おすすめの本を紹介します

2021年5月の記事一覧

【図書館】図書委員のおススメ本

○『変身』 東野圭吾/著  講談社


私は東野圭吾の本を読むことが好きです。数ある作品の中で特に印象に残った本がこの本です。
世界で初めて脳移植が成功した成瀬純一が、恋人とのささやかな日常を取り戻す。ある日、彼の性格や行動に異変が起き始める。日がたつにつれて狂暴化が激しくなり、ついには自分の心を自分でコントロールできなくなってしまう。まるで自分とは違う誰かが入っているかのように…。
幸せや愛とは何なのかを考えさせられるとても奥が深いお話です。是非読んでみてください!   (3年・Tさん)

 

○『杜子春』芥川龍之介/著 文藝春秋

 私は芥川龍之介の書いたお話の中でも『杜子春』が特に好きです。
ある春の夕暮れ時、唐の都洛陽に杜子春という若者がお金を使い果たして途方に暮れていた。そこにある一人の老人がやってくる。彼は杜子春に黄金のありかを指示した。だが杜子春は金を手に入れてもすぐに使い果たしてしまう。三度目に老人に会うと弟子入りを志願した。彼は老人に連れられ、山で修業を始めることになった。老人の正体は仙人だったのである。はたして杜子春は厳しい修行に耐えられるのか…?そして修行を通じて得られたものは何だったのか…?
芥川龍之介の本に興味がある人にオススメです!                       (3年・Tさん)

 

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎/著 集英社

この本は、冒頭の表題作以下、『スロウではない』『非オプティマス』『アンスポーツマンライク』『逆ワシントン』の全五編で構成された短編集です。この作品の特徴は、全編が小学生に焦点を当てているところです。作中では小学生らしさが滲み出ているところもあり、面白味に溢れています。そして、どの題名にもあるように、反対を表す言葉がついています。「自分は知らないことを知っている」という無知の知を説いたソクラテスの逆とは何か?また、小学校を舞台に描かれる不公正や偏見、いじめなどに立ち向かう子どもたちが何をするのか?この作品を読めば自分の中の先入観が覆ること請け合いです。
是非読んでみて下さい!                                  (3年・Sさん)

 

○『青の炎』貴志祐介/著  角川書店

この作品は、過去に二宮和也主演で映画化もされた小説です。主人公は櫛森秀一という人物で、母と妹と三人で暮らしていました。しかし、その家族に三人を脅かす曾根という人物が現れます。そして秀一は、家族を守るべく、ある作戦を計画します。秀一は青い炎のように燃え上がる怒りを抱き、実行の覚悟を決めるのです。感想を言うとすれば、やはり切ないところだと思います。家族への強い想いと曾根への怒りから、ほかのことが見えなくなり道を踏み外していく姿は切なく、悲しいです。同じ高校生と思えないほど多くの苦悩を抱える秀一がむかえる結末には、感動を禁じえません。
気になった方は手に取ってみて下さい。                           (3年・Sさん)