第Ⅲ期SSHの取組
【探究の熊西】理数科・自然科学部 楽しもうサイエンス!!
11月24日(日)9:30~12:30に本校で小中学生に向けて科学体験教室「楽しもうサイエンス!」を行いました。小中学生・保護者の方合わせて多数の参加をいただき、ありがとうございました。20ブースを回って楽しんでいただいたようです。
物理分野
・水中エレベーター、ビリビリコップ、ストロー吹き矢、ペットボトルロケット
今年からペットボトルロケットが加わりました。勢いよく飛んでいきます!!
化学
・スライム、夜光バッジ、入浴剤、電池を作ろう
みんな目を輝かせて取り組んでくれました。ありがとう!
美術
・回転コマの不思議
コマが回ると、補色で色が変化します!きれい!!
家庭
・オクタゴン手裏剣
折り紙で作って、変形します。かっこいい!!
生物
・ファージストラップ、バードセイバー、ミクロな生物観察、マーブリング、葉脈標本
生物の多様性に驚き!!カブトムシの幼虫も盛況でした。大きく育ててあげよう!!
地学
・木の葉化石、液状化現象
発掘が楽しそう!液状化はこわい!!
情報
・プログラミング
思い通りに音が鳴ったり、光ったり!すごい!!
数学
・スピログラフ
定規を使って幾何学デザイン!かっこいい!!
本校生徒にも小中学生に教えることを通して、実験の楽しさ・理数を教える面白さ等に気付いてもらえたらと思っています。
来年度も多くのご参加をお待ちしております。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 科学の甲子園に出場しました!
11月16日(土)科学の甲子園埼玉県大会が開催されました。科学好きの生徒が集い、科学好きな生徒の裾野を広げることが目的です。23校37チームが出場しました。
本校からは理数科2先生6名Aチームと理数科1年生6名Bチームが代表として参加しました。
午前に筆記試験と午後に実技試験を行いました。
残念ながら、筆記試験は撮影禁止です。
午後は実技試験『指定された材料を用いて、発射物と発射装置を作り、目標に近い位置に落とす』です。ただし、発射装置と目標の間に壁があるため、越える必要があります。
Aチームは投擲型の発射装置です!微調整が大切です。
Bチームはスリングショット型です。安定しています。
両チームともあらかじめ試作を繰り返し、努力してきました。目標に向かって努力できる君たちは素晴らしいと思います。この悔しさを次の機会に活かしてください。お疲れ様でした。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 ハイスクール 科学・探究発表会
11月17日(日)高校生を対象とした「ハイスクール 科学・探究発表会」に参加してきました。発表会は生物、化学、物理、数学、情報、環境、医療、健康、栄養に関するものが対象です。自然科学系部活動や探究の時間などで行われている各種の調査・研究の活動成果を発表する機会です。本校の理数科・自然科学部の生徒が参加してきました。
発表形式は10分間の口頭発表と3分間の質疑応答です。
本校以外には、茗渓学園高等学校・順天高等学校・大東文化大学第一高等学校・山村国際高等学校・高輪中学校等が参加し、各発表の質疑は非常に活発に行われました。他校の高校生や大学の教授先生から注目されるので、生徒は緊張したことでしょう。しかし、みんな自分の実験について立派に発表できていました。
有望な研究ということで『プロミッシング賞』を受賞しました。生徒は毎日楽しく真剣に実験に取り組んでいますので、努力が報われてうれしいかぎりです。そして、また明日から地道に研究活動に励みましょう。
【探究の熊西】理数科・自然科学部 微生物燃料電池 with 日本科学未来館・東京薬科大学
日本科学未来館・東京薬科大学を中心とした「スーパー発電菌を探そうプロジェクト」に参加し、オンライン発表会へ参加してきました。
「スーパー発電菌を探そうプロジェクト」は、泥の中に含まれる微生物である発電菌を探します。田んぼ等から泥を採取し、泥電池を作り、電圧測定を通して発電菌の活性化をはかり、微生物燃料電池としての電池特性の変化を観察していきます。
今年度、理数科からは3名の女子が参加しました。東京薬科大学のメンターさんと実験計画を立て、測定データから考察を行うことで研究者としての基本を学びました。11月10日(日)のオンラインによる最終発表会では、全国の高校生と意見交換やディスカッションを通して切磋琢磨し、堂々と自分達の実験成果を発表していました。
【探究の熊西】理数科 日本科学未来館『探検』研修!!
11月1日理数科1年8組41名は、日本科学未来館において「探検」の講義・実習を行ってきました。これに伴い、事前・事後学習も実施しました。
事前学習『学校を探検しよう』
生徒の興味関心、疑問点、違和感と直接結びつく課題を見つけることが、探究学習には必要です。まず、生徒自身が「何に興味関心を持っているのか」を理解します。そのため、興味関心は身のまわりに存在する些細なことへの好奇心から生まれることを実感するのが「探検」です。
実際に学校内を歩いて気になるものを何となく集め、他者と共有し対話するなかで、自分の気づきに気づき、小さな発見に価値を見出せるようになります。
『探検』について説明します。生徒も何をするのか、ドキドキです。
撮影した写真を見せ合いながら、お互いの意見を交換します。楽しそうですね。
ふりかえりを発表してくれました。わかりやすくてよかったです。
事前学習『科学技術って何だろう』
「科学技術」は、「科学」と「技術」に分けて考えることができます。「科学」とは何でしょうか?「技術」とは何でしょうか?科学がさまざまな仕組みを解き明かし、技術が人間の生活を豊かにしている例を具体的に挙げます。
例.机、照明、シャープペン、スマートフォン、服・・・etc.
さらに科学技術がもたらすメリット・デメリットに対して話し合います。立場や時間などの視点から議論することで、科学技術が過去に課題を克服したことや新たな課題を生み出したこと、意見を出し合い、共有します。今後も発展し続ける科学技術が、私たちの未来にどのような影響を与えるでしょうか?
11月1日(金)日本科学未来館へ
日本科学未来館でも「なんとなく」気になるものを集め、「探検」を実施します。「もっと知りたい」「面白い」と感じるものに出会うことが目的です。日本科学未来館を探検するにあたり、3つのコースから1つ選びます。
A.人生100年時代をどう生きる?
B.テクノロジーで未来はどう変わる?
C.この地球で豊かに暮らし続けるには?
事後指導『探検記録を作成しよう』
同じコースを体験しても、個人が得る気づきや発見は異なります。これらを互いに共有し、違いを楽しみます。独自の視点に気づくと同時に、自分にはない他者の視点を吸収する機会となります。気づきや発見を自分なりの方法で整理する過程から、自身の疑問や興味に自分で意図的に気づく力を得ます。
情報収集や調査を行うと問題意識が明確になります。これは自分の興味関心に合った問題を課題へつなぐ手がかりとして役立ちます。『探検』から生徒の興味・関心、疑問点、違和感による「問題」を発見し、その問題を解決するための「課題」へと具体的に落とし込んでいきましょう。
二年生のSS理数探究へと続いていきます。みんな頑張れ!!
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ公開シンポジウム
11月10日㈰、川越女子高校にてチームアライグマ主催のシンポジウムを開催しました。
次第は以下のポスターのとおりです。
基調講演の後、午後はポスターセッションと、テーマに基づいて討論を行いました。
参加校の生徒だけでなく、小中学生や年配の方の参加もあり、幅広い年齢層を交えた討論とすることができたと思います。
最後に一人一人が「未来への宣言」をして、終会となりました。
環境問題に対する取り組みに正解はなく、一人一人が模索しながら一歩ずつ進まなければならないことを再認識する機会となりました。
事前の準備も含め、生徒には学びの多い機会になったと思います。
講演↓
質疑応答も活発に行われました↓
ポスターセッション↓
討論会↓
各班からの発表↓
未来への宣言↓
【探究の熊西】理数科・自然科学部 科学振興展覧会から日本学生科学賞へ!!
10/2(月)に科学展一次審査の結果が発表され、本校から9作品(物理1、化学3、生物2、地学3)を出展しました。県で約100作品が出展し、各分野に分かれて専門の先生方が審査し30作品が中央展に進めます。
1 グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現
中島、北内、針谷
2 キハダの産地による成分含有量の違い
根岸、鈴木、小曽根
3 BR反応におけるH2O2による反応挙動の変化
野坂、新徳
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
5 微生物燃料電池の性能の向上について
細谷、三浦、津久井
6 光合成細菌の培養について
津久井、細谷、三浦
7 熊谷西高校を中心とする風の関係性
加賀谷、嶋、門田、小林
8 岩石天体の光条の形成要因
松﨑、大野、飯塚
9 氷天体の光条の形成要因
岡戸、久保、高野
中央展に進んだ作品は次の6つです。県内の高校では多くて同一校から3作品が中央展に選ばれていますが、熊谷西高校は6作品、物理・化学・生物・地学がバランス良く選出されています。これは生徒が日頃から課題研究へ一生懸命に取り組んでいる成果です。
1 グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現
中島、北内、針谷
2 キハダの産地による成分含有量の違い
根岸、鈴木、小曽根
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
5 微生物燃料電池の性能の向上について
細谷、三浦、津久井
8 岩石天体の光条の形成要因
松﨑、大野、飯塚
9 氷天体の光条の形成要因
岡戸、久保、高野
10/21(金)に中央展が行われ、30作品のうち上位6作品が日本学生科学賞の全国審査に行くことになります。また、各分野の上位が来年度の全国高等学校総合文化祭の候補になります。
4 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング
神田、片野
上記生徒達は優秀賞を受賞し、
日本学生科学賞へ選出されました。毎日の研究活動の励みとし、今後もがんばってほしいと思います。
【探究の熊西】第2回SSH 理数科 課題研究発表会
10月21日(月)5・6・7限 視聴覚室で標記発表会が行われました。
1年生2グループ、2年生15テーマの発表が行われ、3年生をはじめ活発な質疑が行われました。
校長先生から課題研究の意義についてお話がありました。
発表テーマは以下の表のとおりです。
1年生は、1学期に行った物理のユニット型研究を英語にしました。建物の3階から卵を落としてわれないように様々な工夫を凝らしました。クラスで選抜された班が発表しました。
次に、2学期の生物のユニット型研究「コドラート法による学校内の植物の分布」でも最も優秀な班が発表をしました。
<物理「エッグドロップ」英語発表>英語の発表が上手!
<生物「コドラート法」発表>数値で比較できてますね。
続いて、2年生が上記の15テーマの発表を行いました。先日科学展に出品し良い結果を得たものから、この研究発表会に向けて実験・まとめを頑張ったもの、数学・情報・物理・化学・生物・地学と多くの分野で研究中間発表が行われました。
「数学・情報分野」だんだん法則が明らかになってきました。
「地学分野」だんだん相関関係が見えてきた!!
「物理分野」再現実験で緑色が見えた!!
「生物分野」甘いトマトができました!!
「化学分野」化学反応の進む方向はどっちだ?!
3年生をはじめ、2年生や先生方からも多くの質疑がありました。
1つの発表に対してほとんど質疑応答があり、研究発表会としてふさわしい雰囲気でした。
最後に講評のお言葉をいただきました。
次回は、2月の校内SSH生徒研究発表会です。さらに、埼玉県理科研究発表会、つくばサイエンスエッジなど外部の発表も続きます。今回の中間発表の経験を生かして、さらに自分たちの工夫を加えて実験を進め、発表会に臨んでもらいたいと思います。
【探究の熊西】自然科学交流会+社会科学講座
10月5日(土)熊谷西高校を会場として自然科学交流会+社会科学講座を開催しました。
自然科学交流会は、日頃の理科(物理・化学・生物・地学)における部活動等の交流を行い、親睦を深めるとともに、互いの研究手法や知見を意見交換によって深め、今後の研究活動に活かし、生徒の活動意欲を高揚することを第一の狙いとしています。 また地域における科学教育活動促進を目指しています。
社会科学講座は、熊谷西高校における探究活動のお披露目です。今回ははじめてということもあり、自然科学に近い数学・情報の課題研究とともに、普通科の地域における探究活動により全国歴史学フォーラムへ出場した作品も 発表を行いました。
当日は110名以上の生徒、教職員が集まり、主に熊谷西高校・熊谷高校・熊谷女子高校・本庄東高校から33テーマのポスター発表がありました。熊谷工業高校・杉戸高校・寄居城北高校からアドバイザーとして意見交換や助言をいただきました。
・自然科学交流会 作品一覧
1 熊谷高校 物理部 ゴムの伸びと弾性力の関係 物理
2 熊谷高校 物理部 コンデンサーの電気容量の測定 物理
3 熊谷西高校 SSH 位置エネルギーを利用した三足歩行ロボットの改良と分析 物理
4 熊谷西高校 SSH リニアモーターカーの仕組みを利用した簡易エレベーターを作る 物理
5 熊谷西高校 SSH グリーンフラッシュの発生条件の明確化と再現 物理
6 熊谷西高校 自然科学部 虹の原理を解き明かそう! 物理
7 熊谷西高校 自然科学部 ボルマトリクスと光が織り成す像 物理
8 熊谷高校 化学部 ライデンフロスト効果 化学
9 熊谷高校 化学部 ビスマスの電解酸化における色と電圧の関係 化学
10 熊谷高校 化学部 時計反応の反応速度について 化学
11 熊谷女子高校 自然科学部 マグネシウムイオンのリーゼガング現象 化学
12 熊谷西高校 自然科学部 硫化亜鉛ナノ粒子のサイズチューニング 化学
13 熊谷西高校 自然科学部 キハダの産地による成分含有量の違い 化学
14 熊谷西高校 自然科学部 BR反応における過酸化水素による反応挙動の変化 化学
15 熊谷西高校 SSH 自作スーパーボールの温度による跳ね方の違い 化学
16 本庄東高校 科学部 過飽和溶液における結晶の広がり方 化学
17 熊谷高校 生物部 微生物の分解機能について 動物
18 熊谷高校 生物部 熊谷市成田用水における水生動物と環境の調査 動物
19 熊谷女子高校 自然科学部 ムサシトミヨの色別選好性 動物
20 熊谷西高校 自然科学部 チームアライグマ活動報告 動物
21 熊谷西高校 自然科学部 チームアライグマ他校との交流活動 動物
22 熊谷西高校 自然科学部 微生物燃料電池の性能の向上について 動物
23 熊谷西高校 自然科学部 光合成細菌の培養について 動物
24 熊谷高校 生物部 EMぼかしとEM発酵液使用におけるサツマイモの収穫量の関係 植物
25 熊谷西高校 SSH 野菜とストレス 植物
26 熊谷西高校 SSH 丈の短いアサガオを作ろう 植物
27 熊谷西高校 自然科学部 岩石天体の光条の形成要因 地学
28 熊谷西高校 自然科学部 熊谷西高校を中心とする風の特性 地学
29 熊谷西高校 SSH 氷天体の光条の形成要因 地学
30 熊谷西高校 SSH 水と音の関係について〜水琴窟を用いた研究〜 地学
・社会科学講座
31 熊谷西高校 SSH もうひとつのカプレカ数について 情報
32 熊谷西高校 SSH カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類 数学
33 熊谷西高校 SSH 伝統産業と近代化~埼玉県行田の足袋産業の発展・衰退・復活~ 探究
開会式にて校長先生から激励を受けています。生徒達も真剣に聞いています。やる気十分です。
生徒達の発表の様子です。
3会場でポスター発表となりましたが、どこも活発な意見交換が行われました。
生徒達は「いいねカード」をポスターに貼って、互いの発表について感想、良い点、改善点を指摘していました。
どのポスター発表からも実験への熱意が伝わってきました。
今回の発表で多くの助言をもらい、新たに実験の進む道を切り拓いていきましょう。
みんなで埼玉県北部地区の科学リテラシーを担っていこう!ファイト!!
【探究の熊西】2年探究活動「3D都市モデルを活用したまちづくり」フィールドワーク
9/25(水)月曜日課の6・7限を使って、お世話になっており連携している熊谷市
都市計画課の方にご指導を受けながら、表記フィールドワークを行いました。
「3D都市モデルを活用したまちづくり」班、通称:Re:Earth班)が、
籠原南エリアを実際に歩いて、自分たちの探究テーマに沿ってどのように
なっているか実地調査することを行いました。
<フィールドワークの範囲 <籠原駅南口の建ぺい率と容積率>
左上が籠原駅・右がさくら運動公園通り線>
<街作りに関係する場所で撮影> <歩きながら公園の様子を実地調査>
実際に街を歩いてみて、新しい住宅が建っており区画整理が難しい場所であったり、商業地
として活用されているエリアであったり、空き地として取り残されている場所があったりなど、
改めて通学時にはわからなかった街の姿が理解できました。
果たして現在のこの状況の中で、自分たちが描こうとしている街作りが、どこまで現実に即した
ものなのかを考えることができました。
公園を街作りのメインにしていた班では公園の利用について確かめたり、道路や植樹などの
関係を、随行していただいた熊谷市の都市計画課の方に実地で質問したりなどしていました。
<遊具の状況を調べる> <都市計画課の方に質問>
フィールドワークが終わった後、各自のテーマとどのように関係してたのかのまとめを、各班1分ずつ
発表しました。
<フィールドワークのまとめ1> <フィールドワークのまとめ2>
次回の9/30(月)は3D都市モデルのソフトである「Re:Earth」の使い方を教わり、自分たちが
考える都市モデルを視覚的に表現していくことを中心に学んでいきます。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマミーティング
9月22日、川越女子高校にてチームアライグマのミーティングが行われました。
11月10日に開催予定のチームアライグマ主催シンポジウムの内容について話し合いました。
自らイベントを主催するのは大変なことですが、ぜひネイチャーポジティブの精神で取り組んでいきたいと思います。
シンポジウムでは討論も行う予定です。
詳細が決まり次第お知らせしますので、皆様の参加をお待ちしております。
【探究の熊西】臨海実習 報告
熊西の理数科2年生は、毎年夏休みの大潮の時期に千葉方面へ臨海実習に行きます。この臨海実習に行きたくて、熊西理数科に入学する生徒もいます。今年もその期待に応える、大変充実した実習を行うことができましたので報告いたします。
なお、今年は初の試みとして3日間の様子を動画にまとめてみました。以下のリンクからどうぞ↓↓
https://youtu.be/ccqmoU912go?si=J5ZXZbjXiFmPfZ_B
今年はここ数年でもないほど天気に恵まれ、予定通りの行程で実施することができました。
朝早くから夜遅くまで、スケジュール盛りだくさんの主な行程は以下の通り。
【8/4 1日目】 学校→JAXA 筑波宇宙センターにて見学→銚子海洋研究所にて乗船し、海上から生物(スナメリ)・屛風ヶ浦・風車の観察→ホテル屋上にて天体観察
【8/5 2日目】 ホテル→犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦周辺にて銚子ジオパーク巡検→いすみ市周辺にて天然ガス・ヨウ素関連施設の見学(→曇天により天体観察は中止)
【8/6 3日目】 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察→学校
【8/4 1日目】(学校→JAXA 筑波宇宙センターにて見学→銚子海洋研究所にて乗船し、海上から生物(スナメリ)・屛風ヶ浦・風車の観察→ホテル屋上にて天体観察)
朝7:00学校に集合し、いざ太平洋へ!さよなら灼熱熊谷!!
まずはJAXAにて、宇宙探査に関する臨時展示室の見学。
ところで、展示してある衛星って、文化祭レベルの出来だと思いませんか?大変失礼な表現ですが、実際表面はかなりしわくちゃなのです(写真参照)。でもそれにはちゃんと訳がありました!展示してあるものは基本的にすべて試験用機で、実際に使われた機体とのこと。
バス車内で昼食を済ませ、いよいよフリッパー号に乗船!海上へ繰り出します。
スナメリは午前中のうちに群れで食事を済ませて、散ってしまった後だったようで、数は多くありませんでしたが、親子を見ることもでき、全員が観察できました。スナメリは、ベルーガを小さくしたようなイルカで、東アジアに生息しています。
また、将来的にはこの海域に31基の風車が建つとのこと。大きく風景が変わることでしょう。
友情出演、クシクラゲ(カブトクラゲ)。船の定員により陸上で留守番していた教員が、クシクラゲ(カブトクラゲ)を岸壁でスカウト(捕獲!)しました。発生や進化の分野で出てくる重要生物の一つ。みんなにジロジロ見られた観察した後、野生へリリースしました。以下、うっすら写っているのが見えるでしょうか…?
夜はホテルの屋上で天体観察を行いました。ここ数年で一番の星空で、雲一つなく全天観察を行うことができました。ずっと屋上にいると肌寒くなるほど涼しかったです。
【8/5 2日目】(ホテル→犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦周辺にて銚子ジオパーク巡検→いすみ市周辺にて天然ガス・ヨウ素関連施設の見学)
午前中3時間、たっぷり銚子ジオパーク内を歩き回りました。犬吠埼、君ヶ浜、屛風ヶ浦の地帯一帯がジオパークとして指定されています。(ちなみに埼玉県長瀞もジオパークに指定されています!)
↓犬吠埼にて。生痕化石を探したり、海浜植物を観察したり。ちなみに犬吠埼の「さき」は埼玉の「埼」です。
↓君ヶ浜と防風林。海浜植物は、潮風に耐えるため多肉植物も多いです。
↓犬岩にて
↓屛風ヶ浦にて
午後はいすみ市に移動して、天然ガス・ヨウ素施設の見学を行いました。
↓天然ガスが池底からポコポコ出てきている様子も観察できました。見た目は地下水が噴出しているかの様。動画でないと伝わりにくいですね…
バス内からは、ご家庭で利用している様子も観察しました。
この地域の天然ガスに含まれる元素であるヨウ素は、なんと千葉県産が世界シェア4分の1だそうです!日本が誇る貴重な輸出天然資源です。
【8/3 3日目 勝浦にて磯の生物採集&観察、地層観察】
最終日は実習のメインイベント、生物班は磯での採集調査、地学班は巡検です。
最後までお読みいただきありがとうございました。3日間の様子は、生徒が社会科新聞形式にまとめ、文化祭で展示します。ぜひご覧にお越しください!今年も無事に実習を終えることができました。この場を借りて感謝申し上げます。
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ合同合宿in大滝
県内5校より36名の生徒が集まり、チームアライグマ初の合同合宿を2泊3日、大滝げんきプラザにて行いました。熊西からは1年7名が参加しました。その様子を報告いたします。
主な内容は以下のとおり。
【8/6 1日目】 午後:森林観察、夜:ピットフォールトラップ・ライトトラップ・アカネズミトラップの設置、樹木の葉の同定作業
【8/7 2日目】 朝:各種トラップの回収・種同定作業 午前:上流渓流域の水生生物調査 午後:毎木調査 夜:ピットフォールトラップ・ライトトラップ・アカネズミトラップの設置、樹木の葉の同定作業
【8/8 3日目】 朝:各種トラップの回収・種同定作業 午前:中流渓流域の水生生物調査、県立自然の博物館見学
今回の合宿を通して、生徒はかなり樹木&水生生物の判別に強くなったのではないでしょうか。生物の種同定、判別は生物学の基本です。自分で識別できるようになりましょう!
↑採集してきた葉の同定作業
↑捕獲したアカネズミ、と
↑クマネズミ幼体?
↑上流域での水生生物調査
↑ピットフォールトラップの設置
↑中流域での水生生物調査。オイカワもいました
【探究の熊西】【自然科学部】チームアライグマ小学生体験活動
7月27㈯、28㈰、総合教育センター江南支所にて、小学生を招いて水生生物等の採集・同定活動を行いました。(熊西は27日に参加しました。)普段は教わる側の高校生が、この日は小学生に教える側となりました。
暑い中でしたが、タイコウチを採集した班もありました。また、かなり生き物に詳しい小学生もいました。事前の下見やパネルを準備した甲斐がありました。
チームアライグマでは今後も積極的に、野外での活動を行っていきます。百聞は一見に如かず!文化祭も多くの生き物を用意してお待ちしております。ぜひお越しください!
↑何か入っていないかな?一緒に網の中を覗き込んで確認!
↑クビアカツヤカミキリ探し
↑図鑑を使って一緒に同定していく
↑外来生物に関するレクチャーやクイズを通して、知識を深める!
【探究の熊西】数学班がポスター発表賞を受賞!!
8月7日(水)、8日(木)神戸国際展示場において、全国SSH生徒研究発表会が開催されました。
この発表会は全国のSSH校代表が集まるため、非常に高度で専門性の高い研究テーマが集まる大会です。
本校からは理数科のSS理数探究の成果として、数学班(理数科3-8本領、本田)が代表して出場してきました。
研究テーマ:「カプレカ操作中に現れる自然数の特徴と分類」
厳正な審査の結果、ポスター発表賞を受賞しました。生徒の努力が認められ、うれしいかぎりです。
【探究の熊西】長瀞・自然の博物館巡検
7/19(金)標記巡検を理数科1年生が行ってきました。9:00に長瀞駅に集合し自然の博物館の学芸員の方に案内していただき巡検が始まりました。最初の目的地は岩畳です。
<長瀞駅> <駅前での説明>
<岩畳に行く前に概略の説明> <岩畳で埼玉の地質と岩畳の説明>
特別天然記念物である岩畳がなぜそこまで大事なのか、埼玉の地質・関東の地質、そして日本の地質と
絡めて説明がありました。岩畳を作っている石墨片岩についてのレクチャーもありました。
<石墨片岩の観察> <片理の観察>
岩畳を離れ、荒川上流沿いに赤壁の方に歩いて行きました。
<植生とダムの関係> <節理に沿って崩落する崖>
断層と節理の関係などのレクチャーを受け、自然の博物館でおさらいとこれから見る虎岩・紅簾石片岩
や生物などの学習です。
<自然科学部の研究が特別展に!> <自然の博物館を後にする>
自然の博物館を出て最初に言ったのは虎岩とよばれる、スティルプノペレン片岩と呼ばれる大変貴重な
結晶片岩です。そして最後に親鼻橋近くのやはり珍しい紅簾石片岩に向かいました。
<スティルプノペレン片岩の虎岩> <紅簾石片岩とポットホール>
紅簾片岩の観察場所で解散となりました。すぐに帰る人、昼食をとって帰る人と様々でしたが
上長瀞の駅から秩父線に乗って帰りました。
前半は曇りで風もあり比較的過ごしやすかったですが、後半は強い日差しの猛暑で大変でした。
野外観察(フィールドワーク)とはどういうものか、その一端がわかってくれたらと思います。
【探究の熊西】データサイエンス入門「データの収集と見方」
7/17(火)2時間目の時間に、2年生普通科・理数科すべての生徒を対象に、標記講義を本校SSH運営指導委員で埼玉工業大学名誉教授の井門俊治先生に講義してもらいました。
この時期は猛暑の可能性もあるため、体育館ではなくオンラインで各教室で講義をしていただきました。
ビッグデータの中でも信頼性の高い国勢調査を使い、人口についてのデータや、所得に関するデータなど
様々な切り口でデータの見方を提示していただきました。またデータを収集するのにあたっての気を
付けるべき点、データの処理としてのエクセルの優れている点なども示して頂きました。
普通科も、理数科も探究や課題研究を行うのにあたって、まずはデータの収集です。それが適切に
行われなければ誤った仮設・考察を導いてしまいます。また適切なデータを収集しても、適切な切り口で
解析・分析しなければいけないことも同様です。
今回の講義をきっかけに適切なデータの収集と見方を獲得できればと思います。
【探究の熊西】全国高等学校歴史学フォーラムへ出場決定!!
8月3日(土)九州国立博物館において、全国高等学校歴史学フォーラムが開催されます。
本校から普通科のSS探究の成果として出展し、みごと選出されました。4年連続の選出となります!
発表テーマ『伝統産業と近代化~埼玉県行田の足袋産業の発展・衰退・復活~』
埼玉県北部に位置する行田市は、テレビドラマにもなった足袋産業が伝統産業として地域の社会や経済を支えてきました。江戸時代に発展し、明治になるとナイロン靴下やライフスタイルの洋式化により衰退し、また現在地域社会の活性化に向けて見直されています。
本校生徒達は地域の伝統産業が近代化の中でどのように受け入れられ、現代において伝統産業から脱皮し、文化財として復活し、まちづくりの視点からどのように地域社会の活性化に役立っていけるのか、提案します!!
普通科SS探究の代表として、がんばってください!
【探究の熊西】第1回SSH課題研究発表会
6月17日(月)5~7限において、第1回SSH課題研究発表会が行われました。
研究発表のテーマと発表者は以下の通りです。
〈3年生〉英語発表
1.Characteristics and Classification of Natural Numbers Appearing in the Kaprekar's operation
HONRYO Yuma, HONDA Yuiri
2.The Investigation of Compositional Ratio And Capping Effects of ZnS Nanopaticles
YANAGI Hiroki, KOBAYASHI Daisuke, TAMURA Jin
3.The Realization of Pesticides Derived from the Amur Cork tree
SHIMADA Kazuki, TABATA Tomonari
〈2年生〉日本語発表
1.カプレカ操作中に現れる数の特徴と分類 栗林、大畑、髙橋宥、山桝
2.もう1つのカプレカ数について 吉田、堀内、小林佑
3.グリーンフラッシュ(GF)の条件の明確化と再現 北内、中島、針谷
4.位置エネルギーを利用した三足歩行ロボットの改良と分析 中原、佐藤、湯澤
5.リニアモーターカーの仕組みを利用した簡易エレベーターを作る 浅賀、江森、久、松﨑志
6.小さいアサガオを咲かそう! 渋澤、竹内
7.野菜のキモチ 柳澤、小島
8.チームアライグマの活動報告~特定外来種アライグマとクビアカツヤカミキリの痕跡調査 髙橋毎、牧野、飯塚
9.硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と光化学反応 神田、片野
10.キハダの産地と含有成分の量の関係 根岸、小曽根、鈴木
11.よく跳ねるスーパーボールを作る 難波、塚本
12.熊谷西高校を中心とする風の関係性 加賀谷、門田、小林蒼、嶋
13.岩石天体の光条の形成要因 松﨑光、飯塚、大野
14.氷天体の光条の形成要因 岡戸、久保、高野
15.水と音の関係について~水琴窟を用いた研究~ 佐々木、村上、平野
〈1年生〉日本語発表
エッグドロップ 細谷、堀田、前田、三浦
まずは3年生の英語発表の様子です。先輩は英語を用いて堂々と発表しています。内容も難しく理解するのは大変ですが、1・2年生は先輩のかっこいい姿を見られてよかったです。
〈3年生 数学分野〉
〈3年生 化学分野〉
次は、2年生による実験におけるRQ・仮説・計画の発表です。
先輩から引き継いだ実験や新規の実験とあります。どの発表も生徒達の考えがよく伝わってきました。
〈2年生 物理分野〉
〈2年生 化学分野〉
〈2年生 生物分野〉
〈2年生 地学分野〉
〈2年生 数学分野〉
〈2年生 情報分野〉
多くの質問が生徒同士で行われました。こちらも驚くような質問も出て感心しました。
みんなで質問力を磨いて、研究内容を深めていきましょう。
最後は1年生です。入学して2ヶ月ですが、ユニット型課題研究(物理分野)について発表しました。
代表班による発表です。構造を上手に利用しています、素晴らしい!
3年生の英語による発表は、本当に内容を理解したうえでの英語発表となっており、有終の美を飾りました。後輩は先輩の堂々とした発表を目に焼き付けたと思います。3年生はご苦労様でした。
2年生の発表では質疑応答が活発に行われました。特に継続研究をしているグループに元々研究していた3年生から質問が相次ぎました。2年生はこれらの指摘事項に的確に答えていました。
1年の発表はクラス代表ということもあり、よく工夫された実験とプレゼンでした。今後、他のユニット型課題研究でも頑張ってほしいと思います。
1・2年生は一歩づつ研究活動に取り組んでいきましょう。
みんなの研究活動が君たち自身を成長させてくれます。
「研究は違いを生む」
研究する意思と行動は、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
英姿颯爽!がんばれ、熊西!!
【探究の熊西】英語発表会
6月1日(土)国立女性教育会館(NWEC)において英語発表会へ、熊西からは普通科、理数科あわせて5名が参加しました。
まずは松山高校から英語による口頭発表が行われました。これに対して、本校生徒からも積極的に質問が出ていました。
そして、口頭発表終了後、物理・化学はステージで、生物・地学はフロアでポスター発表が行われ、発表者と質問者が直接話し合うことができました。
「キハダ由来農薬の実現に向けて」のポスター発表
発表側も聞く側も真剣です。研究への熱意が伝わってきます。
「硫化亜鉛ナノ粒子の組成分析と表面効果の検討」のポスター発表
さまざまな質問にも負けず、一生懸命に答えています。がんばれ!
以下は本校から参加した生徒の感想です。
「努力して研究してきたことを思いきり発表できて、楽しかった」
「発表と質疑を通して、考えを多くの人と共有できて、うれしかった」
「専門家の方々から様々な意見やアイディアをもらい本当に参考になりました。早速今後の実験に活かしていきたい。」
他校の様子もわかり、いい刺激を受けてきました。また、松山高校の方たちも本校の参加を大いに喜んでくださいました。ありがとうございました。