2022年10月の記事一覧
【探究の熊西】1年理数科情報研修会
10/29(土)8:45~12:55に埼玉工業大学の先生方をお迎えして、1年理数科を対象に情報研修会を実施しました。最初にプログラミングについての講義「モノのプログラミング(導入)」をPC室で松田先生にしていただきました。
<講義を聞いている様子> <松田先生の講義>
<プログラミングに関しての仕組み> <本日の実習の位置づけについて>
続いての実習は、例年行っているArduino(AVR・ワンボードマイコン)である「マイクロビット」によるものではなく、格段にグレードアップしたラズベリーパイ(ARM・シングルボードマイコン)である「レゴマインドストーム」を使って行いました。五味先生の指導のもと、サーキットのコース状に描かれたラインをトレースして走る、レゴカーを組み立てました。さらにできたレゴカーにプログラミングして、いかに速く走るかを競いました。
<マインドストームのレゴ組み立てについて> <レゴマインドストームのマイコン部>
<設計図を見てレゴの組み立て> <図面やPCの画面を見て組み立て>
<五味先生からセンサーの説明> <早い班は組立て終わり、センサーの取付け>
<プログラミングの説明> <プログラミングの読み込みと動作確認>
<試走の様子> <レースの様子1>
<レースの様子2> <優勝したチームの走行の様子>
多くの生徒たちがライントレースに成功し、タイムトライアルも盛り上がりました。車体の走行性能より、センサーとプログラミングのTry&Errorがものをいう実験で、課題研究に相通じるものがありました。
【探究の熊西】第2回理数科課題研究発表会(中間発表会)
10/24(月)5・6・7限 視聴覚室で表記発表会が行われました。
1年生2グループ、2年生17テーマの発表が行われ、3年生を始め活発な質疑が行われました。
発表テーマは以下の表のとおりです。
1年生は、1学期に行った物理のユニット型研究の「エッグドロップ」を英語にしました。クラスで10班の中から選抜された、1つの班が発表しました。
次に、2学期の生物のユニット型研究「コドラート法による学校内の植物の分布」でも最も優秀な1つの班が発表をしました。
<物理「エッグドロップ」英語発表> <生物「コドラート法」発表>
続いて、2年生が上記の17テーマの発表を行いました。先日科学展に出品し良い結果を得たものから、この研究発表会に向けて実験・まとめを頑張ったもの、数学・情報・物理・化学・生物・地学と多くの分野で研究中間発表が行われました。
「数学・情報分野」
<数学分野> <情報分野>
「物理分野」
「化学分野」
「生物分野」
「地学分野」
3年生をはじめ、2年生や先生方からも多くの質疑がありました。
1つの発表に対しほとんど質疑応答があり、研究発表会としてふさわしい雰囲気でした。
次回は、いよいよまとめの発表会です。また、北部地区発表会、埼玉県理科研究発表会、つくばサイエンスエッジなど外部の発表も続きます。今回の中間発表の経験を生かして、外部の発表会や2月のSSH研究発表会に臨んでもらいたいと思います。
【探究の熊西】SS地学Ⅰ「断熱変化と雲の発生」実習
2年生理数科「SS地学Ⅰ」の授業で、断熱変化を実際に観察・観測し、雲の発生実験を行いました。
最初に真空調理機を使って、空気を抜いて気圧を下げると温度や体積はどうなるのかを観察・測定
しました。この実験の前の授業で、大気圧の測定実験も行っています(昨年度HP参照)
<真空調理器とデジタル温度計・袋菓子> <空気を抜いた時の様子・温度も低下>
次にシュポシュポくんを使って、雲の発生を定性的に観察しました。
<シュポシュポくんで雲を作る> <少し大きめのフラスコで作った雲>
今度は雲発生器を使って、膨張した時の温度やフラスコの中の変化、収縮した時の変化を観察し温度を測定します。
<雲発生器で観測している様子> <ピストンを押したり(収縮)引いたり(膨張)>
最後は真空調理機で気圧を下げ80℃のお湯を沸騰させる、低圧沸騰の実験です。
<ビーカーの中の80℃のお湯が沸騰する>
気圧と体積や温度の変化、そして雲がなぜ上空で発生するのかを、実験を通して理解してくれたと思います。
【探究の熊西】科学展二次審査(中央展)へ5作品出場決定!
10/3(月)に科学展一次審査の結果が発表され、本校から出展したうちの5作品が二次審査である中央展に進むことになりました。全県で約100作品が出展し、各分野に分かれて専門の先生方が審査し30作品が中央展に進めます。同一校で5作品が中央展に進んだのは、本校と浦和第一女子高校の2校だけです。
10/21(金)に中央展が行われ、30作品のうち上位6作品が日本学生科学賞の全国審査に行くことになります。また、各分野の上位が来年度の全国高等学校総合文化祭(鹿児島大会)の候補になります。
中央展に進んだ作品は次の5つです。
・化学 自然科学部 電気化学的手法による二酸化炭素の還元
・化学 自然科学部 フッ化物イオン添加による硫化亜鉛ナノ粒子の発光
・植物 自然科学部 Hemerocallis 属における生息地の違いと種分化に関する系統解析
・地学 自然科学部 クレーターからの白い足跡を追え!~光条ができる要因~
・地学 自然科学部 風の学校~地域・学校の微気象を探る~
【探究の熊西】物理実験~オームの法則~
3年理数科のSS物理Ⅱの授業で、オームの法則の実験を行いました。
オームの法則は中学校でも学習しますが、今回はカーボン抵抗と豆電球の2つでオームの法則が成り立つかを調べました。調べる回路は自分たちで考えて1から組んでいきます。
久しぶりの電気回路、「これって直列?並列?」「リード線足りない!持ってくる!」など声を掛け合いながら活気あふれる実験となりました。
【探究の熊西】物理実験~メートルブリッジ~
3年物理の授業では、メートルブリッジという回路を組み、値の分からない未知抵抗の抵抗値を測定しました。
話し合いながら電気回路を組み、協力して実験を行っていました。
最後に測定値と理論値を比較し、誤差率を計算します。
最も近かった班の誤差率はなんと0.4%!
実験を通して、目に見えない電流の流れを実際にイメージできたようです。