めたいと思います。
まず、第一に、基本的生活習慣を確立して下さい。
これは言うまでもないことかもしれませんが、学習は生活からです。生活習慣がしっかりしている生徒ほど最後は伸びていく傾向にあります。生活習慣がしっかりしていない生徒はどこかで限界が来ます。 心の健康、身体の健康にも影響を及ぼしてしまいます。
基本的生活習慣の確立は、高校生活すべての土台です。いい準備をして、日々の自己管理をしっかりして高校生活を送って下さい。朝学は熊西のシンボルです。計画的な国数英の課題はちりも積もればです。30分×600日=300時間。そして隙間時間を活かせば効果倍増です。
第二に、全員が高い志を持ち、夢を持ち、学力向上に励んで下さい。
西高は、国公立大学等への現役合格を目指している県立高校です。皆さんは、マナビジョンで志望校を入力していることと思いますが、皆さんの知識の範囲の中から大学を選ぶ、つまり知っている大学の中から、高そうだ低そうだと判断している現実もあると思います。先ほども言いましたが、2年生は勝負の2年生です。学習活動も活発になり、学校行事や部活動でも中心となる学年、高い志を掲げることです。学びたい分野、行きたい大学、行くべき大学等、大志を抱いてほしいと思います。熊西だからこそ高い志や目標を持つのです。旧帝大や医歯薬系でも最終的には皆さんの伸びしろを生徒自身や熊西がいかに伸ばしていくかにかかっています。先輩方が目指すべき大学は年々高みを目指した大学です。皆さんの気質は英姿颯爽そのものです。熊西はしっかりサポートします。その上で、学校の授業を100%大切にして下さい。脳に汗をかき、深く考えて下さい。そして言語化し、アウトプットしてください。積極的にそして謙虚に学んで下さい。
本校は「授業第一主義」を唱っています。様々な形態の授業で学力を向上させていきます。大学入試も授業の延長線上にあります。また、皆さんは、新学習指導要領および新教育課程、高校元年の生徒です。入試制度の変化の中にいます。共通テストでは、「情報」が追加されます。バランスよく学問のベビーフードとしての学習を継続し、学力を高めていかなればなりません。どんな学習でも、いやどんな仕事でも全ては単純作業の集合体です。基盤が大切です。そして、なぜ、どうしてという疑問を大切にしながら、解決方法を見つけ、仮説、検証する探究力を高めましょう。共通テストでは、基本的な知識(基礎基本)や原理原則だけでなく、それらを踏まえて、複数のテキストや資料、グラフを比較して、相違点や共通点、論理展開、生徒や先生がどのような資料に着目し、どのような視点に立って会話を成立しているか、同じ出来事でも立場や視点を変えるとどのような評価ができるのか、具体的な事例に当てはまるとどんな現象になるのか、つまり、学習した内容がどのような場面に関連しているのか、仮説・検証・結果を含めた実験等、考えて、探して、結論づける探究の要素、普段の授業の意識や授業そのものが問われている試験となっています。ペットボトルの足はなぜ3本なのか?そんなところから理科や数学のシカケが見えてくるかもしれません。本来の学びは、そうした学校で学ぶ以外やそれ以上の学びです。知の体系化、解決に至る過程、初動思考(もしかしたら・・・なるのでは)を含めた思考力を日々の授業で鍛えていくのです。町を歩いているときに距離を計算してみるなど、「この場面でこの公式が使える」という経験を積んでほしいと思います。今年の数Ⅰ・Aで出たバスケットボールのシュートの軌道の問題も参考になるでしょう。見てみましょう。また、共通テストは大量に文章を読ませます。しかも限られた時間内です。読書をし、集中力を高め、必要な情報を短時間にまとめる要約力を高めましょう。授業の内容でも友達に端的にアウトプットしてみてください。しかしながら、皆さんの学力が向上しているかどうかは簡単に検証できるものではありません。仮に皆さんの学力が本当に向上しても、実績として数字があがらない場合もありますし、その逆もあります。学力そのものがつかなくても、学習に対する姿勢がつけばおのずと学力が向上したように見える場合もあります。「真の学力」「見えない学力」「確かな学力」などの意義は必要にしても、まず「見える学力」を重視するのは仕方ないことです。諦めずに定期考査の得点や模擬試験の偏差値を指標にしてゴールを目指す、つまり、客観的なデータを用いて、先生方も皆さんと並走、指導するということです。
確かに学ぶのは辛い側面があります。何でもそうです。学びをコップの水に例えると、コップが溢れるまでは、溢れるタイミングが、あと一滴、まだか、あと一滴・・・と待たなければなりません。しかし、フローし出せば中身はミックスされ、自由自在になります。学習も限界点を超えれば応用が効きます。学びとはそういうものです。
第三に、学習に対する体制作りを継続して下さい。
学力を向上させるために、自学自習の重要性はいうまでもありません。自学自習の習慣が当たり前の雰囲気を学校全体で作っていくことが必要です。自学自習、教え合い、学び合いの風土を醸成し、基礎基本の確立を図ってください。教えることで知識は洗練され、教えるから気づき、気づいた要素が拾えます。さらに教えることでコミュニケーション能力が高まります。探究学習もそうですね。平日学年+1時間、休日学年+2時間は最低学習時間です。日々の絶対学習時間を確保して下さい。土日にまとめて・・・などもおすすめできません。1週間で消化できる分量は高校1年とはまた違います。確かな学力を身に付けるには、人に何時間教わったかではなく、時間をかけていかに自分で考え、学習したかにかかっています。「家庭で予習、授業で復習」と校内に掲示されていますが、予習→授業→復習の黄金サイクルを確立させましょう。そして1年の内容は春休み含め1年のうちにもう一度基礎の確認をして下さい。
そして目標から逆算して「何をどれ程いつまでに」を意識したタイムマネジメントを実行しましょう。まずは量をこなし、短期で試行してみましょう。
ちなみに、3年生は共通テストで、塾や予備校に通っていない生徒の平均点が通っている生徒の平均点より40点以上上というデータもあります。塾や予備校に行っただけ、受けただけではダメなのです。映像授業も然りです。自学自習の時間を確保しましょう。上がった気持ちは下がりますから、平常心でコツコツ、継続は力なりです。目的と目標を決め、覚悟を決めましょう。そして、感情のマネジメントをしましょう。
勉強を楽しみ、学び方を改善して、様々な体験も、全ては足し算ではなくかけ算で掛け合わせて何倍も成長しましょう。友人とアウトプット、教え合い、学び合いを推進して下さい。
最後に大学入試を取り巻く状況をお話します。
近年の18歳人口の減少にもかかわらず、私立大学の入学定員は増加し、大学間の競争が激化しています。その結果、各大学が入学者を確保するため、多くの合格者を出すようになりました。定員割れの大学も47.5%と多くなってきました。定員厳格化が4年間のスパンで緩みましたので追い風です。現在の18歳人口は昨年よりも2万人受験生が少なくなり111万人となり、既卒生も大幅に減少します。共通テストの受験者も2万人減りました。しかし、国公立大学の定員は同じなままです。2033年には102万人、2039年には81万人まで18歳人口が減少を続けます。その過渡期に皆さんはいるのです。
ですから、大学は確実に淘汰の時代に入ります。学生の安定的な確保策としての期待から、青田買いの大学が多くなり、学校型推薦や総合型選抜に専攻が偏る大学がある中で、皆さんはしっかり学習して、長期的に質が担保できる大学に進学してほしいと思います。現在大学の数は、30年間で54%も増加し523校から807校です。18歳人口が減っています。大学淘汰の時代、どこでもいいとは言えないでしょう。大学の47%が赤字というデータもあります。募集停止の大学も出てきました。熊西の皆さんが行くべき大学は、共に真剣に学ぶ仲間や宝がある大学です。高度な研究に対応できる力を持った学生が集う大学です。現在、一旦大学に入ったのにも関わらず再受験する学生が増加しています。ですから高い志を持ち続けようと言っているわけです。一般選抜は皆さんの行きたい大学では8割以上を占めています。総合型や公募はではやはり将来の志、将来ビジョンがはっきりしている生徒を獲得するポリシーが存在します。深い自己理解、探究学習や主体的な学習、活動実績、文章力、面接コミュニケーション、学力の向上、安易な選択はできません。不合格を想定して一般選抜の準備もしなければならない長期的な戦いになります。
大学に入学すると、全国から学生がやってきます。様々な環境で、多くの努力をした学生です。その中でも悠々と頭一つ抜きん出て、インフルエンサーとなり、やがて、未来を作り、世の中で役に立つ、日本やその地域、さらには世界のどこかを支える人材になってもらいたいのです。世界の幸福のために力を尽くせる人材になってもらいたいのです。つまり、世界の幸福のために学んでほしいのです。そうした人材を確保するためにも、企業は、現在、学生時代にどれほど学問と挌闘し解決したか、難題を克服し、忍耐力や集中力を鍛えたかを大学入試という尺度で測ろうとしています。
西高生は英姿颯爽、人柄もよく、優しく素直で、真面目です。
その人間性を生かしましょう。そして凡事徹底に徹しましょう。
最初にも述べましたが、私は西高生に大きな期待を抱いています。
西高には豊富な知的財産があります。
学校行事や部活動を含む、西高教育活動全体を通じて、タフで骨太の人間力もつけていきます。
その結果、社会や地域のリーダーとして人をまとめたりプロジェクトをけん引したりする人材も育つでしょう。また、家庭においても、家族の幸せや豊かな生活を支える人材であって欲しいと思います。だからこそ、皆さんには日々の授業や学習の積み重ねから高い学力を獲得することと並行して、豊かな人間性、他者のことを慮ることができる想像力、鋭い人権感覚なども身に付けてほしいと思います。再来年は成人にもなりますね。
新2年のスローガンである、「勝負の2年生」を歩む中で、それぞれの高い志を貫き、良き友に恵まれ、西高生活を心底楽しむためにも、今日から日々を大切に過ごしてください。
今の自分を受け入れ、自己肯定する。
もがいて助け合って仲間と進むプロセスが正しければ、結果となり、自信につながります。
苦しいときには「助けて」と助けを求めてください。
学習や進路に関する悩みがあったら、遠慮無く、担任の先生、教科担任の先生、進路の先生等に相談して下さい。
まずは学年末考査に力をいれましょう。そして2年第1回スタサポにつなげましょう。
課外活動含めて様々な体験をしましょう。
そして、卒業時には熊西で間違いなかったと確信できる、有意義な高校生活を期待します。
何よりも合い言葉「フィジカル パッション 演習量」です。
進路指導主事 平井 利久
荒井教諭の受験体験談
【2学年】
目的:進路実現を目指して学習意欲を高め、3年生0学期の過ごし方について改めて考える。
以上を目的として、演題「2年生の“今”だからこそ皆さんにお伝えしたいこと」にて、講師に株式会社ベネッセコーポレーション 新岡侑也様をお迎えして、3年0学期に行わなければならないことや心構えについてご講話をいただきました。
2年生も3年ゼロ学期となり、高い志で、第一志望を宣言をする時期となりました。非常に重要な時期です。「基礎・基本」の確認・強化をしや弱点部分や模試直し等も行う中で、「何を・どれだけ・いつまでに」の3点をしっかり意識すること、周辺知識の整理も行い、全教科、不得意分野の無いように、平均化を図ること、2年生の内に1、2年の復習を行い、国公立大受験を視野に自学自習の時間を確保し、隙間時間の活用を実践すること、全国国公立大学や私立大学の競争緩和の現状と倍率の実態、全国のライバルとの挌闘や今後求められる得点や成績の伸び等、様々なデータを提示しながら、今やるべきこととモチベーションの高め方等、新3年生に向けて熱く語っていただきました。
ベネッセ 新岡様の講話