おすすめの本を紹介します

2021年7月の記事一覧

【図書館】教育実習生のおすすめ本

 先月、教育実習が行われ、9名の先生方におすすめ本を紹介して頂きましたので、ご紹介致します。

◎ 藁谷 泉月先生 『52ヘルツのクジラたち』  町田その子/著 中央公論新社

 両親に大きな傷を負わされて育った貴湖と、母親に虐待されて育った少年愛(いとし)。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな人生をスタートして行く物語です。

 この本のタイトルにもなっている52ヘルツのクジラとは、ほかのクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラのことを言います。このクジラのように、誰も聞こえない心の叫びを気付ける人になりたいと思わせてくる内容でした。もし自分が52ヘルツのクジラ側になったとしても、助けてくれる人は必ず現れると信じることが出来る作品だと感じました。

◎ 西 昂紀先生 『自重筋トレ 100の基本』  比嘉 一雄/著 エイ出版社

 自宅でできる自重トレーニングをまとめた本です。コロナ禍で運動不足になりがちな今に最適です。正しいフォームで楽しく学べるのでぜひ読んでみて下さい。

◎ 吉野 柊人先生  『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』 齋藤 学/著   誠文堂新光社

 「頭がよい」ということについて著者の考える人間性の視点から解説されています。読みやすい文章ですんなりと自分に入ってきました。自分に納得がいかない時、もう一度自分を見つめ直したい時におすすめです。

◎ 峯川 優奈先生 『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子/著 幻冬舎

 シスターである、渡辺和子さんが、キリスト教の教えを基にしたエッセイです。落ち込んだ時や悩んでいる時に、広い視野を持たせてくれるきっかけとなる本です。人と比べてしまいがちですが、自分は自分と勇気をもらえました。

◎ 柴﨑 晃輝先生 『永遠の0』 百田尚樹/著 講談社

 新聞記者の姉を持つ主人公が、戦争で飛行機乗りをしていた祖父の記事を書くための取材をする。初めは気が進まず、無理やり付き合わされていたが、取材を続けているうちに、祖父の様々な人物像について知ることとなる。どの人物像が正しいものなのかを調べ、祖父の生涯を知った主人公は何を思うのだろうか、という内容です。戦争は私たちにとって身近なものではないため、イメージしにくいものだと思いますが、この本を読むことで戦争の辛さや必死に生きようとする姿を知ることが出来ると思います。

◎ 亀村 直哉先生 『コンビニ人間』 村田紗耶香/著 文藝春秋

  第155回芥川賞受賞作で、「普通」とは何かと考えさせられる本です。薄い本なので、あっという間に読めますが、内容は、濃いものだと感じると思います。終わり方が読む人によって、ハッピーエンドとバッドエンドに分かれると思います。ぜひ、お時間がある時に読んでみて下さい。

◎ 村田 海晴先生 『残像に口紅を』筒井康隆/著 中央公論新社

 「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまう世界で、一人の小説家が飲食し、講演し、交情し、執筆する物語です。

 「幽遊白書」が好きな人はピンとくるかもしれませんが、使用できなくなった文字は、二度と小説内で使われることはありません。物語でありながら、作者の語彙や構成力が試される究極の実験的長篇小説です。是非、御一読ください。

◎ 藤井 将貴先生 『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー/著 FCEパブリッシング

  この本は自分が読んだ本の中で最も影響を与えてくれた本です!

 この本は人生を豊かにするには、素晴らしい人格を育てる必要があると言っています。我々の人格というのは、繰り返し行われることの集大成、日頃の習慣によって決まります。つまり、人格を磨きたければ、効果的な習慣を身につける必要があるということです。効果的な習慣が何かというのが、7つに分類されて紹介されています。どのビジネス書よりもこれを読むべきです。オススメです!

◎熊崎 広大先生 『野村克也からの手紙:野球と人生が変わる二十一通』 野村克也/著 ベースボール・マガジン社   

  この本は、故野村克也さんが、恩師や教え子、家族との交わりからかち得たことを手紙という形式で紹介しています。手紙の形をとることで、特別な存在に向けた選ばれた言葉が使われ、著者の本心、または愛情がより伝わってくる一冊になっています。

 二十一通の手紙の中でも野村克也さんのライバル、王貞治さんへの手紙は記憶に残っています。その中で野村さんは王さんに向け、「神様は、努力する人を見ている」と記しています。努力の天才野村克也さんがスター王貞治へ送ったこの言葉は野村さんしか出せない言葉の重さを感じました。是非読んでみてください。