2025年6月の記事一覧
【図書委員会】『銀杏』『新着図書案内』2025年6月号
図書委員会報『銀杏』と『新着図書案内』の2025年6月号を発行しました!
『銀杏』では、前期教育実習でお世話になった先生方のおススメ本を掲載しています。「あの先生のおススメ本読んでみたい!!」と思った人は、ぜひ図書館に来てくださいね。
5月に実施した各クラスの「購入希望調査」でリクエストがあった本も、随時図書館の新着コーナーに並べています。リクエストた人はチェックしてください。
今月の新着図書の中から2冊、図書委員のおすすめ本を紹介します。
『ある閉ざされた雪の山荘で(講談社文庫)』(東野圭吾/著 講談社 1996.1)
オーディションに合格した役者たち7人が集められた山荘でメンバーが姿を消した。これは殺人事件を模した舞台稽古なのか、本当に殺人が起きているのか。
閉ざされた雪の山荘、密室殺人という王道なミステリーと見せかけて作り込まれた仕掛けや構造、想像もできない結末にとても驚かされました。2024年に映画化されたミステリー小説です。
『ニュージーランドへ 大自然&街をとことん遊びつくす最新版(旅のヒントBOOK)』
(グルービー美子/著 イカロス出版 2024.3)
みなさんはどれくらいニュージーランドについて知っていますか?この本ではニュージーランドの雄大な自然や、食事などが観光客向けに鮮やかな写真を添えて紹介されています。
私が読んで特に気になったのは、ホットウォータービーチです。日本と同じくニュージーランドには多くの温泉があり、ここでは砂浜を掘ることで湧いてくる天然温泉が楽しめるそうです。ぜひこの本を読んでニュージーランドに興味を持ってみてください。
【図書委員会】校内リレー小説イベント その2
前回に引き続き、校内リレー小説イベントの様子をお伝えします。
リレー小説は、4人1チームのチーム戦です。起→承→転→転→結の流れで、1人5分の持ち時間でテーマに沿った文章を書き、各チーム2作品を仕上げます。そのうちチーム内で1作品を選び、全体発表ののちに、最優秀作品を選びました。最優秀作品を含めて3作品を紹介します。(※文章は原文のまま修正なしで記載します。)
【最優秀作品】 テーマ:スマホ
起 暑い夏のある日、スマホにあるアプリが入っていた。スマホには少しでもキラキラJKに見せられるよう、インス
タとかそれっぽいものしか入れていないはず。アプリをまじまじとみると名前は…
承 「キラキラJKになれるアプリ☆」。
ご丁寧につけられた星マークが、アプリのうさんくささを強調させていた。
「…なに、このアプリ。ゲームではなさそうだけど…」
私は不思議に思いながらも、そのアプリを開いてみた。
転 すると、スマホの画面からまばゆい光が…。
「え、なになになに!?怖いんだけど!」
次の瞬間、私はキラキラのJKになっていた。あのうさんくさいアプリのおかげだと私は感じた。
「うそ!あのアプリのおかげ?」
転 まだこれが現実なのかどうか分からなくなっている私に追い討ちをかけるように突如としてスマホの中から鬼の体
育教師MIT先生が現れた。
「お前、インターバル確定な。」
その言葉によって私は徐々に状況を理解してきた。
「あなたが私をキラキラJKにしてくれたのね?!」
「おう、もちろん。」
結 それからMIT先生は私に厳しい訓練を毎日行い、私がキラキラJKになれるよう、フィジパで教えてくれた。そ
のおかげか私は、
「チャンス・チャレンジ・マジカルチェンジ!」をモットーに、
熊西を、いや世界を代表するキラキラJKとなったのだ!
【作品①】 テーマ:箱
起 夏。湿った空気が僕らにまとわりついていた。特段することもなく、夏休みは中盤にさしかかる。気づけばいつも
の友人と、近所にある大きな公園で集まるのが日課になっていた。
ある日、いつものように公園に行くと、チラシが僕らに舞い込む。それは「箱」をテーマにしたマジックショー開
演を予告するものだった。
承 そのショーが開催されるのは明後日のようだった。友人、
「箱の中から何が出てくるのかな?」
転 「なにも出てこないよ。なにも。」
僕は全てをあきらめていた。もうこれ以上なにも起きなくて良い。ぬるま湯に浸ったままこのくだらない人生を終
えたい。
友人など最初からいなかった。全て、僕の頭の中で…
転 (うあぁ~~~)
僕は、「いままで何をしていたんだ」全ては、自分の想像だったんじゃないか、そんな考えが頭をめぐる。
その時、彼が来た。光もなにもない、ただ暗闇が広がる、この世界に、一筋の光が見えた。
結 そのまま、僕らは帰路についた。あのショーは僕の夏休みを変えた。いや、夏休みなんかじゃなく人生を変えたの
だと思う。あの光を見ようと思えば思うほど、こびりついたそれが、そんなものじゃないと否定してうっとうし
い。あの湿った空気は今も俺にまとわりついていた。
【作品②】 テーマ:猫
起 縁側で昼寝をしている黒い物体、とても気持ちよさそうだ。私もあのようになれたらどれだけ楽だろうかと思う。
自分の人生にあきれる。ああ生まれ変わりたい。そう何度も思う。
承 ああ生まれ変わりたい。1マイクロメートルの生きてる価値さえ見当たらない。黒い物体はそう思っている私を放
ってふわりふわりと宙に舞い、ボルボックスのようにころりころりと回転しだした。
転 回転しだした猫は自由を体現しているようだった。私もあのように舞えたらどれだけここちよいだろう。試しに自
分もまわってみた。なぜだろうここちよさが感じられない。黒い物体がそう見えるだけだろうか。
転 くるりくるりと回っていると全身をしゅわしゅわした二酸化炭素のようなあわでつつまれていた。前方でも猫がし
ゅわしゅわして回っていた。
結 そうか私は苦しいのか、まるで二酸化炭素で満たされた部屋の中にいるのと同じような状態でいるのか。私はきづ
かされた。ここには植物を生やさなければならない。植物を置き楽になるのだ。私はこの状況から抜け出さなけれ
ばならない。あの猫のようになるために。
いかがだったでしょうか。熊西生の合言葉「フィジカル・パッション・演習量」が出てきたり、まさかのダーク小説があったり、最後はSFの世界観。ひとつ前の文章しか読めない縛りがありましたが、不思議とまとまりのある作品が生まれました。
今回は、学年を超えて作品を作り上げるという作業でしたが、意外な文才に気づいた生徒もいたり、楽しい時間を過ごせたようです。図書委員研修交流会では、学校を超えた交流になります。他の学校の生徒の皆さんも一緒に楽しめるように協力して頑張りましょう。
【図書委員会】校内リレー小説イベント その1
埼玉県内の高校では、東西南北の地区ごとに図書委員研修交流会という行事を実施しています。今年度は、熊谷西高校を含めた熊谷地区の学校が運営にあたり、6月18日(水)に、熊谷農業高校を会場に北部地区図書委員研修交流会が行われる予定です。
中間テストの最終日の放課後、交流会に向けて、熊谷西高校が担当する分科会「リレー小説」のリハーサルを兼ねたイベントを実施しました。
参加者は、交流会実行委員を含めた12名。自己紹介の後、リリックリレーでアイスブレイクです。
リリックリレーは、50音が書かれたくじを引き、あいうえお作文の要領で「図書館」をテーマに短い文を作ります。それぞれから出された短い文を相談しながら並び替えて、一つの「詩」を作り上げるゲームです。
出来上がった作品が、こちら。
ひ 日差しの強い、夏のとある日に、私は勉強をするため、家から自転車で20分程度の図書館に来ていた。いつもの椅
子に座り、教科書のまとめから
の のんびり できる
し 司会の○○快晴君とともに
こ 子どもたちがこちらを見る
う うざったい表紙をした本を そっと棚に戻した
つ ついにこの本を借りることができた
わ わくわくがとまらなかった
と 図書館とさよならするまで 後5分
放送部の生徒が美声で読み上げると、完成した詩がとても素敵に聴こえて、参加生徒たち皆で拍手喝采の満足の出来栄えでした。皆で楽しく笑いあって緊張がほぐれたところで、いよいよ本題のリレー小説です。
熊谷西高校のリレー小説のルールとして決めたことは次のとおり。
① 4人1グループ、1人の持ち時間を5分とする。
② 4人グループのうち、1と3にあたる人を起として、起 → 承 → 転 → 転 → 結 の流れでリレー形式で小
説を書いていく。起を書いた人が結も書くこととする。1グループで2作品を作成する。
③ 起にあたる人には、くじ引きにてテーマと2つのお助けワードを提示する。
④ 小説の続きを書く人は、直前の作品のみ読めることとする。(起承転の転にあたる人は、直前の承しか読めない。)
⑤ 作品完成後にそれぞれ発表し、最優秀作品を選出する。
どんな作品が出来上がったのか、結果は次回、「校内リレー小説イベント その2」でお知らせします。