図書館より

2022年12月の記事一覧

【図書委員会】新着図書紹介 2学期まとめ

『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』  シャルル・ペパン 著  草思社

 この本は、フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者の考え方などが紹介されています。年代順に哲学者が登場しているので、時代によってどのように考え方が変化したのかが分かりやすく書かれています。
 また、他の哲学者との考え方の違いや関わりが簡潔にまとめられていて、とても読みやすかったです。哲学というと、難しく感じるかもしれませんが、この本一冊でいろいろな哲学者の考えに触れることができるので、ぜひ読んでみてください。(1年・S)

 

『大人になる前に知る老いと死』  前沢政次 著  ぺりかん社

 皆さんは「老い」と「死」について、どのような考えを持っていますか? そして、どのくらいの知識を持っていますか? いずれ自分にもやってくるものであり不安も多いと思いますが、この本を読めば「老いるとどんなことが起こるのか」「死とは何なのか」を知ることができます。これらのことを知っておけば、この先の人生いろいろと考えながら生きることができるかもしれませんよ? ちなみに、私は老後どんな風に過ごそうかなと考えました。人生にとって大事なことが書かれているので、ぜひこの本を読んでみてください。(2年・K)

 

『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』  広田照幸 著  筑摩書房

 みなさんはこんなことを思ったことはないでしょうか。「どうして学校に行かなくてはならないのだろう」と。この本は、そんなあなたにおすすめな一冊です。学校に行きたくないなぁと思っている人や学校なんて行く必要ないと思っている人は、この本を読むとなぜ学校が大切なのかが分かり、学校が大好きになると思います。
 また、本の内容が7つの章に分かれているので、暇な時間などに分割して読むことができ、すきま時間を有効活用することができます。ぜひ読んでみてください。(1年・M)

 

『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』  藤吉豊、小川真理子 著  日経BP

 この本は、100冊の「勉強法」の名著に書かれている勉強のコツを厳選し、ランキング化して1冊にまとめ上げたものです。1冊に重要なことを全てまとめてあるので、効率の良い勉強の仕方、インプット力の高め方等、勉強について悩みがある人にとてもオススメだと思いました。そして、ランキング順に載っているので、時間がなくて最後まで読めなかったとしても、重要な勉強法を知ることができます。受験生だけでなく、資格取得、スキルアップしたい方は、勉強で最も必要なこと全てを兼ね備えているこの本をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。(2年・S)

 

『世界でいちばん素敵な数学の教室』  永野裕之 監修  三才ブックス

 この本は「数学は美しい」と言われている理由を解き明かしてくれる本です。「数学」が苦手な人でも、写真や図を使って短い文章で分かりやすく伝えてくれるので、とても読みやすくなっています。
 また、Q&A形式なので全てのページを読む必要はなく、自分が興味を持ったページだけを読むことができます。この本を読んでいくと、今の日常生活は「数学」と強い結びつきがあるということを実感させてくれるでしょう。「数学」について楽しく学べる一冊となっています。ぜひ読んでみてください。(1年・Y)

 

『よくわかる最新代替肉の基本と仕組み』  齋藤勝裕 著  秀和システム

 この本では、題名のとおり代替肉の歴史や課題について詳しく書かれていて、代替肉について何も知らない人でも、とても読みやすい本になっていると思います。
 また、代替肉と紐づけてSDGsなど世界の様々な問題にも触れていて、人口増加や環境問題等の勉強にもなりました。
 さらに、人間の細胞やホルモンの働きなどの科学的なテーマも多く取り上げられていて、授業では学ばないことまで知れるのが面白かったです。代替肉を中心に様々な分野の課題や歴史を知れるところが、この本の一番の魅力だと思います。(1年・S)

 

『雨を告げる漂流団地』 岩佐まもる ノベライズ 石田祐康, コロリド・ツインエンジンパートナーズ 原作 KADOKAWA

 この小説の主人公・航祐は、クラスメイトに誘われ、かつて彼が住んでいた、現在立ち入り禁止になっている団地に忍び込み遊んでいると、幼馴染の夏芽と遭遇し言い争いになってしまいます。すると、突然謎の現象が起こり、辺り一面海の別世界へと迷い込んでしまいました。どうしたら元の世界へ戻れるのか?と考える小学6年生の6人と、そこで出会った謎の少年・のっぽとの冒険が話の軸となっています。読んでいて、鮮やかな情景描写や、6人が脱出のために共に過ごし濃くなっていく人間関係など、どんどん読みたいと思える要素がたくさん詰まっていて飽きません。2022年の9月に映画化もされているので、小説と見比べてみるのも面白いのではないでしょうか。(2年・H)

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