2021年10月の記事一覧
【探究の熊西】物理実験~浮力を調べよう~
2年生の物理基礎では、浮力の実験を行いました。
おもりを水に入れたときの浮力が、授業で学んだ公式と同じになることを実験によって確かめました。
手順書を見ながら、グループで協力して実験を進めました。
今回は活動の様子と、生徒の感想を紹介します。
「身近な現象と公式が結びついていることが分かって感動した。」
「おもりを水中に入れると、容器に触れていなくても全体の重さが大きくなることに驚いた。」
「班員と協力できたので楽しかった。次回は手順書をしっかり読んで、ミスなく実験が進められるようにしたい。」
時間が余った班は、身近なモノを水中に入れて浮力を調べました。
消しゴムや定規、なかには自分のスマホの浮力を測定しようとした班も…!
生徒たちは主体的に学習に臨んでいました。
【探究の熊西】第72回埼玉県科学教育振興展覧会および全国高等学校総合文化祭推薦校選考会結果
県中央展に進んだ30作品の中から、本校からは次の5点が各賞を受賞しました。
最 優 秀 賞 化学 硫化亜鉛ナノ粒子の発光特性
優 秀 賞 化学 酸化チタン(Ⅳ)を用いた二酸化炭素還元装置の定量化
優 秀 賞 植物 Hemerocallis属における生息地の違いと種分化に関する系統解析
優 秀 賞 植物 放線菌を用いた農薬作成
優 秀 賞 地学 クレーターの形成と光条~さまざまな形成条件についての探究~
最優秀賞の「硫化亜鉛ナノ粒子の発光特性」は日本学生科学賞(全国大会)に進みます。
この後、一次審査を経て本審査となります。
【探究の熊西】第2回課題研究発表会
10/25(月)午後の5.6.7限に理数科1~3年で研究発表会を行いました。
発表順テーマ・科目は次の通りです
1 Egg Drop Group6 物理
2 Egg Drop Group9 物理
3 封筒問題における期待値の変化 数学
4 硫化亜鉛のナノ粒子化の発光特性 化学
5 竹炭を用いた金属の結晶化 化学
6 酸化チタン(Ⅳ)を用いた二酸化炭素還元装置の定量化 化学
7 振動反応を安価で安全に起こす 化学
8 オリジナルの洗顔料の作成 化学
9 細胞周期の短縮方法の検討 生物
10 チームアライグマの活動報告~特定外来種アライグマとクビアカツヤカミキリの痕跡調査 生物
11 放線菌を用いた農薬作成 生物
12 Hemerocallis属における生息地の違いと種分化に関する系統解析 生物
13 二硫化アリルによるにおい成分の抽出~青臭い野菜として嫌われるネギ属を使って~
生化学
14 強化学習を用いた植物の分枝と葉序に現れるフィボナッチ数列とフラクタル構造の再現 情報
15 位置エネルギーを利用して前進する歩行ロボットの制作 物理
16 コマの形状による比較・作成 物理
17 素材と形状による音の軽減率 物理
18 雪は天からの手紙~様々な条件によって生じる雪の結晶の違い~ 地学
19 クレーターの形成と光条~さまざまな形成条件についての探究~ 地学
1年生は1学期行ったエッグドロップの研究を英語にし、選抜された代表2グループが英語で発表しました。
2年生は課題研究の中間発表です。数学や情報などの理科でない課題研究も発表しました。
情報の発表
数学の発表
物理の発表
化学の発表
生物の発表
地学の発表
最後にSSH運営指導委員の先生方より講評をいただきました。
この発表での上位が、全校で2月に行われるSSH研究発表会での口頭発表の代表者となります。まだ中間段階での発表なので今後の研究に期待しています。
【探究の熊西】2年生普通科 第2回中間発表会
10月4日(月)、11日(月)の2日間にわたり、普通科2年生(1~7組 285名)の総合的な探究における中間発表会を開催しました。
夏休み前に立てた計画を実行し、情報収集を行い、その分析結果を発表することが目的です。
グーグルスライドを用いて、3分間発表を行い、2分間の質疑です。
発表に対して、先生や生徒から多くの質問が飛んでいました。
相手の主張を理解して、自分の考えとすり合わせ、違いに気付くことが大切です。
発表の様子
質問に答える様子
ここでもう一段レベルアップしよう!
担任の先生方から「アクションを起こそう」、「行動しよう」と呼びかけられたと思います。
これは「社会に働きかける」ということです。
今まで自分で仮説を立てて、校内でアンケートやインタビューし、自分を含めた高校生の意見をまとめました。それを社会にぶつけてみよう!専門家へアポイントメントを取って、対談に出掛けてもいい、SNSで大人の意見を集めてもいい、世界とコミュニケーションして比較してみてもいい。
社会に向けて発信しよう!!殻を破って、一歩を踏み出そう!!!
【探究の熊西】物理実験~メートルブリッジ
3年生「物理」の授業では、電磁気学の分野を学習しています。
今回の実験は「メートルブリッジを利用した抵抗の測定」
メートルブリッジという回路を組んでから、抵抗値の分からない未知抵抗の値を測定しました。
生徒たちは実験プリントをもとに相談し合いながら、意見を出し合って回路を組み、測定を行います。
最も精度がよかった班の誤差率は、約3%!(素晴らしい精度です!)
実際に手を動かしながら、電気回路についての理解を深めることができました。
実験の様子
生徒が組んだ回路
【探究の熊西】埼玉県科学教育振興展覧会(県一次予選) 5作品が中央展へ!
9月末より各科目の研究委員会(各科専門の先生方)で、表記一次審査が行われました。
本校からは9本出品し、全県では87本の論文が集まり審査が行われました。
そのうち30本が二次審査(中央展)に進むことができ、本校からは
化学2本、生物2本、地学1本の合計5本が中央展に進むことが決まりました。
これは松山高校と並んで県内最多の作品数です。10月末に審査が行われ、
30本のうち6本が全国(日本学生科学賞)に進みます。中央展へ進んだ作品テーマは次の通りです。
<化学>
・酸化チタン(Ⅳ)を用いた二酸化炭素還元装置の定量化
・硫化亜鉛ナノ粒子の発光特性
<生物>
・Hemerocallis属における生息地の違いと種分化に関する系統解析
・放散菌を用いた農薬作成
<地学>
・クレーターの形成と光条~さまざまな形成条件についての探求~
【探究の熊西】1年理数科情報研修会
10/9(土) 8:35~12:30にかけて,1年理数科(1-8)を対象に、埼玉工業大学の松田智裕先生を招いて「モノのプログラミング入門」を行いました。
<講義の様子>
前半はmicro bitによるプログラミングの実習です。小さな基盤にLED、ボタン、端子、光センサー、温度センサー、加速度センサー、コンパス、Bluetoothなどが組み込まれており、MakeCodeエディターというソフトによりプログラミングして制御します。ブロックと呼ばれる非常にわかりやすい制御言語から、JavaSpriptなどのプログラミング言語まで対応しており、プログラミングの教育的利用を念頭に置いて開発されたプログラムです。最初にマイコンとはどういうものか、プログラミングとは何かの説明をしていただきました。
<講義スライドの一部>
実際に基盤が配布され、micro bitをダウンロードして、プログラミングの実習が始まります。
最初に各種センサーを使った基盤の様子を試してみました。その後プログラミングを実際に行いました。
<説明を見ながらプログラミング>
<相談しながら音を出す実験>
<サイコロのプログラム動作の確認>
<チャレンジ課題で様々なコマンドを試す>
<グループで相談する>
<先生に質問しながら様々なプログラムを考える>
半日かけた実習もあっという間に終わり、今日作ったプログラムは月曜日の授業で続きを行います。
また作ったプログラムは、専門の河田直樹先生に講評してもらう予定です。