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2022年3月の記事一覧

【探究の熊西】つくばScienceEdge2022 未来指向賞(トップ3)受賞!

3月25-26日にかけて、つくば国際会議場にて つくばScienceEdge2022が行われ、参加してきました。

ポスターセッションでは、感染予防のためフェイスシールドをつけ、奇数番号と偶数番号に分かれて

コアタイムによる発表が行われました。多くの学校の生徒や先生方と意見交換をすることができ、今後の研究へ参考となる機会となりました。会場も2会場に分かれ、多目的ホールでは医学・生物学、化学のポスターセッションが行われました。

 

       <放線菌>                <酸化チタン>

        <硫化亜鉛>

大会議室では物理、数学・情報、地学・環境のセッションが行われました。

     <歩くロボット>              <雪の結晶>

    <クレーターの光条>

どのポスターセッションも質疑応答が飛び交い、生徒だけではなく引率の先生方の質問や感想・意見も多くいただけました。ポスターセッションの内容は玉石混交で、口頭発表に進むようなしっかりとしたものから、途中経過の報告などのものもありました。全体を見渡してみて本校の発表は、5段階の中で4~5に相当する内容のものだったと思います。

この5の発表のうち8本だけが口頭発表に進めた研究でした。本校のHemeocuris属の研究もその一本でした。

初日のポスターセッションの後、データ提出と動作確認のためのリハーサルを夕方行いました。

     <パワーポイントの動作確認>      <マイクや立ち位置の確認>

 

2日目の26日、オーラルプレゼンテーションにコマを進めた8チームがプレゼンテーションを行いました。

どのチームも独自性にあふれ、プレゼンテーションも自信をもって堂々としていて素晴らしい内容でした。

審査員からの質問にも的確に答えていました。

その中で、熊西のHemeocuris属の研究チームが、

上位3賞の1つである「未来指向賞」を受賞することができました

これまでの努力が報われた瞬間でした。

研究はこれからも続きます。

後輩たちの活躍に期待します。

 

            <発表風景>

            <表彰式>

理数科1年 放射線セミナーを実施しました!

卒業式の迫る3/14、理数科1年生を対象に放射線セミナーを実施しました。

当日は東京大学から特任専門員 飯塚裕幸先生をお招きし、放射線についての講義と実習を行いました。

    東京大学 飯塚裕幸先生             講義の様子

 まず、霧箱とよばれる容器の中に放射性物質を入れ、そこから発生する放射線の様子を観察しました。

容器中にエタノールを入れることで、1秒間に3~5個ほどの放射線(α線)が飛ぶ様子を見ることができ、生徒たちは楽しみながら観察をしていました。

霧箱内の様子(白い煙のようなものが放射線の軌跡)

 

また、私たちが生活する空間にある放射線(バックグラウンド)の量を、「はかるくん」とよばれる測定器を用いて測りました。鉛やアルミニウムなどの物質によって放射線がどの程度カットされるかを調べたり、毎日生活をしている自分たちの教室や、屋上、ごみ置き場などでの放射線を測定したりして、比較・考察しました。

実習の中で、校舎の高さによる放射線量の変化がほとんどないことに気づくなど、放射線と私たちの生活との身近な関わりについて理解を深めることができました。

      実習の様子(1)              実習の様子(2)

  物質による放射線の遮蔽率を調べる実習     身の回りの放射線量を測る実習

【探究の熊西】つくばScienceEdge2022 論文審査結果 金賞受賞!

つくばScienceEdge2022に本校から以下の7点を出品し、全国134作品のうち上位8位に

『Hemerocallis属における生息地の違いと種分化に関する系統解析』が選ばれ、金賞を受賞しました。

本研究は、3月25-26日につくば国際会議場で行われるオーラルプレゼンテーション審査を受け、

さらなる受賞を目指します!

また、『硫化亜鉛ナノ粒子の発光特性』が銀賞を受賞しました!

 

・『Hemerocallis属における生息地の違いと種分化に関する系統解析』金賞

・『放線菌を用いた農薬作成』

・『.月に咲く白い花火の謎~さまざまな光条の形成要因について~』

・『雪は天からの手紙~様々な条件によって生じる雪の結晶の違い~』

・『硫化亜鉛ナノ粒子の発光特性』銀賞

・『酸化チタン(Ⅳ)を用いた二酸化炭素還元装置の定量化』

・『位置エネルギーを利用して前進する歩行ロボットの制作』