2021年5月の記事一覧
【探究の熊西】生物実験!アルコール発酵
3年理系と理数科の生物の授業にて、市販のドライイーストとグルコース溶液、
キューネ発酵管を用いてアルコール発酵の実験を行いました。
さらに、応用実験として、発酵液を使ってヨードホルム反応も行いました。
お酒やパンのできる仕組みや、その化学反応式を確認しながら考察しました。
↓ ドライイーストとグルコース溶液を、ダマができないように丁寧に混ぜます
↓ キューネ発酵管に溶液を入れます。
盲管部に気体が残らないようにするのに一苦労
↓ 40℃と常温(22℃)で発酵中。
30秒ごとに気体の量を測るので、班で協力して手際よく進めます
【探究の熊西】Hemerocallis属の採集”登山”に行ってきました
理数科で取り組む「SS理数探究」という授業では、
2年次に1人1人がテーマを決め、1年をかけて研究に取り組みます。
イメージとしては、「小中学校で行う自由研究をかなり本格的にした科学研究」
といったところでしょうか。
その中のテーマの一つに、「Hemerocallis属における生息地の違いと種分化に関する系統解析」があります。
「Hemerocallis属」とはニッコウキスゲの仲間のことです。
ニッコウキスゲというと、尾瀬など標高1500mくらいの高地の湿原に生えているイメージがあると思います。
しかし、そのニッコウキスゲがなんと標高500mに満たないような低地に自生しているのです。
この両者はもしかしたら別種なのでは?
という疑問(仮説)に挑んでいるのが本テーマです。
昨年は1年かけて遺伝解析の手法を確立しました。(3年生メンバー、本当にありがとう!)
今年から、実際のサンプルを用いて遺伝解析(系統解析)を行おうとしているところです。
そのためのサンプルを、GWを中心に4日かけて採集してきました。
低地といえど、生えているのは岩のガレ場や急な斜面です。
ワンゲルが行くような登山でした(^ ^;)
今年の2年メンバーは全員運動部なので助かりました。
これからさらに産地を増やして解析していきます。
遺伝解析の結果が本当に楽しみです。
もしかしたら、新種発見につながるかもしれません。
↓うつのみや遺跡の広場ではすでに開花が始まっていました。本来の開花期は6月ごろです。
↓「鎖場」です。鎖を頼りに岩をよじ登りました。(本格的な登山でした!)
↓岩の隙間に張り付くように生えているHemerocallis属
↓場所によってはシカの食害に遭っている株もありました
↓小雨の中、採集しました
↓霧の中での採集。でも、森の中で迷ったら一大事!
【探究の熊西】総合的な探究1・2学年「探究交流会」を開きました!
5月10日(月)7限を使って、1学年と2学年の「探究交流会」を実施しました!
2年生は本格的な探究活動を始める前に、昨年の自分たちの探究活動を、発表を通じて振り返ります。
1年生は上級学年の成果発表を聞くことで、これから始める探究活動のイメージを養いましょう。
教室は1年生の1~7組、2年生の2~7組まで使用し、
各クラスの前半分に1年生、各クラスの後半分に2年生が座ります。
2年生が1班4分(各クラス5班)、グーグルスライドを用いて発表しました。
2年生は自分たちが取り組んできた探究活動について、一生懸命発表してくれました。
緊張しながらも、先輩としてよく頑張ってくれました。
気持ちが通じたのか、1年生も真剣に聞いてくれています。
1年生は発表を聞きながら、先輩の発表についてメモを取っています。
これから始まる自分たちの探究にぜひ活かしてほしいです。
今日は学年交流会、お疲れ様でした。
これから探究活動がはじまります!
自分たちで課題を設定して、試行錯誤しながら
1年生も2年生も真剣に楽しみつつ探究活動を頑張っていこう!!