図書館より

2023年3月の記事一覧

【図書委員会】新着図書紹介 3学期まとめ

『中高生の悩みが軽くなるヒント集めました。』  葉一 著  河出書房新社

 皆さんは勉強や人間関係について不安になったり、悩んだりすることがありますか? 私はしょっちゅうあります。そんなときにオススメしたいのがこの本です。この本には、中高生がよく抱える悩み・不安を軽くするアドバイスが書かれており、メンタルケアに最適の一冊となっています。また、悩みや不安に対する気持ちの持ち方が端的にわかりやすくまとまっていて心に響くので、私も数々の言葉から勇気をもらえました。この本は心のケアに大切だと思うので、ぜひ読んでみてください。(2年・K)

 

『教えて南部先生!18歳成人Q&A』  南部義典 著  シーアンドアール研究所

 18歳になると私たちは大人とみなされ、適用されるルール・法律が増えます。18歳になりたての3年生、あと少しでなる1、2年生は不安が多いと思います。そんな不安を解決してくれるのが、この本です。この本はQ&A形式でさまざまなルールについて書いてあります。基礎知識から政治参加等の難しい内容まで、一つ一つ詳しく解説されていて、高校生で成人する私たちにとって、興味深く、勉強にもなります。成人して生き生きと過ごしていくために、この本を読んでみてはいかがでしょうか。(2年・S)

 

『"私"が生きやすくなるための同意』  遠藤研一郎 著  WAVE出版

 私たちは生活の様々な場面で「同意」を求められます。この「同意」は友達間から時には国家規模でも必要となります。しかしながら、日本人に多い謙虚な性格により、相手の調子や周りの空気に合わせて本心ではない“なんちゃって同意”をしてしまう人が多くいます。皆さんもそんな経験ありませんか? その時にはよくても、後からトラブルになってしまい後悔することも多々起こりうるのです。そんな身近なシチュエーションから社会的ルールに関することまで「同意」の仕方が記されています。非常に勉強になる本なので、ぜひ手に取って読んでみてください!!(2年・H)

 

『南極ではたらく』  渡貫淳子 [著]  KADOKAWA

 この本は、主婦であり調理師でもある渡貫淳子さんが南極地域観測隊の調理隊員となって南極で働いていた体験が書かれています。著者たちの南極での生活に読者は感動を覚えることでしょう。
 また、評判になった「悪魔のおにぎり」や南極リメイクレシピも収録されているので、実際にその料理を作ってみてはいかがでしょうか。
 南極で調理隊員として働いてきた著者の1年4か月の日々を、皆さんの目で確かめてみてください。(1年・Y)

 

『N』  道尾秀介 著  集英社

 この小説の一番の魅力は本の構成だと思います。全六章で構成されているこの本は、六つの章の読む順番を定めておらず、読み方によって720通りもの物語になるので、読み始めると続きが気になり、一気に最後まで読んでしまいます。六つの章は話が繋がっている部分とそうでない部分が入り混じっていて、それもまた、この本の魅力だと思います。読み進めることで謎が解けていく爽快感や自分だけの物語を読むというワクワク感を体験したい方にはぜひ読んでほしい一冊です。(1年・S)

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