2025年6月の記事一覧
【SSH】第1回課題研究発表会を実施しました!【理数科・自然科学部】
6月16日月曜日の5~7時間目に、第1回課題研究発表会を実施しました。
今回の発表会は、探究活動のスタートを飾る「所信表明」の場として、理数科の2年生全員が、これから取り組む課題研究のテーマや背景、仮説、今後の計画について、スライド発表を行いました。
生徒たちは、自身の興味関心をもとに設定した問いについて、事前の文献調査や仮説の検討を行いながら研究計画を立ててきました。
すでに予備実験を行い、実際にデータを取り始めているグループもあり、研究への高い意欲がうかがえました。
「硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング」というテーマで、3年生による英語での口頭発表も行われました。
専門的な内容を英語で説明するだけでも大変ですが、原稿を手に持たず、日本語での発表と同じように自分の言葉で伝える姿勢に、多くの後輩たちが刺激を受けたようです。
SSHで培った力がしっかりと形になっていることを感じさせる発表でした。
1年生にとっても、先輩たちの発表を間近で見聞きすることで、来年度の自分自身の課題研究をイメージする良い機会となりました。
質疑応答では後輩からの質問も飛び出し、学年間の学び合いが自然と生まれていたのが印象的でした。
<指導・講評>
また、本校のSSH活動を支援してくださっているJST(科学技術振興機構)の奥谷様にも御参加いただき、各班の発表に対して丁寧な御講評をいただきました。
①先行研究に関する情報をより深めること:特に、参考文献には著者名や所属などの情報も記載すると、信頼性や文脈が明確になること。
②研究の目的や方向性が、今後変わっていく可能性があるということ:実験や観察を進めていく中で、当初の仮説や興味と異なる発見をすることもある。それは自然なことであり、目的を修正してもよいし、元の関心にこだわってもよい。
③実験条件の理解と再現性への配慮:たとえば温度や湿度といった条件を正確に把握し、再現性のある実験を心がけてほしい。
④よい質問ができるようになること:よい質問をするには、発表を聞く側の視点や研究の「見方」を育てる必要がある。
また、3年生に向けては大学受験・進学後について「SSH校として取り組んできた経験の中で、着実にさまざまなスキルが身についている。そのことにぜひ自信を持ってほしい」とのエールもいただきました。
さらに、自然科学部の活動にも触れていただき、「地道に蓄積している生き物のデータは非常に貴重なものであり、今後もコツコツと続けていってほしい」との励ましの言葉をいただきました。
校長先生からも講評をいただきました。
「自分自身や他の人の発表をしっかりと振り返り、そこから学んで、次の発表に臨んでもらいたい」というより良い発表に向けての宿題が全員に出されました。
一つひとつの発表の場を経験として積み重ねていくことが、探究力の向上につながっていきます。
今回の発表会は、研究の第一歩として、これからの探究活動を方向づける大切な機会となりました。
次回の校内発表会は10月を予定しています。その際には、各班がデータや実験結果をもとに、より論理的・科学的な視点で研究を深めた発表ができるよう、今後の活動にしっかりと取り組んでいってほしいと思います。
【探究】理数科1年生 ユニット型課題研究(物理分野) 「卵落としプロテクターの工夫」について報告【SSH】
本校理数科1年生が「SS理数探究基礎」1学期の授業として、ユニット型課題研究(物理分野)「卵落としプロテクターの工夫」を下記のような日程で行いました。
第0回 4 / 14(月) ガイダンス、調査、設計図
第1回 4 / 21(月) 設計、制作、実験
第2回 4 / 28(月) 制作、実験、考察
第3回 5 / 10(土) 実験、考察、まとめ、発表についてのガイダンス
第4回 5 / 26(月) 発表準備 、PowerPointデータ提出
第5回 6 / 2(月) クラス内発表会、評価
第6回 6 / 16(月) 代表の校内発表会
第7回 6 / 23(月) 英語によるプレゼンテーション研修(予定)
第8回 6 / 30(月) 英語によるクラス内発表会(予定)
課題研究「卵落としプロテクターの工夫」とは、本校の渡り廊下3階から落下させても卵が割れないような卵プロテクターを班ごとに工夫し、ケント紙で作製するというものです。
大阪電気通信大学基礎理工学科でも同様の「卵落としコンテスト」が行われており、先日その様子がTBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」で紹介されていました。
ケント紙とセロハンテープのみを材料として、どんな構造・形状にすれば3階の高さから落としても卵が割れないようなプロテクターになるのか、インターネット上の情報を調べたり文献などを参考にして各班工夫を凝らしたものを作っていました。
プロテクターができたら卵を内部に装着して実験です。渡り廊下の3階から落下させ、卵が割れてしまった班は原因を考察し、プロテクターを改良して再実験、再々実験を行います。卵が割れなかった班はどこがよかったのかを考察し、さらにプロテクターの軽量化を図ります。
実際にプロテクターに入れた卵を落としている様子もチェック!
その後研究成果をプレゼンテーションアプリで作成し、クラス内で発表しました。各班の発表を生徒自身が評価し、教員の評価も併せて代表班を決定しました。
代表班は6月16日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主任専門員の奥谷雅之先生をお迎えし、1~3年の理数科や自然科学部の生徒、校長はじめ多くの教員の前で発表を行いました。
今後は各班のプレゼンテーションを英語に直し、英語による発表会を行う予定です。
<プロテクター作品集>
【探究】リアース探究始動!(2年普通科)
普通科2年生の探究活動がスタートしました。各々の興味によって探究テーマを決めていく中で、熊谷市と連携して3D都市モデルを考えていくリアース探究の有志が28名集まり、4人×7班で始動しました!
リアース(Re:earth)とは・・・簡単に3D都市モデルが作成できるウェブアプリケーション。リアース探究ではこの機能を活用して熊谷市に政策提言を行うことを目標に、市内の都市政策を考えていく。
第1回(5月26日)
昨年度リアース探究を行い、様々な場所で発表を重ねてきた3年生たちが説明に来てくれました。生徒たちも先輩方の説明を熱心に聞いていました
第2回(6月2日)
熊谷市職員の方々に御来校いただき、リアース探究のガイダンスを実施しました。都市から「なくなると困るもの、なくなってほしくないもの」を話し合い、班ごとに次のような意見が出ました。
各自タブレットでガイダンス資料を開きながら、都市政策の進め方や熊谷市の現状、熊谷市で行われている都市開発の取り組みなどを説明していただきました。普段なかなか知り得ない情報に、生徒たちも興味津々でした
どの班もやる気に満ちた表情をしていました