2024年11月の記事一覧
【探究の熊西】理数科・自然科学部 楽しもうサイエンス!!
11月24日(日)9:30~12:30に本校で小中学生に向けて科学体験教室「楽しもうサイエンス!」を行いました。小中学生・保護者の方合わせて多数の参加をいただき、ありがとうございました。20ブースを回って楽しんでいただいたようです。
物理分野
・水中エレベーター、ビリビリコップ、ストロー吹き矢、ペットボトルロケット
今年からペットボトルロケットが加わりました。勢いよく飛んでいきます!!
化学
・スライム、夜光バッジ、入浴剤、電池を作ろう
みんな目を輝かせて取り組んでくれました。ありがとう!
美術
・回転コマの不思議
コマが回ると、補色で色が変化します!きれい!!
家庭
・オクタゴン手裏剣
折り紙で作って、変形します。かっこいい!!
生物
・ファージストラップ、バードセイバー、ミクロな生物観察、マーブリング、葉脈標本
生物の多様性に驚き!!カブトムシの幼虫も盛況でした。大きく育ててあげよう!!
地学
・木の葉化石、液状化現象
発掘が楽しそう!液状化はこわい!!
情報
・プログラミング
思い通りに音が鳴ったり、光ったり!すごい!!
数学
・スピログラフ
定規を使って幾何学デザイン!かっこいい!!
本校生徒にも小中学生に教えることを通して、実験の楽しさ・理数を教える面白さ等に気付いてもらえたらと思っています。
来年度も多くのご参加をお待ちしております。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 科学の甲子園に出場しました!
11月16日(土)科学の甲子園埼玉県大会が開催されました。科学好きの生徒が集い、科学好きな生徒の裾野を広げることが目的です。23校37チームが出場しました。
本校からは理数科2先生6名Aチームと理数科1年生6名Bチームが代表として参加しました。
午前に筆記試験と午後に実技試験を行いました。
残念ながら、筆記試験は撮影禁止です。
午後は実技試験『指定された材料を用いて、発射物と発射装置を作り、目標に近い位置に落とす』です。ただし、発射装置と目標の間に壁があるため、越える必要があります。
Aチームは投擲型の発射装置です!微調整が大切です。
Bチームはスリングショット型です。安定しています。
両チームともあらかじめ試作を繰り返し、努力してきました。目標に向かって努力できる君たちは素晴らしいと思います。この悔しさを次の機会に活かしてください。お疲れ様でした。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 ハイスクール 科学・探究発表会
11月17日(日)高校生を対象とした「ハイスクール 科学・探究発表会」に参加してきました。発表会は生物、化学、物理、数学、情報、環境、医療、健康、栄養に関するものが対象です。自然科学系部活動や探究の時間などで行われている各種の調査・研究の活動成果を発表する機会です。本校の理数科・自然科学部の生徒が参加してきました。
発表形式は10分間の口頭発表と3分間の質疑応答です。
本校以外には、茗渓学園高等学校・順天高等学校・大東文化大学第一高等学校・山村国際高等学校・高輪中学校等が参加し、各発表の質疑は非常に活発に行われました。他校の高校生や大学の教授先生から注目されるので、生徒は緊張したことでしょう。しかし、みんな自分の実験について立派に発表できていました。
有望な研究ということで『プロミッシング賞』を受賞しました。生徒は毎日楽しく真剣に実験に取り組んでいますので、努力が報われてうれしいかぎりです。そして、また明日から地道に研究活動に励みましょう。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 微生物燃料電池 with 日本科学未来館・東京薬科大学
日本科学未来館・東京薬科大学を中心とした「スーパー発電菌を探そうプロジェクト」に参加し、オンライン発表会へ参加してきました。
「スーパー発電菌を探そうプロジェクト」は、泥の中に含まれる微生物である発電菌を探します。田んぼ等から泥を採取し、泥電池を作り、電圧測定を通して発電菌の活性化をはかり、微生物燃料電池としての電池特性の変化を観察していきます。
今年度、理数科からは3名の女子が参加しました。東京薬科大学のメンターさんと実験計画を立て、測定データから考察を行うことで研究者としての基本を学びました。11月10日(日)のオンラインによる最終発表会では、全国の高校生と意見交換やディスカッションを通して切磋琢磨し、堂々と自分達の実験成果を発表していました。
【探究の熊西】理数科 日本科学未来館『探検』研修!!
11月1日理数科1年8組41名は、日本科学未来館において「探検」の講義・実習を行ってきました。これに伴い、事前・事後学習も実施しました。
事前学習『学校を探検しよう』
生徒の興味関心、疑問点、違和感と直接結びつく課題を見つけることが、探究学習には必要です。まず、生徒自身が「何に興味関心を持っているのか」を理解します。そのため、興味関心は身のまわりに存在する些細なことへの好奇心から生まれることを実感するのが「探検」です。
実際に学校内を歩いて気になるものを何となく集め、他者と共有し対話するなかで、自分の気づきに気づき、小さな発見に価値を見出せるようになります。
『探検』について説明します。生徒も何をするのか、ドキドキです。
撮影した写真を見せ合いながら、お互いの意見を交換します。楽しそうですね。
ふりかえりを発表してくれました。わかりやすくてよかったです。
事前学習『科学技術って何だろう』
「科学技術」は、「科学」と「技術」に分けて考えることができます。「科学」とは何でしょうか?「技術」とは何でしょうか?科学がさまざまな仕組みを解き明かし、技術が人間の生活を豊かにしている例を具体的に挙げます。
例.机、照明、シャープペン、スマートフォン、服・・・etc.
さらに科学技術がもたらすメリット・デメリットに対して話し合います。立場や時間などの視点から議論することで、科学技術が過去に課題を克服したことや新たな課題を生み出したこと、意見を出し合い、共有します。今後も発展し続ける科学技術が、私たちの未来にどのような影響を与えるでしょうか?
11月1日(金)日本科学未来館へ
日本科学未来館でも「なんとなく」気になるものを集め、「探検」を実施します。「もっと知りたい」「面白い」と感じるものに出会うことが目的です。日本科学未来館を探検するにあたり、3つのコースから1つ選びます。
A.人生100年時代をどう生きる?
B.テクノロジーで未来はどう変わる?
C.この地球で豊かに暮らし続けるには?
事後指導『探検記録を作成しよう』
同じコースを体験しても、個人が得る気づきや発見は異なります。これらを互いに共有し、違いを楽しみます。独自の視点に気づくと同時に、自分にはない他者の視点を吸収する機会となります。気づきや発見を自分なりの方法で整理する過程から、自身の疑問や興味に自分で意図的に気づく力を得ます。
情報収集や調査を行うと問題意識が明確になります。これは自分の興味関心に合った問題を課題へつなぐ手がかりとして役立ちます。『探検』から生徒の興味・関心、疑問点、違和感による「問題」を発見し、その問題を解決するための「課題」へと具体的に落とし込んでいきましょう。
二年生のSS理数探究へと続いていきます。みんな頑張れ!!
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ公開シンポジウム
11月10日㈰、川越女子高校にてチームアライグマ主催のシンポジウムを開催しました。
次第は以下のポスターのとおりです。
基調講演の後、午後はポスターセッションと、テーマに基づいて討論を行いました。
参加校の生徒だけでなく、小中学生や年配の方の参加もあり、幅広い年齢層を交えた討論とすることができたと思います。
最後に一人一人が「未来への宣言」をして、終会となりました。
環境問題に対する取り組みに正解はなく、一人一人が模索しながら一歩ずつ進まなければならないことを再認識する機会となりました。
事前の準備も含め、生徒には学びの多い機会になったと思います。
講演↓
質疑応答も活発に行われました↓
ポスターセッション↓
討論会↓
各班からの発表↓
未来への宣言↓
【探究の熊西】理数科・自然科学部 科学振興展覧会から日本学生科学賞へ!!
10/2(月)に科学展一次審査の結果が発表され、本校から9作品(物理1、化学3、生物2、地学3)を出展しました。県で約100作品が出展し、各分野に分かれて専門の先生方が審査し30作品が中央展に進めます。
1 グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現
中島、北内、針谷
2 キハダの産地による成分含有量の違い
根岸、鈴木、小曽根
3 BR反応におけるH2O2による反応挙動の変化
野坂、新徳
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
5 微生物燃料電池の性能の向上について
細谷、三浦、津久井
6 光合成細菌の培養について
津久井、細谷、三浦
7 熊谷西高校を中心とする風の関係性
加賀谷、嶋、門田、小林
8 岩石天体の光条の形成要因
松﨑、大野、飯塚
9 氷天体の光条の形成要因
岡戸、久保、高野
中央展に進んだ作品は次の6つです。県内の高校では多くて同一校から3作品が中央展に選ばれていますが、熊谷西高校は6作品、物理・化学・生物・地学がバランス良く選出されています。これは生徒が日頃から課題研究へ一生懸命に取り組んでいる成果です。
1 グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現
中島、北内、針谷
2 キハダの産地による成分含有量の違い
根岸、鈴木、小曽根
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
5 微生物燃料電池の性能の向上について
細谷、三浦、津久井
8 岩石天体の光条の形成要因
松﨑、大野、飯塚
9 氷天体の光条の形成要因
岡戸、久保、高野
10/21(金)に中央展が行われ、30作品のうち上位6作品が日本学生科学賞の全国審査に行くことになります。また、各分野の上位が来年度の全国高等学校総合文化祭の候補になります。
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
上記生徒達は優秀賞を受賞し、
日本学生科学賞へ選出されました。毎日の研究活動の励みとし、今後もがんばってほしいと思います。
【探究の熊西】第2回SSH 理数科 課題研究発表会
10月21日(月)5・6・7限 視聴覚室で標記発表会が行われました。
1年生2グループ、2年生15テーマの発表が行われ、3年生をはじめ活発な質疑が行われました。
校長先生から課題研究の意義についてお話がありました。
発表テーマは以下の表のとおりです。
1年生は、1学期に行った物理のユニット型研究を英語にしました。建物の3階から卵を落としてわれないように様々な工夫を凝らしました。クラスで選抜された班が発表しました。
次に、2学期の生物のユニット型研究「コドラート法による学校内の植物の分布」でも最も優秀な班が発表をしました。
<物理「エッグドロップ」英語発表>英語の発表が上手!
<生物「コドラート法」発表>数値で比較できてますね。
続いて、2年生が上記の15テーマの発表を行いました。先日科学展に出品し良い結果を得たものから、この研究発表会に向けて実験・まとめを頑張ったもの、数学・情報・物理・化学・生物・地学と多くの分野で研究中間発表が行われました。
「数学・情報分野」だんだん法則が明らかになってきました。
「地学分野」だんだん相関関係が見えてきた!!
「物理分野」再現実験で緑色が見えた!!
「生物分野」甘いトマトができました!!
「化学分野」化学反応の進む方向はどっちだ?!
3年生をはじめ、2年生や先生方からも多くの質疑がありました。
1つの発表に対してほとんど質疑応答があり、研究発表会としてふさわしい雰囲気でした。
最後に講評のお言葉をいただきました。
次回は、2月の校内SSH生徒研究発表会です。さらに、埼玉県理科研究発表会、つくばサイエンスエッジなど外部の発表も続きます。今回の中間発表の経験を生かして、さらに自分たちの工夫を加えて実験を進め、発表会に臨んでもらいたいと思います。