2025年10月の記事一覧
【図書委員会】ビブリオバトル大会
熊谷西高校では図書委員会を中心にビブリオバトル大会を実施しています。予選と決勝を経て、チャンプ本に選ばれた1名が県大会(彩の国高校生ビブリオバトル)に出場しています。
9月10日(水)放課後に、予選として5,6人のグループに分かれたワークショップ型のビブリオバトルを行いました。初めて参加したという生徒もいて緊張が見られましたが、開始の合図とともに、各班とも自分の推し本を知ってもらおうと熱いバトルが繰り広げられました。
予選で勝ち残ったバトラーは、9月17日(水)の決勝戦に進みました。決勝戦はイベント型です。決勝戦に進出したバトラーたちは、予選大会の発表から更にブラッシュアップされた内容で競い合いました。
【決勝戦に進出した本】
〇 『告白』(湊かなえ/著) 〇 『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉/著)
〇 『都会のトム&ソーヤ』(はやみねかおる/著) 〇 『今夜、もし僕が死ななければ』(浅原ナオト/著)
〇 『目羅博士の不思議な犯罪』(江戸川乱歩/著) 〇 『夜は不思議などうぶつえん』(石田祥/著)
今年度、栄えあるチャンプ本に選ばれたのは……、2年生が発表した 『今夜、もし僕が死ななければ』(浅原ナオト/著)でした。「80回繰り返し読んでいる大好きな本だ」という想いが聴衆に響いたようでした。11月に行われる県大会でも熱い想いを大いに聴衆にぶつけて、「一番この本が読みたい!」と思わせてきてください。
今回のビブリオバトルで特に印象に残ったのは、発表後に2~3分設けられているディスカッションの時間。2年生の受けを狙った「定価はいくらですか?」の少し頓珍漢な質問から空気が和らぎ、時間が足りなくなるほど積極的に意見交換がなされ、とても楽しい雰囲気でビブリオバトル大会は幕を下ろしました。
【図書委員会】『銀杏』『新着図書案内』2025年9月号
図書委員会報『銀杏』と『新着図書案内』の2025年9月号を発行しました!
『銀杏』では、後期の教育実習生4人のおすすめ本を紹介しています。教育実習生の皆さんは、校内ビブリオバトル大会にも観衆として積極的に参加してくださいました。ご協力ありがとうございました。現役大学生の皆さんがどんな本を読んでいるのか、興味のある人は『銀杏』を一読してみてください。
図書館内では、季節外れの「スリラー&ミステリー本」特集コーナーを設置しました。最新の話題作『8番出口』(川村元気/著)から不朽の名作『シャイニング』(スティーブン・キング/著)まで、海外作品も含めた本を多数展示しています。貸出しもできます。暑さも少し収まってきたところですが、まだまだ「ヒヤリ」「ゾッ」としたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
今月の新着図書の中から2冊、図書委員のおすすめ本を紹介します。
『サイレント・ウィッチ』シリーズ(依空まつり/著 KADOKAWA)
物語の主人公モニカは、この世界で唯一無詠唱で魔法が使える天才少女。しかし実は極度の人見知り。そんな彼女は学園に潜入し第二王子を護衛する任務を任されてしまいます。
戦えば最強なのに人と関わるのは苦手なモニカですが、色々な人に出会い、絆が深まり成長していく姿が見られます。他にも魅力的なキャラが沢山出てくるので、好きなキャラを探すのも楽しいです。本が苦手な人でも読みやすいと思うので、ぜひ読んでみてください。
『本好きの下剋上』シリーズ (香月美夜/著 TOブックス )
本が好きすぎて本の山に潰されて亡くなってしまった主人公。気が付くと少女マインとして異世界に転生。しかし、この世界では本が高級品であり、平民のマインには本に触れることすら困難な状況…、一体マインはどうするのかという話です。
私はこの本を通して身分の差や自分の弱さを乗り越えマインが突き進んでいく行動力に元気や勇気をもらいました。みなさんもぜひ読んでみてください。