<<最新情報>>

2022年11月の記事一覧

【探究の熊西】北部地区研究発表会

11/19(土)14:00~16:30に熊谷高校で表記発表会が行われました。4校、25テーマ、60名の生徒がABC3グループ2回に分けてポスターセッション形式で発表しました。最後の時間はオープンセッションとして同グループで見られなかったものや、見たいものを見る時間が設けられました。本校からは12テーマ27名の生徒が参加しました。

 

        <開会行事>            <ポスターセッションの様子>

 

     <Aグループ 熊谷高校1>         <Aグループ 熊谷高校2>

 

     <Aグループ 熊谷高校3>        <Bグループ 熊谷西高校1>

 

    <Bグループ 熊谷西高校2>         <Bグループ 熊谷西高校3>

 

   <Bグループ 熊谷西高校4>          <Bグループ 熊谷西高校5>

 

   <Cグループ 熊谷女子高校>           <Cグループ 本庄高校1>

 

 <Cグループ 熊谷西高校1・本庄高校2>     <Cグループ 熊谷西高校2>

 

   <Cグループ 熊谷西高校3>          <熊谷高校 エアドーム>

 

    <オープンセッションの様子>         <質疑応答の様子>

 

 <時間をかけて質疑応答やポスターを見る>   <各自好きなポスターを見て話し合う>

  

  <ライントレースする配膳車の実演>            <閉会行事>

科学展でポスターの展示を見ることは今までもありましたが、ポスターセッションという形で

発表したり、質疑応答するのは今回が初めてでした。

他校の研究を見たり、質疑応答をすることでいい刺激になり、今後の研究活動に生かせると思います。

【探究の熊西】楽しもうサイエンス!

11/26(土)9:15~12:45(予定は9:30~12:30)に本校で小中学生科学体験教室「楽しもうサイエンス!」を

行いました。小中学生・保護者の方合わせて90名の参加でした。昨年の参加者137名に比べると少し減ってしまいましたが、昨年の前半・後半に分けての実施に比べ、ゆっくりと17ブースを回って楽しんでいただいたようです。

  

 

    

  

  

  

  

  

  

  

  

大きな事故もなく、天気予報に反して雨も降らずに無事に終えられてよかったと思います。来年以降もご来場くださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

【探究の熊西】熊谷市立大原中学校 体験授業

11/25(金)13:30~15:30に、市内にある大原中学校2年生の体験授業を行ってきました。

普通科理系・理数科地学選択者各2名、合計4名の生徒にTAを務めてもらいました。

 

14:00~14:50の5校時の1時間でしたが、3つの実験を行う中身の濃い授業でした。

テーマは「地球」 地球のでき方と内部構造、地球の大きさを自分の足で測ることを行いました。

 

①「原始地球を作る」

 最初はテルミット反応でマグマオーシャンの地球を再現し、割ってみて中心に鉄の核、周りに岩石質の

 マントルができることを確認しました。TAの生徒にも手伝ってもらいました。

 

   <テルミット反応で原始地球を再現>     <マグマオーシャンのミニ地球>

 生徒の反応はとてもよく、興味津々の様子でした。材料について関心を示していた中学生もいました。

 マグマオーシャンを経て、重い鉄が中心に集まり核を形成し、軽い岩石が周囲に浮かんできたことを

 理解してくれました。

 

②「地球成分の密度測定」

 次に①の実験を受け、地球の核(鉄)と岩石(地殻を構成している2種の斑レイ岩と花こう岩)の

 密度を測定して、本当に鉄が重く岩石が軽いのか確認しました。実験の趣旨や大まかな方法の説明は

 教員が行い、実際の実験・結果のまとめはTAの生徒に行ってもらいました。

    

     <密度測定の実験>            <実験結果のまとめと考察>

 中学校の段階では密度概念を苦手とする生徒も多いのですが、実験を通して重さと密度の違いや

 黒い岩石の方が白い岩石よりも重い(密度が大きい)ことも理解してくれました。また、マグマオーシャン

 でできた地球の内部構造が確認できたようです。

 

③ 「地球の大きさを歩いて測る」

 最後にグラウンドに出て歩測から地球の大きさを測定する実験を行いました。最初に30mを何歩で歩くか

 歩数を測定し歩幅を求め、次に南北線(子午線)2”の長さを歩測して地球の大きさを測定します。

 

     <30mの歩数の確認>           <子午線2”の長さの歩数を測定>

 

      <データの集計>            <データの集計と結果発表>

教室に戻ったあとTAの生徒たちが歩数の集計をし、測った地球の大きさと、実際の地球の何%かを

発表しました。ほとんど生徒が5~10%以内の誤差で測れており、全体では97%の大きさでした。

 

中学生はみんな興味津々で取り組んでれて、楽しそうに実験していました。高校での理科の実験の様子を

知るとともに、実験の繋がりや科学に対する興味が湧いてくれたようでした。またTAを務めてくれた生徒

も簡単な打ち合わせだけだったにも関わらず、先を見越してアシストや実験の指導に当たってくれました。

中学生に教えるという経験も新鮮だったようで、教えることを通じて自分が授業で受けてきたことをより

深めることができたと思います。これからも地域でのこのような連携活動(SL-Net)を通して、SSHの

成果を還元して行ければと思います。

 

 

 

【探究の熊西】皆既月食観察会

今週11/7~11/11は天体観察Weekとして、1週間晴れていれば天体観察会を開いています。この時期は土星・木星、少し経つと火星と惑星がよくみられる季節で、日没も早いのでこの時期に毎年観察会を開いています。

ちょうど11/8は皆既月食とさらに同時に天王星食がみられる貴重な日でした。毎回20~30名ほど観察会には来るのですが、皆既月食の11/8には80~100名の生徒が参加しました。

月食は18:09~21:49に起こり、皆既食は19:16~20:42まで、天王星食の始まりは皆既食の終わる直前の20:41から始まり月食が終わる直前の21:23まででした。

 

望遠鏡を2台用意し、1台は月をずっと観察し、もう1台は木星や土星、その他の天体を見たりスマホで撮影したりできるようにしました。

 

      <月と土星を見る>               <木星の観察>

生徒は肉眼で見たり、写真を撮ったり楽しそうに観察していました。

 

   <月を望遠鏡に入れてスマホで撮影>     <自分のスマホのみで月食を撮影>

月食の進行の様子

  

 

  

皆既月食中の屋上の様子の動画はこちら→https://youtu.be/GUosTdvUSus

生徒も皆既月食中をはじめ記念写真を撮ったりしていました。

 

 

<月食の風景(鉄塔の上が皆既中の月)とアップの写真)

440年ぶりとなる皆既月食中の惑星食(天王星食)も見られました。

 

 

     <天王星食直前の天王星と月 左下に天王星(左写真)、そのアップの写真(右写真)>

 

  <左下が天王星食中の天王星(左写真) そのアップの画像(右写真)>

440年ぶりの皆既月食と惑星食の同時食、次は322年後の皆既月食と土星食となります。皆既月食や惑星食単体は私たちが生きているうちに見られると思います。まだまだ天体観察週間は続きます。

【探究の熊西】科学の甲子園 埼玉県大会

11/5(土)総合教育センターで科学の甲子園 埼玉県大会が行われました。1チーム6人で出場校は全県で20校です。午前中に物理・化学・生物・地学・数学・情報の6科目の筆記試験が行われました。内容的には普段勉強しているものより、思考力・判断力が問われ、各種科学オリンピックの予選(二次予選)か本選に近い内容でした。

      <筆記試験前>

昼食をとり、午後は体育館でモーターでプロペラを回しその風力で走行し、Uターンする自走式の車を作りました。

一次予選と本選があり、本校は残念ながら一次予選で終わってしまいました。

 

 <用意された道具を元に設計を考える>       <規定の時間で製作をする>

 

    <実際の走行・レースの様子>           <本選の様子>

 

     <TVさいたまの取材>              <表彰・閉会式>

 

朝9:00~16:50まで長丁場の一日でした。よく頑張ったと思います。

【探究の熊西】地学基礎探究A プレゼン授業

3年生の地学基礎探究Aは、共通テスト対策を行うのが第一義の授業です。ただし、”探究”という名がついている以上、単なる”演習”ではありません。毎年地学基礎の全範囲の演習が終わった10月中間明けから、生徒が発表し、計時・評価するプレゼン授業を行っています。1学期末に大まかな地学に関するテーマを各自で決めて、夏休み中に下調べをして概要を2学期はじめに提出します。その後、テーマや内容に関するアドバイスなどを書いて添削・返却し(同一テーマの場合は誰なのかも明記)、9月下旬にはレポート(発表要旨・資料など)を提出してもらいます。全員分の要旨を印刷し、各自発表前に読んでプレゼンに備えます。

 

      <提出レポートの一部>       <評価シート(左)と役割分担表(右)>

プレゼンは10月末から行われ、11月いっぱいの授業はプレゼンとなります。テーマは多岐にわたり色々と勉強になります。

 

      <ポンペイの悲劇>         <ダイヤモンドの採れる地質と分布>

 

    <集中豪雨はなぜ増加したのか>         <海ごみを無くそう!>

 

   <よみがえる太古の海の物語in秩父>     <巨大地震が誘発させる富士山の噴火>

 

     <古生代の絶滅について>            <太陽とオーロラ>

各発表ごとに質疑応答が行われ、活発な質問が飛び交います。

 

    <集中豪雨に関する質問1>          <集中豪雨に関する質問2>

 

    <古秩父湾に関しての質問>         <古生代絶滅に関しての質問>

質疑応答によって、発表者のみならず授業に出ている生徒全員の理解が深まり、発表の内容がより深化していきます。様々なテーマでこれを繰り返し、地学に関するいろいろな事象について理解を深めていきます。