2024年7月の記事一覧
【探究の熊西】長瀞・自然の博物館巡検
7/19(金)標記巡検を理数科1年生が行ってきました。9:00に長瀞駅に集合し自然の博物館の学芸員の方に案内していただき巡検が始まりました。最初の目的地は岩畳です。
<長瀞駅> <駅前での説明>
<岩畳に行く前に概略の説明> <岩畳で埼玉の地質と岩畳の説明>
特別天然記念物である岩畳がなぜそこまで大事なのか、埼玉の地質・関東の地質、そして日本の地質と
絡めて説明がありました。岩畳を作っている石墨片岩についてのレクチャーもありました。
<石墨片岩の観察> <片理の観察>
岩畳を離れ、荒川上流沿いに赤壁の方に歩いて行きました。
<植生とダムの関係> <節理に沿って崩落する崖>
断層と節理の関係などのレクチャーを受け、自然の博物館でおさらいとこれから見る虎岩・紅簾石片岩
や生物などの学習です。
<自然科学部の研究が特別展に!> <自然の博物館を後にする>
自然の博物館を出て最初に言ったのは虎岩とよばれる、スティルプノペレン片岩と呼ばれる大変貴重な
結晶片岩です。そして最後に親鼻橋近くのやはり珍しい紅簾石片岩に向かいました。
<スティルプノペレン片岩の虎岩> <紅簾石片岩とポットホール>
紅簾片岩の観察場所で解散となりました。すぐに帰る人、昼食をとって帰る人と様々でしたが
上長瀞の駅から秩父線に乗って帰りました。
前半は曇りで風もあり比較的過ごしやすかったですが、後半は強い日差しの猛暑で大変でした。
野外観察(フィールドワーク)とはどういうものか、その一端がわかってくれたらと思います。
【探究の熊西】データサイエンス入門「データの収集と見方」
7/17(火)2時間目の時間に、2年生普通科・理数科すべての生徒を対象に、標記講義を本校SSH運営指導委員で埼玉工業大学名誉教授の井門俊治先生に講義してもらいました。
この時期は猛暑の可能性もあるため、体育館ではなくオンラインで各教室で講義をしていただきました。
ビッグデータの中でも信頼性の高い国勢調査を使い、人口についてのデータや、所得に関するデータなど
様々な切り口でデータの見方を提示していただきました。またデータを収集するのにあたっての気を
付けるべき点、データの処理としてのエクセルの優れている点なども示して頂きました。
普通科も、理数科も探究や課題研究を行うのにあたって、まずはデータの収集です。それが適切に
行われなければ誤った仮設・考察を導いてしまいます。また適切なデータを収集しても、適切な切り口で
解析・分析しなければいけないことも同様です。
今回の講義をきっかけに適切なデータの収集と見方を獲得できればと思います。
【探究の熊西】全国高等学校歴史学フォーラムへ出場決定!!
8月3日(土)九州国立博物館において、全国高等学校歴史学フォーラムが開催されます。
本校から普通科のSS探究の成果として出展し、みごと選出されました。4年連続の選出となります!
発表テーマ『伝統産業と近代化~埼玉県行田の足袋産業の発展・衰退・復活~』
埼玉県北部に位置する行田市は、テレビドラマにもなった足袋産業が伝統産業として地域の社会や経済を支えてきました。江戸時代に発展し、明治になるとナイロン靴下やライフスタイルの洋式化により衰退し、また現在地域社会の活性化に向けて見直されています。
本校生徒達は地域の伝統産業が近代化の中でどのように受け入れられ、現代において伝統産業から脱皮し、文化財として復活し、まちづくりの視点からどのように地域社会の活性化に役立っていけるのか、提案します!!
普通科SS探究の代表として、がんばってください!
【探究の熊西】第1回SSH課題研究発表会
6月17日(月)5~7限において、第1回SSH課題研究発表会が行われました。
研究発表のテーマと発表者は以下の通りです。
〈3年生〉英語発表
1.Characteristics and Classification of Natural Numbers Appearing in the Kaprekar's operation
HONRYO Yuma, HONDA Yuiri
2.The Investigation of Compositional Ratio And Capping Effects of ZnS Nanopaticles
YANAGI Hiroki, KOBAYASHI Daisuke, TAMURA Jin
3.The Realization of Pesticides Derived from the Amur Cork tree
SHIMADA Kazuki, TABATA Tomonari
〈2年生〉日本語発表
1.カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類 栗林、大畑、髙橋宥、山桝
2.もう1つのカプレカ数について 吉田、堀内、小林佑
3.グリーンフラッシュ(GF)の条件の明確化と再現 北内、中島、針谷
4.位置エネルギーを利用した三足歩行ロボットの改良と分析 中原、佐藤、湯澤
5.リニアモーターカーの仕組みを利用した簡易エレベーターを作る 浅賀、江森、久、松﨑志
6.小さいアサガオを咲かそう! 渋澤、竹内
7.野菜のキモチ 柳澤、小島
8.チームアライグマの活動報告~特定外来種アライグマとクビアカツヤカミキリの痕跡調査 髙橋毎、牧野、飯塚
9.硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と光化学反応 神田、片野
10.キハダの産地と含有成分の量の関係 根岸、小曽根、鈴木
11.よく跳ねるスーパーボールを作る 難波、塚本
12.熊谷西高校を中心とする風の関係性 加賀谷、門田、小林蒼、嶋
13.岩石天体の光条の形成要因 松﨑光、飯塚、大野
14.氷天体の光条の形成要因 岡戸、久保、高野
15.水と音の関係について~水琴窟を用いた研究~ 佐々木、村上、平野
〈1年生〉日本語発表
エッグドロップ 細谷、堀田、前田、三浦
まずは3年生の英語発表の様子です。先輩は英語を用いて堂々と発表しています。内容も難しく理解するのは大変ですが、1・2年生は先輩のかっこいい姿を見られてよかったです。
〈3年生 数学分野〉
〈3年生 化学分野〉
次は、2年生による実験におけるRQ・仮説・計画の発表です。
先輩から引き継いだ実験や新規の実験とあります。どの発表も生徒達の考えがよく伝わってきました。
〈2年生 物理分野〉
〈2年生 化学分野〉
〈2年生 生物分野〉
〈2年生 地学分野〉
〈2年生 数学分野〉
〈2年生 情報分野〉
多くの質問が生徒同士で行われました。こちらも驚くような質問も出て感心しました。
みんなで質問力を磨いて、研究内容を深めていきましょう。
最後は1年生です。入学して2ヶ月ですが、ユニット型課題研究(物理分野)について発表しました。
代表班による発表です。構造を上手に利用しています、素晴らしい!
3年生の英語による発表は、本当に内容を理解したうえでの英語発表となっており、有終の美を飾りました。後輩は先輩の堂々とした発表を目に焼き付けたと思います。3年生はご苦労様でした。
2年生の発表では質疑応答が活発に行われました。特に継続研究をしているグループに元々研究していた3年生から質問が相次ぎました。2年生はこれらの指摘事項に的確に答えていました。
1年の発表はクラス代表ということもあり、よく工夫された実験とプレゼンでした。今後、他のユニット型課題研究でも頑張ってほしいと思います。
1・2年生は一歩づつ研究活動に取り組んでいきましょう。
みんなの研究活動が君たち自身を成長させてくれます。
「研究は違いを生む」
研究する意思と行動は、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
英姿颯爽!がんばれ、熊西!!